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ペパボのエンジニア2016 / engineers-in-pepabo-2016

ペパボのエンジニア2016 / engineers-in-pepabo-2016

Kentaro Kuribayashi

April 18, 2016
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Transcript

  1. 自己紹介 栗林 健太郎 あ ん ち ぽ ち ゃ ん

    執行役員CTO 技術部長 2012年入社 出所: 「採用目的」 http://antipop.fm/9/
  2. 専門家の条件 以下の3つの条件を満たす「専門家」としてのエンジニアにより、今後の成長 を牽引する「事業を差別化できる技術」を生み出していく。 ▪ 理論的・体系的で高度な専門的知識と長期の訓練を要する専門的能力 → 高い業務遂行能力を前提としつつも、それを理論的・体系的なも のとして昇華した、高度な専門的知識・能力 ▪ 倫理綱領による道徳的整合性の保持

    → エンジニアリングの専門家として、社内の事情だけにとらわれ ず、一般的な価値判断基準を持つこと 専門家の 条件 ▪ 組織化された専門職団体の存在 → 社外のエンジニアやOSSのコミュニティとの関係の中で技術を培 い、よりよいサービスを作っていくこと
  3. 「なめらかなシステム」の例 「なめらかなシステム」はインターネットのあらゆる場所に実装し得る。我々 は「ごつごつしたシステム」を「なめらか」にしていく。 ホスティング プロセス → インスタンス → サーバ →

    データセンタの階層に相似的に見られる要 素とそれらの関係性を、それぞれのレイヤで自動制御可能にする。 ECサービス 様々な属性・要求・来歴を持つユーザに対して、その時々において最適な商品を、 明示的なアクションなしに、自動的に提示する。 常に念頭においてほしいこと 「いまたずさわっているシステムは、ごつごつしていないか?ど うしたらなめらかになるか?」
  4. まとめ • 今後も変化し続ける状況の下で「インターネットで可能性をつなげる、ひ ろげる」というミッションを達成するために、「いるだけで成長できる環境」 において「なめらかなシステム」を作る。 • エンジニアはWebアプリ・モバイルアプリ・インフラオペレーション・情報 システムという4類型に分かれる。しかし、特定の枠にはまることなく、領 域を広げてほしい。 •

    新卒エンジニアは、まずは技術領域を幅広く学習してみたあとに、専門 の方向性を決めていく。 • 「いるだけで成長できる環境」は「ひと」「組織」の両面からなる。みなさん 個々人の言動も、その一部となる。 • 専門家(専門知識・専門家としての倫理・コミュニティとの関係を持つ)とし て「事業を差別化できる技術」(例「なめらかなシステム」)を作っていこ う。