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新人エンジニアの育成戦略 Tips with Cursor

新人エンジニアの育成戦略 Tips with Cursor

本資料は、新卒エンジニアの育成に関する課題と、その解決に向けた「Cursor」というAIエージェントツールの活用方法について、実践的なTipsと事例を交えて紹介した資料です。以下、要点を分かりやすくまとめます。

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## 🔰 全体構成の概要

| ページ範囲 | 内容 |
| ----- | -------------- |
| 1–4 | 自己紹介・導入 |
| 5–6 | 企業紹介とイベント告知 |
| 7–24 | 本編:新人育成の課題と解決策 |
| 25–26 | 今後の展望・締めくくり |

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## 🎯 本資料の目的(p.7)

* **目的**:「新人エンジニア育成 × AI支援」のシナジーを活かす
* **目標**:「要件定義→設計→ガントチャート」までを“型化”し、自動でナレッジとドキュメントを接続できるようにすることで、スムーズな育成ルートを構築すること。

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## 🧱 前提としての育成課題(p.9)

新人育成は…

1. **時間がかかる**(先輩の時間=コストがかかる)
2. **教える手間がかかる**(マニュアルや個別対応)
3. **失敗リスク**(成果物の質・損失)

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## 🔧 解決アプローチ(Cursorの活用Tips)

| 項番 | 内容 | 解説 |
| -- | -------------------------- | -------------------------------------- |
| ① | 要件定義の型化(p.10–11) | Cursorでテンプレ化し、実装指示書レベルまで落とし込む。 |
| ② | Cursor rulesで一発起動(p.12–13) | 独自ルール化して誰でもワンボタンで実行できるように。 |
| ③ | ガントチャート自動生成(p.14–15) | 詳細設計から開発工程表をCursorにより草案生成。 |
| ④ | コードリーディング支援(p.19–20) | 難読コードの流れを図示・解説し、新人理解を支援。 |
| ⑤ | テーブル定義書作成(p.21–22) | SQLと連携してリッチな定義書を自動出力(A5\:SQL Mk-2と併用)。 |

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## 🧠 育成効果と教育観点(p.16, p.23)

* **自律型育成が可能に**:新人が自分で要件定義・設計にトライできるようになる。
* **相談しやすさの向上**:「どこが分かってて、何が分かってないのか」が明確になる。
* **ドキュメント化が相談の起点になる**:ピンポイントに支援できる状態へ。

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## 🔮 今後の展望(p.25)

* 議事録を要件定義書に変換
* SQL学習問題の量産
* Obsidianで知識可視化

など、育成とアウトプット支援の自動化をさらに拡張していく意向。

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## 📝 総括

「育成の手間を減らしつつ、教育の質を上げる」ためにAIツール(Cursor)を実務レベルでどのように使いこなすかのヒント集であり、属人的な育成から“再現可能な育成ルートの構築”へと発展させる知見が凝縮しました。

Transcript

  1. 自己紹介 第2商品開発本部 執行役員 エンジニア11年目 得意技は「無茶ぶりされること」→なんでもやる 去年娘が生まれました 趣味はSNS ランチの予定が2か月先まで埋まっています / Kentaro Wada (WDKN)

    和田 健太郎(わだけん) X:雑多 Tiktok:らくがき note:マネジメントの備忘 Qiita:エンジニアリングの備忘 Zenn:模索中 Github:ソースコードの備忘
  2. 新人エンジニアの育成Tips with Cursor 本日のテーマ 新人エンジニアと向き合って得た知見とCursorの運用Tipsを掛け合わせる 本日のゴール: 1️⃣ 要件 → 設計

    → ガントを型化 2️⃣ ドキュメントとナレッジを自動連携 → スムーズに新人を鍛え上げるルートを作り出す!!
  3. 「新人育成は大事だけど、大変」 ① 時間がかかる 。 →先輩より時間 (コスト)がかかる ②教える 手間がかかる 。 →

    先 輩 の 時 間 ( コ ス ト ) がかかる ③ 失敗する 。 → 損 失 が 出 る 可 能 性 が ある
  4. や っ た こ と ① 「 C u r

    s o r 」 で 「 要 件 定 義 を 型 化 」 参考: Cursorで要件定義がエラいスムーズになった話
  5. や っ た こ と ② 「 C u r

    s o r r u l e s 」 で 一 発 起 動 参考: 「Cursorで要件定義をめっちゃ簡単に」を「rules」に してさらに簡単にした
  6. やったこと⑤「Cu rsor」で リ ッチな テ ー ブル 定 義書 参考:

    「Cursor」×「A5:SQL Mk-2」でテーブル定義書をリ ッチにする
  7. やったこと⑤「Cu rsor」で リ ッチな テ ー ブル 定 義書 参考:

    「Cursor」×「A5:SQL Mk-2」でテーブル定義書をリ ッチにする 結構リッチな テーブル定義書 ※社外秘
  8. どんどん更新していきます。 https: //qi i ta. com/WdknWdkn ① 議事録 を要件定義書に ②SQL

    トレーニング問題 の量産 ③ Obsidian で脳内可視化 ホントはもっといろいろありますが。