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DocDD:ドキュメント駆動事始め~Cursorを組織で使い倒した結果~

 DocDD:ドキュメント駆動事始め~Cursorを組織で使い倒した結果~

### スライドアジェンダ

1. **タイトル & 本日のテーマ**

* 「Cursorを組織でこすり倒した話 〜DocsDDで“つよつよ”な組織をつくる!〜」

2. **登壇者紹介 & 会社概要**

* 和田健太郎 (いえらぶ GROUP 執行役員/エンジニア12年目)
* SaaS「いえらぶCLOUD」導入15,000社、エンジニア組織拡大中、

3. **よくある課題**

* 新卒育成の壁・AIエージェント運用の壁・要件伝達/実装手戻りコスト

4. **DocsDDとは?**

* 「ドキュメント→レビュー→テスト→コード→ドキュメント更新」の定石フロー
* ドキュメントを“仕様書兼UI”と捉える開発プロセス

5. **DocsDD 基本フロー解説**

* 生成AIとの高い親和性/開発効率向上/保守性向上

6. **Phase 0 : 試しに要件定義**

* Cursorで初期要件を生成し手応えを確認

7. **Phase 1 : プロンプト整備で詳細設計生成**

* 「どこに?何を?」まで掘り下げ自動ドキュメント化

8. **Phase 2 : Cursor Rules化で自動化**

* ワンコマンドで順序立てたDocs生成

9. **Phase 3 : 新人共有 & 資産化**

* Git PRベースで履歴を残し、正しい型を共有

10. **Phase 3‑2 : 社内外布教 & 事例量産**

* Qiita等への公開で認知拡大

11. **Phase 4 : Rules継続改善**

* ルールを書き換え→AI精査で再構築、心理的安全性と速度両立

12. **Phase 5 : Claude Codeで一気にタスク消化**

* CSV一括入力で複数要件を高速処理

13. **得られた効果**

* ビジネスドリブン思考がさらに加速、組織全体の開発速度・品質向上

14. **今後の展望 & Call to Action**

* DocsDDを他部門へ拡大、新人育成の壁打ち材料を蓄積し“力強い組織”へ

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Transcript

  1. 「いえらぶGROUP」について 導入社数15,000社のSaaS   「いえらぶCLOUD」提供中! 導入社数15,000社のSaaS  「いえらぶCLOUD」提供中! グループ会社10社展開! グループ会社10社展開! エンジニア組織としても  

    絶賛 拡大&チャレンジ中! エンジニア組織としても   絶賛 拡大&チャレンジ中! 「不動産×IT」 「不動産×IT」 「いい家選ぶ, いえらぶ.」 「いい家選ぶ, いえらぶ.」 で で を実現する. を実現する.
  2. DocsDD (ドキュメント駆動開発) フローの定石は「ドキュメント作成 → レビュー → テスト生成 → コード生成 →

    ドキュメント更新」 ドキュメントを “仕様書兼ユーザーフェイス” と捉え、 コードやテストはその派生物とする開発プロセス
  3. 雑な要件 調整で いけそう P h a s e . 0

    試 し に 要 件 定 義 → 悪 く な い
  4. どの辺が影響か P h a s e . 1 ち ゃ

    ん と プ ロ ン プ ト を 作 っ て み た
  5. どの辺が影響か P h a s e . 1 ち ゃ

    ん と プ ロ ン プ ト を 作 っ て み た どこに?何を?まで
  6. どの辺が影響か P h a s e . 1 ち ゃ

    ん と プ ロ ン プ ト を 作 っ て み た どこに?何を?まで 情報追加
  7. P h a s e . 2 C u r

    s o r の ル ー ル に 落 と し 込 ん で 自 動 化 一言で呼び出せる 勝手に順序だてて 進めてくれる
  8. P h a s e . 3 新 人 に

    共 有 新人でも “正しい型” が使える バージョン管理もできて安心 Gitでバージョン管理、ドキュメントレビューもPRベース  →「なぜその仕様にしたか」が自然と残っていく → 資産化 ワンクリックで要件ドキュメントのベースがつくれる  → 会話の土台になる、建設的な対話 → 説明コスト減  → 実装時のぶれが少なくなる → 手戻りコスト減
  9. 1. Cursorで要件定義がエラいスムーズになった話 2. (続)Cursorで「詳細設計→ガントチャート草稿」作成がめっちゃ楽になった話 3. 「Cursor」×「A5:SQL Mk-2」でテーブル定義書をリッチにする 4. 「Cursor」×「Obsidian」内部リンク生成&最適化プロンプト 5.

    「Cursor」で「難解コード」のリーディングがめちゃ楽になった話 6. 「Cursorで要件定義をめっちゃ簡単に」を「rules」にしてさらに簡単にした 7. 「Cursor」で「素の議事録」を「要件定義書」に高速でまとめなおした話 8. 「Cursor」で新人向け「SQLトレーニング問題作成」するプロンプト作成 P h a s e . 3 - 2 悔 し い の で 擦 り ま く っ て 凄 さ を ア ピ ー ル し た
  10. P h a s e . 3 - 3 悔

    し い の で 「 こ の r u l e s 試 し て か ら 帰 っ て ね 」
  11. P h a s e . 4 R u l

    e s は ガ ン ガ ン 更 新 し て み よ う Rulesを書き換えたい カオス化したら? 即OK AIに精査させ 再構築 心理的安全性とスピードを両立 心理的安全性とスピードを両立
  12. P h a s e . 5 C l a

    u d e C o d e で ま と め て や っ て し ま お う 複数要件をCSVで渡して 一気にタスク消化 複数要件をCSVで渡して 一気にタスク消化 「AIは普通に間 違える か ら コス ト 高 で は? 」 → 人間だって間違える   口頭で指示だすコストより手間がない → レ ビ ュ ー で 解 決 す れ ば い い 「間違ってたらど う するの ? 」