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スクラムマスターを目指すためにギャルになってみた話

 スクラムマスターを目指すためにギャルになってみた話

カリスマ型リーダーシップをとっていた私が、サーバントリーダーシップを獲得してスクラムマスターの一歩目を踏むために必要だったマインドセットの転換について言語化しました

kinocoboy

May 16, 2023
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Transcript

  1. ストレスフルな環境 • 良くも悪くも、「リーダーの力量」によって、 「チームの力量」が増減する構造 ◦ メンバーに上下関係はない!とメンバーに怒られるが、上下関係を持たないと前に進めないジレン マがあったり、、 ◦ チームが進む道をリードして頭を使わないといけなかったり、、 ◦

    リーダーの頭になかったタスクはチームのタスクから漏れ、事故につながる。 ◦ リーダーがチームを牽引するので、責任過多により疲弊。 ◦ リーダーよりもスキルのある人がつまらない思いをする。 ◦ ヒエラルキーの上か下かを意識せざるを得ない。
  2. どうなったらサーバントリーダーシップが得られる? • サーバントリーダーシップの主な特性 • 1. 傾聴 • 2. 共感 •

    3. 癒し • 4. 気づき • 5. 納得 • 6. 概念化 • 7. 先見力 • 8. 執事役 • 9. 成長への関与 • 10. コミュニティづくり
  3. 支持する先生を探す • 以下の10要素を全て持っている先生を探すために考えた。 ◦ 1. 傾聴 ◦ 2. 共感 ◦

    3. 癒し ◦ 4. 気づき ◦ 5. 納得 ◦ 6. 概念化 ◦ 7. 先見力 ◦ 8. 執事役 ◦ 9. 成長への関与 ◦ 10. コミュニティづくり
  4. ギャル • 1. 傾聴: ◦ 「やばい、ちょーうけるんですけどー」って言いながら、すごい話に興味を持って聞いてくれる傾聴力の高さがあ る。 • 2. 共感:

    ◦ 「まじでわかりみ」って言いながら、共感する共感力の高さがある。 • 3. 癒し: ◦ 「〇〇ってまじすげぇから!!まじレベチ」って真っ直ぐに評価して、人を癒せる力を有する。 • 4. 気づき: ◦ 「〇〇、ネイル変えたー???ちょーいいね」と変化に気づき、フィードバックすることができる。 • 5. 納得: ◦ 「あーね」で受け止め、一旦受理することができるが、不利益被るとき「まじえぐいんですけど」といい、ディベート に持ち込む芯の強さもある。
  5. ギャル • 6. 概念化: ◦ 世の中の流行りよりも自分のなりたいスタイルを最優先にして突き進むゴールのイメージを常に有している。 • 7. 先見力: ◦

    「これまじ流行ってるらしいよ」って常に最新の情報にキャッチアップしている。めっちゃふっかる。 • 8. 執事役: ◦ 「ゆるぼ」や「メンケアしてー」「まじキャパいんすけど」などで、自分の状態を開示することにより、人間関係の疎結合かを実施している。 そのため、心理的安全性が高い状態が形成できている。 • 9. 成長への関与: ◦ あまり良い状態のチームじゃなかったり、交友関係の状態だった場合、「ねぇまじきいてーー」と切り出し、状態改善や相手への成長に対 するアドバイスをする。相手に対する誕生日などのヒューマンに関わる部分のケアも徹底する。 • 10. コミュニティづくり : ◦ ギャルサーの同一理念を持つメンバーの集客と運営力と継続力。常に明るい・鬼のメンタル
  6. 今までの発言をギャル化する。 • 今週は〇〇のタスクをいつまでにお願いします。 ◦ はい。 • 〇〇までの納期に向かって、頑張りましょう。 ◦ はい。 •

    きっと先にこういうトラブルがあるので、事前に〇〇しておくべきだ。 ◦ わかりました。 • タスクが終わったら、次のタスクをお願いします。 ◦ はい。
  7. 今までの発言をギャル化する。 • 〇〇さん、今週なにやっていく感じー? ◦ *** とか進めたいなぁー。 ◦ いいじゃん。やっちゃおうよ。 ◦ いいね、やっちゃお。

    • 〇〇までやりきるとしたら、どれくらい時間欲しいっすか?? ◦ リスクあるから〇〇くらいかなー。 ◦ まぢ?もうちょっと早くするために、困ってることあったら言っちゃってよ。 ◦ 実は****でー。 ◦ 教えてくれてまじ感謝だわ。みんなで改善したいから知恵貸しちゃってもらえるとアガるよー。 ◦ いいじゃん。やっちゃおー。 • このまま行ったら、〇〇くない?? ◦ あー、わかりみー。 ◦ 気づいちゃったから、考えちゃお。 ◦ いいじゃん。やろー。 • タスク終わった!?はや。いいじゃん。見せてよ。 ◦ でも、ここがうまくできてなくてー。 ◦ でもいいじゃん!動くのはアガる。 ◦ つぎもやってこー。 ◦ やっちゃお。
  8. リーダーがギャル化すると • メンバーが気軽にアイデアを教えてくれるようになった。 • バックログから個人タスクが消え始めた。 ◦ みんなで大きいタスクをクリアできたら、みんな嬉しい。 ◦ みんな頑張ってるのは知ってるから、タスクの消化だけが存在価値では無くなった。 •

    雑談を毎日30分するようになった。 ◦ なんでも話せる間になると、厳しいことも言い合えるようになった。 ◦ 意思疎通のコストが低くなってきた ◦ レトロスペクティブがゴリゴリになる。 • 褒めあえる文化ができた ◦ いいじゃん • オープンなコミュニケーションが増えた
  9. チームが育ってきた • 毎週の目標設定が始まった。 ◦ まずはベロシティを測ってみることに。 • PO・スクラムマスター・デザイナー・エンジニア のバランスが生まれてきた。 ◦ 各々のアイデアで動けるように。

    ◦ 誰かには見えていたがリーダーには見えなかったタスクが見える化されて、気づいたら終わっている 世界に。 • ざっくりした見積もりができるようになってきた。 ◦ POがROIを考えられる土壌が生まれ始めた。 • PDCAが回り始めた。
  10. まとめ • リーダーが「カリスマ型リーダーシップ」をとっている状態では、スクラムイベントが「指 示」や「プレッシャー」に変わる。 ◦ ロールの強制が始まる。 ◦ だから、スクラムが未遂に終わる。 • ちゃんとしたスクラムを始めるには、おそらくリーダーのマインドセットを切り替える

    フェーズが必要。 ◦ サーバントリーダーシップじゃないと、チームの支持待ち体質を改善できなくなる。 ◦ 「報告」が「提案」に変わっていくことが大事なんだと思う。 • サーバントリーダーシップは、ギャルマインドに近そう。 ◦ サーバントリーダーシップを身につけたい、カリスマ型リーダーシップマインドの人は、「ギャルにな る」ことをお勧めする。