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 kintoneを使った業務改善の流れを学べる勉強会20191120/kintone-cert20191120

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kintone認定資格 事務局

November 20, 2019
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  1. ▌ 倉林一範 (くらばやし かずのり) 大学卒業後、株式会社インテージ、アクセンチュア株式会社を経て、2015年 7月サイボウズ株式会社へ転職。複業で個人事業「倉林工房」を立ち上げ。 ▌ サイボウズでは・・・ kintone認定資格プロジェクトのリーダー。資格試験制度の企画運営に携わっ ています。

    ▌ 倉林工房では・・・ リクルートホールディングスでプロジェクトに参画したり、お客様先での業務改善 ワークショップを実施しています。認定ワークショップデザイナー、TOCジュニアイン ストラクター。 自己紹介
  2. ①アカウント登録 ②試験予約 ③受験 ④認定マーク 全国のテストセンターでご自身の好きな時に受験するCBT(※) です。 ※CBT:Computer Based Test パソコン上で受験・合否判定までできる試験のこと

    • 全国100カ所以上のテス トセンターから、希望の日 程で受験予約可能です • 支払いはクレジットカード。 または、専用のバウチャー コードで受験することが可 能です • ピアソン kintoneページで アカウントを作成します • 予約したテストセンター/日 程で受験します • 試験はパソコン上で実施 する選択式問題です • 試験終了後、その場で合 否が表示され、スコアレ ポートが提供されます • 試験合格後、kintone認 定マークについて、メールで 連絡が届きます (kintone認定マークは名 刺や自社サイトなどに掲載 することができます) 1. kintone認定資格のご紹介 kintone認定資格の受験の流れ
  3. kintone認定資格すべてのユーザー向け資格、 SA-kintoneはパートナー向け資格です。 • kintoneに関する基礎知識と各分 野の専門技術をもとに、kintoneを 活用した業務改善のスキルを証明 します • サイボウズオフィシャルパートナーはも ちろんユーザーや学生の方も受験す

    ることができます • サイボウズ製品の販売に必要なスキ ルを保有し、エンドユーザーに対し提 案・販売・教育活動のできるスペ シャリストのことです • サイボウズオフィシャルパートナー向け の資格です 1. kintone認定資格のご紹介 kintone認定資格とSA-kintoneとの違い
  4. 業務改善NOTEを使ったワークショップ STEP1:課題洗い出し 課題洗い出しのポイント 1. 数で勝負! ⚫ この段階では、課題かどうか分からないものや、事実なのか解釈なのか分からないものもどんどん付箋に書き 出していきましょう。 ⚫ 実際にはヒアリングをしたり、対象の業務をウォークスルーして書き出します。

    2. 「希望」や「解決策」が出てきたら、その理由を探る! ⚫ 課題洗い出しの段階では「困りごと」を書き出しますが、「〇〇したい」「△△の導入」など希望や解決策も 出てくると思います。その場合は「そう考えるきっかけとなった課題」を探りましょう。 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物
  5. 業務改善NOTEを使ったワークショップ① STEP1:課題洗い出し 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 情報が入って いるはず(なの

    に入ってない) 記入漏れが ある 記入間違い がある 表記ゆれがあ る 顧客が特定 できない 誤った情報を 伝えてしまう スプレッドシー トの場所を忘 れる スプレッドシー トが遅い (メールは情 報が散らばっ てしまうのに) メールで運用 過去メールが 残っていない 情報が探せ ない コピペ作業が めんどくさい 課題洗い出しの一例
  6. 業務改善NOTEを使ったワークショップ STEP2:原因追求 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 原因追求のポイント 1. 課題にツッコミを入れる!

    ⚫ 課題の解像度を上げるために、「それってどういうこと?」とツッコミを入れて課題を分析・分解してみましょう。 2. 「なぜ?」を繰り返す! ⚫ 課題のグルーピングと課題の関係性をじっくり観察して、「だから(So What?)」「なぜなら(Why So?)」を 繰り返してみましょう。 成果物
  7. 業務改善NOTEを使ったワークショップ① STEP2:原因追求 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 情報が入って いるはず(なの

    に入ってない) 記入漏れが ある 記入間違い がある 表記ゆれがあ る 顧客が特定 できない 誤った情報を 伝えてしまう スプレッドシー トの場所を忘 れる スプレッドシー トが遅い (メールは情 報が散らばっ てしまうのに) メールで運用 過去メールが 残っていない 情報が探せ ない コピペ作業が めんどくさい メールが多い メール容量が 小さい メールが好き スプレッドシー トが嫌い (情報がある けど)時間が かかる そもそも情報 が無い 情報が不足 している 情報がズレて る 格納場所が イケてない アホだ 他の作業が あって忙しい コピペの量が 多い 解決したい問題 根本原因 原因追求の一例
  8. 1. 「解決したい問題」と「根本原因」を書きます。 2. 根本原因を解決するために、kintoneで実現するア イデアを付箋に書き出します。 3. 次に、kintone以外で実施すべきアイデアを付箋に 書き出します。 4. kintoneで実現するアイデアは上段に、kintone以

    外のアイデアは下段に貼ってみましょう。下段は業務 プロセスに関するアイデアになっているはずです。 業務改善NOTEを使ったワークショップ① STEP3:解決アイデア出し 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 チーム名 問題:〇〇が少ない kintoneアイデア kintone以外のアイデア (業務プロセスのアイデア) 根本原因:△△だ
  9. 業務改善NOTEを使ったワークショップ STEP3:解決アイデア出し 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 解決アイデア出しのポイント 1. 数で勝負!

    ⚫ この段階では、出てきたアイデアの実現可能性や優劣は気にせずどんどん付箋に書き出していきましょう。 2. 根本原因の解決を最優先に考える! ⚫ 課題洗い出しで出てきた一つ一つの課題に対処したくなりますが、まずは根本原因の解決を最優先にアイ デアを出しましょう。 成果物
  10. 業務改善NOTEを使ったワークショップ① STEP3:解決アイデア出し 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 問題:誤った情報を伝えてしまう 端末

    マスタ 根本原因:(メールは情報が散らばってしまうのに)メールで運用 端末貸出 台帳 入力を簡 素化 アプリ間で ルックアッ プ 関連レ コードで 紐付け 格納デー タの確認 過去メー ルの移行 検索方法 の教育 必須項目 を活用 アプリにア クセスしや すく 依頼状況 の確認会 の設定 設定依頼 状況の見 える化 コメント欄 ルール (メール禁止) スプレッド シートの 移行 端末貸出 台帳+ テーブル kintoneアイデア kintone以外のアイデア(業務プロセスのアイデア) アイデア出しの一例
  11. 解決アイデアに基づいて、 1. 上段には、kintoneアプリの構成を書いてください。 2. 下段には、業務プロセスの変更点を書いてください。 ※ 図やフローチャートを使って書いてもOKです。 ※ アイデアの付箋は剥がしてしまってもOKです。 業務改善NOTEを使ったワークショップ①

    Output:成果物制作 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 チーム名 課題:〇〇が少ない △△アプリを作り~。 利用者に△△アプリの説明会を~。 kintoneアプリ構成 業務プロセス変更点
  12. kintoneアプリ構成のポイント 1. データの最小単位を考える。 (集計は後からできるがデータの詳細化はできない。) 2. kintoneの制限事項やアプリ構築の手法を確認する。 3. カスタマイズの要否を考える。 業務プロセスの変更点リストのポイント 1.

    現状の業務プロセスを把握する。 2. kintoneアプリを使う際の未来の業務プロセスを検討する。 3. どのように業務プロセスを変化させるかを検討する。 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 業務改善NOTEを使ったワークショップ Output:成果物制作
  13. 業務改善NOTEを使ったワークショップ タラレバ:原因追求をせずに解決アイデアを出すと・・・。 情報が入って いるはず(なの に入ってない) 記入漏れが ある 記入間違い がある 表記ゆれがあ

    る 顧客が特定 できない 誤った情報を 伝えてしまう スプレッドシー トの場所を忘 れる スプレッドシー トが遅い (メールは情 報が散らばっ てしまうのに) メールで運用 過去メールが 残っていない 情報が探せ ない コピペ作業が めんどくさい 必須項目だ らけ チェックリスト 作成 入力ルールの 作成 検索キーワー ドの充実 検索オプショ ンの充実 ポータルに URL掲載 PCの性能を 上げる メール容量を 増やす コピペ作業を RPA化する 新しい人を 採用する AIで検索結 果を予想する システムを構 築する データ登録を 申請制にする
  14. 1. 「解決したい問題」と「根本原因」を書きます。 2. 根本原因を解決するために、kintoneで実現するア イデアを付箋に書き出します。 3. 次に、kintone以外で実施すべきアイデアを付箋に 書き出します。 4. kintoneで実現するアイデアは上段に、kintone以

    外のアイデアは下段に貼ってみましょう。下段は業務 プロセスに関するアイデアになっているはずです。 業務改善NOTEを使ったワークショップ② STEP3:解決アイデア出し 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 チーム名 問題:〇〇が少ない kintoneアイデア kintone以外のアイデア (業務プロセスのアイデア) 根本原因:△△だ
  15. 解決アイデアに基づいて、 1. 上段には、kintoneアプリの構成を書いてください。 2. 下段には、業務プロセスの変更点を書いてください。 ※ 図やフローチャートを使って書いてもOKです。 ※ アイデアの付箋は剥がしてしまってもOKです。 業務改善NOTEを使ったワークショップ②

    Output:成果物制作 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 チーム名 課題:〇〇が少ない △△アプリを作り~。 利用者に△△アプリの説明会を~。 kintoneアプリ構成 業務プロセス変更点
  16. 業務改善NOTEを使ったワークショップ② STEP2:原因追求 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 経理が紙から 再入力してい

    る 月末に作業 が集中 情報に不備 がある 担当者に確 認する必要 がある 月末忙しい 経理の業務 が非効率 ローカルのPC に保管されて いる 案件情報をリ アルタイムで みたい(なのに 見れない) 社員同士で 案件情報を 共有したい 電話・メール・ 付箋に情報 が散在 Excelの フォーマットが バラバラ 案件情報の 共有は口頭 案件情報を 広範囲に、 残る形で共 有したい ネットの無いと ころでの作業 が多い 経理のチェッ ク作業として 紙の資料を 残すルールに なっている 帰社日が月 末 経理に提供 する情報が 複雑すぎる アホ 過去にトラブ ルになったから、 早めに把握し たい 問い合わせな くてもいい状 態にしたい なんとなく 解決したい問題 根本原因 原因追求の一例
  17. 業務改善NOTEを使ったワークショップ② STEP3:解決アイデア出し 課題洗い 出し 原因追求 解決アイデア 出し 成果物 問題:経理の業務が非効率 案件管理

    アプリ 根本原因:ローカルのPCに保管されている 顧客 マスタ 入力を簡 素化 アプリ間で ルックアッ プ 関連レ コードで 紐付け 口頭 → メンション 過去デー タの移行 →PDF化 経営層の 要求確認 必須項目 を活用 集計作業 の分担計 画 必須項目 任意項目 の明確化 案件状況 の見える 化 予算・リ リース時 期の確認 電話メー ル付箋の 使い分け 経理シス テムとの 連携 タスク管 理アプリ カスタマイ ズ要否 確認 作業効率 化の効果 算出 kintoneアイデア kintone以外のアイデア(業務プロセスのアイデア) アイデア出しの一例
  18. あるある業務改善キーワードとkintone (データ入力編) ▌ 原因追求の結果、以下のようなキーワードが出てきたら、kintoneをこんな感じで使ってみてください。 マスタ化されていない 選択肢化されていない 繰り返し部分の整理ができて いない 業務プロセスのつながりを整 理できていない

    入力がめんどくさい 表記がゆれて検索できない 同じことを何度も入力する必要がある 毎回データ形式を変換する必要がある 内容は数パターンしか無いがテキストで入力区 する必要がある 溜まったデータが集計しづらい 関連するデータを見つけづらい ほとんど同じだが一部だけ異なるデータが多い システムとして連携されていない 業務が異なるので転記している ルックアップ ドロップダウン・ラジオボタン (親・子を整理した上で) • アプリ分割+関連レコード • テーブル レコード再利用 アプリアクション 課題 根本原因 kintone機能の例
  19. あるある業務改善キーワードとkintone (コミュニケーション編) ▌ 原因追求の結果、以下のようなキーワードが出てきたら、kintoneをこんな感じで使ってみてください。 メールではやり取りが残しづら い 話題ごとに整理できない 情報をUpdateできない 人間は忘れる メールが多すぎ

    気づいてくれない・返事がない 過去の情報を振り返れない テーマが多すぎて、情報が錯綜している Excelのコメントに返信したい メールを送った後に間違いに気づいた どのプロジェクトの内容か分からなくなる メールを読んでいない相手に再送するのは面倒 早すぎると忘れられ、直前すぎると間に合わず 状況が変わったら自動的にメールしたい レコードコメント 宛先指定の通知(メンション) 変更履歴 リマインダー通知 スペース・スレッド・投稿・投稿への返信 の使い分け 課題 根本原因 kintone機能の例
  20. あるある業務改善キーワードとkintone (業務プロセス編) ▌ 原因追求の結果、以下のようなキーワードが出てきたら、kintoneをこんな感じで使ってみてください。 誰がボール持ってるか分からな い 見せたいデータと編集させたい データは異なる 見るべき情報が多すぎる 他システムとデータ共通化した

    い タスクが多すぎて把握できない お願いした仕事が忘れられている 作業依頼のメールが行ったり来たり コンフィデンシャル情報は特定のメンバーに見せ たい プロジェクトのノウハウは全員が閲覧できるように したい 過去データが多すぎて目的のデータにたどり着か ない データ集計してグラフに変換するのが手間 自分が対応すべきタスクがわかりにくい Excelのバージョンが変わって帳票が壊れた 後続シスステムで同じデータを再入力している プロセス管理 アクセス権 (アプリ、レコード、フィールド) 絞り込み一覧・グラフ 「作業者が自分」一覧 プラグイン・カスタマイズ (API・Webhook) 課題 根本原因 kintone機能の例