2023/1/26開催 JAWS-UG IoT専門支部「re:invent 2022 Recap (IoT風味マシマシ)」
re:Invent 2022で発表がありました、衛星通信イアータグ(CERES Tag)についての事例セッションについて、内容をご紹介します。
re:Inventで発表があったIoT事例の紹介と考察【 JAWS-UG IoT専門支部 「re:invent 2022 Recap (IoT風味マシマシ)」 】2023年 1月 26日Tomotaka Kizawa ( kizawa2020 )
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■ 目次Page.21 概要/背景 ・・・・ 42 システムについて ・・・・ 113 まとめ ・・・・ 22
■ 自己紹介Page.3名前 : 木澤 朋隆 (きざわ ともたか)所属 : 某システムインテグレーター担当業務: ① 各種クラウドのアーキテクト② 社内開発者の支援活動③ 社内外向けのウェビナー企画・運営・登壇第4740号
Page.4概要/背景
■ 初めての re:Invent に参加してきましたPage.5刺激的な4日間でした
■ 私が取り上げるセッションPage.6IoT事例セッション“The satellite ear tagthat is changing animalmanagement”このセッションでは、世界初の動物に取り付けられた衛星接続イアータグが、野生生物保護活動をどのように変え、バイオセキュリティと持続可能性からトレーサビリティと福祉に至るまで食肉の供給にどのように影響を与えているかを学びます。
■ CERES TagPage.7https://cerestag.com/世界初の衛星接続型イアータグを提供している(タグのハードウェア、及びデータ収集基盤を提供)
■ 背景:アニマルウェルフェアPage.8動物の生活とその死に関わる環境と関連する動物の身体的・心的状態家畜を快適な環境下で飼養することにより、家畜のストレスや疾病を減らすことが重要であり、結果として、生産性の向上や安全な畜産物の生産にもつながる。出展 : 農林水産省 アニマルウェルフェアに配慮した家畜の飼養管理等https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/animal_welfare.html
■ ITを利用したアニマルウェルフェアの実現Page.9行動の把握家畜がどこにいるのかを把握し、脱走や盗難 (ジオフェンス)天敵による攻撃等の被害の検出ができる。家畜の行動から、牧草の摂取量や効率性を把握し土地の使用量を決定することで収益性が向上する。口蹄疫のような伝染病に関して、いつ感染したか検出できる。その結果、隔離や治療に繋げることができる。収益性の向上疫病への対応家畜管理における 「オブザーバービリティ」 (可観測性)
■ ヒートマップPage.10
Page.11システムについて
■ アーキテクチャPage.12
■ CERES プラットフォーム概要Page.13衛星通信デバイスGPS加速度計周辺温度BluetoothRFIDCERES Platformデータ収集基盤API基盤AWS Ground StationIoT Streaming DatabasePrivateLinkContainers3rd-Partyアプリケーション①3rd-Partyアプリケーション②3rd-Partyアプリケーション③太陽光パネルデータのエクスポートも可能
■ ハードウェアPage.14価格(※購入は5個以上)$280/個 $280/個 $660/個CERES RANCH CERES TRACE CERES WILDデータ送信頻度 4回/日 4回/日 24回/日利用期間 3年 3年 3年再利用 OK NG NG※サイズ61mm x 62mm x 8mm
■ 衛星通信Page.15Globalstar社低軌道衛星を利用利用実績衛星電話位置トラッキングiPhone14の緊急通報
■低軌道衛星(LEO)を多数組み合わせて使う「LEOコンステレーション」を用いて衛星電話や位置トラッキングなどを提供している。Globalstar社 衛星通信 : 概要Page.16衛星通信デバイスCERES PlatformAWS Ground StationGlobalstar社低軌道衛星(LEO)IoT Streaming Databaseuplink1600MHz帯※宇宙観測と干渉高度約1400kmDownlink2400MHz帯※WiFiと干渉
■ Globalstar社 衛星通信:カバーエリアPage.17導入実績 カバレッジCERESサイトより引用 https://cerestag.com/
■ Globalstar社 衛星通信:カバーエリア(日本)Page.18Globalstar(日本)サイトより引用https://www.globalstar.co.jp/service/coverage.html以下の周辺以外で利用可能JAXA観測所(野辺山・臼田)NICT宇宙技術センター(鹿島)
■世界各地のリージョン(近く)にある衛星アンテナ設備を従量課金で利用できる課金は分単位AWS Ground Station : 概要Page.19CERES PlatformAWS Ground StationGlobalstar社低軌道衛星(LEO)IoT Streaming Database高度約1400kmDownlink2400MHz帯※WiFiと干渉
■ AWS Ground Station : ロケーションPage.20
■ AWS Ground Station : 課金Page.21
Page.22まとめ
■ 衛星IoTは、もうすぐそこまで来ている・・・ような気がするPage.23CERES社の ユースケース拡大家畜管理⇒野生動物の保護に用途を拡大。今後ペットの管理用にも拡大予定衛星IoTの拡大日本(国内のみ)においては、携帯キャリアのコネクティビティが優れるので重要性は劣るが、衛星IoTの民主化も近いか?
■ 参考資料などPage.24セッション資料https://d1.awsstatic.com/events/Summits/reinvent2022/AER201_The-satellite-ear-tag-that-is-changing-animal-management.pdf同じセッションのレポート(クラスメソッドさん Developers.IO)https://dev.classmethod.jp/articles/reinvent2022-aer201/https://dev.classmethod.jp/articles/reinvent2022-satellite_ear_tag-aer201/関連AWS Bloghttps://aws.amazon.com/jp/blogs/architecture/the-satellite-ear-tag-that-is-changing-cattle-management/参考ページCERES Tag https://cerestag.com/Globalstar https://www.globalstar.co.jp/AWS Ground Station https://aws.amazon.com/jp/ground-station/総務省 情報通信審議会 情報通信技術分科会 衛星通信システム委員会報告 資料https://www.soumu.go.jp/main_content/000450218.pdf