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開発生産性を高める上でより成果を出すための勘どころ
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Kazuya Nohara
February 23, 2024
Business
1
71
開発生産性を高める上でより成果を出すための勘どころ
「生産性向上に本気で取り組むためのヒント」の登壇資料です。
イベント :
https://sansan.connpass.com/event/309228/
Kazuya Nohara
February 23, 2024
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Transcript
© SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. 生産性向上に本気で取り組むためのヒント@connpass 2024/02/20 開発生産性を高める上でより成果を 出すための勘どころ
2 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. About me 野原 和也
@k-nhr 株式会社セゾン情報システムズ 開発本部プロダクト開発部 EM (エンジニアリングマネージャー) 当社のメインプロダクトであるHULFTや新規プロダクトでソフト ウェアエンジニアとしてキャリアを積んだ後、リーダーやスクラ ムマスターを務め、2022年からはエンジニアリングマネージャー を務めています。当社内での開発組織の生産性可視化/向上の推進 担当です。
3 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. 本日お話させていただく内容 ◼ Findy Team+
を複数のチームに導入し、開発生産性可視化/向上に取り組んだ結果、 成果が出たチームとうまく成果に結びつかないチームが... その違いについて分析してみました ◼ 違いを分析することで、開発生産性を高めていく上での勘どころになるのではないか ◼ こんな方々の参考、一助になれば ✓ これから生産性可視化/向上にトライしようとしている方 ✓ なかなか成果が出なくて悩んでいる方
4 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. チームの特徴 チームA Dev PO
• 開発手法 : スクラム • チーム構成 : PO : 1名、Developer : 4名 • チーム継続期間 : 1年以上 チームB PL • 開発手法 : ウォーターフォール • チーム構成 : PL : 1名、Developer : 17名 • チーム継続期間 : 1年以上
© SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. アセスメントでみる
6 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. チーム状態を可視化してみる 日本CTO協会が監修・編纂している企業のデジタル化とソフトウェア活用のためのガイドラインである、DX Criteria (v202104)
を 使ってチームの健全性を測定してみる。 チームA チームB
7 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. アセスメントの結果を受けてチーム状態を考察する ◼ チーム構成 ✓
コミュニケーションや意思決定がうまくされていないという状況からチームが大きすぎることを再認 識 (Two pizza rule) ◼ チームビルディング ✓ 十分なチームビルディングやオンボーディングが不十分 ✓ チーム改善に関する議論は生まれていなかった ◼ タスクマネジメント ✓ ストーリー分割の粒度の定義 ✓ Readyの定義と完了の定義 ✓ やらないことの定義 ◼ 経験主義的な見積もり/ふりかえり習慣 ✓ 見積もり精度を向上させるようなふりかえりの習慣がない ◼ バリューストリームの最適化 ✓ 属人化している領域がある
© SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. データでみる
9 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. まずはFourKeys指標を比較してみる チームB チームA
10 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. まずはFourKeys指標を比較してみる チームB チームA 変更リードタイムに大きく差がついてしまっている状況
チームBの変更リードタイムを阻害している要因を分析し改善したい
11 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. Findy Team+で取れるデータを比較してみる チームA チームB
12 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. Findy Team+で取れるデータを比較してみる チームA チームB
平均 変更行数 PRのサイズはチームBの 方がむしろ小さい 平均 レビュー LT ここに大きな差がついてる ※原因分析対象 変更 リードタイム レビューリードタイムの 差が変更リードタイムに 響いているのでは
13 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. チームB レビューリードタイムの差についての分析 • PR作成者上位のメンバーとレビュアー上位のメンバー
の顔ぶれが同じ • レビューが後回しになりがち • 属人化の影響 • コミュニケーション課題あり • 単純にレビューが放置されているケースも 135.3h 83.3h 30.1h チームA 7.9h 3.4h 役割を明確にすることで、コンテキ ストスイッチによる認知負荷を下げ、 パフォーマンスの最大化を図る。 結果レビューリードの向上にも寄与 している。
© SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. まとめ
15 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. 優先順位を決める HIGH IMPACT LOW
IMPACT LOW EFFORT HIGH EFFORT [バリューストリーム] 属人化の解消 [チーム構成] チーム分割、スクラム制 [タスクマネージメント] Readyと完了の定義 [経験主義] ふりかえりの実施 [タスクマネージメント] やらないことの定義 [タスクマネージメント] ストーリー分割の粒度の定義 [心理的安全性] チームビルディングの実施
16 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. 現在のチームBの状況 施策に優先度をつけて実施し、4ヶ月後の状態を再度計測 チームB
17 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. 現在のチームBの状況 平均 レビュー LT
70.9hから大きく改善 属人化を完全に解消するには至ってい ないもののレビュー負荷は分散
18 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. 現在のチームBの状況 チームB チームB チーム状態の改善、運用の見直しなどにより
リードタイムが大きく改善!!
19 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. より成果を出すための勘どころ ◼ 目的があり、目標があり、そこに至るために足りていないことを課題視する ✓
なにを課題視するか (優先度の話)、数値を改善することを目的にしない ◼ データで見える表面的な課題の根本原因を洗い出す ◼ 根本原因はチームの状態や開発習慣にあることも ◼ 表面的な課題と導き出した原因との因果関係があくまで仮説なので、継続的観察は必要 ◼ 主観的ではなく、客観的な視点・評価を用いる ◼ 長期的に継続可能な解決手段で
© SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. 最後に宣伝させてください
21 © SAISON INFORMATION SYSTEMS CO.,LTD. HULFTのクラウドネイティブ対応 パフォーマンス向上 • 転送速度の向上
• 監査ログ対応 HULFT7からの 機能追加、性能向上 • 転送速度の向上 • セキュリティ強化 • サイレントインストールによる 運用コストの削減 • 運用支援機能の追加 HULFTをコンテナサービス化 • 必要な時に必要な分だけHULFTを利用 • オートスケーリングやAPI連携等の 新たな価値を提供 • インターネット経由での安全なファイ ル連携 ファイル連携の デファクトスタンダード クラウドリフト/ クラウドシフト対応 クラウドネイティブ 対応 2008年 2014年 オンプレミスから クラウド環境への連携 • クラウドストレージへの直接 連携によるセキュリティ向上 と運用負荷の軽減 2019年 2024年 HULFT7 HULFT8 クラウドストレージオプション HULFT8 HULFT10 運用/導入の負荷軽減 DXのバラバラをスルスルに。 HULFTの「つなぐ」は進化を続けます。 HULFTは、1993年のリリース以来、時代の要求に応え続けました。 HULFTリリースから30周年を迎えた現在でも、 ファイル転送のデファクトスタンダードとして愛され続けています。 採用 製品ページ Marketplace
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