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組織を変えるためには何が必要なのか?
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kosako
January 23, 2020
Technology
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組織を変えるためには何が必要なのか?
kosako
January 23, 2020
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Transcript
組織を変えるためには何が必要なのか? Akihiro Kosako Retty Engineer Meetup#2 〜 Engineering Manager 〜
2020/01/20
Agenda 1. About Me 2. Rettyのサービスグロースと組織 3. Rettyにおける課題と変化 4. で、結局どうしたらいいの?
5. 組織のリファクタリングと再設計 6. まとめ
自己紹介
About Me Akihiro Kosako • VP of Engineering @Retty
お仕事 • エンジニア組織マネジメント • 技術負債や課題への取り組み • 制度設計
Rettyのサービスグロースと組織
国内No.1 実名グルメサービスRettyの運営 月間4000万UU 日本以外にもアジア数カ国でサービス提供
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エンジニア人数の推移
エンジニアのエンゲージメントサーベイ
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Rettyにおける課題と変化
2018年当時の課題 1. 方向性や判断基準となる開発組織全体における指針がない 2. プロダクトを継続的に守るための役割と責任権限が明確化されていない 3. 長期的な視点に基づいた、『開発のための開発』を行う工数の確保ができない 4. 短期的なアウトプットで評価されやすく、長期的に価値を生むことへの取り組みが評 価されにくい
2018/3に開発組織の課題として、社内で発表した資料から抜粋
2020年今の状態 1. 方向性や判断基準となる開発組織全体における指針がない テクノロジーロードマップを定め、定期的に更新 LeSSの導入によりプロダクトの方針も明確になりつつある 2. プロダクトを継続的に守るための役割と責任権限が明確化されていない 組織を再編し、プロダクトとプロセスそれぞれの責務を明確にした 3. 長期的な視点に基づいた、『開発のための開発』を行う工数の確保ができない
開発部門を独立させ、エンジニア組織が工数の割合について一定の責務を持つよう に変更。徐々に長期的な取り組みが行えるようになってきた 4. 短期的なアウトプットで評価されやすく、長期的に価値を生むことへの取り組みが評 価されにくい エンジニア用の評価制度を策定、エンジニアの評価をエンジニアが中心となって行う ようにシフト
で、結局どうしたらいいの?
理想と現実 理想はGAFAの例や書籍などにたくさんある
理想と現実 でも実際にその状態にどうやったらなれるのかは わからない • そもそも自分たちの組織にあったやり方なの? • 現実問題、誰がそれできるの? • 前提条件が違うんだけどどうしたらいいの?
組織のリファクタリングと再設計
組織のリファクタリングと再設計 • 組織をほぐす • コミットメント • トップダウンとボトムアップ両方から変化を起こす
組織をほぐす 組織の構造、色んな人の思惑、技術的負債 • 一つ重大な問題ではなく、いろんな問題の集合体であることが多い • いきなり全部を解決することはできない • ひたすらいろんな人と話をしまくって取り組むべき課題を洗い出し色んな人 と共有していく ◦
ただし、できるだけ理解してくれて味方になってくれそうな人からにす る ◦ ここで味方を見つけられるかどうかは結構大事
コミットメント 逃げずにやりきる覚悟を持つ人が必要 • ここは誰かが覚悟を決めるしかない • その上でその誰かを組織として認めてくれるかどうか? 批判に対して反論しない、説明はする。その上で全体としては、すべての人が納得できなくても やりきる覚悟がいる。 自分が折れる前に仲間を作る。仲間にもある程度の覚悟を持ってもらう。
仲間が折れないようにサポートする。波及効果が出るのをじっと待つ。 Point
トップダウンとボトムアップ両方から変化を起こす できるだけボトムアップでやる • 変える経験をしてもらう • ある程度失敗しても大丈夫にだけしておく 意見が発散してまとまらないと思われるものだ けトップダウンで決める • 中途半端にはやらない
• 組織として変わることを伝えて実践する
まとめ
まとめ • 唯一の正解はない • まずは組織をほぐして課題を特定する • 初期に仲間をつくって協力していけると心が 折れにくい • 覚悟が何より大事
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