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【広島県DoBoxデータチャレンジ2025】QGISハンズオン
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kou_kita
November 05, 2025
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【広島県DoBoxデータチャレンジ2025】QGISハンズオン
2025年9月13日に開催された広島県DoBoxデータチャレンジ2025で実施したQGISハンズオンの資料です。
kou_kita
November 05, 2025
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Transcript
QGISハンズオン DoboXデータチャレンジ2025 2025-09-13 1
😎自己紹介 2
3 喜多 耕一(きた こういち) エアロトヨタ株式会社(旧 朝日航洋株式会社) エバンジェリスト 総務省地域情報化アドバイザー 一般社団法人 OSGeo日本支部 理事 北海道庁で林業技師として治山事業、林道事業に従事 DX推進課にも所属したことがあり、GIS、オープンデータを推進
令和7年(2025年)に道庁を退職し現職 森林に限らず、多数のQGIS研修の経験があり QGISのことならエアロトヨタへ!
4 QGISのことならエアロトヨタへ! QGISのテキストとして定番の 「改訂版 業務で使うQGIS Ver3 完全使いこなしガイド」 基本操作から応用まで幅広く説明 700ページの大ボリューム! 「あれ?どうやるんだっけ?」というときに 逆引き辞典としても使えます!
📖本日のメニュー 5
📖本日のメニュー 6 1. QGISの起動 2. 背景地図(地理院地図)の追加 3. 地図の操作方法 4. QGISで出来ること
5. GISデータの入手先を紹介 6. データを地図に追加してみる 7. 空間情報分析を行ってみる
今回のハッカソンでのQGISの使われ方(想定) 7 1. QGISを使った地図データの確認 → シェープファイルなどのデータの確認 → PLATEAUデータの確認 2. 地図データのフィルタリング → 特定の範囲やデータの地図データを抽出 3.
地図データのフォーマット変換 → CSVからGeojsonへの変換など 4. QGISを使ったサンプル地図の作成 → 地図のアイデアをプレゼン用に可視化など
1.QGISの起動 8
QGISを起動する(Windows) 9 デスクトップの「QGIS 3.xx.x」フォルダを開いて、「QGIS Desktop 3.xx.x」をダブルクリックすると QGISが起動します。(Windowsの場合) ダブルクリック 1.QGISの起動
QGISを起動する(Mac) 10 Finderから、アプリケーションをフォルダを開き、[QGIS-LTR]をダブルクリックします。 引用:QGIS LAB by MIERUNE(https://qgis.mierune.co.jp/posts/howto_1_install_qgis) MacでQGISが開けない場合は、 右のQRコードからインストール方法の記 事を開いて、
設定を確認してください。 1.QGISの起動
2.背景地図(地理院地図)の追加 11
背景地図(地理院地図)のURL 12 背景地図に地理院地図を追加します。背景地図はインターネット配信地図のため、 事前にURLを確認しておきます。 「地理院タイル」で検索 このURLを コピーしておきます。 2.背景地図(地理院地図)の追加 https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html
「XYZタイル」に背景図を追加 13 QGISでインターネット配信地図を追加する場合には「XYZタイル」を使用します。 右クリックして、「新規接続」を選択してください。 右クリック コピーしたURLを貼り付けます。 前後に余分な文字が ないように注意! 2.背景地図(地理院地図)の追加
背景地図をレイヤに追加 14 「XYZタイル」に追加された「地理院地図 淡色」をダブルクリックすると、レイヤに地図が追加されて、 世界地図が表示されます。 ダブルクリック 2.背景地図(地理院地図)の追加
3.地図の操作方法 15
QGISでの地図の操作方法(地図の拡大縮小) 16 地図の拡大縮小は、マウスホイールを回転させて行います。 ホイール回転 3.地図の操作方法
QGISでの地図の操作方法(地図の移動) 17 地図の移動(パン)は、マウスホイールをクリックしてマウスをスライドさせます。 ホイールクリックして スライド 3.地図の操作方法
4.QGISで出来ること 18
QGISで出来ること 19 1. 様々な地図データを地図に表示する a. シェープファイルなどの地図データを表示する b. 位置情報付きのCSVファイルを地図に表示する c. 3D点群データを地図に表示する
d. PLATEAUデータを地図に表示する 2. 属性データで地図を色分け分類する 3. GISデータを編集する 4. 地図の印刷 5. 特定のデータや特定の範囲でフィルタリングする 6. CSVやExcelデータと属性データを結合する 7. 位置情報のない地図画像に位置情報を付加する 8. 様々な空間情報分析 9. GISデータのフォーマット変換 10. そのほか、たくさんの機能 4.QGISで出来ること
シェープファイルなどの地図データを表示する 20 シェープファイルなどの GISデータを地図に 表示することができます。 DoboX掲載の「土砂災害警戒区域・特別警戒区域情報_広島市東区」 シェープファイルを表示した地図 4.QGISで出来ること
位置情報付きのCSVファイルを地図に表示する 21 緯度経度やXY座標などの 位置情報が記録された CSVファイルをポイントで 地図に表示します。 DoboX掲載の「埋蔵文化財包蔵地一覧表(古墳)」のCSVファイルか ら緯度経度を読み込み、ポイントで表示した地図 4.QGISで出来ること
3D点群データを地図に表示する 22 航空レーザやドローンで 計測、作成した 3D点群データを 3Dビューで表示できます 埼玉県「山間部点群データ」をQGISの3Dビューで表示した。 4.QGISで出来ること
PLATEAUデータを地図に表示する 23 PLATEAUの3Dモデルを QGISで表示することも可能 です。 広島市中区のPLATEAUデータをQGISの3Dビューで表示 4.QGISで出来ること
属性データで地図を色分け分類する 24 GISデータに記録された 属性データをもとに 地図を色分け分類します。 右図は森林の区域を樹種で 色分けした地図です。 DoboX掲載の「航空レーザ計測に基づく森林資源データ(樹種ポリゴ ンデータ)」シェープファイルを表示した地図 4.QGISで出来ること
属性データで地図を色分け分類する 25 GISデータに記録された 属性データをもとに 地図を色分け分類します。 右図は津波浸水想定深を 色分け分類した地図です DoboX掲載の「津波浸水想定区域情報」のシェープファイルを 表示した地図 4.QGISで出来ること
GISデータを編集する 26 GIS上で図形を作図したり、 編集を行うことができます。 QGISでの地物の追加 4.QGISで出来ること
地図の印刷 27 レイアウト機能を使って 印刷を行うことができます。 PDFや画像ファイルに エクスポートすることも 可能です。 4.QGISで出来ること
特定のデータや特定の範囲でフィルタリングする 28 属性データや特定の範囲に 重なる地物を選択、抽出を 行うことができます。 右図は、過去の災害箇所の ポイントで、広島市で 発生したものを 選択したものです。 DoboX掲載の「過去に発生した災害情報」のCSVファイルを
表示した地図 4.QGISで出来ること
CSVやExcelデータと属性データを結合する 29 図形の属性データと CSVやExcelデータに 同じキーフィールドが あれば、 同じキーのデータを結合して 色分け分類などで 利用できます。 e-Stat 国勢調査データ
同じキーで結合 4.QGISで出来ること
位置情報のない地図画像に位置情報を付加する 30 位置情報のないPDFや、 スキャンした紙地図などに 位置情報を付与して GISで利用できるように します。 4.QGISで出来ること
様々な空間情報分析 31 【バッファ】 地物から一定の範囲の ポリゴンを作成する。 右図は、バス停から 半径100mのバッファを 作成した例 国土数値情報 バス停留所 広島県 4.QGISで出来ること
様々な空間情報分析 32 【切り抜く】 ポリゴンの範囲で別レイヤの 地物を切り抜く。 右図は、土砂災害警戒区域の 被害想定区域で 道路のラインを 切り抜いた例。 DoboX掲載の土砂災害警戒区域とOpenStreetMapの道路データ
4.QGISで出来ること
様々な空間情報分析 33 【サービスエリア】 特定のポイントから ラインに沿った 一定の範囲を計算する。 右図は、児童福祉施設から 道路に沿って避難距離 500mの範囲を計算した例。 避難距離が
津波浸水想定区域内に なっている。 DoboX掲載の津波浸水想定区域、国土数値情報の避難施設、福祉施 設、OpenStreetMapの道路データ 4.QGISで出来ること
GISデータのフォーマット変換 34 QGISを使って、 様々なフォーマットへの 変換が可能。 変換できるフォーマット レイヤのエクスポートで別のフォーマットへ変換できる 4.QGISで出来ること
その他にもたくさんの機能がある 35 QGISにはこの他にも 紹介しきれないくらい たくさんの機能があります。 • 写真の表示 • Pythonによる自動処理 •
モデルデザイナー • 3Dモデルの断面作成 • プラグインによる機能の追加 • ラスタデータの差分計算 • 立体図の作成 • Web地図の作成 • スマホアプリ「QField」の活用 • 時系列データの表示 • データのリレーション • 属性フォームのカスタマイズ などなど・・・・・ 4.QGISで出来ること
5.GISデータの入手先を紹介 36
広島県DoboX 37 広島県の土木関係のデータが 多く登録されています。 3Dデータや、リアルタイム データが登録されているのも 特徴です。 https://hiroshima-dobox.jp/index2 5.GISデータの入手先を紹介
広島広域都市圏・広島県オープンデータポータルサイト 38 広島県ほかのオープンデータ が公開されています。 位置情報付きのCSVなどもあ ります。 https://hiroshima-opendata.dataeye.jp/ 5.GISデータの入手先を紹介
国土数値情報 39 国土交通省が全国の自治体か ら集めた基礎的地図データが 多数登録されています。 https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/ 5.GISデータの入手先を紹介
基盤地図情報ダウンロードサービス 40 行政区画や道路縁、水涯線 など国土の基盤となる 地図情報をダウンロード できます。 標高メッシュデータも ダウンロードできます。 (QGISで使うには変換が必要) https://service.gsi.go.jp/kiban/
5.GISデータの入手先を紹介
G空間情報センター 41 国や自治体が公開する地図 データをダウンロードできる ポータルサイト。 地番図(登記所備付地図)や PLATEAUのデータなどもダ ウンロードできます。 活用事例も参考になるかも。 https://front.geospatial.jp/
5.GISデータの入手先を紹介
e-Stat 政府統計の総合窓口 42 国勢調査や農林業センサス など国がまとめた統計情報を 地図と連携させることが できます。 https://www.e-stat.go.jp/ 5.GISデータの入手先を紹介
OpenstreetMap BBBike.org 43 地図から範囲を指定して、 OpenstreetMapの 道路中心線や建物などの シェープファイルを ダウンロードすることが できます。 https://extract.bbbike.org/ 5.GISデータの入手先を紹介
6.データを地図に追加してみる 44
建物利用現況を用途で色分け分類する 45 広島市の都市計画区域情報「建物利用現況」を地図に追加して、用途ごとに色分け分類します。 6.データを地図に追加してみる
準備:デフォルトの座標参照系を設定(1) 46 メニューの「設定」→「オプション」から「CRSの扱い」を選択して、「デフォルトのCRSを使う」にチェックを付け て、座標参照系を選択します。 「6671」と入力 6.データを地図に追加してみる
準備:デフォルトの座標参照系を設定(2) 47 「EPSG:6671 - JGD2011 / Japan Plane Rectangular CS
III」となっているのを確認して、「OK」ボタンをクリックし ます。 新規プロジェクトボタンをクリックす ると、右下の「EPSG」が「6671」に 変わります。 6.データを地図に追加してみる
準備:背景地図の表示 48 ブラウザパネルの「XYZタイル」にある「地理院地図 淡色」をダブルクリックすると、背景地図が表示されます。 (要インターネット接続) 6.データを地図に追加してみる
使用するデータ 49 Dobox掲載の「都市計画区域情報_建物利用現況_広島市」から「都市_建物利用現況_広島市_建物毎_Shapefile_2021」 を選択して、「34100_city_planning_building_building_shp_2021.zip」をダウンロードし、 ZIPを展開しておきます。 「実習データ」フォルダの「都市計画_建物利用」にも同じデータがあります。 6.データを地図に追加してみる
シェープファイルを地図に追加する 50 シェープファイル(shpファイル)をQGISの地図にドラッグ&ドロップすると、地図に表示されます。 ドラッグ&ドロップ 6.データを地図に追加してみる
属性データの確認 51 レイヤ「34100_city_planning_building_building_shp_2023」を右クリックして 「属性テーブルを開く」を選択し、属性テーブルを表示して、レイヤの属性データを確認します。 (Windowsは「F6」キーでも開きます) 6.データを地図に追加してみる 右クリック 列「TATE_YO」を確認 確認したら 閉じる
フィールドの意味については、「広島県都市計画基礎調査_データベース仕様書(公開版)」P53を参照
レイヤスタイルパネルを表示 52 レイヤ「34100_city_planning_building_building_shp_2023」を選択してレイヤスタイルパネルを表示します。 6.データを地図に追加してみる 幅が狭い場合 は広げる
塗りつぶしと線色の変更 53 シンボルから「シンプル塗りつぶし」を選択して、塗りつぶし色とストローク色(線色)を変更してみましょう。 「▼」をクリックすると色を設定できます。 6.データを地図に追加してみる
カテゴリ値で色分け分類する 54 ①「単一定義」を「カテゴリ値による定義」に変更して、②「値(Value)」に「TATE_YO」を選択し、③「分類」ボタン をクリックすると、用途で色分け分類できます。 6.データを地図に追加してみる 1 2 3
分類した個別の色の変更 55 分類した個別の色の変更は、レイヤスタイルパネルの「シンボル」をダブルクリックするか、 レイヤパネルの凡例を右クリックすることで塗りつぶし色を変更できます。 6.データを地図に追加してみる 右クリック ダブルクリック
塗りつぶしの透過 56 塗りつぶしを透過させる方法は2つあります。色を薄くしても良い場合は「不透明度」を調整します。 色を薄くしたくない場合は「混合モード」を「乗算」に変更します(おすすめはこちらです)。 レイヤスタイルパネルの「レイヤレンダリング」を展開して、設定を行います。 6.データを地図に追加してみる 不透明度を調整 混合モードを乗算に変更
コード表を結合して、用途の名称を追加する 57 分類がコードだと分かりづらいので、コード表を結合して、「建物用途」を追加して分類します。 6.データを地図に追加してみる
テーブル結合とは 58 図形レイヤと同じコードやID(キーフィールド)のデータを持つ、CSVファイルやExcelファイルをレイヤに読み込ん で、キーになるデータ同士を結合し、図形レイヤにCSVやExcelに記録されたデータを結合することができます。 6.データを地図に追加してみる 結合
コード表のCSVをレイヤに追加する 59 フォルダ「実習データ」→「都市計画_建物利用」内の「建物用途コード.csv」を確認してください。 QGISの地図にドラッグ&ドロップすると、コード表をレイヤに追加できます。 6.データを地図に追加してみる ドラッグ&ドロップ 建物用途コード.csvの内容
テーブル結合を行う(1) 60 図形の「TATE_YO」とコード表の「コード」が同じものを属性結合して、「建物用途」を図形レイヤに追加します。 「34100_city_planning_building_building_shp_2023」を右クリックしてプロパティを表示します。 「テーブル結合」を選択して、「+」ボタンをクリックします。 6.データを地図に追加してみる 右クリック
テーブル結合を行う(2) 61 テーブル結合の条件を設定して、「OK」ボタンをクリックします。 6.データを地図に追加してみる 「建物用途コード」レイヤを設定 CSVレイヤの「コード」を指定 図形レイヤの「TATE_YO」を指定 「結合属性」にチェックを付けて、 結合する「建物用途」にチェックを付ける 「属性名の接頭辞」にチェックを付けて、
空欄にする
テーブル結合を行う(3) 62 リストに設定が追加されるので、「OK」ボタンをクリックして、レイヤプロパティを閉じます。 属性テーブルを確認すると、一番右に「建物用途」が追加されています。 6.データを地図に追加してみる
建物用途で、カテゴリ値による分類を行う 63 ①「34100_city_planning_building_building_shp_2023」を選択し、②レイヤスタイルパネルを表示します。 ③「値(Value)」に「建物用途」を選択して、④「分類」ボタンをクリックすると、建物用途で色分け分類できます。 6.データを地図に追加してみる 1 2 3 4
プロジェクトを保存 64 ここまで作成した地図をプロジェクトファイル(qgz)に保存しておきましょう。 メニュー「プロジェクト」→「名前をつけて保存」を選択して、ファイルの保存場所を指定してください。 「実習データ」フォルダに「建物用途」というファイル名で保存しましょう。 6.データを地図に追加してみる
建物の高さを区分し色分けする 65 建物の高さ(TATE_H)で色分け分類します。数値は範囲で区分を作成し分類します。 高さの数値をラベル(地図上の文字)でも表示します。 6.データを地図に追加してみる
高さ分類用にレイヤを複製する 66 高さ分類用のレイヤを作成します。「34100_city_planning_building_building_shp_2023」レイヤを右クリックして、 「レイヤを複製」を選択します。 レイヤが複製されたら、右クリック「レイヤの名前を変更」で「建物高さ」という名前に変更し、チェックを付けてくだ さい。元のレイヤはチェックを外します。 6.データを地図に追加してみる 名前を変更し、 チェックを入れ替え 右クリック
属性テーブルで建物高さを確認 67 「建物高さ」レイヤを右クリックし「属性テーブルを開く」を選択して、属性テーブルを表示します。 「TATE_H」フィールドに建物の高さ(m)が入力されていのを確認します。 6.データを地図に追加してみる 右クリック 列「TATE_H」を確認 確認したら 閉じる フィールドの意味については、「広島県都市計画基礎調査_データベース仕様書(公開版)」P53を参照
数値で色分け分類する(1) 68 ①「建物高さ」レイヤを選択して、②レイヤスタイルパネルを開きます。③「連続値による定義」を選択して、 ④「値」に「TATE_H」を選択し、⑤「分類」ボタンをクリックすると、数値が範囲で分類されます。 6.データを地図に追加してみる 1 2 3 4 5
数値で色分け分類する(2) 69 カラーランプを変更します。低い値を青、高い値を赤になるように設定します。 カラーランプの右の「▼」ボタンをクリックして「Spectral」を選択します。 デフォルトは赤→青なので、もう一度「▼」ボタンをクリックして「カラーランプを反転」を選択すると 青→赤に変更されます。 6.データを地図に追加してみる
数値で色分け分類する(3) 70 分類数を増やします。分類数に「20」と入力します。 「モード」が「丸め間隔」の場合は、きりのいい数値に区分されるので、分類数に入力した値に近い分類数で 区分されます。 6.データを地図に追加してみる
ラベルを表示する 71 高さの値をラベルとして地図に表示します。 ①レイヤスタイルパネルをラベルに変更して、②「単一定義」に変更します。 ③「値(Value)」に「TATE_H」を選択します。文字の大きさや文字の色を適宜設定します。 6.データを地図に追加してみる 1 2 3
プロジェクトを保存 72 ここまで作成した地図をプロジェクトファイル(qgz)に保存しておきましょう。 メニュー「プロジェクト」→「ファイルを保存」を選択すると、プロジェクトファイルが上書き保存されます。 6.データを地図に追加してみる
位置情報付きCSVファイルをポイントで地図に表示 73 緯度経度やXY座標などの位置情報が記録されたCSVファイルを、ポイントレイヤとして QGISに読み込むことができます。 6.データを地図に追加してみる
使用するCSVファイル 74 広島広域都市圏・広島県オープンデータポータルサイトに掲載されている「広島市_浸水時緊急避難施設」の CSVファイルをダウンロードします。ファイル名は「opendata_101.csv」です。 「実習データ」フォルダの「浸水時緊急避難施設」にも同じデータがあります。 6.データを地図に追加してみる
CSVファイルの内容を確認 75 保存した「opendata_101.csv」をExcel等で内容を確認してみましょう。 緯度経度が数値で入力されていることを確認します。確認したらCSVファイルは閉じます。 6.データを地図に追加してみる 緯度経度の列には数字以外の文字が 無いようにします。 もし数字以外が入力されていれば、 置き換えなどで空欄にしてください。
位置情報付きのCSVファイルを読み込む(1) 76 位置情報付きCSVはデータソースマネージャ」で読み込みます。①メニュー「レイヤ」→「データソースマネージャ」を選 択します。 ②「CSVテキスト」を選択します。③ファイル名の右の「…」ボタンでCSVファイルを選択します。 ④レイヤ名には「浸水時緊急避難施設」と入力します。⑤サンプルデータが文字化けしていれば文字コードを設定します。 6.データを地図に追加してみる 文字化けしていないか確認 文字コードは「Shift_JIS」か 「UTF-8」のどちらか
1 2 3 4 5
位置情報付きのCSVファイルを読み込む(2) 77 ①ファイル形式は「CSV(コンマで区切られた値)」を選択します。 ②ジオメトリ座標のX座標に「経度」、Y座標に「緯度」を選択します。③「ジオメトリのCRS」の右のボタンをクリックし て、座標参照系(CRS)を選択します。④フィルタに「6668」と入力します。⑤検索された座標参照系から「JGD2011」 を選択して、⑥「OK」ボタンをクリックします。⑦「追加」ボタンをクリックすると、レイヤに追加されます。 ⑧レイヤに追加されたら「閉じる」ボタンをクリックします。 6.データを地図に追加してみる 1 2
3 4 5 6 7 8
レイヤスタイルの設定 78 ポイントレイヤが追加されたら、レイヤスタイルを設定して見やすくしましょう。 6.データを地図に追加してみる
プロジェクトを保存 79 ここまで作成した地図をプロジェクトファイル(qgz)に保存しておきましょう。 メニュー「プロジェクト」→「ファイルを保存」を選択すると、プロジェクトファイルが上書き保存されます。 6.データを地図に追加してみる
7.空間情報分析を行ってみる 80
浸水緊急避難施設のデータを建物にコピーする 81 浸水緊急避難施設(ポイント)と重なる建物の図形(ポリゴン)に、 避難施設の属性データをコピーします。【属性の空間結合】 7.空間情報分析を行ってみる
プロセシングツールボックスからコマンドを選択 82 メニュー「プロセシング」→「ツールボックス」を選択し、プロセシングツールボックスを表示します。 検索に「属性の」と入力すると、コマンドが検索されるので、「属性の空間結合」をダブルクリックします。 7.空間情報分析を行ってみる ダブルクリック
属性の空間結合の設定 83 属性の空間結合の設定は次のとおりです。設定が終了したら、「実行」ボタンをクリックします。 7.空間情報分析を行ってみる 属性のコピー先の建物レイヤを指定します 「交差する」にチェックを付けます 浸水時緊急避難所レイヤを指定します 「…」ボタンをクリックして、 「名称」「階数」「分類」を選択します 「最初に合致した~」を選択します
新しい一時レイヤが作成される 84 実行が成功すると、新しいレイヤが追加されます。このレイヤは一時レイヤ(QGISを終了すると削除されるレイヤ)で 作成されます。属性テーブルを表示すると、属性が追加されていることが確認できます。 7.空間情報分析を行ってみる
結合したデータを使って色分け分類する 85 結合した属性データを使って、色分け分類できます。 7.空間情報分析を行ってみる
一時レイヤをファイルに保存する 86 一時レイヤは、QGISを終了したら削除されるレイヤですので、必要であればレイヤのエクスポートしておきます。 レイヤを右クリックして、「エクスポート」→「新規ファイルに地物を保存」でファイルに保存できます。 このテクニックを使うと、GISファイルのフォーマット変換も行うことができます。 7.空間情報分析を行ってみる QGISで保存できる ファイルの種類
避難施設からバッファを作成し建物を切り抜く 87 避難施設から半径100mのバッファを作成し、その円の中にある建物を切り抜きます。 7.空間情報分析を行ってみる
浸水時緊急避難施設をメートル単位にする 88 浸水時緊急避難施設が緯度経度(度単位)なので、メートル単位の座標参照系に再投影します。 メニュー「プロセシング」→「ツールボックス」を選択し、検索に「再投影」と入力して「ベクタレイヤを再投影」を ダブルクリックします。 「入力レイヤ」に浸水時緊急避難施設レイヤを選択します。 「変換先CRS」に「EPSG6671- JGD2011 / Japan
Plane Rectangular CS III」を選択して「実行」ボタンを クリックします。処理が成功したら「閉じる」ボタンでフォームを閉じてください。 7.空間情報分析を行ってみる ダブルクリック
100mバッファを作成する 89 作成された「再投影されたラスタファイル」を選択し、プロセシングツールボックスの検索に「バッファ」と入力しま す。「バッファ(buffer)」を選択してダブルクリックします。 「入力レイヤ」に「再投影されたラスタファイル」を選択し、「距離」に「100」を入力します。 「実行」ボタンをクリックすると、地図に半径100mの円が作成されます。 処理が成功したら、「閉じる」ボタンでフォームを閉じてください。 7.空間情報分析を行ってみる ダブルクリック
バッファの範囲で建物を切り抜く 90 作成されたバッファの「出力レイヤ」を選択し、プロセシングツールボックスの検索に「切り抜く」と入力します。 「切り抜く(clip)」を選択してダブルクリックします。 「入力レイヤ」に建物レイヤを選択し、「オーバーレイレイヤ」に「出力レイヤ」(バッファレイヤ)を選択します。 「実行」ボタンをクリックすると、バッファの範囲で建物が切り抜かれます。 処理が成功したら、「閉じる」ボタンでフォームを閉じてください。 7.空間情報分析を行ってみる ダブルクリック
空間情報分析処理はたくさんあります 91 この他にも、プロセシングツールで行える空間情報分析処理はたくさんあります。 ハッカソンの最中にも、「こういうことがしたい」ということがあれば、 遠慮せずにメンターに聞いて下さい。 7.空間情報分析を行ってみる
最後に 92
QGISに関してもメンターにお聞きください 93 7.空間情報分析を行ってみる にお聞きください。 QGISや地図データの使い方については 喜多 または 新井
おわり QGISハッカソン 94