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視座とアジャイル / shiza_and_agile
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kyoshimoto
June 16, 2022
Technology
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視座とアジャイル / shiza_and_agile
アジャイルをゆるく語りたい!の発表資料です。
https://rakus.connpass.com/event/246437/
kyoshimoto
June 16, 2022
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Transcript
視座とアジャイル ハイパフォーマーなチームへの最初の一歩 2022/06/16 アジャイルをゆるく語りたい! LT会 株式会社ラクス 吉元和仁
自己紹介 所属・氏名 株式会社ラクス 第三開発部 吉元 和仁(よしもと かずひと) 仕事 自社サービス「メールディーラー」の開発チームに所属 開発業務全般と、開発プロセスの改善、アーキテクト設計など担当
話すこと 視座に着目したチームビルディングについて話します。
ハイパフォーマーなチーム
ハイパフォーマーなチーム ハイパフォーマンスな組織は、そうでない組織と比べ、 • デプロイ頻度は46倍 • コミットからデプロイまでのリードタイムは1/440 • 平均復旧時間(稼働停止からの復旧に要する時間)は1/170 • 変更失敗率は1/5
書籍「LeadとDevopsの科学」より
「成熟度」ではなく「ケイパビリティ」に焦点を •継続的デリバリ 1.本番環境のすべての成果物をバージョン管理 システムで管理 2.デプロイメントプロセスの自動化 3.継続的インテグレーションの実装 4.トランクベースの開発手法の実践 5.テストの自動化 6.テストデータの管理 7.情報セキュリティのシフトレフト
8.継続的デリバリの実践 •アーキテクチャ 9.疎結合のアーキテクチャ 10.チームへのツール選択権限の付与 •製品・プロセス 11.顧客フィードバックの収集と活用 12.全業務プロセスの作業フローの可視化 13.作業の細分化 14.チームによる実験の推奨・実現 書籍「LeadとDevopsの科学」より
「成熟度」ではなく「ケイパビリティ」に焦点を •管理と監視 15.負担の軽い変更承認プロセス 16.事業上の意思決定におけるアプリケーション とインフラの監視結果の活用 17.システムの健全性のプロアクティブなチェッ ク 18.WIP制限によるプロセス改善と作業管理 19.作業の可視化による、品質の監視とチーム内 コミュニケーションの促進
•組織文化 20.(Westrum推奨の)創造的な組織文化の育成 21.学びの奨励と支援 22.チーム間の協働の支援と促進 23.有意義な仕事を可能にするツールなどの資源 の提供 24.改善を促進するリーダーシップの実現や支援 書籍「LeadとDevopsの科学」より
改善サイクルを回せるチームが大前提
改善サイクルを回すための準備
視座の可視化 視座は ・どのレベルの課題まで当事者でいられるか 下記二軸を用いて可視化できる ・課題のスコープ ・対象の課題に対してどういう行動をとるのか 視座の可視化|kgmyshin|note https://note.com/kgmyshin/n/ndbed1f3496a1
視座の可視化 プロット例 解決策実行 解決策提案 問題指摘 認知している 気づかない 個人 開発チーム プロダクト
チーム 課題 スコープ 課題に対する 振る舞い
視座の可視化 課題解決できる人が一人だけのチーム。 解決策実行 解決策提案 問題指摘 認知している 気づかない 個人 開発チーム プロダクト
チーム 課題 スコープ 課題に対する 振る舞い
視座の可視化 課題解決できる人がいないチーム。 解決策実行 解決策提案 問題指摘 認知している 気づかない 個人 開発チーム プロダクト
チーム 課題 スコープ 課題に対する 振る舞い
視座を上げるには?
視座を上げるには① 上長からの権限移譲 • 上司や開発メンバーとの信頼関係の上に権限移譲が行われる。 • 立場や環境が変わることで成長し、自然と視座が上がる。 期待しているよ
視座を上げるには② 抽象化と具体化のトレーニング • 問題発見に必要なのは、様々な具体的事象から本質的な課題を抽象化 して抽出することです。 • 抽象度の高い概念は、見える人にしか見えません。 • 上(抽象側)の世界が見えている人には下(具体側)の 世界は見えないということです。
書籍「具体⇆抽象トレーニング」より
視座を上げるには③ アジャイルのプラクティスを導入する • チームへの権限移譲 • 反復型開発プロセス • タスクカンバン • ペアワーク・モブワーク
• ふりかえり • and more.. 書籍「アジャイルサムライ」
チームへの権限移譲 • 権限の移譲先を個人からチームへ。 • 権限移譲によりチームの自己組織化を引き起こす。 アジャイル宣言の背後にある原則(https://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html)
反復型開発プロセス • チーム一丸となってゴールを目指すことで、チームマインドを醸成する。
タスクかんばん ・可視化によるチームの協調支援と透明性の確保
ペアワーク・モブワーク ・思考スキルやノウハウなどの暗黙知の伝搬 ・個人の経験からチームの経験へ
ふりかえり ・週1回のふりかえり ・継続的なカイゼンを促進する ・学びをチームで共有する
アジャイルのプラクティスには「視座」を上 げるための仕組みが盛りだくさん
まとめ
まとめ • チームの視座を可視化する • アジャイルのプラクティスでチームの視座をボトムアップする • 「継続的改善」という「パラダイム」にシフトする • ハイパフォーマーなチームになる
ご静聴ありがとうございました。