2018年12月に開かれたCGの学会SIGGRAPH ASIA2018のCharacter Animationのセッションで発表された論文から、3Dキャラクターのモーションを強化学習を使って自動生成する研究2件
をまとめました。キャラクターモーションを手で作成するためには多大な労力が必要となりますが、強化学習を使えばエージェントがシミュレーションを通して動き方を自動的に獲得できます。ただし重力などの物理現象がシミュレートされた環境下でバク転や着衣などの複雑かつ長いモーションを学習するのは未だ難しい問題です。1件目の論文では動的な初期状態サンプリング、もう一方は短いモーションへ分けて学習するというアプローチをとっています。