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GA4 概略と特徴 - 株式会社真摯

GA4 概略と特徴 - 株式会社真摯

GA4(Google Analytics 4)の概略と特徴についてまとめた資料です。
・GA4とは、特徴
・レポート、ディメンションと指標
・ユニバーサルアナリティクスとの違い
・計測
・実際のところどんな感じ?

https://cinci.jp/docs/ga4-overview

株式会社真摯 https://cinci.jp/

Yasuki Ichishima

June 02, 2023
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Transcript

  1. 株式会社真摯 4 GA4とは https://blog.google/products/marketingplatform/analytics/new_google_analytics/ https://analytics-ja.googleblog.com/2020/10/google.html(日本語) https://blog.google/products/marketingplatform/analytics/prepare-for-future-with-google-analytics-4/ https://analytics-ja.googleblog.com/2022/03/prepare-for-future-with-google-analytics-4.html(日本語) ⚫ 「Google アナリティクス

    4 プロパティ」 ⚫ Googleアナリティクスの新しいバージョン、新しいツール。 • 2019年8月に「アプリ+ウェブ プロパティ」としてリリース。Firebase Analyticsからの派生 • 2020年10月に「Googleアナリティクス4 プロパティ(以降、GA4)」として正式にリリース ⚫ ユニバーサルアナリティクス(以降、UA)との互換性なし
  2. 株式会社真摯 9 今後のスケジュール UA 無償版 計測 計測停止、計測済みデータは利用可能 利用不可 2023/7 2024/7

    Now GA4 計測 UAを通常通り利用できる期間 GA4利用に慣れておくべき期間 必要に応じて UAのデータを参照、 エクスポートできる期間 • UAの無償版は2023年7月1日に計測停止。その後2024年7月1日まではデータを利用可能 • UAの有償版360の予定はリセラー企業にご確認を UAに アクセス不可 12カ月 Export historical data from Universal Analytics before July 1, 2024 - アナリティクス ヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/13510998
  3. 株式会社真摯 18 予測指標、予測オーディエンス 機械学習を活用した予測指標、予測オーディエンス • 「購入の可能性」「離脱の可能性」「予測収益」 • 要件を満たせば利用可能 要件の一部 •

    「購入ユーザーおよび離脱ユーザーのポジティブ サンプルとネガ ティブ サンプルの最小数。関連する予測条件をトリガーしたリ ピーターが過去 28 日の間の 7 日間で 1,000 人以上、トリガーして いないリピーターが 1,000 人以上必要」 [GA4] 予測指標 - アナリティクス ヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/9846734 ▲予測指標 ▲予測オーディエンス
  4. 株式会社真摯 20 ディメンションと指標の意味の理解が必要 指標 意味 アクティブ ユーザー数(ユーザー) その期間にサイトを訪問したアクティブユーザー数。エンゲージメン ト セッションが発生するか、ウェブサイトのfirst_visitイベントまたは

    engagement_time_msecパラメータが発生した場合 総ユーザー数 エンゲージメント イベント発生の有無によらず、サイトやアプリを操 作したユーザーの合計数。通常は「アクティブ ユーザー数」の利用で 問題ない 新規ユーザー数 初めてサイトにアクセスしたユーザー数 セッション数 セッションの数。session_startの回数 エンゲージのあったセッション数 以下のいずれかの条件を満たしたセッション(10秒以上滞在、コン バージョン発生、2ページ以上閲覧) エンゲージメント率 セッション数に対するエンゲージのあったセッション数の割合 セッションあたりの平均エンゲージメン ト時間 ブラウザ上でフォーカス状態にあった時間(ユーザーエンゲージメン ト)のセッション平均値(秒数) 平均エンゲージメント時間 ブラウザ上でフォーカス状態にあった時間(ユーザーエンゲージメン ト)のアクティブユーザーあたりの平均値(秒数) コンバージョン コンバージョンイベントの数 表示回数 ビュー数、ページビュー数 閲覧開始数 ある画面でセッション内で最初に記録されたイベントが発生した回数 ユーザーあたりのビュー ユーザーあたりの表示回数、ページビュー数 イベント数 イベントの発生回数 ディメンション 意味 オーディエンス名 レポート期間中にイベントがログに記録された際にそのユーザーが属 していたオーディエンス イベント名 イベントの名称 デバイス カテゴリ 端末の種類。mobile, desktop, tablet, smart tv 最初のユーザーのデフォルト チャネル グループ ユーザーを最初に獲得したデフォルトのチャンネルグループ ユーザーの最初の参照元/メディア ユーザーを最初に獲得した参照元とメディア セッションのデフォルト チャネル グ ループ セッションを参照したデフォルト チャネル グループ セッションの参照元/メディア セッションを参照した参照元とメディア ページ ロケーション ページのプロトコル、ホスト名、ページパス、クエリ文字列 ページパス + クエリ文字列 ページのページパス+クエリ文字列 ページパスとスクリーン クラス ページのページパスまたはアプリのスクリーンクラス コンテンツ グループ コンテンツに対応するカテゴリー。要イベントパラメータ指定 ランディング ページ セッションの最初のページビューに関連するページパス ページの参照元URL ホスト名とパスを含む完全な参照URL。自ドメインと他ドメインを含 む ホスト名 URLのサブドメイン名とドメイン名。FQDN リンク先URL アウトバウンドリンクやファイルダウンロード先の完全なURL。拡張 計測が有効な場合は自動計測 探索レポートや標準レポートでよく利用するディメンションと指標 GA4 ディメンションと指標の日本語名 - 株式会社真摯 https://cinci.jp/docs/ga4-dimensions-and-metrics-in-japanese.html
  5. 株式会社真摯 25 UAとの違いと注意点 指標の変化、刷新 ⚫ セッションの仕様変更 • 参照元が変わったときや日付をまたいだときにセッションは切れない、など。詳細は割愛 ⚫ コンバージョンの仕様変更

    • コンバージョンのカウント方法が以下の2択に(2023年4月から) • イベントごとに1回(推奨) • セッションごとに1回(レガシー) • イベントごとに1回の場合、セッション内で対象コンバージョンを複数回達成した場合は回数分をカウント ⚫ 直帰率、エンゲージメント系指標 • エンゲージメント系の指標が登場 • エンゲージメントのあったセッション:以下のいずれかを満たすセッション(10秒以上滞在、CVイベント発生、2件以上閲覧) • エンゲージメント率:エンゲージメントのあったセッション数/セッション数 • ユーザーエンゲージメント:端末のフォアグラウンドに表示、もしくはフォーカス状態にあった時間の合計(秒数) • 平均エンゲージメント時間:ユーザーエンゲージメント/アクティブ ユーザー数 • セッションあたりの平均エンゲージメント時間:ユーザーエンゲージメント/セッション数 • 直帰率は従来の意味とは異なる • 直帰率:エンゲージのなかったセッション数/セッション数 ⚫ 類似名称の指標で数値は一致しない
  6. 株式会社真摯 26 UAとの違いと注意点 計測の仕様の変化 UA GA4 ウェブサイトの計測がルーツ。Urchin 系統。 デスクトップウェブ計測からの積み重ね アプリとウェブ。Firebase

    Analytics 系統。 さまざまなプラットフォームの計測が前提 Cookieをベースとした計測 Cookieに依存しない計測 User ID、Googleシグナル、デバイスID(Cookieなど) セッション軸 後からユーザー軸を追加 ユーザー軸 後からセッション軸を追加 ページビュー+イベント すべてイベント
  7. 株式会社真摯 27 UAとの違いと注意点 データの保持期間と詳細(GA4 無償版) プラットフォームやレポート データ保持期間 利用できるディメンションと指標 データの種類 サンプリングの影響

    GA4 標準レポート データ保持期間の影響を受けない 限定されたディメンションと指標 集計済みデータ なし GA4 探索レポート 「2か月」「14か月」のいずれか 多くのディメンションと指標 未加工データ あり Looker Studio 接続 データ保持期間の影響を受けない 限定されたディメンションと指標 集計済みデータ あり BigQuery 出力 データ保持期間の影響を受けない エクスポートした内容 raw データ なし データの保持 - アナリティクス ヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/7667196
  8. 株式会社真摯 30 イベント計測が中心になる ウェブサイトやアプリ上の特定のインタラクションや発生はイベントで計測を行う イベントの種類 説明 イベント例(アプリとウェブで異なる) 自動収集イベント デフォルトで収集されるイベント https://support.google.com/analytics/answer/9234069

    first_visit, session_start, user_engagement など 拡張計測機能イベント 拡張計測機能が有効になっている場合に収集されるイベント https://support.google.com/analytics/answer/9216061 page_view, scroll, click, view_search_results, form_start, form_submit, video_start, video_progress, video_complete, file_download など 推奨イベント GA4にて名前とイベントパラメータが事前に定義され、別途 実装を必要とするイベント https://support.google.com/analytics/answer/9267735 login, purchase, search, share, sign_up, tutorial_begin, tutorial_complete, add_to_cart, view_cart など カスタム イベント 各自任意に定義するイベント。上記のイベントがユースケー スで機能しない場合に利用 インタラクションや発生をイベントで計測する際、「推奨イベント」を積極的に利用すること。 既存のレポート機能に反映されたり機械学習に利用される他、今後追加される機能の利用が期待できる。 計測したい内容が推奨イベントにも拡張計測機能イベントにも該当しない場合に、任意の内容のカスタムイベントを利用する。
  9. 株式会社真摯 31 イベント イベント計測の構成 イベント名(例) イベントパラメータ すべてのイベント 自動収集イベント 拡張計測機能イベント 推奨イベント

    カスタム イベント • language(言語) • page_location(ページ ロケーション) • page_referrer(ページの参照元 URL) • page_title(ページ タイトル) • screen_resolution(画面の解像度) page_view ページビュー • engagement_time_msec(前のイベントからの経過時間) click 離脱クリック • link_classes(リンクのクラス:リンクのclass属性) • link_domain(リンクドメイン) • link_id(リンク ID:リンクのid属性) • link_url(リンク先 URL) • outbound(送信:リンク先URLがプロパティのドメインではない場合 true) 推奨イベントの計測の際は、定義されているイベントパラメータを基準にして計測設計を行う。 カスタムイベントを計測する際も、他のイベントのイベントパラメータとの共通利用を図ることが望ましい。 イベントはそれぞれに紐付けられたイベントパラメータを収集する。下記は例。 Recommended events | Google Analytics 4 Properties | Google Developers https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/ga4/reference/events?hl=en
  10. 株式会社真摯 33 イベント 拡張計測機能 拡張計測機能を使って、コンテンツに対する インタラクションを自動で計測できる。 必ずしもすべての項目を有効にする必要はない。 項目によっては適切に機能しなかったり、 意図しない計測を含む場合がある。 「離脱クリック」では、意図しないリンクを計測に含めたり、すべての離脱リンクを

    計測しない場合がある。拡張計測機能を無効にした上で特定条件をGA4の定義に沿っ て再指定したり、追加で別途カスタムイベントで設定を行っても良い 「フォームの操作」はすべてのフォームが対象(サイト内検索なども含む)。ページ に設置されたMetaピクセルが反応して意図しない大量の計測が入ることがあり、無 効にした方が良いケースがある 「動画エンゲージメント」は JavaScript API サポートが有効になっている埋め込み 動画が対象。ウェブサイト側が非対応であれば、無効にした上でGoogleタグマネー ジャ経由で定義に沿って再指定した方が良い 「スクロール数」は90%スクロールのみ計測
  11. 株式会社真摯 41 実装設定内容の整備 GA4の実装設定内容は「設計定義書」などドキュメントに整理し、関係者と共有すべきである。 特にイベントやオーディエンスなどの定義が不明であれば、現状把握や分析に支障をきたしてしまう。 • 各種管理画面の項目 • データストリーム •

    イベント • オーディエンス • コンテンツグループ • カスタムディメンションとカスタム変数 ▲少なくともエクセルやスプレッドシートなどで実装設定内容をドキュメントにまとめておく
  12. 株式会社真摯 43 その他、雑感など ⚫ 👍Pros ⚫ 機能追加や仕様のアップデートは頻繁に行われている ⚫ ポジティブさや可能性を意識した指標やディメンションが設けられた印象 ⚫

    機械学習などトラフィックの大きいサイトほどメリットを享受しやすそう ⚫ 👎Cons ⚫ 「計測ツール」の色が強い印象 • 「分析ツール」としてはまだ厳しい。分析用途に応じた標準レポートが少ない。探索レポートなどを準備する必要がある • BigQueryエクスポートでの利用を前提とした設計にも感じる ⚫ 数値の不一致や非表示の箇所がある • しきい値、サンプリング、(other) など • レポートにアウトプットされるデータは再集計や処理、省略などがなされ、「傾向の把握」にとどまる場合がある ⚫ 整っていないと感じる部分もある • 自動取得イベントや標準仕様のパラメータの一部は、標準のディメンションや指標として利用できる状態ではない • ディメンションや指標の日本語名称が各所で統一されていない ⚫ 設定内容を理解しないと現状把握や分析に支障が出る