Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Crowd4U Shikinensengu Project 2018
Search
Masaki KOBAYASHI
October 08, 2018
Technology
1
46
Crowd4U Shikinensengu Project 2018
Crowd4U 式年遷宮プロジェクト at Lab Camp 2018
Masaki KOBAYASHI
October 08, 2018
Tweet
Share
More Decks by Masaki KOBAYASHI
See All by Masaki KOBAYASHI
Human+AI Crowd Task Assignment Considering Result Quality Requirements (HCOMP2021)
makky
0
120
筑波大学 情報学学位プログラム 説明会 学生発表
makky
1
90
大事なことは全てログファイルに書いてある
makky
0
50
Arm Treasure Data Internship 2018 Final Report
makky
0
810
Other Decks in Technology
See All in Technology
Application Development WG Intro at AppDeveloperCon
salaboy
0
190
テストコード品質を高めるためにMutation Testingライブラリ・Strykerを実戦導入してみた話
ysknsid25
7
2.6k
BLADE: An Attempt to Automate Penetration Testing Using Autonomous AI Agents
bbrbbq
0
300
社内で最大の技術的負債のリファクタリングに取り組んだお話し
kidooonn
1
550
ドメインの本質を掴む / Get the essence of the domain
sinsoku
2
150
強いチームと開発生産性
onk
PRO
34
11k
SSMRunbook作成の勘所_20241120
koichiotomo
2
130
誰も全体を知らない ~ ロールの垣根を超えて引き上げる開発生産性 / Boosting Development Productivity Across Roles
kakehashi
1
220
The Rise of LLMOps
asei
7
1.4k
SREによる隣接領域への越境とその先の信頼性
shonansurvivors
2
520
AWS Lambdaと歩んだ“サーバーレス”と今後 #lambda_10years
yoshidashingo
1
170
ノーコードデータ分析ツールで体験する時系列データ分析超入門
negi111111
0
410
Featured
See All Featured
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
65
4.4k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
126
18k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
250
21k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
49
11k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
Done Done
chrislema
181
16k
Designing the Hi-DPI Web
ddemaree
280
34k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
180
21k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
PRO
28
8.2k
Navigating Team Friction
lara
183
14k
Transcript
2018/10/06 M2 Masaki Kobayashi
式年遷宮とは 神社等において、周期を定めて社殿を更新し、新たな社殿に 神体を移すこと。三重県の伊勢神宮では天照大神を祭神と する内宮、豊受大神を祭る外宮ともに、20年ごとに、社殿を 新しく造営し祭神を遷座してきた。一般には、この神宮式年 遷宮のことを指す。 出典: (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」 2
式年遷宮とは 3 古い社殿 新しい社殿 ご神体を移す ※20年ごとに
Crowd4Uにおける式年遷宮 4 古いVM 新しいVM ご神体を移す ※20年ごとに(?)
なぜ式年遷宮が必要なのか 新しい機能を気軽に実装できる状態を維持したい 例: WebSocketを活用した機能を実装する •Crowd4Uで使われているApacheが古い •Apacheを更新した際のサーバやアプリへの影響が不明 •テストが全く書かれていないので影響の確認も困難 ※ 本番環境用の社殿(VM)は1つしかないので壊せない 5
式年遷宮で実現すること インフラ環境の近代化 6 Before 遷宮 After 遷宮 OS Scientific Linux
6.4 (2013-03-28) Ubuntu 16.04 Apache 2.2.15 (2013-08-13) 2.4.35 Ruby 1.9.3 (2011/10/31) 1.9.3 / 2.5.1 Sinatra 1.4.7 (2016-01-24) 1.4.7 MySQL 5.6.13 (2013-07-31) 5.7.x (予定) 気軽に切り替えら れるようにする コードの変更に関 わるやつは後から
式年遷宮を実現するために大切なこと Infrastructure as Code コンピューティング・インフラ(プロセス、ベアメタルサーバー、仮想 サーバー、など)の構成を管理したり、機械処理可能な定義ファイ ルを設定したり、プロビジョニングを自動化するプロセスである。 by Wikipedia =>コードによるインフラ構築の自動化
7
Vagrant: VM構築の自動化 8 $ vagrant up でVMが作れる
Ansible:構成管理の自動化 9
現在の状況 $ vagrant up •VM構築 •Crowd4Uに必要なミドルウェアの導入 •Crowd4U/Cylogの起動 •タスクが処理できることを確認済み 10 Infrastructure
as Code 最高!!
今後の話 •Vagrantで作ったVMを実運用する => 年内 •DBのバックアップ・レストア => 重要 •Ruby gemsの更新 (Sinatra,
mysql2, etc...) •DB Serverの更新 •WebAppとDBの分離 •全部テスト書く, ログ収集 11 ご神体 A ご神体 B バックアップ レストア バックアップし たやつ
次の式年遷宮に向けて (大前提) 次は式年遷宮と呼ばなくて済むように VMやコードの更新が手軽なら定期的である必要がない Vagrant/Ansible等のツールは時代に合わせて変えよう 要素ごとに別の何かに置き換えられるようにしておくべき そのために出来るだけコード化しておく 出来るだけシンプルに実装する 12
式年遷宮が終わったらやろうね〜〜 No 既存のコードが使えなくなるような変更しないつもりです => 軽微な機能修正や追加は式年遷宮には影響がないはず => 出来ればGitHubに変更をcommitしましょう 動作チェックは、現在の学生が作った実験タスクが動くかどうかで行っ ています (テストがないので)
=> 移行後に不具合が見つかったらその都度修正します => それぐらいの勢いがないと移行できないと思います
まとめ •Crowd4U式年遷宮プロジェクトで考えていることを 話しました •次の式年遷宮を見据えて、Infrastructure as Code を 意識して進めています •今年度中に本番環境で新しいVMを稼働させたい 動作テストとか色々お願いすると思うので宜しくおねがいします
14