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Zabbix から Mackerel へ #mackerelio / zabbix-to-mackerel

Zabbix から Mackerel へ #mackerelio / zabbix-to-mackerel

Mackerel Meetup #8 Tokyo の発表スライドです。

Manabu Sakai

October 17, 2016
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Transcript

  1. Zabbix から Mackerel へ
    Mackerel で実現したコストダウン
    Mackerel Meetup #8 Tokyo

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  2. 本日のハッシュタグ
    #mackerelio

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  3. 今日お話しすること
    ● Zabbix から Mackerel へ移行した経緯
    ● Mackerel の導入で得られたメリット
    最後の 5 分で質疑応答を受け付けます。

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  4. スモールビジネスに携わる方が
    より創造的な活動にフォーカスできるよう

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  5. freee のご紹介
    スモールビジネスの
    バックオフィス業務を
    “圧倒的に効率化”
    するサービスを提供。

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  6. freee が提供するサービス
    ● 会計 freee
    ● 給与計算 freee
    ● 会社設立 freee
    ● マイナンバー管理 freee
    ● 開業 freee
    10/10
    release!

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  7. 自己紹介
    Twitter / GitHub
    @manabusakai

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  8. 自己紹介
    ● 2016 年 5 月 freee に入社
    ● 開発者よりのインフラエンジニア
    ○ Scala, Ruby での開発や AWS が得意分野

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  11. 会場の皆さまに質問です

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  12. 会場アンケート
    当てはまる方は挙手をお願いします。
    ● インフラエンジニアの方
    ● 監視ツールに Zabbix を使っている方
    ● Zabbix に不満を持っている方
    ● 監視ツールにワクワクしている方

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  14. 移行スケジュール
    ● 7 月上旬:検証開始
    ● 7 月下旬:本契約
    ● 10 月:移行完了
    2 〜 3 か月あれば充分移行できます

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  15. なぜ Zabbix から
    移行したのか?

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  16. Zabbix で起きていた 3 つの問題点
    1. Zabbix 自体の運用コストが高い
    2. クラウドの監視に向いていない
    3. 開発者が活用できていない

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  17. ① Zabbix 自体の運用コストが高い
    Zabbix を安定運用させるには手間がかかる。
    ● MySQL チューニング
    ● IOPS チューニング (RAID, LVM, etc)
    ● Housekeeper の負荷との戦い
    ● 監視項目の追加が面倒くさい
    ● Zabbix サーバのバージョンアップ
    Zabbix おじさん…

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  18. ② クラウドの監視に向いていない
    ● Auto Scaling を導入したことで、個々ではなく全体の傾向を見
    る必要が出てきた
    ○ Zabbix で全体の傾向を見るのは工夫が必要
    ● VPC 毎に Zabbix サーバを立てる必要がある

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  19. ③ 開発者が活用できていない
    ● UI が使いにくいため、一部の開発者にしか利用されていな
    かった
    ● 監視ツールはインフラチームだけが見ればいいもの?

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  20. 【参考】他の監視ツールも検討
    コスト 移行 運用 使いやすさ
    Zabbix 3.0 ◯ ◎ △ ×
    Sensu ◯ × △ △
    Prometheus ◯ × × △
    Mackerel △ ◎ ◎ ◎

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  21. Mackerel に移行して
    どうだったか?

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  22. ① 全体の傾向を把握できるように
    ● Mackerel のロール機能を活用
    ○ 役割単位で全体の傾向が把握できるようになった
    台数が増減しても
    全体の傾向がわかる

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  23. 【実例】メモリリークを早期に検知
    とあるロールでメモリリークが発生。全体の傾向が見ただけでパッ
    と掴めた。
    デプロイ直後から
    傾向が急変してる

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  24. 【ワンポイント】 EC2 タグを活用
    AWS CLI を使って EC2 タグを取得し、サービスとロールを
    mackerel-agent の起動オプションに追加。
    mackerel-agent -role=:
    EC2 タグから取得。
    起動すれば自動的に
    ロールに追加される!

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  25. ② AWS のコストダウンを実現
    ● ロールごとに適正な台数が把握できた
    ● Auto Scaling で台数を調整しコストダウンを実現
    ○ 約 5 〜 10% 削減
    ● Mackerel のコストは充分ペイした

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  26. 【ワンポイント】 Slack 通知を活用
    working になっていないホストや AWS のコストを Slack に通知
    し、手間なく情報を得られるようにした。

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  27. ③ 進化し続ける監視ツール
    ● Mackerel は毎週アップデートされる監視ツール
    ● Webhook や REST API、mkr コマンドなど
    一般的な Web 技術を使って簡単にハックできる

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  28. ウソじゃない!

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  29. まとめ
    Mackerel を導入したことで、
    ● 監視ツールを運用するという人的コストがゼロに
    ● 適切なサーバ台数を知ることで無駄を省きコストダウンにつな
    がった
    ※ 導入してからまだ日が浅いので、開発者が活用するようになったかは次の機会にご紹介します。

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  30. うまい話ばかりだと
    胡散くさいので…

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  31. 改善してもらいたい点
    1. グラフの描画が重い
    ○ 動的に読み込むのでどうしても時間がかかる
    2. AWS インテグレーションの充実
    ○ 対応しているのは EC2, ELB, RDS, ElastiCache
    ○ Redshift や SQS もお願いします!

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  32. エンジニア募集中!
    「freee 採用」で検索!

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  33. スモールビジネスに携わる方が
    より創造的な活動にフォーカスできるよう

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