素経営の啓蒙にとどまらず、「zeroboard」のCO2排出量データ/サプライチェー ンデータに基づいた金融ソリューションの開発が検討されるところも強みです。 ゼロボードは、パートナー5社とともにタイで の脱炭素経営支援を開始しています。 かねてより国内拠点の省エネ化に取り組んで きた大手企業が、さらに排出量を削減するに は、取り組み余地が残されているサプライ チェーン上の取引先または海外製造拠点の脱 炭素化を進めることが肝要であることから、 タイを皮切りにアジア製造業サプライチェー ンの脱炭素実現を目指しています。 アジアを中心として グローバル製造業サプライチェーン のCO2排出量可視化・削減支援 金融機関 ゼロボードはCO2排出量の算定を通し、企業の脱炭素経営と地域のカーボンニュートラ ル実現を目指していますが、これは金融機関も同じです。金融機関自身がネットゼロを 目指すためには、Scope3 Cat.15にあたる投融資先企業のCO2排出量の把握が必要不可 欠です。彼らの積極的な施策への取り組みと大きな影響力は、金融機関を含むその他事 業者を巻き込んだOpen&Inclusiveなパートナシップの発展、さらにはソリューション プラットフォームの共同開発など、力強い支援施策ばかりです。また、算定・開示の ルールは今後も改変され続けるでしょうが、彼らと共に評価手法や可視化手段などを検 討していきます。