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エンジニア学生15,000人と話して感じた今後のエンジニア採用

 エンジニア学生15,000人と話して感じた今後のエンジニア採用

2020年6月29日に開催した「オンラインコミュニティで見るエンジニア・デザイナー採用動向」でお話した内容のサマリーです。
https://redesigner.connpass.com/event/178531/?fbclid=IwAR2xMez6K7XTSMw0DhmXvF-2pUF2Zy-OuB-pmiSLQWPlnM78SC04rWwPh9E

エンジニア採用に関わる皆様のお役に立てると幸いです。

Masao Ozawa

June 30, 2020
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Transcript

  1. (先に)まとめ © 2020 TechBowl inc. ▪コロナによる採用の変化 ・企業も学生も在宅オンラインに変わった。 ・東京など都心部に学生を呼ぶことが難しくなった。 ・大学のスケジュールが不安定。 ▪今までの採用

    ・採用年次ごとに「接触・ジャッジ・フォロー」 ▪これからの採用=サンドイッチフォロー ・採用年次関係なく「フォロー・ジャッジ・フォロー」 ・フォロワー増、ジャッジ、フォローのパッケージ化 ▪エンジニア採用マーケット ・エンジニアの有効求人倍率は約9倍。 (需要高いとはいえ、コロナショックで直近1年半で最低) ・就活生45万人。うち情報系2万人。うち開発経験有2,000人 ▪学生の動向 ①選択肢が多くて自分で決めれない。 ②作りたいものはないが、エンジニアを目指す。 ③「ファッションエンジニア」増。 ▪企業の動向 ①インターン採用の一般化。 ②新卒エンジニア採用の需要増。競合増。 ③「育てて採る?」「海外で採る?」
  2. 株式会社TechBowl 代表取締役CEO 小澤 政生 (Masao Ozawa) ・経済学部 ・テニサー ・飲食バイト ・家庭教師 ・メディア営業

    ・法人営業 ・株、投信、保険 ・西日本エンジニア採用  立ち上げ ・採用7年、15,000人 ・会社説明会のオンライン化 ・YJCプロジェクト立ち上げ ・新卒採用責任者 ・2018年10月起業 ・TechTrainリリース ・育てて増やす ・技術のサラダボウル ※1年半ぶり2回目 0.5年 1年 7年 1.5年 ・1986年生まれ。大阪府出身。 ・京都大学経済学部経営学科を卒業後、 2010年に株式会社サイバーエージェントに入社。 ・営業を半年経験したのち、採用を 7年半経験。 ・2018年10月に株式会社TechBowlを設立。代表取締役に就任。 ・「業界のプロが、次世代を、みんなで育てる」という考えのもと、 ・U30(30歳以下)のエンジニアコミュニティを展開。 ・2019年5月に有名企業のエンジニアから学べるオンラインエンジニアコミュニティ 「TechTrain(テックトレイン)」をリリース。 ・サービス開始から1年で会員数1,000名を突破。 ・「第9回 日本HRチャレンジ大賞」では「奨励賞」を受賞。 ・現在40社75名を超えるITプロエンジニアメンターがオンラインでコードレビューやキャリア相談 を行っ ている。 © 2020 TechBowl inc.
  3. 会社のことをオンラインで 多くの人に知ってもらい、 ファンを増やしたい ②MISSION開発 (実務の開発体験広場) エンジニア採用・育成・評 価・制度設計に ついて、相談したい ④コンサルティング 優秀な新卒、中途エンジニ

    アをすぐに採用したい ①有料職業紹介 優秀なエンジニアに オフラインで出会いたい ③イベント (面談イベント・ハッカソン等) 開発相談・キャリア相談 開発アドバイス・メンタリング 企業紹介 事業概要 向けのエンジニアコミュニティ を中心に様々な事業を展開しています。 © 2020 TechBowl inc.
  4. © 2020 TechBowl inc. ②MISSION(オンライン完結インターン)のご提供 会社のことをオンラインで多くの人に知ってもらい、ファンを増やしたい場合 ▪採用のオンライン化 インターンをオンライン化したい ▪早期のファン獲得 学部1,2年生にも自社を疑似体験してほしい

    ▪保留人材のレベルアップ 早期接触したが、スキル不足の人を鍛えたい ▪内定者の辞退ケア&スキルアップ 特に地方内定者の辞退ケアとスキルアップ ▪入社研修・社内研修のオンライン化 初回お打ち合わせ(1時間)→2週間以内に公開可能です。
  5. © 2020 TechBowl inc. 2011年卒 → 2021年卒 サービス・事業 ・スマホ台頭 ・アプリ黎明期

    ・出せば流行る、売れる時代 ・全員スマホ時代 ・思いついたアプリは大体出ている ・ゲーム、メディアに加え、アドテク、 AI、ブロックチェーン、ノー コードなどジャンルが多様に。 できること ・ゼロイチ(新規サービス開発) ・みんな同じレベルからスタート。 ・自分でググりながら進める。 ・技術の習得が容易に(技術情報、 QAサイトなど) ・プログラミングスクールの増加 ・相談できる環境増加 困っていること ・リファレンス、参考図書が少ない。 ・インターンが少なく、働くイメージが沸かない。 ・ゼロイチ(新規サービス開発)をやりにくい。 ・インターン爆増。決めれない。 ・作りたいものがない(がエンジニアになりたい) 傾向 ・自分でなんとかググりながら進める。 ・先輩や同期が受けている企業を受ける。 ・自分で調べる前に人に聞く。 ・大卒だけでなく、専門学校生、高専生、中高生エン ジニア も増加 ・先輩や同期が受けている企業を受ける。 年卒と 年卒の比較をしてみる。
  6. © 2020 TechBowl inc. 考察〜学生動向〜 ①選択肢が多くて自分で決めれない。 選択肢が多すぎて、インターンや入社先を自分で決めれない。第 3者視点での言動は得意。 最終的に回り回って報酬、環境(机や椅子など)だけで決めてしまうケースも。 ②作りたいものはないが、エンジニアを目指す。

    10年前より、0→1での開発に関わるチャンスは減っている。 「自力でなんとかする力」も低下している。 ③「ファッションエンジニア」増。 「今の時代AI、機械学習。機械学習ができる企業で学んでみたい。」 「企業にアピールする何かが必要と言われたので徹夜でオセロを作りました!」 バズワードに振り回されがち。
  7. © 2020 TechBowl inc. 2011年卒採用 → 2021年卒採用 採用手法 ・対面型 ・1:多数が中心(ナビ、合説、学内セミナーなど)

    ・ペーパー中心 ・対面とオンラインのハイブリッド ・カジュアル面談の増加 ・SNS活用、AIマッチング、逆求人、内定直結型インターン、 ミートアップ等 ・ペーパーレス 募集職種・採用人数 ・職種が限定的(WEBフロント、サーバサイド等) ・総合職>>技術職 ・職種が多様化(WEB、サーバサイド 、ブロックチェーン、 データサイエンティスト、 AI等) ・技術職>総合職 スタンス ・母集団(エントリー数)中心 ・「Facebookアカウントあれば教えて!」( 2012年頃〜) ・打率重視。10人会って10人よければそのまま採用 ・オンライン化 ・インターン採用(内定直結) ・選考過程にインターン、ワークサンプル導入 ・リクルーター活発に(現場社員の巻き込み) 年卒と 年卒の比較をしてみる。
  8. © 2020 TechBowl inc. 考察〜企業動向〜 ①インターン採用の一般化。 ・選考時期の通年化。(年中インターン+冬から本選考) ・現場社員との調整、オペレーション増 ・経団連もインターンに対する姿勢軟化傾向 ②新卒エンジニア採用の需要増。競合増。

    ・WEB系以外の企業でもエンジニア需要増 ・早期接触、早期ジャッジ、長期フォローが加速 ・通年採用に切り替える企業も増加 ③「育てて採る?」「海外で採る?」 ・各社採用人数は増加するが、競合はそれ以上に増加。採れない。 ・1、2年生を育てて採りたいが稼働的に非現実的 ・海外採用も視野にいれているがカルチャーマッチしない OR受け入れ体制不十分
  9. コロナで変わったこと © 2020 TechBowl inc. 変わったこと → ということは ①企業も学生も在宅オンラインに変わった。 ▪ポジティブ

    ・1回あたりの参加学生人数は無制限 ∞ ▪ネガティブ ・オンラインセミナー乱立。学生を拘束できず脱落する。 ②東京など都心部に学生を呼ぶことが難しくなった。 ▪ポジティブ ・学生交通費、会食費を抑えることができる。 ▪ネガティブ ・オフィスや社員の雰囲気を伝えきれない。 (例)サーバルーム見学、就業型インターン、 ••さんちょっといいです か〜のライトな面談フォロー ③大学のスケジュールが不安定。 開講時期が1ヶ月以上ずれ込み、 8月は補講ありの学校が多い。 ▪ポジティブ ・8月のインターン繁忙期の稼働を分散できるかも ・競合のインターンと日程を被さなくて済むかも ▪ネガティブ ・年間の採用スケジュールが組みにくい
  10. 今までは、採用年次ごとに「接触・ジャッジ・フォロー」 © 2020 TechBowl inc. 21卒 22卒 23卒 2020 6月

    12月 2021 4月 6月 12月 2022 4月 6月 辞退フォロー 入社 接触 ジャッジ 辞退フォロー 入社 接触 ジャッジ ・年次ごとにゼロリセットされるので多忙、非効率。 ・コロナ禍=オンラインシフト。採用活動を年次で縛らず、超早期もファンにする企業が勝つ。 ・採用オンライン化の最難関はクロージング。従来の短期決戦は不可能。細く、長く、フォローが必要。
  11. これからは、採用年次関係なく「フォロー・ジャッジ・フォロー」 © 2020 TechBowl inc. 21卒 22卒 23卒 2020 6月

    12月 2021 4月 6月 12月 2022 4月 6月 入社 24卒 25卒 フォロワー ジャッジ フォロー 26卒 入社 ・コロナ禍=オンラインシフト。採用活動を年次で縛らず、超早期にフォロワーを増やすべし。 ・採用オンライン化の最難関はクロージング。従来の短期決戦では不可能。細く、長く、フォローが必要。 ・オンラインインターンで 割理解、残り 割をオフライン オンラインサプライズで勝負。 フォロワー ジャッジ フォロー フォロワー ジャッジ フォロー フォロワー ジャッジ フォロー フォロワー ジャッジ フォロー
  12. © 2020 TechBowl inc. MISSION(オンライン完結インターン)のご提供 会社のことをオンラインで多くの人に知ってもらい、ファンを増やしたい場合 ▪採用のオンライン化 インターンをオンライン化したい ▪早期のファン獲得 学部1,2年生にも自社を疑似体験してほしい

    ▪保留人材のレベルアップ 早期接触したが、スキル不足の人を鍛えたい ▪内定者の辞退ケア&スキルアップ 特に地方内定者の辞退ケアとスキルアップ ▪入社研修・社内研修のオンライン化 初回お打ち合わせ(1時間)→2週間以内に公開可能です。
  13. まとめ © 2020 TechBowl inc. ▪コロナによる採用の変化 ・企業も学生も在宅オンラインに変わった。 ・東京など都心部に学生を呼ぶことが難しくなった。 ・大学のスケジュールが不安定。 ▪今までの採用

    ・採用年次ごとに「接触・ジャッジ・フォロー」 ▪これからの採用=サンドイッチフォロー ・採用年次関係なく「フォロー・ジャッジ・フォロー」 ・フォロワー増、ジャッジ、フォローのパッケージ化 ▪エンジニア採用マーケット ・エンジニアの有効求人倍率は約9倍。 (需要高いとはいえ、コロナショックで直近1年半で最低) ・就活生45万人。うち情報系2万人。うち開発経験有2,000人 ▪学生の動向 ①選択肢が多くて自分で決めれない。 ②作りたいものはないが、エンジニアを目指す。 ③「ファッションエンジニア」増。 ▪企業の動向 ①インターン採用の一般化。 ②新卒エンジニア採用の需要増。競合増。 ③「育てて採る?」「海外で採る?」