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開発サイクルのボーダーレス化に伴う組織変革から学んだこと / Organizational T...

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開発サイクルのボーダーレス化に伴う組織変革から学んだこと / Organizational Transformation Amid the Borderless Development Cycle

2026/5/14 開催の「少数精鋭QAのリアル:プロダクトが増え続ける組織で、QAはどう戦うか」イベントでの登壇資料です
https://genda.connpass.com/event/388835/

タイトル:開発サイクルのボーダーレス化に伴う組織変革から学んだこと

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miisan

May 14, 2026

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Transcript

  1. 4年間の組織変遷 Phase 1 QA組織の立ち上げ インプロセス QA 2022年~ ▶ Phase 2

    ボーダーレス化 QA×開発フェーズ統合 2025年~ ▶ Phase 3 QAイネーブリング グループ新設 2026年~ QAがDeep Diveし、 品質を担保する 役割の境界線を破壊し、 チームで品質作りに挑む 全社のガバナンス・ 品質向上を設計する 今日はこの3フェーズ変化を、ハイライトで話します!
  2. 状況と方向性 — 1人目QAとして立ち上げる 令和トラベル = 旅行予約プラットフォーム 事業スケール 3倍成長の中でプロダクトが増え続ける 入社時、QAエンジニアと一緒に働いた経験があるメンバーはほぼいない テストをプロセスに組み込み、

    QAプロセスを意識させる必要があった 開発サイクルにQAフェーズを組み込む(インプロセス化) 設計の軸:「品質とスピードをトレード・オンさせる」 障害発生率および障害発生からの対応時間を早期からKPIに導入
  3. やったこと — 「仕組みで解決する」ことの徹底 🐾 Dog Fooding・お触り会 毎週リリース前にみんなで実施。 チームで仕様や期待値・操作感を追 体験する。 🤖

    E2E自動化 シナリオ作成をQAと開発で分担し自 動テストを共同作業体制へ。 📋 QA観点の形式知化 テストパターンマトリクス表、 ナレッジの形式知化。 属人化しない組織資産化を意識。 🚨 インシデントプロセス改善 インシデントワークフローや 基準の整理。 ログ・監視体制の整備も推進。
  4. 統合の成果 — 品質とスピードを両立できた 開発サイクルタイム 30% 改善 前期比 エンジニア1人あたりの アクティビティ量 32%

    増加 前期比 AI活用率 30% 増加 前期比 プロダクトの障害率も向上。しかし、その先に新たな課題が見えてきた ーーー
  5. 設計思想 — 「管理」ではなく「 Enablement」 横断 コーポレートガバナンス部 QA Enablingグループ ガバナンス・標準化・品質基盤・セキュリティ・各チームへの支援 ✖

    縦 エンジニアリング部 QREグループ SREと統合し、ソフトウェアを守る機能を強化 プロダクト品質・開発サイクル内のQA強化 💡各部門が自ら品質を担保できるよう、基盤・相談導線を整える 💡 縦(個別チーム)と横(横断)の両方があって、スケールする可能性
  6. 3フェーズの振り返り — 体制の変遷は、課題の変遷だった Phase 1 QA立ち上げ インプロセス QA 解いた課題 品質とスピードを

    両立する基盤 Phase 2 ボーダーレス化 QA×開発フェーズ統合 解いた課題 役割のボーダーを壊す Phase 3(今) QAイネーブリング グループ新設 解いた課題 “全社”を主語に 越境する組織へ 組織は「正解を目指す」より常に変化し、「 今の課題に最適化し続ける 」もの
  7. 学んだこと 1 GO FAST – “品質を伴うスピード ”を追い続けること 2 3 小さなチームで、素早く検証と実行を繰り返すこと

    各チームのラインに意思決定権限を委譲し、”小さく速く”を徹底させる OWNERSHIP – 結果責任を持ち、全員が目標に向かう状態を作る 相反する2つを追いかけなければならないような目標設計 現場で自律して意思決定を行えるような環境整備 LEARN NEW – 前提を疑い、破壊し続けること 変わることを前提に、アンラーニングし続けること 過去の成功体験に縛られず、体制や過去の通例ごと変える