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Tatsuya Miyamae
September 07, 2022
Technology
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Cloudflare
Tatsuya Miyamae
September 07, 2022
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Transcript
Cloudflare
Cloudflareとは DNS型のCDNサービス CloudFrontのようなリバースプロキシ型のCDNではなく、ネームサーバーサービスと してDNS Zone(ドメイン)全体を預けるタイプです DNSをCloudflare(無料版でも十分)にするだけで様々な恩恵が得られる
DNS プロキシステータス レコードごとにCDNを経由させるかどうかを指定できる。 (OFFにすれば単なるDNSと して利用できる) CNAMEのフラット化 CNAMEレコードで別名の代わりにIPアドレスを返せる。 = ネイキッドドメインに CNAMEできる。
ネイキッドドメイン(ルートドメイン)のCNAMEはDNSの仕様では許可されていない。 お 名前.comのDNSなどでは実現できない。 Cloudflareなら完全無料で実現できる。 高機能ネームサーバ
メールアドレス このドメインのカスタムメールアドレスを、任意のアドレスに転送できる。 (Clipkitでは利用していない) ありがちなニーズだが、今までは転送用のメールサーバなどを別途用意する必要があっ た。Cloudflareなら無料でできる。地味に超うれしい機能。 メール転送(ベータ版)
SSL/TLS CloudflareをDNSにしておけば、特に何も考えなくてもhttpsが利用できる。 HTTPSの自動リライト HTML内のhttp:を自動的にhttps:に書き換えて混合コンテンツを解消。 https
セキュリティ WAF IPアドレスやクエリー文字列などでブロックあるいは許可できる。 (Clipkitでは利用していない) DDoS保護 自動的に有効になっている。 =DNSをCloudflareにするだけでDDoS保護になる。 CloudFrontもそうだけど、CDN使うだけでDDoS吸収できるというのは知っておいて ください。
Speed Image Resizing (Pro) URLで返したい画像サイズなどを指定できる。(従量料金高め) Polish (Pro) 画像を返却時に自動的に最適化したりWebPにしてくれる。 Auto Minify
JavaScript、CSS、HTMLを自動的にminify コンテンツ最適化
Brotli gzipより高効率なBrotli圧縮をしてくれる。 Mirage (Pro) デバイスに応じて最適な画像を返却。(低速なネットワークや画面の小さいデバイスでは小 さな画像、など)
ルール ページルール 以上のいろいろな機能をページURL(ワイルドカード可)ごとに細かく設定を変えられる。 一括リダイレクト リダイレクトリストをCSVアップロードできる。 ただし無料プランだと登録できるURL数が少ない(20件)
ネットワーク HTTP/2、HTTP/3(QUIC)対応 IPv6対応、gRPC、WebSocket対応 それぞれONにしておくだけで最新のプロトコルに対応できる。
Pages GitHubと連携でデプロイ簡単。 ほぼ制限なく無料。 活用するべき。 当初GitHub連携だけだったが、先週から直接アップロードもできるようになって手軽に。 静的ホスティング
Workers エッジサーバでJavaScriptを実行できるサーバーレスサービス。 オリジンのレスポンスを加工して返すことができる。 AWS Lamda@Edgeのようなもの。 先週、オープンソース化が発表された。 エッジコンピューティング
R2 S3互換のストレージサービス。非常に安価。 先週、パブリックベータ登場とともに料金体系など詳細が公開された。 保存データ10GBまで永久無料 ストレージ利用料は$0.015/GB (S3は$0.023/GB) データ転送料金は無料 (S3は$0.09/GB) 気になる新サービス
D1 先週、新しく発表されたサービス。 世界中のエッジサーバに分散したSQLite。 安価にサーバレスRDBが使えるようになる可能性があり、とても期待! 気になる新サービス
Cloudflare有料プランでできること ページルール登録数上限多め 画像最適化関係(Polish、Mirage、Image Resizing) セキュリティ関係の機能強め 負荷分散 $20/月 (Pro)
(まとめ)Cloudflareのすごいところ ほとんどの機能が無料プランで利用できる。 転送量などの制限もない。 有料版でも$20/月〜 S3/CloudFrontの前段に置くだけでAWSの転送料がめちゃくちゃ削減できる。 意欲的に新機能や新サービスが追加されている。
日本の出版社から提訴されている件 集英社、小学館、講談社、KADOKAWAの4社は2月1日、CDN(Content Delivery Network)大手の米 Cloudflareに対し、海賊版コンテンツの公衆送信・複製の差し止めおよび、損害賠償を求める訴訟を東京地方 裁判所に提起したと発表した。請求額は、一部請求として4社合計で4億6000万円。 誰にでもめちゃくちゃ簡単に利用開始できてしまうことを問題視しているみたい。(十分な 本人確認をしろよと) 実は過去にも度々提訴されている。