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教育コラボレーションと現代社会「情報教育」

 教育コラボレーションと現代社会「情報教育」

Naoki Kato

June 08, 2023
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Transcript

  1. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU これから必要な力と学びの変化 産業(工業)革命? 画像引用:SCF2015webサイト http://scf.jp/ja/essay/a005.php

    →石炭→石油・電気 農業→軽工業→重工業 労働力:人→コンピュータ 判断:人→コンピュータ AI,IoT?
  2. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU これから必要な力と学びの変化 近い将来すべての人に求められるもの 高度IT人材 ミドルIT人材

    課題 発見 解決 新たな価値の創造 高度情報通信技術 AI技術 活用 こういうこと ができる 依頼
  3. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU これから必要な力と学びの変化 学習指導要領における情報教育の方針 情報及び情報技術を適切かつ効果的に 活用して、問題を発見・解決したり自

    分の考えを形成したりしていくために 必要な資質・能力 (小学校学習指導要領解説 p.51) 情報の科学的な理解に裏打ちされた 情報活用能力を育むことが重要 情報活用能力 言語能力 問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 加速度的に進展 し続ける社会 Industry4.0 (第四次産業革命)
  4. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU これから必要な力と学びの変化 体系的な情報活用能力の育成 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 技術分野 情報に関する技術 プログラミング教育 基本的な操作 情報モラル 情報化と社会・産業 2021- 2022- 2020- 情報Ⅰ(必修) 情報Ⅱ AI・Data Science教育
  5. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU これから必要な力と学びの変化 学ぶ内容と学び方の変化 知識の伝達に効率的な 一斉授業

    情報活用能力 言語能力 問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立
  6. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU これから必要な力と学びの変化 学ぶ内容と学び方の変化 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 ICT活用 問題 発見 解決法 探索・学習 実行 解決 オーセンテックな 問題解決活動 体系的な 知識や技能 既習 活用 構築 知識・技能 主体的で 対話的な 個別最適な 協働的な 深い
  7. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU これから必要な力と学びの変化 学ぶ内容と学び方の変化 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 ICT活用 問題 発見 解決法 探索・学習 実行 解決 オーセンテックな 問題解決活動 体系的な 知識や技能 既習 活用 構築 知識・技能 主体的で 対話的な 個別最適な 協働的な 深い 児童生徒が主体な学び
  8. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学校のICT環境 第二期教育振興基本計画 l 教育のIT化に向けた環境整備4か年計画

    (2014~2017) n 単年度 1,678 億円 平成 26 ~ 29 年度 4 年間総額 6,712 億円 文部科学省:パンフレット「学校のICT環境を整備しましょう」より
  9. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学校のICT環境 3人/1台から1人/一台へ l 2019年秋に突然!

    l 2023年度(令和5年度)までに TBS News 3日 11:09分 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3846312.html
  10. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学校のICT環境 さらに! l 2020年春

    l 2021年度(令和3年度)までに TBS News 3日 11:09分 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3846312.html COVID-19 SHOCK
  11. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学校のICT環境 学校の基本的なICT環境 大型提示装置 or

    電子黒板 実物投影機 指導者用PC 学習者用PC 無線LAN
  12. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 大型提示装置(電子黒板)の使い方 なぜ見せるのか Working Memory

    作動記憶 )))))))))))))))) )))))))))))))))) 感覚記憶 音韻 ベース イメージ ベース 言語的 モデル 視空間的 モデル 二重経路 long-term memory 長期記憶 二重符号化
  13. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 大型提示装置(電子黒板)の使い方 余計なものを見せない大切さ Working Memory

    作動記憶 )))))))))))))))) )))))))))))))))) 感覚記憶 音韻 ベース イメージ ベース 言語的 モデル 視空間的 モデル 処理容量は一定
  14. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 大型提示装置(電子黒板)の使い方 動画提示をより効果的に You Tube

    [5]肝臓のしくみ TheWannabeBC 視覚 視覚 言語 聴覚 言語 マルチモーダルな情報提示 ナレーション
  15. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 大型提示装置(電子黒板)の使い方 動画提示をより効果的に You Tube

    [5]肝臓のしくみ TheWannabeBC 視覚 視覚 言語 ナレーション 聴覚 言語 重複 複数
  16. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 大型提示装置(電子黒板)の使い方 学ぶ内容と学び方の変化 人間性 学びに向か

    う力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 知識の伝達に効率的な 一斉授業 児童生徒主体の学び 先生は ファシリテータ もう 黒板 大型モニタは いらない?
  17. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 大型提示装置(電子黒板)の使い方 使う場面はいっぱい 左上:お台場学園港陽小学校 右上:八王子市立高倉小学校

    左下:青梅市立第三小学校 右下:東村山市立富士見小学校 左上,左下:品川区立清水台小学校, 右上,右下:東村山市立富士見小学校 特に 児童生徒の成果物 をもとにした説明
  18. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用コンピュータ(端末),どう使う? 学びのサイクル 読んで 観て

    考えて 書いて 作って 可視化・表現 認知 思考 共有 発声して 動いて 聴いて
  19. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用コンピュータ(端末),どう使う? 学びのサイクル 読んで 観て

    考えて 書いて 作って 可視化・表現 認知 思考 共有 発声して 動いて 聴いて
  20. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用コンピュータ(端末),どう使う? 学びのサイクル 読んで 観て

    考えて 書いて 作って 撮って 可視化・表現 認知 思考 共有 発声して 動いて 聴いて
  21. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用コンピュータ(端末),どう使う? 学びのサイクル 読んで 観て

    考えて 書いて 作って 撮って 可視化・表現 認知 思考 共有 発声して 動いて 聴いて
  22. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用コンピュータ(端末),どう使う? 児童生徒の考える活動を支援 l 児童生徒主体の学びの実現へ

    小平市立小平第三小学校(画面内は光村図書学習者用デジタル教科書) 比率の Shift 個で考える 対話する 共有する
  23. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用コンピュータ(端末),どう使う? 児童生徒主体から個別最適な学びへ 個別最適な学び 指導の個別化

    学習の個性化 自己調整しながら 学習を進める 個々に合った 方法・教材・時間 での学び 個々に合った 目的 での学び 自分に合った学び方 自分の学び(興味)の広げ方 個に応じた指導 協働的な学び
  24. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 情報教育 情報教育とICT活用の正の循環の必要性 情報教育の実施 情報活用能力

    の育成・習得 学びでのICT活用 =情報活用能力の活用 ※この点を頭の隅に置いて話を聞いてください
  25. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 情報教育 情報教育:情報活用能力の育成 法律 情報モラル

    情報セキュリティ プログラミング データリテラシー 情報リテラシー 操作リテラシー 情報社会に 参画する態度 問題解決力 ICT活用力
  26. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU 情報教育 ICT活用の一環では教えきれない要素 法律 情報モラル

    情報セキュリティ プログラミング データリテラシー 情報リテラシー 操作リテラシー 情報社会に 参画する態度 問題解決力 ICT活用力
  27. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 近い将来すべての人に求められるもの 高度IT人材 ミドルIT人材

    課題 発見 解決 新たな価値の創造 高度情報通信技術 AI技術 活用 こういうこと ができる 依頼
  28. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 世界中でCS教育:プログラミング教育 l イスラエル

    n 2000年,高校で「Computer Science」 l ハンガリー n 2003年 「Informatica」6~10歳で必修 l イングランド(英国) n 2014年 「Computing」5~13歳で必修 l フィンランド n 2016年から必修化(教科横断型) l オーストラリア n 2016年「Digital Technologies」
  29. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 国家戦略(IT総合戦略本部) (H26~H28/2016.4) l

    一定数の突出した能力を有するIT人材育成 l 新たな産業をリードする高度なIT人材育成 + l あらゆる国民層に対して ITに係る能力を醸成するための取組 l 特に若年層に対するプログラミング教育 (参考)人材育成におけるプログラミング教育の位置付け等に係る調査報告書 現社会 Industry4.0 (第四次産業革命) 高度なIT利活用社会 (超スマート社会)
  30. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 情報活用能力としてのプログラミング 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 技術分野 情報に関する技術 プログラミング教育 基本的な操作 情報モラル 情報化と社会・産業 2021- 2022- 2020- 情報Ⅰ(必修) 情報Ⅱ AI・Data Science教育
  31. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 小学校におけるプログラミング教育 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8)
  32. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 学習指導要領での記載の意味 第3 1

    (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8) プログラミング 論理的に考える力 のために 導入の背景 =プログラミング的思考(学習指導要領解説)
  33. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 学習指導要領からプログラミング的思考へ 自分が意図する一連の活動を実現するために、 どのような動きの組合せが必要であり、

    一つ一つの動きに対応した記号を、 どのように組み合わせたらいいのか、 記号の組合せをどのように改善していけば、 より意図した活動に近づくのか、 といったことを論理的に考えていく力 (小学校学習指導要領解説 p.85) プログラミング するときの一連の活動 を 論理的に考える力
  34. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 プログラミング的思考 大きく複雑な 高度情報化社会における

    高度情報化社会における 大きな武器である 抽 象 化 モ デ ル 化 一 般 化 分解 構造化 手順化 評価 順序 分岐 反復 並列 演繹・帰納(類推,仮説) 問題 Computer 高速化・自動化 論理的思考・パタン認識 パ ラ メ タ ラ イ ズ アルゴリズム的思考
  35. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 学習指導要領での記載 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8) コンピュータプログラミング
  36. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 プログラミング体験が重要な理由 l プログラミング体験は楽しい→主体性へ

    l 試行錯誤が容易 n 自分の考えが正しいかが確認できる n 間違ってたら容易に修正に挑戦できる コンピュータに・・・ 必要な論理的思考力 効果的に育成! 論理的思考への一番の手立て
  37. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 もう一つの育む力 l これにもプログラミング体験が必須

    プログラムの働きやよさ,情報社会がコンピュータをはじめと する情報技術によって支えられていることなどに気付き,身近 な問題の解決に主体的に取り組む態度やコンピュータ等を上手 に活用してよりよい社会を築いていこうとする態度などを育む こと (小学校学習指導要領解説 p.85) すごい やってみる のような態度
  38. ©2009- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育 系統的な学びが重要 創造的プログラミング ア

    ン プ ラ グ ド 情報化社会に関する 探究的課題の中での プログラミング プログラミング 導入 操作練習 教科の学びに 絡めた プログラミング 総合 教科 課程外 正多角形と円 電気の利用 楽しく創造的な 活動にするには