Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AI x 開発組織 Summit レポート
Search
m-narin
September 19, 2025
0
6
AI x 開発組織 Summit レポート
Findy社が主催したAIx開発組織 Summit レポートの発表スライドになります。
m-narin
September 19, 2025
Tweet
Share
More Decks by m-narin
See All by m-narin
プロになるためのWeb技術入門
narin0520
0
31
転職後のキャッチアップで工夫したこと
narin0520
0
550
技術ブログのすゝめ
narin0520
0
24
技術ブログをCLI管理する
narin0520
0
94
新卒研修振り返り
narin0520
1
110
Featured
See All Featured
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
11k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
23k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
209
24k
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.2k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
19
1.2k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
49
51k
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
11
900
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
30
2.7k
Transcript
AIx開発組織 Summit レポート Metrics 那仁満徳 1 9/2 東京ミッドタウン
2 アジェンダ 1. KDDI:AI活⾃と経営戦略 2. freee:AI 駆動経営 試行錯誤と課題 3. メルカリ
x サイボウズ:サイロ化解消で事業貢献を最大化 4. BuySell Technologies x エムスリー:AI 時代に生き残るための開発組織戦略 昼飯:とんかつ定食 3500円
まとめ 3 1. ⼩さく始める a. AI活用をスピ ーディーに 2. サイロ化解消とAI化の相乗効果 a.
暗黙知から形式知へ 3. AIが当たり前の世の中に a. 新しいことをどんどん吸収する
1. KDDI:AI活⽤と経営戦略 - アジャイル開発センター設⾃ - 1万⾃以上が利⾃するAI chatを開発 - 独⾃した意思決定で開発速度向上 -
Copilot, Cursor, Devinを使っている - リスクがないような、できるところから始める - データセンター構築(Google Cloud連携) - 発電機をとりあえずたくさん持ってきてトライアル - LLM作成 - オープンモデルを fine tuning 4 藤井 彰⼈ 技術系社⾃による迅速な意思決定 社長を説得する必要がないので AI の意思決定が早い
その他のトピック - 「SIerの⾃積もりにAI効率化が含まれていなければ稟議を却下」 - CS の就職難に関して - 歴史を考える - メインフレームの時代
- 紙で管理しなくて良いのか? - Java の時代 - メモリ管理しなくて良いのか? - Web の時代 - OS の仕組みを分からずに API 使って良いのか? - AI の時代 - コードの中身知らなくて良いのか? 5 同じことが起きているだけ どうやって新しいものを生み出せるかを考えていけば問題ない by 藤井 彰⼈
2. freee:AI駆動経営の実践 AIの取り組みの歴史 - 2023年:基盤構築 - LLM ProxyとLLMアプリ基盤を全社解放、数百のアプリが社 内で作成される -
2024年:成果実証 - 商談⾃字起こし→Salesforce⾃動連携成果: 事後処理時間 45-56%削減 - 結果: 顧客コミュニケーション21%向上 6 横路 隆
freeeのAI活用 成功の秘訣 7 - AI特区 - 新ツール検証部隊 - みんなが事故る前に小さく事故ってガードレールを作る -
最初から作り込みすぎない。YAGNI原則。 - AI 活用を個人、チーム単位でダッシュボード化して改善サイクルを回す - 全社員対象 - 全ての業務が AI にアクセスでき、コンテキストを食わせられているか(解 釈可能なデータになっているか)を考える - CTOは経営会議のコンテキストを AI に食わせているとのこと
3. メルカリ×サイボウズ サイロ化解消で事業貢献を最大化 8 - サイロ化 = 部門、チームが独立して情報が断絶 - 局所最適&知見が共有されない問題
メルカリ 木村 俊也 サイボウズ 佐藤 鉄平 全社でビジョンを掲げる 技術スタックを固定=ゴールデンパス →ロードマップに載せて計画的に統一化 各部署からAIタスクフォースを結成 →コミュニケーションが発生 地道な情報共有や対話。議事録も全部 Open とにかく試行錯誤 →マネージャーを変えたり無くしたり戻したり →越境 - 開発がQAに体験入部 - 利用者(セールス)が開発チームにJoin 木村 俊也 佐藤 鉄平 どのように対処したか
サイロ化解消の試みの結果 9 メルカリ 木村 俊也 サイボウズ 佐藤 鉄平 AI化を通じて暗黙知が形式化され、結果としてサイ ロ化の防止に繋がった 情報のOpen化や越境によって全体最適の議論が自 然発生
10 4. BuySell Technologies x エムスリー AI 時代に生き残るための開発組織戦略 今村 雅幸
山崎 聡 BuySell Technologies 今村 雅幸 エムスリー 山崎 聡 大きく変えていない、中長期的には逓減するかも リアルな現場の課題は人間にしかできない プラットフォームのコアな部分は依然として技術力が 必要 昔から少数精鋭、時代が追いついてきたな マルチプロダクト戦略と関連する →横方向への事業展開には人は必要 - 1プロダクトあたりの人数が小さくなる - LayerXはむしろ採用加速している 採用戦略
11 4. BuySell Technologies x エムスリー これからのキャリア BuySell Technologies 今村 雅幸
エムスリー 山崎 聡 エンジニアキャリアの変遷は フルスタック→専門のエンジニア→フルスタック どんどん領域を超えて手を出すべき AI化によって学習しやすくなった なんでも屋の仕事が残っていく CTO、VPoE、テックリードはAI必須 新卒がAIネイティブになっていくので 負債の返却にAIを活用 M&A時にプロダクトを改善できるようになる 新しい技術が出ても、 キャッチアップできるよねって いう安心感が信頼になる
まとめ 12 1. ⼩さく始める a. AI活用をスピ ーディーに 2. サイロ化解消とAI化の相乗効果 a.
暗黙知から形式知へ 3. AIが当たり前の世の中に a. 新しいことをどんどん吸収する