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AI x 開発組織 Summit レポート

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September 19, 2025
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AI x 開発組織 Summit レポート

Findy社が主催したAIx開発組織 Summit レポートの発表スライドになります。

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September 19, 2025
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Transcript

  1. 2 アジェンダ 1. KDDI:AI活⾃と経営戦略 2. freee:AI 駆動経営 試行錯誤と課題 3. メルカリ

    x サイボウズ:サイロ化解消で事業貢献を最大化 4. BuySell Technologies x エムスリー:AI 時代に生き残るための開発組織戦略 昼飯:とんかつ定食  3500円
  2. まとめ 3 1. ⼩さく始める a. AI活用をスピ ーディーに 2. サイロ化解消とAI化の相乗効果 a.

    暗黙知から形式知へ 3. AIが当たり前の世の中に a. 新しいことをどんどん吸収する
  3. 1. KDDI:AI活⽤と経営戦略 - アジャイル開発センター設⾃ - 1万⾃以上が利⾃するAI chatを開発 - 独⾃した意思決定で開発速度向上 -

    Copilot, Cursor, Devinを使っている - リスクがないような、できるところから始める - データセンター構築(Google Cloud連携) - 発電機をとりあえずたくさん持ってきてトライアル - LLM作成 - オープンモデルを fine tuning 4 藤井 彰⼈ 技術系社⾃による迅速な意思決定 社長を説得する必要がないので AI の意思決定が早い
  4. その他のトピック - 「SIerの⾃積もりにAI効率化が含まれていなければ稟議を却下」 - CS の就職難に関して - 歴史を考える - メインフレームの時代

    - 紙で管理しなくて良いのか? - Java の時代 - メモリ管理しなくて良いのか? - Web の時代 - OS の仕組みを分からずに API 使って良いのか? - AI の時代 - コードの中身知らなくて良いのか? 5 同じことが起きているだけ どうやって新しいものを生み出せるかを考えていけば問題ない by 藤井 彰⼈
  5. 2. freee:AI駆動経営の実践 AIの取り組みの歴史 - 2023年:基盤構築 - LLM ProxyとLLMアプリ基盤を全社解放、数百のアプリが社 内で作成される -

    2024年:成果実証 - 商談⾃字起こし→Salesforce⾃動連携成果: 事後処理時間 45-56%削減 - 結果: 顧客コミュニケーション21%向上 6 横路 隆
  6. freeeのAI活用 成功の秘訣 7 - AI特区 - 新ツール検証部隊 - みんなが事故る前に小さく事故ってガードレールを作る -

    最初から作り込みすぎない。YAGNI原則。 - AI 活用を個人、チーム単位でダッシュボード化して改善サイクルを回す - 全社員対象 - 全ての業務が AI にアクセスでき、コンテキストを食わせられているか(解 釈可能なデータになっているか)を考える - CTOは経営会議のコンテキストを AI に食わせているとのこと
  7. 3. メルカリ×サイボウズ サイロ化解消で事業貢献を最大化 8 - サイロ化 = 部門、チームが独立して情報が断絶 - 局所最適&知見が共有されない問題

    メルカリ 木村 俊也 サイボウズ 佐藤 鉄平 全社でビジョンを掲げる 技術スタックを固定=ゴールデンパス →ロードマップに載せて計画的に統一化 各部署からAIタスクフォースを結成 →コミュニケーションが発生 地道な情報共有や対話。議事録も全部 Open とにかく試行錯誤 →マネージャーを変えたり無くしたり戻したり →越境 - 開発がQAに体験入部 - 利用者(セールス)が開発チームにJoin 木村 俊也 佐藤 鉄平 どのように対処したか
  8. 10 4. BuySell Technologies x エムスリー AI 時代に生き残るための開発組織戦略 今村 雅幸

    山崎 聡 BuySell Technologies 今村 雅幸 エムスリー 山崎 聡 大きく変えていない、中長期的には逓減するかも リアルな現場の課題は人間にしかできない プラットフォームのコアな部分は依然として技術力が 必要 昔から少数精鋭、時代が追いついてきたな マルチプロダクト戦略と関連する →横方向への事業展開には人は必要 - 1プロダクトあたりの人数が小さくなる - LayerXはむしろ採用加速している 採用戦略
  9. 11 4. BuySell Technologies x エムスリー これからのキャリア BuySell Technologies 今村 雅幸

    エムスリー 山崎 聡 エンジニアキャリアの変遷は フルスタック→専門のエンジニア→フルスタック どんどん領域を超えて手を出すべき AI化によって学習しやすくなった なんでも屋の仕事が残っていく CTO、VPoE、テックリードはAI必須 新卒がAIネイティブになっていくので 負債の返却にAIを活用 M&A時にプロダクトを改善できるようになる 新しい技術が出ても、 キャッチアップできるよねって いう安心感が信頼になる
  10. まとめ 12 1. ⼩さく始める a. AI活用をスピ ーディーに 2. サイロ化解消とAI化の相乗効果 a.

    暗黙知から形式知へ 3. AIが当たり前の世の中に a. 新しいことをどんどん吸収する