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nekoIoTLT_Demachi

NearMugi
February 22, 2021

 nekoIoTLT_Demachi

NearMugi

February 22, 2021
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Transcript

  1. ねこの出待ちを観測したい
    2021.2.22
    猫の日開催! ねこIoTLT vol.5

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  2. 自己紹介
    NearMugi(ニアムギ)
    ねこ2匹飼っています。

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  3. ねこ紹介
    ニア
    ・3月8日生まれ 11歳
    ・もふもふでかわいい
    ・手作りのササミのフレークに目がない。
     ミキサーを出すと台所に待機。

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  4. ねこ紹介
    ムギ
    ・5月8日生まれ 8歳
    ・黒猫でかわいい
    ・メーメー鳴く
    ・子どもがいても最近
     出現率高い

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  5. イントロ
    「ねこの出待ち」とは?

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  6. イントロ
    朝、起きてドアを開けると
    ネコが待っているアレです。

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  7. イントロ
    え?いつからいるの?
    ずっといるの?
    動いた気配分かるの?

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  8. イントロ
    いつ来るのか知りたい

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  9. イントロ
    IoTで解決してみます。

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  10. 1.部屋の入り口の様子を定期的に観測
    2.観測データを解析
    3.GoogleDriveに画像を保存&LINEで通知
    大まかな手順

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  11. カメラで観測だとやっぱり気分がよろしくないので…
    温度センサーを選択
    細かい仕様(部屋の入り口の様子を観測する)
    AMG8833搭載の赤外線アレイモジュール
    ・1点だけの温度センサーと違って、面(8x8)で測定できる
    ・0℃〜80℃の温度範囲で±2.5°Cの精度
    ・毎秒10フレームレートで約7メートル以内の人体の熱を
     検出することができる
    →これで観測すれば広域の温度変化を拾える!
    [引用]Qwiic - AMG8833搭載 Grid-EYE 赤外線アレイモジュール 

    https://www.switch-science.com/catalog/3848/

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  12. 仕掛けた様子
    細かい仕様(部屋の入り口の様子を観測する)

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  13. 温度センサーの値をESP32からSpreadSheetへ送信
    (今は5秒ごと)
    細かい仕様(部屋の入り口の様子を観測する)
    取得したときの時間と温度センサーの値を24時間ひたすら送り続ける

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  14. 細かい仕様(部屋の入り口の様子を観測する)
    タイムスタンプ 日付+温度データ64個
    分析は考えず、とりあえずひたすら保存

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  15. 細かい仕様(観測データを解析)
    ためたデータを定期的に分析

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  16. 「いるだろう」と判断する条件1
    前回データと比較して温度変化が大きいとき
    細かい仕様(観測データを解析)
    温度変化が大きい=室温の変化ではない
    →熱源のある何かが通った

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  17. 「いるだろう」と判断する条件2
    8x8の温度データに偏りがあったとき
    細かい仕様(観測データを解析)
    一部温度が高いところがあると
    標準偏差が大きくなる
    →熱源のある何かが通った

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  18. 細かい仕様(観測データを解析)
    ピックアップしたデータ(たち)は
    使いやすいようにJSON形式で保存
    保存しているデータの中から「いるだろう」と
    思われるものをピックアップ
    ※変化の様子を知りたいので前後のデータも
     持ってくる

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  19. 細かい仕様(GoogleDriveに画像を保存&LINEで通知)
    温度変化はヒートマップのgifファイルで見やすくする
    Pythonでこんな感じの
    ヒートマップが作れる

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  20. 細かい仕様(GoogleDriveに画像を保存&LINEで通知)
    Node-REDでデータ読み込み~通知までをつなげる
    定期実行
    SpreadSheet読み込み
    gifファイル作成
    GoogleDriveへ保存
    新規追加があればLINE通知

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  21. 結果
    しばらく観測した結果。。。

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  22. 結果
    ねこに反応したのは2週間のうち1回だけ。

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  23. 結果
    リビングが暖かいのか、出待ちしなくなった...
    (写真はイメージです)

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  24. まとめ
    ・プライバシーを考慮しつつ、いい感じに観測できました。
    ・センサーの値をSpreadSheetに保存して、あとから解析する手法は
     他でも使えそうです。
    ・ねこはこちらの思う通りにはいきません。(得てしてそういうものです)
    以上となります。
    ご清聴ありがとうございました。

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