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ニフティのインナーソース導入事例 - InnerSource Commons #11

ニフティのインナーソース導入事例 - InnerSource Commons #11

ニフティ株式会社

December 11, 2023
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  1. Copyright ©NIFTY Corporation All Rights Reserved. 2023-12-11 InnerSource Commons #11

    ニフティのインナーソース導入事例 ニフティ株式会社 芦川、小松
  2. 目次 Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 2 ニフティの会社紹介とエンジニア組織と文化

    インナーソースをはじめて1年がたちました 実験プロジェクトの評価結果、社内アンケート紹介 今悩んでいること
  3. 3

  4. 6 ニフティの会社紹介とエンジニア組織と文化 基幹システムグループ 会員システムグループ インフラシステムグループ Aチーム Bチーム Cチーム Aスクラム Bスクラム

    C WF Dスクラム Eスクラム Fスクラム G WF ↑と同様 ↑と同様 ↑と同様 ↑と同様 A mgr. B mgr. C mgr. 5~8人、リポジトリ数10-20 SREギルド、スクラムマスターギル ド、各WG、勉強会などグループを 超えた活動は多く、協力していく ぜの雰囲気は強い。また、外部へ の情報発信にも力を入れられてい る状況。 一部のリポジトリでは、便利ツー ルを共同で作ってみたり、Large- Scale Scrum (LeSS)した例はあるが、 そういった共同開発がプロダクシ ョンのアプリで手軽にできる状況 かというとそこまでいっていない。
  5. 宣伝 7 X(旧Twitter) NIFTY Developers エンジニアポータル NIFTY engineering @NIFTYDevelopers https://engineering.nifty.co.jp/

    X(旧Twitter) アカウント、技術ブログもどんどん投稿していますので是非フォローお願いします! https://recruit.nifty.co.jp/jobs/career.htm ご興味のある方は採用サイトよりお気軽にご連絡ください!
  6. インナーソース活動をはじめて1年がたちました Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 2022.10 他チームでも開発できるようになったら、もっと柔軟に開発ってできるようになるんじゃない

    の?と調べ始め、インナーソースに出会った。インナーソースパターンなどを読み始める。 2022.12 社内へまずはやってみようと宣言。実験プロジェクトを選定。 2023.02 テスト方法などCONTRIBUTING.mdに整備して実験プロジェクトをインナーソース化。 2023.05 実験プロジェクト評価。導入には好印象。 2023.06 感触を掴んだので、社内インナーソースガイドラインを作成。その後適応リポジトリも増大。 2023.11 プロダクション環境のリポジトリへのコントリビュートも増え始めた。さらなる普及のため、 インナーソース成熟度モデルの導入を検討中。 8
  7. 9

  8. 実験プロジェクト Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 11 社内用ツールの1リポジトリを対象とした。

    オンライン会議で使う音声リアクションツール「もじこえ」 WEBアプリで画面があるのでとっつきやすい • 準備したこと ◦ テスト・リント整備 ◦ CONTRIBUTING.md作成 ◦ good first issue作成 ◦ など https://engineering.nifty.co.jp/blog/11500
  9. 実験プロジェクトの評価結果 Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 12 •

    期間は約2ヶ月 • 参加してくれた方 ◦ コントリビュートの流れを知りたい人 ▪ ドキュメント修正 ▪ good first issue ◦ 機能追加したい人 ▪ メイン業務の隙間でやるため、プルリクを出す までのハードルが高かった マージ前のコントリビューターからのプルリクの数 1 マージされたコントリビューターからのプルリクの数 3 プルリク出したコントリビューターの人数 3 Issueアサインしたコントリビューターの人数 7 ※実験後にプルリク出して くれた
  10. 社内アンケート Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 13 実験プロジェクトに参加してくれた方の感想を聞くため、

    エンジニア全体にもインナーソースへの温度感を確認するため にアンケート実施。 約3割の43名が回答。 https://engineering.nifty.co.jp/blog/22132#aioseo-3-4-2
  11. 社内アンケート Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 15 「時間やリソースの制約」が一番多

    い。 「コミュニケーションの課題」と、 「インナーソースの理解がない」の ところをまずは改善したい。
  12. 社内アンケート Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 18 5.上記(4番の質問)の回答理由をざっくばらんに記入してください。一言でも結構です。

    賛成 • エンジニア間の横展開が活発にな りそう • さまざまな視点からコードをいい ものにしていくことができそう • リソースを効率的に使える • 技術力向上 • ライン業務以外で技術に触れるこ とができる 中立 • 判断できるまで理解がない • 取り入れる工数があるか不安 • 属人化解消 • 情報がオープンになる • 他チームのシステムを修正した いとき、担当者のスケジュール を気にしなくてよくなり、優先 順位で後回しにされることも無 くせるのでよい インナーソースのメリットが 伝わっている
  13. 社内アンケート Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 19 「コラボレーション」を感じ

    てもらえた(私自身も) 社内ツールだったため「品質 向上」、「進捗速度向上」は あまり感じられなかった。 6.実験プロジェクトに参加、または参加しようと思った方のみ必須。 会社にどのような影響を与えたと感じますか?
  14. 社内アンケート Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 20 7.インナーソースの取り組みに関して、感想、改善すべき点や提案があればご記入

    ください。どんな些細なことでもOKです。 • 楽しい 皆自分のチームの仕事があると思うので、1つのIssueが 小さければ小さいほど参加しやすそうだなと思いました • コーディングが得意でなくても気軽に取り組めるものだと嬉しい • 仕組みが整えば開発だけでなく社内ナレッジに関するドキュメン ト整備にも役に立ちそうな気がしました。 • ドキュメントとレポジトリの共通化を強く意識したほうがよいと 思います。 そのへんが共通であれば、全社感はとても出るので。 • インナーソースの基礎的な知識を共有する場があったら嬉しいで す! • 参加するメリットや会社的な評価がわからない • 長く続けるとソースの管理者がいなくなったときの想定も必要か も。 コントリビュートのハードル ドキュメントの共通化 評価の話など
  15. 社内アンケートの結果から Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 21 インナーソースの全社展開には賛成が多く、反対は0%だった。

    コラボレーション向上、透明性向上、技術力向上などのメリットは 伝わっていた。 ただ時間やリソースの制約が課題になりそう。 需要があることはわかったので、全社展開に向けてできるところか ら取り組む。
  16. 23 今悩んでいること 1️⃣ 他の会社はどのように進めたのか? - ニフティの規模に近いサンプルがあるのか - 組織の人数感、文化、B2B orB2C、など -

    浸透速度なども知りたい - 社内に普及するためのコツはありますか? - ニフティではトップダウンでなくボトムアップで進めている - 導入にはポジティブな雰囲気だが、スピード感が早いとは言 えない状況
  17. 今悩んでいること 2️⃣ Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 24

    成熟度モデルは誰がどの単位で自己評価していくか? - 例えば、透明性(プランや開発プロセス、ツール、意志決定な ど)は各プロダクト単位で自己評価していくとよさそうだが、 ガバナンス(リワード、カルチャーなど)は全社的にインナー ソースオフィスが評価すべきか?