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文脈の解析

nishi-k
February 03, 2016

 文脈の解析

nishi-k

February 03, 2016
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Transcript

  1. 文脈 例1:太郎は喉が渇いた。     明日は建国記念日だ。  → 文章に一貫性がない。 例2:太郎は喉が渇いた。     そのため、太郎は水を飲んだ  →

    結束性と一貫性がある。 例3:太郎は喉が渇いた。     彼は水を飲んだ。  → 例2と比べて、“そのため”が省略され、”太郎”が”彼”   と言い換えられている。
  2. 照応解析 「彼」  - 先行詞: 男性・単数 「それ」  - 先行詞: 述語との関係性  -

    例: それを食べた   - 「食べる」のヲ格が先行詞 「その車」  - 先行詞: 上位概念が 車 である語 照応詞と選考し候補の距離 構造的関係   例:照応詞の前文にあって副助詞「は」を伴う名詞句     は先行詞になりやすい
  3. 談話構造解析 例1: いよいよブラジルW杯が始まる。 例2: 今回の日本代表への期待はコレま    で以上に大きい。 例3: 海外のトップクラブで活躍する選   

    手が多いからだ。 RST(修辞構造解析)  談話構造の単位: 背景、根拠など20種類  文の間に主従関係: 主となるもの 核 従となるもの 衛星