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請求書管理機能のフルリプレイスに至った業界の負への挑戦

 請求書管理機能のフルリプレイスに至った業界の負への挑戦

ASCEND、Shippio、OPTIMINDの物流スタートアップ3社の共催イベントでの登壇資料です。
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■ イベント情報
【物流スタートアップ3社が語る】
レガシー産業DXにおける技術的挑戦と失敗から学んだ教訓
https://shippio.connpass.com/event/286096/

Niwa Takeru

June 26, 2023
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Transcript

  1. 7 サービス導入以前の請求書業務 7 • 1請求書ごとに20~100の請求明細 • 請求先ごとにエクセルまたは作成ソフトを 利用して1件ごとに請求書を作成 • 運送結果を月末にまとめて

    転記していたために請求漏れも発生 サービス導入以前の顧客業務 サービス導入以前の顧客業務 転記作業の解消をターゲットに機能開発
  2. 8 請求書管理機能の初期仮説 8 • 実行した運送案件を請求書作成機能に 連携でき、転記作業を解消 • 連携された案件に対し、 請求書ごとに含める対象を検索・選択し 請求書を発行。

    • 類似プロダクトを研究し、 同様の使い勝手の機能を開発。 サービス導入以前の顧客業務 初期版の請求書作成機能 初期版の請求書作成画面 当時は小規模な運送事業社が中心であり 請求書発行業務を効率化できた
  3. 9 業界の負、変えられない商慣習 9 • 1請求書あたり400件の請求明細 • 荷物種類別で請求書を発行して欲しい • 荷主の部門ごとに発行サイクルが異なる 運送会社

    - 荷主では 発注者の荷主側が優位で交渉力がない IT投資の遅れた運送業界は、 荷主システムが取り込みやすい形での 業務パターンを強いられた 複雑な請求書パターンに遭遇 なぜ発生したのか?業界の負 仕分け 同一荷主
  4. 「請求書の一括発行機能が欲しい」 • 1請求書ごとに検索して作るのでは、 月末作業が回らない。 • 連携された案件の一覧を見て、 画面上で案件を仕分けをしたい。 ユーザビリティを向上と捉え 機能改善を検討したものの難航… •

    数百件の明細から仕分けるデザインが そもそも難しい 顧客業務を改めて整理してみることに 10 顧客の真の仕事を捉える 10 出てきた要望  一括発行機能を実現しようにも デザインとユーザビリティの限界があ る
  5. 11 11 顧客の真の仕事を捉える 顧客業務を整理した 顧客の業務フローを改めて整理。 「本当にしたい仕事」・「仕事のための仕事」 の2分類に業務を整理 • 本当にしたい仕事 ◦

    請求書を発行したい • 仕事のための仕事 ◦ 請求明細を仕分けする必要がある 顧客が求めていることは 請求書が正しく作られること。 請求明細の振り分けは手段。 この業務をそもそも無くしたい
  6. 12 Verical SaaS だからこそできる 12 • 請求先の荷主情報 • 運送案件の実行日時・金額 •

    運んだ荷物情報 • 請求締日の情報   請求書の自動作成ルールの形で機能化 請求書の自動作成に必要な情報 Horizontal SaaS Vertical SaaS・ロジックス 「何の為の請求」というコンテクストが抜け落ちるため 人手での仕分けが必要となる。 請求書作成に必要な情報・データが抜け落ちることなく 同一システム内だからこそ一気通貫で連携できる 手動 部分連携