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Finatextの保険DXチームにおけるオンボーディング

 Finatextの保険DXチームにおけるオンボーディング

Finatextグループについてと、保険DXチームにおいてお客様とビジネスを進められるようになるまでのオンボーディングをご紹介します。

1. Finatextグループの紹介とオンボーディング方針
2. 保険DXチーム*としてのオンボーディング
*正式名称ではありません。社内では「whiteチーム」と呼ばれているので、社外向けに仮のネーミングです
3. プロジェクト(対お客様企業)としてのオンボーディング

Hiroki Kishi

June 24, 2024
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Transcript

  1. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 名前 岸洋希(きしひろき) 年齢 38歳 職種

    Finatext保険事業のバックエンド&インフラエンジニア 趣味 子育て😊(1歳󰘁) 経歴 2009年〜2016年 ナビゲーションサービスのバックエンド開発(Java) 2016年〜2022年 フリマサービスのバックエンド開発(Ruby on Rails) エンジニアリングマネジメント 2023年〜 Finatext保険事業のバックエンド&インフラエンジニア 自己紹介 1
  2. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 1. Finatextグループの紹介とオンボーディング方針 2. 保険DXチーム*としてのオンボーディング *正式名称ではありません。社内では「

    whiteチーム」と呼ばれているので、社外向けに仮のネーミングです 3. プロジェクト(対お客様企業)としてのオンボーディング 本日ご紹介したい内容 3
  3. © 2024 Finatext Holdings Ltd. Finatextグループの事業概要 6 フィン テック ソリューション

    (2014-) ビッグ データ 解析 (2016-) 金融 インフラ ストラクチャ (2018-) • 金融機関の DXニーズに対応した フロントエンドのアプリケーション 開発や汎 用的な技術ソリューション の提供 三菱UFJ銀行:「Money Canvas」 • 機関投資家や公的機関に オルタナティブデータ を提供 • POSやクレジットカードデータの クレンジングや解析 • 資産運用・保険ビジネス向けの クラウドネイティブかつ APIベースの 金融基幹システムを提供 「AlternaData」 「BaaS」 米国株 式 ロボアド 端株 東証株 式 現在、Finatextグループは 3つの事業を展開 ※プロダクト・機能は一例です 「Inspire」 商品申 込 顧客管 理 契約管 理 保険商 品
  4. © 2024 Finatext Holdings Ltd. Finatextグループのオンボーディング方針 7 目的 • 新入社員と既存社員の信頼関係を築く

    • 新入社員が円滑に仕事できるようにサ ポートする まとめると… 手段 • メンターが積極的にコミュニケーションをとり、なるべく早く会社に溶け 込んでもらって効率よく業務を行ってもらう • 1on1をしたり他の人との 1on1を設定したり、ランチにいったり飲みに いったり、他の人との交流を増やす手助けをしてあげる • 入社1ヶ月目は特にフォローしつつ、 1年くらい併走してあげる
  5. © 2024 Finatext Holdings Ltd. オンボーディング内容 • Vision/Mission/Principles • グループ沿革

    • PCセットアップ • Wi-Fi, GSuite, Kibela, GitHub, Slack, 1Password, VPN • ジョブカン, Amazon Business, Microsoft Office • 名刺, コンプライアンス研修 • 保険証, 健康診断 etc… グループ全社共通のオンボーディング内容 8
  6. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 保険DXチームとは? 11 私たちは Inspire(インスパイア) というプロダクトを開発しており、

    世の中のあらゆる保険商品・業務を Inspire上で実現できることを目指しています。 https://finatext.com/solution/industry/inspire/
  7. © 2024 Finatext Holdings Ltd. A社様向け ソリューション B社様向け ソリューション C社様向け

    ソリューション C社様向け ソリューション コアの部分は共通理解として必要だが、お 客様向けの部分では提供形態 1や、提供背 景2、カスタマイズの有無はそれぞれで異な る 1. バックエンドだけ提供、フロントエンド &バックエ ンド両方提供など 2. いわゆる歴史的経緯 Inspire (基幹システム=コア) 1.保険商品や業務に関わる データ構造やロジック 2. 個社ごとの歴史、人間関係、 商品、独自の機能や業務 保険DXチームとは? 13
  8. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 2. 保険DXチームとしてのオンボーディング 14 1. 全社共通

    2. 保険DXチーム(=プロジェクト共通) 3. プロジェクト (=対お客様企業) 基礎 実践 人 ・ 組 織 • Vision/Mission/Principles • グループ沿革 • 情報置き場のルール (ネーミング、権限) • 保険事業の理解 • Working Agreement • チーム全員と 1on1 • チーム外 3人と1on1 • 定例MTGで発言、質問する • 歓迎ランチ、飲み • 質問、相談 • コードレビュー • タスク優先度確認 • 社内ステークホルダー (PM, BizDev, エンジニア) • 社外ステークホルダー (保険会社 様、代理店様、開発会社様、セキュリティベ ンダー様) • 協業の経緯 • コミュニケーション方法の確立 • 勉強会、懇親会 シ ス テ ム • PCセットアップ • Wi-Fi, GSuite, Kibela, GitHub, Slack, Okta, 1Password, VPN • ジョブカン , Amazon Business, Microsoft Office, プリンタ • チーム毎のアカウント (Wi-Fi, 1Password, Kibelaグループ, Slack チャンネル, Google カレンダー /Groups/Drive, GitHubチーム) • データ構造理解 • アーキテクチャ理解 • AWSアカウント • ローカル環境セットアップ • DEVのデータを見てみる • 簡単な Issueを実装 (Good First Issue, クイックウィン) • マージ、デプロイ、動作確認 • 本番データ見る • アラートを受け取ってみる • Backlog • 実案件の対応 ここがオンボーディングのゴール
  9. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 2. 保険DXチームとしてのオンボーディング 15 1. 全社共通

    2. 保険DXチーム(=プロジェクト共通) 3. プロジェクト (=対お客様企業) 基礎 実践 人 ・ 組 織 • Vision/Mission/Principles • グループ沿革 • 情報置き場のルール (ネーミング、権限) • 保険事業の理解 • Working Agreement • チーム全員と 1on1 • チーム外 3人と1on1 • 定例MTGで発言、質問する • 歓迎ランチ、飲み • 質問、相談 • コードレビュー • タスク優先度確認 • 社内ステークホルダー (PM, BizDev, エンジニア) • 社外ステークホルダー (保険会社 様、代理店様、開発会社様、セキュリティベ ンダー様) • 協業の経緯 • コミュニケーション方法の確立 • 勉強会、懇親会 シ ス テ ム • PCセットアップ • Wi-Fi, GSuite, Kibela, GitHub, Slack, Okta, 1Password, VPN • ジョブカン , Amazon Business, Microsoft Office, プリンタ • チーム毎のアカウント (Wi-Fi, 1Password, Kibelaグループ, Slack チャンネル, Google カレンダー /Groups/Drive, GitHubチーム) • データ構造理解 • アーキテクチャ理解 • AWSアカウント • ローカル環境セットアップ • DEVのデータを見てみる • 簡単な Issueを実装 (Good First Issue, クイックウィン) • マージ、デプロイ、動作確認 • 本番データ見る • アラートを受け取ってみる • Backlog • 実案件の対応 色んな情報の生命線 途中であれも無いこれも無いを避 けるために、最初にガチガチに チェックリストで網羅
  10. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 2. 保険DXチームとしてのオンボーディング 16 1. 全社共通

    2. 保険DXチーム(=プロジェクト共通) 3. プロジェクト (=対お客様企業) 基礎 実践 人 ・ 組 織 • Vision/Mission/Principles • グループ沿革 • 情報置き場のルール (ネーミング、権限) • 保険事業の理解 • Working Agreement • チーム全員と 1on1 • チーム外 3人と1on1 • 定例MTGで発言、質問する • 歓迎ランチ、飲み • 質問、相談 • コードレビュー • タスク優先度確認 • 社内ステークホルダー (PM, BizDev, エンジニア) • 社外ステークホルダー (保険会社 様、代理店様、開発会社様、セキュリティベ ンダー様) • 協業の経緯 • コミュニケーション方法の確立 • 勉強会、懇親会 シ ス テ ム • PCセットアップ • Wi-Fi, GSuite, Kibela, GitHub, Slack, Okta, 1Password, VPN • ジョブカン , Amazon Business, Microsoft Office, プリンタ • チーム毎のアカウント (Wi-Fi, 1Password, Kibelaグループ, Slack チャンネル, Google カレンダー /Groups/Drive, GitHubチーム) • データ構造理解 • アーキテクチャ理解 • AWSアカウント • ローカル環境セットアップ • DEVのデータを見てみる • 簡単な Issueを実装 (Good First Issue, クイックウィン) • マージ、デプロイ、動作確認 • 本番データ見る • アラートを受け取ってみる • Backlog • 実案件の対応 長老(古参メンバー )の 大事な話
  11. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 2. 保険DXチームとしてのオンボーディング 17 1. 全社共通

    2. 保険DXチーム(=プロジェクト共通) 3. プロジェクト (=対お客様企業) 基礎 実践 人 ・ 組 織 • Vision/Mission/Principles • グループ沿革 • 情報置き場のルール (ネーミング、権限) • 保険事業の理解 • Working Agreement • チーム全員と1on1 • チーム外3人と1on1 • 定例MTGで発言、質問する • 歓迎ランチ、飲み • 質問、相談 • コードレビュー • タスク優先度確認 • 社内ステークホルダー (PM, BizDev, エンジニア) • 社外ステークホルダー (保険会社 様、代理店様、開発会社様、セキュリティベ ンダー様) • 協業の経緯 • コミュニケーション方法の確立 • 勉強会、懇親会 シ ス テ ム • PCセットアップ • Wi-Fi, GSuite, Kibela, GitHub, Slack, Okta, 1Password, VPN • ジョブカン , Amazon Business, Microsoft Office, プリンタ • チーム毎のアカウント (Wi-Fi, 1Password, Kibelaグループ, Slack チャンネル, Google カレンダー /Groups/Drive, GitHubチーム) • データ構造理解 • アーキテクチャ理解 • AWSアカウント • ローカル環境セットアップ • DEVのデータを見てみる • 簡単な Issueを実装 (Good First Issue, クイックウィン) • マージ、デプロイ、動作確認 • 本番データ見る • アラートを受け取ってみる • Backlog • 実案件の対応 みんなと仲良くなろう!
  12. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 2. 保険DXチームとしてのオンボーディング 18 1. 全社共通

    2. 保険DXチーム(=プロジェクト共通) 3. プロジェクト (=対お客様企業) 基礎 実践 人 ・ 組 織 • Vision/Mission/Principles • グループ沿革 • 情報置き場のルール (ネーミング、権限) • 保険事業の理解 • Working Agreement • チーム全員と 1on1 • チーム外 3人と1on1 • 定例MTGで発言、質問する • 歓迎ランチ、飲み • 質問、相談 • コードレビュー • タスク優先度確認 • 社内ステークホルダー (PM, BizDev, エンジニア) • 社外ステークホルダー (保険会社 様、代理店様、開発会社様、セキュリティベ ンダー様) • 協業の経緯 • コミュニケーション方法の確立 • 勉強会、懇親会 シ ス テ ム • PCセットアップ • Wi-Fi, GSuite, Kibela, GitHub, Slack, Okta, 1Password, VPN • ジョブカン , Amazon Business, Microsoft Office, プリンタ • チーム毎のアカウント (Wi-Fi, 1Password, Kibelaグループ, Slack チャンネル, Google カレンダー /Groups/Drive, GitHubチーム) • データ構造理解 • アーキテクチャ理解 • AWSアカウント • ローカル環境セットアップ • DEVのデータを見てみる • 簡単な Issueを実装 (Good First Issue, クイックウィン) • マージ、デプロイ、動作確認 • 本番データ見る • アラートを受け取ってみる • Backlog • 実案件の対応 色々揃えて実戦準備!
  13. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 2. 保険DXチームとしてのオンボーディング 19 1. 全社共通

    2. 保険DXチーム(=プロジェクト共通) 3. プロジェクト (=対お客様企業) 基礎 実践 人 ・ 組 織 • Vision/Mission/Principles • グループ沿革 • 情報置き場のルール (ネーミング、権限) • 保険事業の理解 • Working Agreement • チーム全員と 1on1 • チーム外 3人と1on1 • 定例MTGで発言、質問する • 歓迎ランチ、飲み • 質問、相談 • コードレビュー • タスク優先度確認 • 社内ステークホルダー (PM, BizDev, エンジニア) • 社外ステークホルダー (保険会社 様、代理店様、開発会社様、セキュリティベ ンダー様) • 協業の経緯 • コミュニケーション方法の確立 • 勉強会、懇親会 シ ス テ ム • PCセットアップ • Wi-Fi, GSuite, Kibela, GitHub, Slack, Okta, 1Password, VPN • ジョブカン , Amazon Business, Microsoft Office, プリンタ • チーム毎のアカウント (Wi-Fi, 1Password, Kibelaグループ, Slack チャンネル, Google カレンダー /Groups/Drive, GitHubチーム) • データ構造理解 • アーキテクチャ理解 • AWSアカウント • ローカル環境セットアップ • DEVのデータを見てみる • 簡単なIssueを実装(Good First Issue, クイックウィン) • マージ、デプロイ、動作確認 • 本番データ見る • アラートを受け取ってみる • Backlog • 実案件の対応 安全なタスクで実際の開発フローを経験 󰢁ソースコードをコミットすれば良い 󰢍 • 品質をレビューやCIで担保 • 商用環境にデリバー • 安定性を確認 • 問題が生じれば素早く検知して解決 • CI/CDやアラートの裏側の仕組みを理解
  14. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 3. プロジェクト(対お客様企業)としてのオンボーディング 20 1. 全社共通

    2. 保険DXチーム(=プロジェクト共通) 3. プロジェクト (=対お客様企業) 基礎 実践 人 ・ 組 織 • Vision/Mission/Principles • グループ沿革 • 情報置き場のルール (ネーミング、権限) • 保険事業の理解 • Working Agreement • チーム全員と 1on1 • チーム外 3人と1on1 • 定例MTGで発言、質問する • 歓迎ランチ、飲み • 質問、相談 • コードレビュー • タスク優先度確認 • 社内ステークホルダー (PM, BizDev, エンジニア) • 社外ステークホルダー (保険会社 様、代理店様、開発会社様、セキュリティベ ンダー様) • 協業の経緯 • コミュニケーション方法の確立 • 勉強会、懇親会 シ ス テ ム • PCセットアップ • Wi-Fi, GSuite, Kibela, GitHub, Slack, Okta, 1Password, VPN • ジョブカン , Amazon Business, Microsoft Office, プリンタ • チーム毎のアカウント (Wi-Fi, 1Password, Kibelaグループ, Slack チャンネル, Google カレンダー /Groups/Drive, GitHubチーム) • データ構造理解 • アーキテクチャ理解 • AWSアカウント • ローカル環境セットアップ • DEVのデータを見てみる • 簡単な Issueを実装 (Good First Issue, クイックウィン) • マージ、デプロイ、動作確認 • 本番データ見る • アラートを受け取ってみる • Backlog • 実案件の対応 いざ実戦! ここからはプロジェクトの メンターが担当交代
  15. © 2024 Finatext Holdings Ltd. • Finatextグループは フィンテックソリューション、ビッグデータ解析、金融インフラスト ラクチャ事業 を展開

    • グループ全体でオンボーディングの方針を定めている • 保険DXチームでは、 コア機能開発 と お客様対応 に分けて業務遂行できるまでのオン ボーディングプロセスを用意している • その中で会社やチームに 特有の構成やプロセスはできるだけ明文化 して 個々人が 持つスキルや経験による成果を発揮しやすい 環境を提供 まとめ 23