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生成AI時代の クレデンシャルとパーミッション設計

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September 02, 2026

生成AI時代の クレデンシャルとパーミッション設計

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  1. Developers Summit 2026 KANSAI / A-6 生成AI時代の クレデンシャルとパーミッション設計 AIに権限と鍵を、どう渡し、あるいは渡さないのか 佐々木

    拓郎 NRIネットコム株式会社 執行役員 デジタルソリューション事業本部⾧ クラウドテクニカルセンター センター⾧ 2026年8月21日 Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 0
  2. 自己紹介 佐々木拓郎  2000年 4月  現在 NRIネットコム株式会社入社 執行役員 デジタルソリューション事業本部⾧

    クラウドテクニカルセンター センター⾧  執筆 Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 1
  3. 事故を減らすために、まずこの3か所を設計する あなたのPC 2 届く範囲 どこまで触れられるか 1 あなた AIエージェント 鍵 .env

    / ~/.aws できること 何を許可するか コマンドを 許可 / 禁止 実行する 3 認証情報 値をどう渡すか クラウド Web Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 3
  4. 1. AIエージェント AIに1つ指示するだけで、ここまでやる 例: Claude Code(ターミナルで動くコーディングエージェント)に 「テストを直して」と頼む 読む → 書き換える

    → 実行する → 確認する • AIは、自律的に動き続ける • 人は、1手ずつを確認しない/できない Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 6
  5. 1. AIエージェント 頼んでいないことまで実行される。時には悪意が混入する Indirect Prompt Injectionの例 .env:APIキーなどを書いておくファイル • AIが読むWebページに、指示が仕込まれる •

    その指示で、.envのAPIキーが外部へ送信される 人ならしない操作を、AIが実行することがある Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 8
  6. 3つの設計で、AIに任せられる範囲を広げる AIに任せる 事故を防ぐ できること 確認なしで実行できる 危険な操作は止める 届く範囲 必要なファイルは 触らせる 対象外のファイルには

    触れさせない 鍵の渡し方 必要な鍵を利用できる 値までは渡さない 何を任せ、どこから先は任せないかを決める Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 9
  7. 2. 権限 設定ファイルと、指示書は別もの どちらも Claude Code が読むが、強制力があるのは設定ファイルだけ 設定ファイル 指示書 settings.json

    : 許可と禁止をパターンで CLAUDE.md : 方針や文脈を文章で渡 指定。確実に拒否される す。強制力はない 守らせたいことは、設定に書く Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 11
  8. 3.実行境界 どこで動かすかは、データで決める 扱うデータで、隔離の強さを変える 公開 → 内部 機密 → • 分類が決まれば、置き場所も決まる

    • その都度考えず、分類表を見て決める ⾧期の鍵は、コンテナに持ち込まない Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 16
  9. 4.鍵 安全な保管場所 ≠ AIから安全 AIに取得権限がない AIに取得権限がある AI が届く範囲 AI が届く範囲

    Claude Code Claude Code GetSecretValue AWS Secrets Manager AWS Secrets Manager API キー API キー AI は鍵の値に触れない 鍵を直接読ませたのと同じ 保管場所の設計だけでなく、取得権限の設計が必要 Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 19
  10. 4.鍵 ① 直読み .env 直置きは、一番事故る # ~/project/.env OPENAI_API_KEY=sk-******************** AWS_SECRET_ACCESS_KEY=**************** •

    読めれば紛れ込んだ指示ひとつで流出 • .env はデフォルトでは守られない • Gitでパブリック公開の事故も起こりやすい Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 21
  11. 4.鍵 ② 平文の外部注入 環境変数は、コマンド一発で見える export AWS_SECRET_ACCESS_KEY=******** claude • 鍵がプロセス環境に常駐する •

    露出はあっけない:env | grep AWS • 子プロセスにも継承される Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 22
  12. 4.鍵 ③ ストア経由の注入 取り出しを、AIの外に置く 1Password / Vault(パスワード・鍵の管理ツール) op run --

    claude • 実体は 1Password / Vault へ集約 • 注入はプロセスにだけ渡す • AI自身に取り出す権限を与えない • ただし注入後の値はAIプロセスから参照できる Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 23
  13. 4.鍵 読ませない設定 settings.json で、鍵を読ませない "permissions": { "deny": ["Read(//**/.env*)", "Read(~/.aws/**)"] }

    • ~/.ssh も同じ1行で締め出す 設定と境界、両方で防ぐ Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 25
  14. 5.まとめ 4つの構えを、組み合わせて使う 設定で事前に守る 人が確認する操作を決める できること:settings.json / hooks できること:ask 実行前に確認を出す 値そのものを渡さない

    持ち込む範囲を先に決める 鍵の渡し方:代理実行 届く範囲:sandbox, container 何が要るかを選ぶ。それが設計 Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 29
  15. 5.まとめ 明日からできること AIに鍵を読ませない 機密の置き場所を決める できること:settings.json で読み取りを拒 届く範囲:container の中か、外か 否 鍵の値を渡さない形にする

    まだ使っていない人へ 鍵の渡し方:.env 直置きから、ストア この3つを導入時の確認リストに 経由か代理実行へ Copyright(C) NRI Netcom, Ltd. All rights reserved. 30