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Open Science and Civic Tech

Open Science and Civic Tech

Open Science and Civic Tech presented at CTF 2019 in Tokyo Roppongi at Google

Nobuyuki Shirakawa

June 29, 2019
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Transcript

  1. オープンサイエンスとは • オープンサイエンスはICTによるデジタル化とネッ トワーク化された情報基盤、およびその基盤が開 放する多量で多様な情報を様々に活⽤して科学研 究を変容させる活動であり、産業を含む社会を変 え、科学と社会の関係も変える活動 学術の動向. 23(11), p

    12. • Open-by-default Science • New Open, Close, and Secret Science • Open Government • Open Innovation • Open Education • 広く⼀般に通⽤する定義はまだ存在しないというが • しかし、なんか似ているがちょっと違う・・・ https://rcos.nii.ac.jp/
  2. オープンサイエンスの発展方向 成果の公開 オープンアクセス 研究データのオープン 化・シェアリング 市民参加 市民科学 税金で得られた研究成果がみられな いのはおかしいよね?医療を受ける にしても、エビデンスを見たい!

    車輪の再発明は無駄だよね?研究成 果をいろいろみたら、新発見ができ るかも?不正も検証できるし・・ 科学はみんなのもの。研究してみ た!みんなが観察・行動した結果を 地理情報で可視化すると集合知。
  3. オープンサイエンスの発展 • 論文のオープンアクセス化問題をきっかけに発展 • なぜかCode for X も含まれているという・・ Open Access

    to Open Data and Open Science Overview example Open Access Open Science Open Data (Open gov.) Open Research Data Creative Commons Open Source 2000’s 2010’s Science 2.0+ Citizen Science Self Archiving Science Commons Institutional Repository Full OA (mega) journal Article Research Outputs Database, Repository Research Activity Access ReUse Data Sharing Data journal Open Innovation Improve, Incremental Redesign, Disruptive? (Scholarly activity) (Common activity) Code for X
  4. オープンサイエンス政策 の実践組織 • RDA(Research Data Alliance:研究デー タ同盟) • 2013 年ロンドン

    で開かれた G8 科学技術大臣会合の共同声明 • 2013 年 3 月「障壁なき研究 データ共有」をスローガンに結成 • 設立メンバーは EC(欧州委員 会)、NSF(米国国立科学財団)、NIST(米 国国立標準技術研究所)、 ANDS(オーストラ リア国立データサービス)、オーストラリアイ ノベーション省。 • 欧米とオース トラリアでの活動が中心であったが、2016 年 3 月にアジア初日本(東京)第 7 回総会。 • FAIR 原 則 • Findable: 見つけやすい, • Accessible: アクセスし易い, • Interoperable: 相互通用性, 何か似てない? • Reusable: 再利用可能 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsda/2/2/2_40/_pdf/-char/ja
  5. 科学の方法論(知識を得るための考え方)の発展 ④データ中心科学 ③計算科学 ②実験科学 ①経験科学 • 木とリンゴの3次元空間 データを持ち、新たな価 値を抽出する。 •

    シュミュレーションで木 からリンゴがどのように 落ちるか計算する。 • 木からリンゴを落として みて、万有引力の法則を 実験で確かめる。 • 木からリンゴが落ちる 「事実」から、モノが落 ちる現象を知識とする。
  6. (Evidence-Informed-Policy) 政策過程における意思決定の中で データを積極的に活用して日常の 意思決定を改善していく政策推進 最新レポート 米国における根拠に基づく政策(EBPM)推 進に果たす非営利組織の役割とソーシャル インパクトー米国連邦・地方政府へのデー タ利活用の能力開発・支援活動を行う米国 非営利組織Results

    for Americaー 公 開日: 2019.06.25 著者: 白川 展之 雑誌情報: STI Horizon, Vol.5, No.2 発行者: 文部科学省科学技術・学術政策研究所 (NISTEP) CFJのデータアカデミー事 業に似た試みが米国に 人間中心主義のテック利用とEBPMの両立 https://medium.com/@WhatWorksCities/human- centered-data-and-the-quest-for-equity-2b665e5e4757 http://doi.org/10.15108/stih.00176