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ソフトウェアエンジニアの学習方法/meta learning for engineers

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ソフトウェアエンジニアの学習方法/meta learning for engineers

チーム内勉強会用の資料

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岡本卓也

January 29, 2026
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Transcript

  1. 知識の3層構造 ソフトウェア開発の知識には3つの層がある 層 内容 例 第3層 学習のやり方 「どう学べば成長できるか」 ↑ さらにメタ化

    第2層 抽象化されたスキル 「API設計とはこうあるべき」 ↑ メタ化 第1層 具体的なノウハウ 「このAPIはこう使う」 ソフトウェアエンジニアの学習方法 下から上へ、メタ化によって昇華させていく “ “ この資料で伝えたいのは「第3層」の話です “ “ 2026年1月 | 開発チーム 4
  2. 第1層だけでは成長が止まる 第1層の知識の特徴 目の前の課題は解決できる 別の課題には応用できない 同じような問題でも「また調べ直し」になる 例 第1層(具体) 第2層(抽象化) 「このSQLでJOINできた」 「JOINの本質と使い分け」

    「このエラーはこう直した」 「エラーの原因特定の考え方」 「このコードで動いた」 「なぜこの設計が良いのか」 ソフトウェアエンジニアの学習方法 2026年1月 | 開発チーム 6
  3. アジェンダ 1. 時代の変化と学習スタイル: 30年前と今の違い 2. なぜ第2層を目指すべきか: メタ化の重要性 3. 学習サイクル: 第1層から第2層への道

    4. 私の学習スタイル: N=1の具体例 5. まとめ ソフトウェアエンジニアの学習方法 2026年1月 | 開発チーム 8
  4. 今は何が違うか 学習に求められる条件が変わった 30年前 現在 技術変化が緩やか 技術変化が非常に速い 対象領域が限定的 覚えるべき領域が格段に広い 5年かけて一人前 5年後には技術が変わっている

    一つの技術を深く学ぶ 複数の技術を素早くキャッチアップ 先輩が全てを教えられた コミュニティ・先輩・AIを活用して自走する 当時の学習スタイルはそのまま使えない ソフトウェアエンジニアの学習方法 2026年1月 | 開発チーム 11
  5. 第1層と第2層の違い 観点 第1層(具体的ノウハウ) 第2層(抽象化スキル) 適用範囲 特定の状況のみ 幅広い状況に応用可能 賞味期限 技術変化で陳腐化 本質は長く使える

    習得方法 経験・暗記 意識的なメタ化が必要 成長実感 薄い 積み上がる実感がある ソフトウェアエンジニアの学習方法 2026年1月 | 開発チーム 16
  6. 学習サイクルの3ステップ 第1層 → 第2層への変換プロセス Step 内容 説明 1 トリガを得る 体験する、話に聞く、ネットで見つける

    2 メタ化する 考える、調べる、構造化する 3 実践する 試して深い理解を得る ポイント Step 1だけで終わると第1層止まり Step 2が最も重要(意識しないとスキップしがち) ソフトウェアエンジニアの学習方法 2026年1月 | 開発チーム 18
  7. Step 1: トリガを得る きっかけは何でもいい 体験する: 実際の開発で遭遇する 話に聞く: 先輩や同僚から聞く ネットで見つける: X、ブログ、記事など

    本で読む: 技術書、ドキュメント 大事なのは ソフトウェアエンジニアの学習方法 トリガを得た後に**「なぜ?」 「本質は?」**と問うこと “ “ 2026年1月 | 開発チーム 19
  8. 学習サイクルの図 Step アクション 内容 1 トリガを得る 体験・情報収集 ↓ 2 メタ化する

    考える・調べる・構造化 ↓ 3 実践する 試す・失敗・修正 ↓ Step 1へ戻る サイクルを繰り返す ソフトウェアエンジニアの学習方法 このサイクルを回し続けることが成長 “ “ 2026年1月 | 開発チーム 22
  9. 体系化された知識も活用する 2つの学び方を並行して進める アプローチ 内容 ボトムアップ 個々の経験や洞察から積み上げる(学習サイクル) トップダウン ソフトウェア工学として体系化された知識を学ぶ 体系化された知識の例 設計原則(SOLID、DRYなど)

    デザインパターン アーキテクチャの考え方 テスト技法 ソフトウェアエンジニアの学習方法 両方を組み合わせることで、効率よく第2層の知識が身につく “ “ 2026年1月 | 開発チーム 23
  10. AIを活用する 今の時代の学習環境 昔 今 本を探して読む AIに質問して情報を得られる 詳しい人を探して聞く AIを壁打ち相手に議論できる 一人で考えると限界がある 一人でも深い洞察を得られる

    ソフトウェアエンジニアの学習方法 「知りたい」というトリガさえあれば、学習は昔より効率的に行える “ “ 2026年1月 | 開発チーム 24
  11. 私の学習フロー Xで気になるトピックを見つけたら Step やること 1 関連情報を調べる: 公式ドキュメント、ブログ記事 2 本を買って読む: 体系的な理解のため

    3 開発現場で試す: 実際のプロジェクトで使ってみる 4 振り返る: うまくいった点・いかなかった点を言語化 ソフトウェアエンジニアの学習方法 2026年1月 | 開発チーム 28
  12. 重要なポイント ポイント 内容 知識の3層構造 具体的ノウハウ → 抽象化スキル → 学習のやり方 第2層を目指す

    第1層だけでは応用が効かず、成長実感も薄い 学習サイクル トリガ → メタ化 → 実践 を回し続ける メタ化が鍵 「なぜ?」 「本質は?」と問い続ける ソフトウェアエンジニアの学習方法 2026年1月 | 開発チーム 31