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Exadata Cloud Service (ExaCS) を使ってみよう (ニューリソースモ...

Exadata Cloud Service (ExaCS) を使ってみよう (ニューリソースモデル対応版)

oracle4engineer

February 26, 2021
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  1. 1. Exadata Cloud Service とは 2. ExaCS を作ってみよう – 事前準備

    3. ExaCS を作ってみよう – 環境作成 4. ExaCS を作ってみよう – SSH ログイン 5. まとめ アジェンダ Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 3 もしもみなみんがDBをクラウドで動かしてみたら 第10回 Oracle Exadata Cloud Service (ExaCS) を使ってみよう 2019.1.24公開 https://blogs.oracle.com/otnjp/minamin-cloud-010 は現在では ExaCS の旧リソースモデルに基づく内容のため、本資料はその内容に沿ってニュー・リソースモデルを反映させたものとしています。
  2. • Oracle Database が高い可用性を備えつつ高いパフォーマンスを発揮できる Oracle Exadata Database Machine (以降 Exadata)

    が利用可能なサービス • Oracle Database の全オプションが使える専有型の User-Managed サービス • 専有型 : • H/W もユーザー専有となり、他のユーザーの環境と分離されるため、セキュリティ・性能を担保できる • User-Managed サービス : • OS 以上は顧客管理 • OS 上の構築・運用・管理に有効な機能を、クラウドのツールでも提供。 • パッチ適用やメンテナンスの実施判断・作業タイミングは顧客判断。 • OS ログインが可能でこれまで同様の管理方法を用いることができる (OS 権限が必要な変更作業、サー ド・パーティの Agent の導入、ローカルにログやダンプファイルの配置など) ので、別途インスタンスやストレー ジサービスを立てる必要はない • オンライン・スケーリング(停止なし)での 1 秒単位での柔軟な価格体系、デフォルトでの可用性構成や 容易に高可用性構成が組めること、PaaS としてのプロビジョニングや管理面などのメリットがある Exadata Cloud Service とは Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 5
  3. Exadata Cloud Serviceのメリット Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates

    6 ワンクリックで パッチ適用 データ/通信 デフォルト暗号化 数クリックで プロビジョニング 容易なテスト・開発 クローニング オンライン スケーリング Exadataの専有による 高い性能とセキュリティ 全機能使い放題の 統合環境 デフォルトの可用性と 容易な高可用性構成
  4. Exadata Cloud Service を利用するまでの基本フロー Exadata Cloud Service: 作成までの流れ Copyright ©

    2021, Oracle and/or its affiliates 7 1. サービス制限の変更申請 2. コンパートメントやユーザー設定 3. ネットワーク設定 事前準備 Exadata Infrastructure の作成 Exadata VM クラスタの作成 データベース・ホームとデータベースの作成 作成された環境の確認
  5. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 8 2. ExaCS

    を作ってみよう – 事前準備 サービス制限の変更申請
  6. Exadata システム・モデルおよびシステム構成の選択 (シェイプの確認) • サービス制限の引き上げ申請の前に利用する ExaCS のシェイプを決めておく サービス制限の変更申請 Copyright ©

    2021, Oracle and/or its affiliates 10 システム X8 X7 Exadata Base System exadata-base-48-count Quarter Rack exadata-quarter3-100-x8-count exadata-quarter2-92-x7-count Half Rack exadata-half3-200-x8-count exadata-half2-184-x7-count Full Rack exadata-full3-400-x8-count exadata-full2-368-x7-count システム X8M X8M Database Server exadata-database-server-x8m-count X8M Storage Server exadata-storage-server-x8m-count X8M は Elastic 構成のため、 Database Server 数 2 ~ 32)、 Storage Server 数 (3 ~ 64) の 台数で制限を引き上げる形になる。
  7. サービス制限の引上げ サービス制限の変更申請 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 12

    連絡先 (名前とメール・アドレス) : リクエスト内容についての自動送信メール(通知)や、内容 について確認が必要な場合はメール(英語)が届く。 リソース制限の更新: サービス・カテゴリ、リソース、可用性ドメインごとの引上げ 後の制限値を設定。 X8Mは、Database Server および Storage Server の引上げがそれぞれ必要。 リクエストの理由: リクエストの理由を記入 「サービス制限の引上げ」 をクリックして、 「サービス制限の更新のリクエスト」を起動 「リクエストの作成」 をクリックして申請は完了
  8. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 13 2. ExaCS

    を作ってみよう – 事前準備 コンパートメントやユーザー設定
  9. テナント内の準備 • 本資料ではユーザはすでに Oracle Cloud Infrastructure のテナントに作成され、管理者グループもしくは ExaCS をプロビジョニングするにあたって必要なポリシーが付与されているグループに所属していることを前提に ユーザ設定についての手順は割愛する。

    • また、コンパートメントについても、本資料では 1 つのコンパートメントを作成して、ExaCS に必要なリソースを そのコンパートメントに配置することを前提とする。 コンパートメントやユーザー設定 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 14
  10. コンパートメントの作成 • コンパートメントの作成は、メニューから「アイデンティティ」→「コンパートメント」を選択 • 「コンパートメントの作成」をクリック コンパートメントやユーザー設定 Copyright © 2021, Oracle

    and/or its affiliates 15 名前と説明 : コンパートメントの名前を 記入して、必要に応じて 説明を記載する。 親コンパートメント : 作成するコンパートメント の親コンパートメントを選 択 「コンパートメントの作成」 をクリックして完了
  11. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 16 2. ExaCS

    を作ってみよう – 事前準備 ネットワーク設定
  12. 仮想クラウド・ネットワーク (VCN) 内の設定 Exadata Cloud Serviceが属するVCN内に2つのサブネット(クライアント/バックアップ)が必要 • サブネットは、推奨はリージョン内のすべての AD にまたがる形

    • AD 固有にする場合は、クライアント/バックアップ・サブネットは同一AD内に作成 • 全てのノード間で、TCPとICMPの疎通ができるようにセキュリティ・リストのイングレス/エグレス設定 IP アドレス・スペースの要件 • Exadata Cloud Service で利用するサブネットで 192.168.*(特に192.168.128.0/20)、クライアント・サブネットでは 192.168.16.16/28 と重複しないこと • 複数システムを利用する場合、相互のIPアドレスが重複しないこと • シェイプ (ラック・サイズ) に応じて、必要なアドレス数を用意 オブジェクト・ストレージへのアクセス • DB 自動バックアップ、パッチ適用やクラウド・ツールの更新にオブジェクト・ストレージへのアクセスが必要(134.70.0.0/17) ネットワーク設定 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 17
  13. 必須IPアドレス数/最小サイズ 参考) ネットワーク前提条件 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates

    18 OCI Documentation Exadata Cloud Service > Network Setup for Exadata Cloud Service Instances クライアント・サブネット バックアップ・サブネット ラック・サイズ (シェイプ) 必須IPアドレス数 最小サイズ 必須IPアドレス数 最小サイズ Base / Quarter 10 •2x2 nodes (Public IP/VIP) •3 (SCAN) + 3 (reserve) /28(16 IPアドレス) 5 •1x2 nodes (Public IP) •3 (reserve) /29(8 IPアドレス) Half 14 •2x4 nodes (Public IP/VIP) •3 (SCAN) + 3 (reserve) /28(16 IPアドレス) 7 •1x4 nodes (Public IP) •3 (reserve) /29(8 IPアドレス) Full 22 •2x8 nodes (Public IP/VIP) •3 (SCAN) + 3 (reserve) /27(32 IPアドレス) 11 •1x8 nodes (Public IP) •3 (reserve) /28(16 IPアドレス) X8M Elastic 構成 (N: DB Server数) 下記より算出 •2xN (Public IP/VIP) •3 (SCAN) + 3 (reserve) - 下記より算出 •1xN (Public IP/VIP) •3 (reserve) -
  14. VCN ウィザードによる VCN の作成例: VCN ウィザードの起動 • VCN の作成は、メニューから「ネットワーキング」→「仮想クラウド・ネットワーク」を選択 •

    「VCN ウィザードの起動」をクリック ネットワーク設定 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 19 「VCNウィザードの起動」 をクリック
  15. VCN ウィザードによる VCN の作成例: VCN 名とコンパートメント ネットワーク設定 Copyright © 2021,

    Oracle and/or its affiliates 20 VCN 名 : VCN の名前を記入 コンパートメント : コンパートメントを選択
  16. VCN ウィザードによる VCN の作成例: CIDR ブロックの指定 ネットワーク設定 Copyright © 2021,

    Oracle and/or its affiliates 21 DNS 解決 : この VCN で DNS ホス ト名を使用の選択 VCN CIDR ブロック : VCN の CIDR ブロックを指定 パブリック・サブネット CIDR ブロック : パブリック・サブネットの CIDR ブロックを指定 プライベート・サブネット CIDR ブロック : プライベート・サブネットの CIDR ブロックを指定 「次」 をクリック
  17. VCN と サブネットの確認 • メニューから「ネットワーキング」→「仮想クラウド・ネットワーク」を選択 ネットワーク設定 Copyright © 2021, Oracle

    and/or its affiliates 23 作成した VCN をクリック して詳細を確認 クライアント・ネットワークにも、バックアップ・ ネットワークにも、プライベート・サブネットを 割り当てる場合には、ここでもう 1 つ プライベート・サブネットを「サブネットの作 成」をクリックして作成する必要がある。 ExaCS に割り当てる 2 つのサブネットとし て、パブリック・サブネットをクライアント・ネット ワークに割り当て、プライベート・サブネットを バックアップ・ネットワークに割り当てる場合 はこれで可能。
  18. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 24 3. ExaCS

    を作ってみよう – 環境作成 Exadata Infrastructure の作成
  19. Exadata Infrastructure の作成例 Exadata Infrastructure の作成 Copyright © 2021, Oracle

    and/or its affiliates 25 • リージョンが正しいか確認後、メニューから「ベア・メタル、VMおよび Exadata」を選択 • コンパートメントが正しいか確認後、 メニューから「Exadata Infrastructure」を選択 • 「Exadata Infrastructure の作成」をクリック
  20. Exadata Infrastructure の作成例: コンパートメント / 表示名 / 可用性ドメインの選択 Exadata Infrastructure

    の作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 26 コンパートメント : 利用するコンパートメントを選択 表示名 : 作成する Exadata Infrastructure の名前を入力 可用性ドメインの選択 : 利用する可用性ドメインを選択。 東京や大阪リージョンは現状 1 つ。
  21. Exadata Infrastructure の作成例: Exadata システムモデルの選択 Exadata Infrastructure の作成 Copyright ©

    2021, Oracle and/or its affiliates 27 Exadata システム・モデルの選択 : X8M-2, X8-2, X7-2, Exadata ベースから選択 コンピュートおよびストレージ構成 : ・ X8M-2 を選択した場合はこの画面。 ・ X8-2 または X7-2 を選択した場合には Quarter, Half, Full ラックからの選択画面に。 ・ Exadata ベースを選んだ場合には特に表示 されるものは無い。 自動メンテナンスの構成 : 四半期ごとの Exadata Infrastructure のメンテ ナンス日時を指定する場合は「メンテナンスの変更」 をクリックして設定可能。ただし、これは Exadata Infrastructure の作成後に設定できるため、この 作成例では設定しない。 「Exadata Infrastructure の作成」 をクリックして完了 ※ 作成開始から完了までは通常 10 分程度
  22. 作成された Exadata Infrastructure の確認 メニューから「ベア・メタル、VM および Exadata」→「Exadata Infrastructure」 Exadata Infrastructure

    の作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 28 作成した Exadata Infrastructure をクリックして詳細を確認 作成した Exadata Infrastructure が 「使用可能」ステータスになっていれ ば作成完了
  23. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 29 3. ExaCS

    を作ってみよう – 環境作成 Exadata VM クラスタの作成
  24. Exadata VM クラスタの作成例 Exadata VM クラスタの作成 Copyright © 2021, Oracle

    and/or its affiliates 30 • リージョンが正しいか確認後、メニューから「ベア・メタル、VMおよび Exadata」を選択 • コンパートメントが正しいか確認後、 メニューから「Exadata VM クラスタ」を選択 • 「Exadata VM クラスタの作成」をクリック
  25. Exadata VM クラスタの作成例: コンパートメント / 表示名 / インフラストラクチャの選択 / OCPU

    数の指定 Exadata VM クラスタの作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 31 コンパートメント : 利用するコンパートメントを選択 表示名 : 作成する VM クラスタの名前を入力 Exadata Infrastructure の選択 : VM クラスタを作成する Exadata Infrastructure を選択 仮想マシンあたりの OCPU 数を指定 : VM あたりに割当てる OCPU (CPU コア)数 を選択
  26. Exadata VM クラスタの作成例: Exadata ストレージの構成 / SSH キーの追加 Exadata VM

    クラスタの作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 32 ストレージの割当て : 「Exadata スパース・スナップショット」 (Exadata Snapshot 機能を利用するかどうか)、「ローカル・バックアッ プ」(Exadata ストレージ内へバックアップを取得するか) を要件に合わせてチェック・ボックスにチェックをいれる。 この選択によって、ストレージの各記憶域 (ASM の Disk Group) に割当てられるサイズが決まる。この割合は後か ら変更できないので注意が必要。 Oracle Grid Infrastructure のバージョン : 現時点では 「19.0.0.0」 (19c) のみの選択 SSH キーの追加 : OS ログインで利用する SSH 鍵の公開鍵を登録。 「SSH キー・ペアの生成」で秘密鍵と公開鍵をここで作成 することも可能。
  27. Exadata VM クラスタの作成例: ネットワーク設定の構成 Exadata VM クラスタの作成 Copyright © 2021,

    Oracle and/or its affiliates 33 仮想クラウド・ネットワーク : VCN を選択 クライアントのサブネット : VCN のサブネットから選択 バックアップ・サブネット : VCN のサブネットから選択 ホスト名接頭辞 : アルファベットから始まり、アルファベットと数字、ハイフン(-)の み利用可能で、最大 12 文字のホスト名接頭辞を入力
  28. Exadata VM クラスタの作成例: ライセンス・タイプの選択 / 管理 Exadata VM クラスタの作成 Copyright

    © 2021, Oracle and/or its affiliates 34 ライセンス・タイプの選択 : 「含まれるライセンス」か「ライセンス持込み(BYOL)」を選択。 これは後から変更も可能。 拡張オプションの表示 – 管理 : タイムゾーンを選択。 「Exadata VM クラスタの作成」 をクリックして完了 ※ 作成開始から完了までは Quarter Rack 相当の構成で通常 4 ~ 5 時間程度
  29. 作成された Exadata VM クラスタ の確認 メニューから「ベア・メタル、VM および Exadata」→「Exadata VM クラスタ」

    Exadata VM クラスタの作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 35 作成した Exadata VM クラスタをク リックして詳細を確認 作成した Exadata VM クラスタ が 「使用可能」ステータスになっていれば 作成完了
  30. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 36 3. ExaCS

    を作ってみよう – 環境作成 データベース・ホームの作成
  31. データベース・ホームの作成例 • メニューから「ベア・メタル、VM および Exadata」→「Exadata VM クラスタ」→<VMクラスタの選択> →「データベース・ホーム」 • 「データベース・ホームの作成」をクリック

    データベース・ホームの作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 37 データベース・ホームの表示名 : データベース・ホームの表示名を入力 データベース・イメージ : データベース・バージョンを選択する場合「データベース・イ メージの変更」をクリック (詳細は次頁) 「作成」 をクリックして完了 ※ 作成開始から完了までは 通常 10 分程度
  32. データベース・ホームの作成例: データベース・イメージの選択 データベース・ホームの作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates

    38 Oracle 提供のデータベース・ソフトウェア・イメージ : 11.2 / 12.1 / 12.2 / 18c / 19c から選択可能。 デフォルトは プロビジョニング時点の ExaCS 上で利用可能な最新の RU で作成される。 カスタム・データベース・ソフトウェア・イメージ : 事前に「データベース・ソフトウェア・イメージ」メニューにて、Exadata シェイ プ向けのデータベース・ソフトウェア・イメージを作成済の場合に選択可能。
  33. 作成されたデータベース・ホームの確認 メニューから「ベア・メタル、VM および Exadata」→「Exadata VM クラスタ」→<VMクラスタの選択> → 「データベース・ホーム」 データベース・ホームの作成 Copyright

    © 2021, Oracle and/or its affiliates 39 作成したデータベース・ホームを クリックして詳細を確認 作成したデータベース・ホームが 「AVAILABLE」ステータスに なっていれば作成完了
  34. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 40 3. ExaCS

    を作ってみよう – 環境作成 データベースの作成
  35. データベースの作成例: データベース名、バージョン、データベース・ホームの選択 • メニューから「ベア・メタル、VM および Exadata」→「Exadata VM クラスタ」→<VMクラスタの選択> → 「データベース」

    • 「データベースの作成」をクリック データベースの作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 41 データベース名 : データベース名を入力。アルファベットの文字で始まり、最大 8 文字の英数字で、特殊文字は不可。 データベース名 : 11.2 / 12.1 / 12.2 / 18c / 19c から選択。 PDB 名 オプション : 12.1 以上の場合、シングル・テナント (1 PDB) の CDB 構成で作成されるため、その PDB の名前を入力する。入 力しない場合はシステム側で自動的に名前をつける。 データベース・ホーム : 既存か新規のデータベース・ホームを選択。 データベース・ホームの表示名 : 既存の場合は選択、新規の場合は名前を入力可能。
  36. データベースの作成例: 管理者資格証明の作成 / ワークロード・タイプの選択 データベースの作成 Copyright © 2021, Oracle and/or

    its affiliates 42 管理者資格証明の作成 : データベースの管理者パスワードを入力。パスワードは 9 文字から 30 文字とし、大文字、小文字、特殊文字(_、 # または -) および数字をそれぞれ 2 つ以上含める必要 がある。 ワークロード・タイプの選択 : 「トランザクション処理」または「データ・ウェアハウス」から選 択。作成されるデータベースのデフォルトの状態 (パラメータ 設定など)が変わる。
  37. データベースの作成例: データベース・バックアップの構成 データベースの作成 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates

    43 自動バックアップの有効化 : ここにチェックをいれると、自動バックアップ (バックアップ先は オブジェクト・ストレージ) の設定がなされる。データベース作 成後に有効化することも可能。 バックアップ保持期間 : オブジェクト・ストレージ上での保持期 間を選択。7/15/30/45/60 日か ら選択可能。 バックアップ・スケジューリング : 開始時間を 2 時間枠の中で選択。
  38. データベースの作成例: 拡張オプションの表示 – 管理 / 暗号化 データベースの作成 Copyright © 2021,

    Oracle and/or its affiliates 44 文字セット・各国語文字セット : キャラクタ・セットと各国語文字セットを選択。 暗号化 : キー管理の構成として、「Oracle 管理キーの使用」または 「顧客管理キーの使用」を選択。 「データベースの作成」 をクリックして完了 ※ 作成開始から完了までは通常 30 分程度
  39. 作成されたデータベースの確認 メニューから「ベア・メタル、VM および Exadata」→「Exadata VM クラスタ」→<VMクラスタの選択> → 「データベース」 データベースの作成 Copyright

    © 2021, Oracle and/or its affiliates 45 作成したデータベースをクリックして 詳細を確認 作成したデータベースが 「使用可能」 ステータスになっていれば作成完了
  40. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 46 4. ExaCS

    を作ってみよう – SSH ログイン
  41. 作成した Exadata VM クラスタのノードに接続 (OS ログイン) • 使用可能になったらまずは OS にログインできるか確認。

    • メニューから「ベア・メタル、VM および Exadata」→「Exadata VM クラスタ」→<VMクラスタの選択> → 「仮想マシン」 • この例では、クライアント・ネットワークにはプライベート・サブネットを利用したので、「プライベート IP アドレス」を確認。 • この IP アドレスに、opc ユーザーで、 VM クラスタ作成時に登録したSSH キーの秘密鍵を使って OS にログイン。 SSH ログイン Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 47
  42. Exadata VM クラスタの仮想マシンへのログイン例 SSH ログイン Copyright © 2021, Oracle and/or

    its affiliates 48 $ ssh –i ~/.ssh/ssh-key-2021-xx-xx.key [email protected] [opc@node1 ~]$ sudo su - oracle Last login: Tue Feb 16 02:05:24 JST 2021 [oracle@node1 ~]$ ls DB0119.env [oracle@node1 ~]$ . DB0119.env [oracle@node1 ~]$ env | grep ORACLE ORACLE_UNQNAME=DB0119_kix1rb ORACLE_SID=DB01191 ORACLE_HOSTNAME=node1.sub01140528431.vcn01.oraclevcn.com ORACLE_BASE=/u02/app/oracle ORACLE_HOME=/u02/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_2 [oracle@node1 ~]$ [oracle@node1 ~]$ sqlplus / as sysdba SQL> select NAME from v$database; NAME --------- DB0119 SQL> 秘密鍵を用いて opc ユーザーにて VM へ SSH ログイン opc ユーザーから root 権限で oracle ユーザーへ切替 作成したデータベースの環境変数設定ファイルが自動で生 成されているので、これを読み込む データベースへの接続もすぐに行える
  43. • Exadata Cloud Service では UI からの操作だけで Exadata を利用できる環境が整う •

    オンプレミス Exadata の構築と比べると非常に簡易 • サービス制限の引上げの申請と承認を得る必要がある点は注意が必要 (承認まで数営業日かかる) • Exadata のプロビジョニングそのものでは、下記のステップで行われ、Quarter Rack 相当のシェイプであれば、 通常 5 ~ 6 時間程度で完了できる • Exadata Infrastructure の作成 (必要項目を入力後、作成開始から完了まで10分程度) • Exadata VM クラスタの作成 (必要項目を入力後、作成開始から完了まで Quarter Rack 相当で 4 ~ 5 時間程度) • データベース・ホームの作成 (必要項目を入力後、作成開始から完了まで10分程度) • データベースの作成 (必要項目を入力後、作成開始から完了まで30分程度) まとめ Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 50