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OCI IAM Identity Domains IdPポリシー設定手順/Identity Domain IdP Policy

OCI IAM Identity Domains IdPポリシー設定手順/Identity Domain IdP Policy

OCI IAM Identity Domains環境にてIdPポリシーを設定するための手順をまとめた資料です。

oracle4engineer
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October 03, 2022
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  1. OCI IAM Identity Domains
    IdPポリシー設定手順
    日本オラクル株式会社
    2022/10/3

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  2. Safe harbor statement
    以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、
    情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以
    下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することを確約するものではないため、購買
    決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。
    オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期及び価格については、弊
    社の裁量により決定され、変更される可能性があります。
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    2

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  3. 3 Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    目次
    IdPポリシーの概要
    利用者にIdPを選択してもらう設定
    利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
    1
    2
    3
    4
    5

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  4. 1. IdPポリシーの概要
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    4

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  5. IdPポリシー
    IdP(アイデンティティ・プロバイダ)の利用ルールを定義するIdPポリシー機能
    IdPポリシー
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    5
    利用者
    IdPポリシー1
    IdPポリシー2
    Web業務アプリケーション
    “従業員”グループ所属
    IdPルールの例
    • IdPポリシーにより、認証時に利用するIdPとしてローカル認証(アイデンティティ・ドメインの認証)を使うか、または外部IdP(AzureAD等の
    他社認証基盤)を使うかを制御することが可能
    • 利用IdPを利用者自身が都度選択することが可能
    • 所属グループ等の利用者属性を利用し強制的に1つのIdPを利用させることも可能
    • アプリケーション全体(OCIコンソール含む)または個別アプリケーションのみにIdPポリシーを適用
    条件 IdP
    他社クラウドサービス
    Oracle PaaS/SaaS
    Azure AD
    社外NWからのアクセス ローカル
    無条件(全員・強制的) 既存社内認証基盤
    Azure AD
    OCI IAM
    Identity Domain
    社内認証基盤
    IdPによる認証処理
    ※IdPポリシーにて外部IdPを利用するルールを定義する場合には、事前に外部IdPの登録設定が必要になります。

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  6. 全体/個別アプリケーションへのIdPポリシー適用
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    6
    • デフォルトの状態で全体(すべてのアプリケーション)に適用するためのIdPポリシー「Default Identity Provider Policy」を用意
     「 Default Identity Provider Policy」の中で細かなIdPルール(条件、利用IdP)を複数定義可能
    • 個別アプリケーションにのみ適用したい場合には別途カスタムIdPポリシーを作成
     作成したカスタムポリシーの中で細かなIdPルール(条件、利用IdP)を複数定義可能
    • IdPポリシーの中のIdPルールには評価順序の設定が可能(順序順に評価)
    OCIコンソールを含め
    全てのアプリケーションに適用したい場合
    Default Identity Provider Policy
    OCIコンソール
    Oracle PaaS/SaaS
    他社クラウドサービス
    On-P Webアプリケーション
    IdPルール1
    IdPルール2
    IdPルール3
    ….
    Default IdP Policyに
    ルールを自由に定義
    ※Default IdP Policyは削除できません
    個別アプリケーションにのみ適用したい場合
    カスタム IdPポリシー
    クラウドサービスA
    IdPルール1
    IdPルール2
    IdPルール3
    ….
    カスタム・IdPポリシーを作成し
    ルールを自由に定義
    ※カスタム・IdPポリシーは削除可能
    アプリケーションA
    カスタム・IdPポリシーに
    適用対象アプリケーションを登録
    適用対象アプリケーションの
    登録不要
    評価順 評価順

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  7. IdPポリシーで使うネットワークペリメータ
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    7
    • IdPポリシー内のIdPルールで接続元IPアドレスを条件で利用したい場合、利用するIPアドレスを「ネットワーク・ペリメータ」として事前に定義
    • 条件に利用するIPアドレスが変更となっても、IdPルールに影響与えずネットワーク・ペリメータのみの変更で対応可能
    • ネットワーク・ペリメータではいくつかの方法でIPアドレスを登録可能
     1つのIPアドレスを登録(例:10.0.0.1)
     カンマ区切りで複数のIPアドレスを登録(例:10.0.0.1,10.0.0.1,10.1.0.100)
     ハイフンを利用しIPアドレス範囲を登録(例:10.0.0.1-10.0.0.100)
     CIDR表記によるIPアドレス範囲を登録(例:10.0.0.1/16)
    Default Identity Provider Policy
    【IDPルール1】
    ネットワーク・ペリメータ「社内」の場合
    Azure AD

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  8. 2.利用者にIdPを選択してもらう設定
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    8
    ※本手順は、外部IdPとして利用する“ADFS”はOCI IAM アイデンティティ・ドメインに登録済みの前提での手順となります。

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  9. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    本手順による実現イメージ/IdPポリシーの構成
    9
    • IdPポリシー「Default Identity Provider Policy」に、無条件でIdPとしてローカルまたは外部IdP(今回はADFS)を選択させる
    ルールを定義し、1つのアイデンティティ・ドメイン全体(OCIコンソールを含むすべてのアプリケーション)へそのポリシーを適用させます。
    無条件 ローカル , ADFS
    条件 IdP




    NW
    ローカル認証
    (OCI IAMアイデンティティ・ドメイン)
    アプリケーション全体
    OCIコンソール
    Oracle PaaS/SaaS
    他社クラウドサービス
    On-P Webアプリケーション
    【OCI IAM アイデンティティ・ドメイン ログイン画面】
    IdP選択
    ローカル
    or
    ADFS
    ルール1
    Default Identity Provider Policy









    IdP







    全員
    ADFS認証
    リダイレクト リダイレクト

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  10. 利用者にIdPを選択してもらう設定
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    10
    1)OCI管理者でOCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択し、ID/パスワードを入力し
    OCIコンソールにログインします。

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  11. 利用者にIdPを選択してもらう設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    11
    2)メニューより「アイデンティティとセキュリティ」ー「アイデンティティ」を選択します。

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  12. 利用者にIdPを選択してもらう設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    12
    3)「ドメイン」を選択、対象ドメインが存在するコンパートメントを指定し、対象ドメインを選択します。

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  13. 利用者にIdPを選択してもらう設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    13
    4)IdPポリシーの定義のため、左側メニューより「セキュリティ」ー「IdPポリシー」を選択します。
    「Default Identity Provider Policy」を選択します。

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  14. 利用者にIdPを選択してもらう設定
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    14
    5)Default Identity Provider Policy詳細画面にて、「IdPルールの追加」を選択します。
    ※Default Identity Provider Policyには「Default IDP Rule」というルールがあらかじめ作成されています。
    この「Default IDP Rule」を直接編集することも可能ですが、運用の中でデフォルトの状態に戻す場合などを想定し、
    「Default IDP Rule」は編集せずにデフォルトの状態のままにしておくことをお勧めします。

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  15. 利用者にIdPを選択してもらう設定
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    15
    6)IdPルールの追加画面にて、ルール名に適当な値を指定し、
    アイデンティティ・プロバイダの割当て部分にて「ADFS_Test」と「Username-Password」を選択します。
    その他条件は、何も設定せずに「IdPルールの追加」を選択します。
    ※アイデンティティ・プロバイダに設定した「Username-Password」は
    アイデンティティ・ドメインのローカル認証のことを指します。

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  16. 利用者にIdPを選択してもらう設定
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    16
    7)Default Identity Provider画面に戻り、IdPルールが1つ追加されていることを確認し、「優先度の編集」を選択します。

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  17. 利用者にIdPを選択してもらう設定
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    17
    8)IDPルールの左側にある上下矢印を押下し、上記にて作成したIdPルールを優先度1に設定し、「変更の保存」を選択します。

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  18. 利用者にIdPを選択してもらう設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    18
    9)作成したIDPルールの優先度が1になっていることを確認します。

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  19. 動作確認
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    19
    1)OCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択します。

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  20. 動作確認
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    20
    2)アイデンティティ・ドメインのログイン画面の下部に外部IdP(今回は「ADFS_Test」)が表示され選択可能な状態になっていることを
    確認します。

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  21. 動作確認
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    21
    3)「ADFS_Test」を選択するとADFSログイン画面に遷移し、ADFSログイン後にOCIコンソールにリダイレクトされることを確認します。
    一方、アイデンティティ・ドメインのログイン画面にてそのままID/パスワードを入力してもOCIコンソールにサインインできることを確認します。

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  22. 3.利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
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    22
    ※本手順は、外部IdPとして利用する“ADFS”はOCI IAM アイデンティティ・ドメインに登録済みの前提での手順となります。
    また、上記2.の設定は未実施の前提での手順となります。

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  23. OCI IAMアイデンティティ・ドメイン
    ログイン画面
    非表示
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    本手順による実現イメージ/IdPポリシーの構成
    23
    • IdPポリシー「Default Identity Provider Policy」に、無条件でIdPとして外部IdP(今回はADFS)のみを利用するルールを定義し、
    1つのアイデンティティ・ドメイン全体(OCIコンソールを含むすべてのアプリケーション)へそのポリシーを適用させます。
    無条件 ADFS
    条件 IdP




    NW
    アプリケーション全体
    OCIコンソール
    Oracle PaaS/SaaS
    他社クラウドサービス
    On-P Webアプリケーション
    【ADFSログイン画面】
    ADFS認証
    ルール1
    Default Identity Provider Policy









    IdP







    全員
    リダイレクト リダイレクト

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  24. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    24
    1)OCI管理者でOCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択し、ID/パスワードを入力し
    OCIコンソールにログインします。

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  25. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    25
    2)メニューより「アイデンティティとセキュリティ」ー「アイデンティティ」を選択します。

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  26. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    26
    3)「ドメイン」を選択、対象ドメインが存在するコンパートメントを指定し、対象ドメインを選択します。

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  27. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    27
    4)IdPポリシーの定義のため、左側メニューより「セキュリティ」ー「IdPポリシー」を選択します。
    「Default Identity Provider Policy」を選択します。

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  28. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    28
    5)Default Identity Provider Policy詳細画面にて、「IdPルールの追加」を選択します。
    ※Default Identity Provider Policyには「Default IDP Rule」というルールがあらかじめ作成されています。
    この「Default IDP Rule」を直接編集することも可能ですが、運用の中でデフォルトの状態に戻す場合などを想定し、
    「Default IDP Rule」は編集せずにデフォルトの状態のままにしておくことをお勧めします。

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  29. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    29
    6)IdPルールの追加画面にて、ルール名に適当な値を指定し、
    アイデンティティ・プロバイダの割当て部分にて「ADFS_Test」のみを選択します。
    その他条件は何も設定せずに「IdPルールの追加」を選択します。

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  30. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    30
    7)Default Identity Provider画面に戻り、IdPルールが1つ追加されていることを確認し、「優先度の編集」を選択します。

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  31. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    31
    8)IDPルールの左側にある上下矢印を押下し、上記にて作成したIdPルールを優先度1に設定し、「変更の保存」を選択します。

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  32. 利用者全員に強制的に外部IdPを利用させる設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    32
    9)作成したIDPルールの優先度が1になっていることを確認します。

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  33. 動作確認
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    33
    1)OCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択します。

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  34. 動作確認
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    34
    2)ADFSのログイン画面にが表示されることを確認します。
    ADFS側のID/パスワードを入力し「サインイン」を選択することで、OCIコンソールにアクセスできることを確認します。

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  35. 4.利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    35
    ※本手順は、外部IdPとして利用する“ADFS”はOCI IAM アイデンティティ・ドメインに登録済みの前提での手順となります。
    また、上記2.、3.の設定は未実施の前提での手順となります。

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  36. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    本手順による実現イメージ/IdPポリシーの構成
    36
    • IdPポリシー「Default Identity Provider Policy」に、所属グループを利用した条件によりIdPを外部IdP(今回はADFS)またはローカル
    を利用するルールを定義し、1つのアイデンティティ・ドメイン全体(OCIコンソールを含むすべてのアプリケーション)へそのポリシーを適用させます。
    所属グループ=“Employee” ADFS
    条件 IdP




    NW
    アプリケーション全体
    OCIコンソール
    Oracle PaaS/SaaS
    他社クラウドサービス
    On-P Webアプリケーション
    【ADFSログイン画面】
    ADFS認証
    ルール1
    Default Identity Provider Policy









    IdP







    グループ:Employee所属ユーザー
    リダイレクト
    グループ:Contractor所属ユーザー
    【OCI IAMログイン画面】
    ローカル認証
    OCI IAM アイデンティティドメイン
    ユーザーID指定画面
    リダイレクト
    所属グループ=“Contractor” ローカル
    ルール2

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  37. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    37
    1)OCI管理者でOCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択し、ID/パスワードを入力し
    OCIコンソールにログインします。

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  38. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    38
    2)メニューより「アイデンティティとセキュリティ」ー「アイデンティティ」を選択します。

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  39. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    39
    3)「ドメイン」を選択、対象ドメインが存在するコンパートメントを指定し、対象ドメインを選択します。

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  40. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    40
    4)条件で利用するグループの確認のため、左側メニューより「グループ」を選択します。
    条件で利用するグループ(今回は“Employee”と“Contractor”)を選択し、ユーザーが所属していることを確認します。

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  41. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    41
    5)IdPポリシーの定義のため、左側メニューより「セキュリティ」ー「IdPポリシー」を選択します。
    「Default Identity Provider Policy」を選択します。

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  42. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    42
    6)Default Identity Provider Policy詳細画面にて、「IdPルールの追加」を選択します。
    ※Default Identity Provider Policyには「Default IDP Rule」というルールがあらかじめ作成されています。
    この「Default IDP Rule」を直接編集することも可能ですが、運用の中でデフォルトの状態に戻す場合などを想定し、
    「Default IDP Rule」は編集せずにデフォルトの状態のままにしておくことをお勧めします。

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  43. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    43
    7)IdPルールの追加画面にて、ルール名に適当な値を指定し、
    アイデンティティ・プロバイダの割当て部分にて「ADFS_Test」のみを選択します。
    条件のグループメンバーシップにグループ「Employee」を指定し、「IdPルールの追加」を選択します。

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  44. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    44
    8)Default Identity Provider画面に戻り、IdPルールが1つ追加されていることを確認し、再度「IdPルールの追加」を選択します。

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  45. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    45
    9)IdPルールの追加画面にて、ルール名に適当な値を指定し、
    アイデンティティ・プロバイダの割当て部分にて「Username-Password」のみを選択します。
    条件のグループメンバーシップにグループ「Contractor」を指定し、「IdPルールの追加」を選択します。
    ※アイデンティティ・プロバイダに設定した「Username-Password」は
    アイデンティティ・ドメインのローカル認証のことを指します。

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  46. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
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    46
    10)Default Identity Provider画面に戻り、IdPルールが2つ追加されていることを確認し、「優先度の編集」を選択します。

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  47. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
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    47
    11)IDPルールの左側にある上下矢印を押下し、下記の順序に設定します。
    優先度1:Employess_Rule(グループ「Employeee」所属の場合には外部IDP「ADFS_Test」を利用)
    優先度2:Contractor_Rule(グループ「Contractor」所属の場合にはローカル認証を利用)
    優先度3:Default IDP Rule
    優先度の変更後に「変更の保存」を選択します。

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  48. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
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    48
    12)優先度が反映されていることを確認します。
    ※グループ「Employee」や「Contractor」に属さないユーザーは、優先度3のルール(Default IDP Rule)が適用されることになります。

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  49. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
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    49
    13)今回のようにIDPポリシーにて所属しているグループによる条件判定を行う場合、認証処理前にアクセスするユーザーIDを先に
    入力する(伝えてあげる)必要があります。
    ユーザーID指定画面を先に表示させる設定に変更するために、左側メニューの「設定」-「セッション設定」を選択します。

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  50. 利用者の所属グループによりIdPを制御する設定
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    50
    14)セッション設定画面にて「ユーザー名を先に有効化するフロー」をチェックONにします。
    「変更の保存」を選択します。
    変更の確認にて「変更の保存」を選択します。

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  51. 動作確認 – グループ“Employee”に所属しているユーザーによるアクセス
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    51
    1)OCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択します。

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  52. 動作確認 – グループ“Employee”に所属しているユーザーによるアクセス
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    52
    2)ユーザー名を指定する画面が先に表示されることを確認します。
    グループ「Employee」に所属するユーザー名を指定し、「サインイン」を選択します。

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  53. 動作確認 – グループ“Employee”に所属しているユーザーによるアクセス
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    53
    3)ADFSのログイン画面にが表示されることを確認します。
    ADFS側のID/パスワードを入力し「サインイン」を選択することで、OCIコンソールにアクセスできることを確認します。

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  54. 動作確認 – グループ“Contractor”に所属しているユーザーによるアクセス
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    54
    1)OCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択します。

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  55. 動作確認 – グループ“Contractor”に所属しているユーザーによるアクセス
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    55
    2)ユーザー名を指定する画面が先に表示されることを確認します。
    グループ「Contractor」に所属するユーザー名を指定し、「サインイン」を選択します。

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  56. 動作確認 – グループ“Contractor”に所属しているユーザーによるアクセス
    Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    56
    3)アイデンティティ・ドメインのパスワード指定画面が表示されることを確認します。
    アイデンティティ・ドメインのパスワードを入力し「検証」を選択することで、OCIコンソールにアクセスできることを確認します。

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  57. 5.個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    57
    ※本手順は、外部IdPとして利用する“ADFS”はOCI IAM アイデンティティ・ドメインに登録済みの前提での手順となります。
    また、上記2.、3.、4.の設定は未実施の前提での手順となります。

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  58. Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates
    本手順による実現イメージ/IdPポリシーの構成
    58
    • IdPポリシーを新たに作成し、無条件で外部IdP(今回はADFS) を利用するルールを定義し、ある1つの個別アプリケーションへ
    そのポリシーを適用させます。
    OCI IAMアイデンティティ・ドメイン
    ログイン画面
    非表示
    無条件 ADFS
    条件 IdP




    NW
    アプリケーションA
    【ADFSログイン画面】
    ADFS認証
    ルール1
    カスタムIDPポリシー









    IdP







    全員
    リダイレクト リダイレクト
    アプリケーションA
    適用

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  59. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    59
    1)OCI管理者でOCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択し、ID/パスワードを入力し
    OCIコンソールにログインします。

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  60. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    60
    2)メニューより「アイデンティティとセキュリティ」ー「アイデンティティ」を選択します。

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  61. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    61
    3)「ドメイン」を選択、対象ドメインが存在するコンパートメントを指定し、対象ドメインを選択します。

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  62. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    62
    4)IdPポリシーを新規作成するために、左側メニューより「セキュリティ」ー「IdPポリシー」を選択します。
    「IdPポリシーの作成」を選択します。

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  63. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    63
    5)IdPポリシーの作成画面にて、ポリシー名に適当な値を指定し「次」を選択します。

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  64. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    64
    6)IdPルールの追加画面にて、「IdPルールの追加」を選択します。

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  65. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    65
    7)IdPルールの追加画面にて、ルール名に適当な値を指定します。
    アイデンティティ・プロバイダ部分にて外部IdPとして「ADFS_Test」を指定しします。
    条件部分には何もせず(無条件)、「IdPルールの追加」を選択します。

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  66. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    66
    8)IdPルールが追加されたことを確認し、「次」を選択します。

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  67. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    67
    9)アプリケーションの追加画面にて「アプリケーションの追加」を選択します。
    表示されたアプリケーション選択画面にて該当アプリケーションをチェックONにし「アプリケーションの追加」を選択します。

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  68. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    68
    10)アプリケーションが追加されたことを確認し、「閉じる」を選択します。

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  69. 個別アプリケーションに対してのみ外部IdPを利用させる設定
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    69
    11)IdPポリシー詳細画面にて、上記にて追加したIdPルールが登録されており、アプリケーションとして上記にて追加したアプリケーションが
    登録されていることを確認します。

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  70. 動作確認 – 個別アプリケーションアクセス(IdPポリシー適用済みのアプリケーション)
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    70
    1)ブラウザにて該当個別アプリケーションへアクセスします。
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  71. 動作確認 – 個別アプリケーションアクセス(IdPポリシー適用済みのアプリケーション)
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    71
    2)ADFSのログイン画面にが表示されることを確認します。
    ADFS側のID/パスワードを入力し「サインイン」を選択することで、該当個別アプリケーションにアクセスできることを確認します。

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  72. 動作確認 – OCIコンソールアクセス(IdPポリシー未適用のアプリケーション)
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    72
    1)OCI管理者でOCIコンソール(https://www.oracle.com/jp/cloud/sign-in.html)にアクセスします。
    テナント名(クラウド・アカウント名)を入力し「Next」を選択します。
    アイデンティティ・ドメインの選択にて対象ドメイン(今回は「Prod_IAM_Domain」)を選択します。
    アイデンティティ・ドメインのログイン画面が表示されることを確認します。

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