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Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2024...

Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2024/12 - 2025/02

Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2024/12 - 2025/02

Oracle Cloud Infrastructureの新機能の中から、主にIaaSに関する主要な新機能やサービスに関するアップデートを1機能1スライド程度でまとめてご紹介しています。
2024年12月~2025年2月の3ヶ月分の新機能について説明しています。
本資料の内容は作成時点での情報です。最新情報や詳細は必ずマニュアル等をご確認ください。

2025/3/7: 初版アップロード

oracle4engineer

March 07, 2025
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  1. Oracle Cloud Infrastructure 新機能アップデート 2024/12 ~ 2025/2 Oracle Cloud Infrastructure

    IaaS 新機能アップデート 2025/3/7 日本オラクル株式会社 OCIソリューション部
  2. Windowsイメージのライセンス持ち込みのオプションを選択することで、BYOL(Bring Your Own License)ができます。 Microsoft社の「柔軟な仮想化(Flexible Vertualization Benefit)」に基づいたライセンスの持ち込みが可能です。 • プラットフォーム・イメージおよびカスタムイメージで可能 •

    VMインスタンス(共有ホスト、専用仮想マシンホスト)、 ベアメタル・インスタンスいずれのインスタンスでも可能 • インスタンス作成後のライセンス・タイプの変更も可能 OCI提供 ↔ BYOLを切り替えることができます ※どちらのライセンス・タイプに変更する際も、 併せてOS側でslmgrコマンド等で認証先を明示的に変更する作業が必要です。 注意点 • BYOLはMicrosoft社の 製品条項 と 柔軟な仮想化 に準拠して、ユーザーの責任で行います。 BYOLをする際はMicrosoft社にライセンス持ち込みの有効性をご確認ください。 • Free Tier (Always Free) 環境、トライアル環境のテナンシでは使用できません。 • Terraformは今後対応予定です。 [Compute] Windows ServerインスタンスのBYOL機能が登場 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 3 2024/12/10 プラットフォーム・イメージ選択時のBYOLオプション OCIでのMicrosoft社のライセンスについて:https://docs.oracle.com/en-us/iaas/Content/Compute/References/microsoftlicensing.htm
  3. セキュア・デスクトップがJapan Central (Osaka) リージョンでも利用可能になりました [Secure Desktops] セキュア・デスクトップ Osakaリージョンで利用可能 Copyright ©

    2025, Oracle and/or its affiliates 4 2024/12/11 OCI ユーザ ブラウザ データ セキュア・デスクトップ (on Compute VM) アプリケーション 認証 No Data, No Apps OCI Secure Desktops - セキュア・デスクトップ・サービスとは? • OCI上でデスクトップ環境を迅速にデプロイし、セキュアに利用可能なマネージド・サービス • クライアント端末のローカルにデータを持たせず、OCI側で管理することでセキュリティを向上 • お客様テナンシ内のコンピュート、ネットワーク、ストレージ・サービス上で動作 • OCIコンソールから作成、管理。デスクトップ利用ユーザの認証、認可もOCI IAMに統合 • サポートOS:Oracle Linux 7, 8、 Windows 10, 11 セキュア・デスクトップ・インターフェースへのアクセスURL • Tokyoリージョンの場合:https://published.desktops.ap-tokyo-1.oci.oraclecloud.com/client • Osakaリージョンの場合:https://published.desktops.ap-osaka-1.oci.oraclecloud.com/client
  4. • IPv6とIPv4の両方をサポート、デュアルスタック・ネットワーク環境でのシームレスな操作を可能に • Oracle Linux 7, 8, 9 (OL7, OL8,

    OL9) をサポート、幅広いエンタープライズ環境での互換性を確保 • オンプレミスとOCI Computeの両方のインスタンスを、パッケージのクライアント・マシンとしてサポート • バックグラウンド実行の転送プロセスである oci-fss-forwarder が、一意のマウントごとではなく、すべてのマウントに対 して1つだけ作成されるように変更 • マウント済ディレクトリをエラーなしでマウントするよう変更 • OpenSSL証明書およびIMDS証明書バンドルが、いずれかの証明書バンドルで変更が検出された場合にのみディスク に書き込まれるように変更 ※ アップグレードするには、インスタンスから以前のバージョンをアンインストールしてから、新しいバージョンをインストール。手順は、 転送中暗号化の使用*1 を参照。 [File Storage] 転送中暗号化用のoci-fss-utilsのバージョン4.11がリリース Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 5 2024/12/12 リリースノート: [File Storage] Version 4.11 of oci-fss-utils for File Storage in-transit encryption is available https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/filestorage/oci-fss-utils-v-4_11.htm OCIドキュメント: [File Storage] Using In-transit TLS Encryption [*1] https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/Content/File/Tasks/intransitencryption.htm Blog: Announcing OCI Block Volume Direct APIs for changed block tracking between backups https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/block-volume-direct-apis-changed-block-tracking
  5. • Red Hat Enterprise Linux 8, 9 を新たにサポート • UMAにバンドルされている

    Ruby バージョンを 3.0.7 に更新し、次のCVEを解決 • CVE-2023-36617: URIのReDoS脆弱性 • CVE-2024-27281: RDocの.rdoc_optionsを使用したRCE脆弱性 • CVE-2024-27282: Regex検索による任意のメモリー・アドレスの読取り脆弱性 • Windows UMAにバンドルされている OpenSSL バージョンを3.0.15に更新し、次のCVEを解決 • TLSv1.3 でのセッション処理による無制限メモリー増加の修正 (CVE-2024-2511) • 長すぎるDSA鍵/パラメータ のチェックが非常に遅くなる可能性がある問題の修正 (CVE-2024-4603) • SSL_free_buffers() がコールされた後の空き時間使用の修正 (CVE-2024-4741) • SSL_select_next_proto() で発生する可能性のあるバッファのオーバーレッドの修正 (CVE-2024-5535) • X.509 の名前検査で可能なサービス拒否の修正 (CVE-2024-6119) [Logging, Monitoring] 統合モニタリング・エージェント0.1.36がリリース Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 6 2024/12/12 リリースノート: [Logging, Monitoring] Unified Monitoring Agent 0.1.36 released https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/logging/uma-0136.htm Ruby HP: [CVE-2023-36617] https://www.ruby-lang.org/en/news/2023/06/29/redos-in-uri-CVE-2023-36617/ Ruby HP: [CVE-2024-27281] https://www.ruby-lang.org/en/news/2024/03/21/rce-rdoc-cve-2024-27281/ Ruby HP: [CVE-2024-27282] https://www.ruby-lang.org/en/news/2024/04/23/arbitrary-memory-address-read-regexp-cve-2024-27282/ OpenSSL HP: [CVE-2024-2511] https://openssl-library.org/news/vulnerabilities/index.html#CVE-2024-2511 OpenSSL HP: [CVE-2024-4603] https://openssl-library.org/news/vulnerabilities/index.html#CVE-2024-4603 OpenSSL HP: [CVE-2024-4741] https://openssl-library.org/news/vulnerabilities/index.html#CVE-2024-4741 OpenSSL HP: [CVE-2024-5535] https://openssl-library.org/news/vulnerabilities/index.html#CVE-2024-5535 OpenSSL HP: [CVE-2024-6119] https://www.ruby-lang.org/en/news/2024/04/23/arbitrary-memory-address-read-regexp-cve-2024-27282/ 統合モニタリング・エージェント (UMA) に関し、RHEL 8,9 のサポートと、各種問題の修正
  6. より直感的、効率的でパーソナライズされたホームページに [Console] Oracle Cloudコンソールのホームページのリニューアル 1 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates 7 カスタマイズ • ウィジェットの表示/非表示選択 • 各ウィジェットをドラッグ・アンド・ドロップ で移動 リソース • 最近表示/作成したリソースを表示 • リソース・コレクションとしてよく使うリソース の保存も可能 サービス • 最近アクセスしたサービスの表示 • よく使うサービスを固定することも可能 2024/12/17
  7. 各種ウィジェット [Console] Oracle Cloudコンソールのホームページのリニューアル 2 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates 8 お知らせ メンテナンスや必要な アクションのアナウンス モニタリング・アラーム 作成済のアラーム定義に基づいて発報 されているアラーム件数を表示 クラウド・アドバイザの推奨事項 コスト、性能、可用性、セキュリティの 推奨項目 そのほかのウィジェット • ビルド • サービス・スポットライト • 新機能 • スタート・ガイド • 学習 • クイック・スタート • コスト分析 2024/12/17
  8. コンソール・ホームページのリニューアルに伴い、コンソール画面上のサポート・ボタンがなくなった コンソール上部のヘルプ・メニュー から各メニューを開くことが可能 サポート・ボタンが削除され、ヘルプ・メニューからの画面遷移に統一された [Support Management] コンソールのサポート機能へのナビゲーションの変更 Copyright © 2025,

    Oracle and/or its affiliates 9 2024/12/17 ←以前の サポート・ボタン サポート・センターに遷移 全てサポート・チャットに遷移 サポート・チャット • 制限引き上げのリクエスト →「Limit Increase」を選択 • 新規SR起票する場合→ 問い合わせたい内容を入力し、 「Support Request」を選択
  9. より大規模な環境を一つのSDDCとして管理でき、より細かなワークロードの分離やライセンス最適化が可能に。 [OCVS] SDDC内のクラスタの最大数が6から15に拡張 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

    10 2024/12/17 ワークロードごとにクラスタ分離を実現するマルチクラスタSDDCが(以下、二種類のクラスタから構成)、今回のアップデー トにより最大15クラスタまで拡張可能になった。 • 統合管理クラスタ • 管理用仮想マシンが稼働 • vCenter • NSX Manager • HCX Managerなど • 顧客の仮想マシンも稼働 • SDDCに必ず1個 • ワークロードクラスタ • 管理用仮想マシンを含まない • SDDCに14個まで構築可能に → 統合管理クラスタと合わせてSDDCあたり15クラスタに ワークロードクラスタ 14個まで拡張可能に 統合管理クラスタ SDDCに必ず1個 Maximum number of clusters for an SDDC increased from 6 to 15
  10. 大容量NVMe SSDデバイスによるvSAN構成で、高性能、高可用性を発揮 [OCVS] AMDベースのBM.DenseIO.E5シェイプがESXiホストとしてサポート Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates 11 2024/12/17 DenseIOシリーズの最新シェイプ、BM.DenseIO.E5がOCVSのESXiホストとしてサポート(2025年1月7日現在、日本 のリージョンにおいては未提供) • BM.DenseIO.E5は81.6TBのNVMe SSDを内蔵したAMD E5シリーズの高性能ベアメタル・シェイプ • CPU:AMD E5 (EPYC 9J14) × 2基 • ローカルディスク:NVMe SSDストレージ 81.6TB (6.8TBドライブ × 12個) • OCVSにおける仕様や注意点 • 使用可能コア数:32、64, 96, 128 • 前世代のBM.DenseIO.E4シェイプとはコア単価の計算方法が異なり、ベースの32コア分の金額に、それ以上コア分(CPU Expansion)の金 額を加えて計算する点に注意 • 32コア分の金額とCPU Expansionの単価は異なる • 32コア分の金額(月次コミット): 1,322.3円 • CPU Expansion分のコア単価(月次コミット):20.739円 • 必要に応じてCPU Expansion分を追加して計算する • 34コアを有効化した場合のホスト月額:32コア分の金額 × 744時間 + ブート・ボリュームの月額 • 64コアを有効化した場合のホスト月額:(32コア分の金額 + CPU Expansion分のコア単価 × 32コア) × 744時間 + ブート・ボリュームの月額 • 単一ノードSDDCを作成可能 • BM.DenseIO.E4との混合シェイプクラスタにおいては、vSANのキャッシュ・デバイスとキャパシティ・デバイスの構成に合わせることを 推奨(E4がNVMeデバイスが8個に対してE5は12個なので、E5の4個を未使用で構成。ストレージに関する考慮事項) OCPU Memory (GB) Local NVMe (TB) Network帯域 (Gbps) 128 1,536 81.6 1 x 100 AMD E5 dense shape now available for OCI VMware Solution
  11. • UIのサイレント状態が60日経過すると、すべての新規エージェントが「サイレント」から「削除済」に移動 • US-GovernmentレルムでTCPS資格証明を使用するデータベースからのデータ収集を修正 • zipベースのインストーラを使用してエージェントをデプロイ・更新するためのAnsibleプレイブックをリリース → 詳細は、GitHubのOCI Management Agent

    Ansibleプレイブックを参照 • Kubernetes用のOCI管理エージェント・コンテナ・イメージ、バージョン1.6.0をリリース、JDKに関連する重要なセキュリティ修正を含む → 詳細は、OCI Management Agentコンテナ・イメージ・リポジトリを参照 • バグの修正 [Management Agent] 管理エージェントの更新 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 12 2024/12/18 リリースノート: [Management Agent] Management Agent Updates https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/management-agent/management-agent-ansible-playbook.htm OCIドキュメント: [Management Agent] Management Agents Administration Tasks https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/management-agents/doc/management-agents-administration-tasks.html GitHub: [OCI Management Agent Ansibleプレイブック] https://github.com/oracle-quickstart/oci-management-agent/tree/main/deployment/ansible-playbooks Oracle Container Regitry: [OCI Management Agent Container Image] https://container- registry.oracle.com/ords/f?p=113:4:8188465472326:::4:P4_REPOSITORY,AI_REPOSITORY,AI_REPOSITORY_NAME,P4_REPOSITORY_NAME,P4_EULA_ID,P4_BUSINESS_ARE A_ID:2004,2004,OCI%20Management%20Agent%20Container%20Image,OCI%20Management%20Agent%20Container%20Image,1,0&cs=38Ffb3nFpXrRPdqBke_kD2B00W JYOIshn8duyiZR_gYNkjT8kwHT5Bx1ai9egE9XSY4Sn_zRWVrkK-7Tnl5_dfQ
  12. 【ユースケース】 • ユーザーログインの通知 • データベースの起動やシャットダウンの通知 【使用方法】 1. アラームの作成画面の “Metric description”

    で Metric namespace と Metric name を指定 2. ページ下方に Repeat notification? にチェックを入れ、 Notification frequency を 0 mitutes (hours) に設定 ※ Step1 に記載の2つの項目を指定しないと、Step 2 のオプションが表示され ない [Monitoring] イベントベースのアラームをサポート Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 13 2025/1/14 リリースノート: [Monitoring] Create an event-based alarm to get notifications whenever the event occurs https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/monitoring/event-based-alarms.htm OCIドキュメント: [Monitoring] Getting Event-Based Notifications for an Alarm https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/Content/Monitoring/Tasks/update-alarm-event.htm イベントが発生するたびに通知できるようになった
  13. 独自のIPアドレスとAS(Autonomous System)をOCIへ持ち込むことで、BGPを使用したルーティング情報でIPアドレ スを独自のAS番号でアドバタイズできるようになった。 ASを持ち込める地域インターネットレジストリ(RIR)は以下 • ARIN(北米地域) • RIPE NCC(ヨーロッパ、中近東、北アフリカ) •

    APNIC(アジア太平洋地域) ※JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)は含まれない [Network] Bring Your Own ASN(BYOASN)でAS番号の持ち込みが可能に Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 14 2025/1/22 リリースノート:https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/releasenotes/network/byoasn.htm
  14. 2025年1月より下記が適用されました Oracle Linux 6はSustaining Supportに移行 • 今後は新規のパッチ配布はされず、OCIコンピュートの新規イメージも提供されません。 Oracle Linux 7はExtended

    Supportに移行 • 重大なバグやセキュリティのパッチ、それに対応するOCIコンピュートの新規イメージは引き続き提供されます。 Extended Supportの詳細はドキュメントをご確認ください。 Oracle Linux Extended Support ( https://www.oracle.com/a/ocom/docs/linux/oracle-linux-extended-support-ds.pdf ) 関連ドキュメント • Oracle Linuxのサポートについて Oracle Open Source Support Policies ( https://www.oracle.com/ru/a/ocom/docs/enterprise-linux-support-policies-069172.pdf ) • Oracle Linuxの各バージョンのサポート期限について Lifetime Support Policy ( https://www.oracle.com/a/ocom/docs/elsp-lifetime-069338.pdf ) [Compute] Oracle Linux 6とOracle Linux 7のサポートについて Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 15 2025/1/23
  15. OS管理ハブで下記のOracle Linuxのリポジトリがソフトウェア・ソースとして利用可能になりました。 • Oracle Linux 7: Extended Support用リポジトリ • Oracle

    Linux 8: Automation Manager 2.2 • Oracle Linux 9: UEK-next Developer Release [OS Management Hub] OS管理ハブのソフトウェア・ソースが追加 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 16 2025/1/28 リリースノート: https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/os-management-hub/release-2.3.1.htm
  16. サードパーティやプライベートのソフトウェア・ソースに対応、インスタンスの再起動など OS管理ハブに複数の新機能追加、機能強化がされました。主な変更点は以下です。 • サードパーティやプライベートのyumリポジトリをソフトウェア・ソースとしてOS管理ハブに追加して使用可能に Oracleが提供するOracle Linuxのリポジトリ以外の、サードパーティのベンダーが提供するリポジトリやユーザーが作成したプライベート・リポジトリをOS管 理ハブの管理下に追加できるようになりました。 • インスタンスを再起動する機能が登場 OS管理ハブに登録されているインスタンスを再起動させるジョブが実行可能になりました。パッチ適用後の再起動をスケジュール実行することが可能です。

    • カスタム・ソフトウェア・ソースとしてベンダー・ソフトウェア・ソースのスナップショットを手軽に作成する機能が追加 カスタム・ソフトウェア・ソース作成でスナップショットにする内容を指定せずとも、ベンダー・ソフトウェア・ソースから直接スナップショットを作成できます。 リポジトリ内のパッケージのバージョンを固定したスナップショットの作成が容易にできます。 • カスタム・イメージ、Leappでアップグレードされたイメージのインスタンスを登録することが可能に • 作成済みのプロファイルの情報を編集することが可能に ソフトウェア・ソース、グループ、管理ステーションなど、プロファイルに紐づいた情報をプロファイルの再作成せず作成後に編集することができます。 • 失敗したジョブを再実行することが可能に パッチ適用やソフトウェア・ソースのアタッチなどのジョブがエラーで失敗した際に、ジョブを再実行することができます。 • OS管理ハブのイベント機能が追加(※OCIイベント・サービスとは異なる、OS管理ハブ内でのイベントを生成する機能です) • 管理ステーションの機能強化(管理ステーションに関する情報の表示、SSL証明書の使用など) その他の変更点についてはリリースノートをご確認下さい : (https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/releasenotes/os-management-hub/release-3.0.htm) [OS Management Hub] OS管理ハブの新機能と機能強化 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 21 2025/2/25
  17. Autonomous Linux 9がリリースされ、 OCIのプラットフォーム・イメージで利用可能になりました。 OCIではAutonomous Linuxサービスで Autonomous Linuxインスタンスを管理できます。 関連ドキュメント Autonomous

    Linux 9イメージ (https://docs.oracle.com/en-us/iaas/images/autonomous-linux-9x/index.htm) [Autonomous Linux] Autonomous Linux 9が利用可能に Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 22 2025/2/27 Autonomous Linuxサービスに登録されたAutonomous Linuxインスタンスの例
  18. シェイプ移行機能 https://cloudmarketplace.oracle.com/marketplace/content?contentId=178007224 既存インスタンスが稼働しているコンピュート・シェイプを移行することが可能になった • OCPU/メモリサイズ変更による性能向上/抑制、および新しい世代のシェイプへの移行 • 操作は BUI/CLI/RESTful API に対応

    • 2024年11月リリースの ZFS Storage OS8.8.75 での機能拡張 • VMインスタンスのみの対応 • 移行時にはインスタンスの再起動が必要 • HA クラスタ構成の場合は両コントローラが順次移行される • OCPU数の変更による VNIC 数や帯域の変化に注意 • 手動移行と自動移行が行える • それぞれOCI API の manualShapeUpdate 権限、 autoShapeUpdate 権限が必要 • 自動移行 • 自動移行後に次の自動移行を行わないクールダウン期間を 日数/時間/分/秒単位で指定 • Alert によるトリガで自動移行が起動 (例: 5 日間 CPU 使用率が 50% だったらより小さいシェイプに移行) • static シェイプは次の大きさ (larger または smaller) のシェイプに移行、static シェイプと Flex シェイプ間の移行は行えない • Flex シェイプは OCPU 数を 20% 増加または減少したシェイプに移行 Marketplace ZFS Storage Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 24
  19. セキュア・デスクトップのWindowsイメージ作成用ツールの新バージョン セキュア・デスクトップのWindowsイメージ作成用のイメージ・ビルダー2.4.0 のリリース Image Builderのダウンロードや使い方の説明は以下のサポート・サイトのドキュメントから • “OCI Secure Desktops: How

    To Create a Windows Image For Use With OCI Secure Desktops Using the OCI Secure Desktops Image Builder” (MOS Doc ID 3004854.1、CMOS KB91837) Secure Desktops Image Builder 2.4.0の機能 • Active Directoryに参加するイメージの場合の入力項目の追加 • 詳細:“OCI Secure Desktops: How to Prepare OSD Windows Image Which Can Join Windows AD” (MOS Doc ID 2992246.1、CMOS KB102414) • ブート・ボリューム・サイズの選択 • パス名、ユーザー名、パスワード、ゲストVM名の埋め込みスペースの調整 • Windows11 24H2ゲストの作成検知とハングに関する警告(23H2の場合は問題ない) • Hyper-Vの有効化検知と性能に関する警告 • 日本語サポート [Secure Desktops] イメージ・ビルダーの新バージョン Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 25
  20. OCIFSでの書き込みがマルチパート・アップロードに対応 • 従来、最大ファイルサイズが50GiBとされていたが、オブジェクト・ストレージと同じく10TiBのファイル・サイズに対応。 (ファイル操作を行うにはローカル・ディスク上にキャッシュ領域が必要なので注意) • デフォルトで100MB以上のファイル・サイズの場合はマルチパート・アップロードが可能。 OCIFSユーティリティとは? • オブジェクト・ストレージのバケットをOracle LinuxのOS上からファイルシステムのようにマウントして利用するためのユーティリティ

    • ドキュメント:https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/oracle-linux/ocifs/index.htm OCIFSの注意点 • 共有ファイル・システムではない。 • OCIFSを使用して同じバケットを複数同時にマウントするとデータの破損の可能性がある。また、マウントされている間は、コンソー ル、CLIまたはAPIなどを使ってオブジェクトを直接変更しないこと。 • 実態はオブジェクト・ストレージであってファイル・システムではないので、以下のような点に注意。 • 通常のファイルとディレクトリのみサポートされる。シンボリック・リンク、物理リンクおよび特殊ファイル(ブロック、文字、fifo、特殊ファ イル)はサポートされない • ファイル属性(権限、ユーザーおよびグループの所有権、アクセス/変更/変更時間)は永続的ではない • ネーミングルールの制約 [OCIFS] OCIFSユーティリティで最大10TiBのファイル・サイズに対応 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 26
  21. https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/datatransfer/eol.htm データ転送サービス(Data Transfer)の end-of-distribution および end-of-life を発表しました。2025年2月6日 から有効です。 サービスへの影響 •

    新規顧客: 新規のお客様ではData Transferはサポートされません。 • 既存顧客: 引き続きData Transferをご利用いただけますが、今後更新はリリースされません。問題のサポートはOCI サポートの利用に限定されます。 代替方法 お客様のデータ移行のニーズをサポートするためには、次のいずれかの方法に移行することを推奨します。 • Data Transfer GatewayソリューションとしてのRoving Edge (日本国内での輸送には現時点で未対応) • Seagate Lyve: 企業がデータを集約、保存、移動およびアクティブ化できるソリューションの大容量ストレージ・ソリューション。 • OCI Object Storage sync: OCI CLIの Object Storage syncコマンドを使用した効率的なデータ転送。 • Object StorageへのRclone: OCIでのRcloneのサポート、Rcloneを使用したOCI Object Storageへの移行。 • OCIFS: ファイルシステムを介したオブジェクト・ストレージへのアクセスの有効化。 • OCIオブジェクト・ストレージへのオンプレミスの移行: rcloneおよびNFSファイル・システムを活用した移行 • Marketplace の Oracle ZFS Storage - High Availability : オンプレミスZFS Storageからクラウド・スナップショット、レプリケーション などネットワーク経由で転送したデータをOCI上で使用可能な仮想化NASアプライアンス。 データ転送サービスのEOL Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 27
  22. https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/ja-jp/iaas/Content/ResourceManager/Reference/terraformversions.htm 発表日 : 2025年2月11日 • リソース・マネージャでTerraform 0.12.x / 0.13.x /

    0.14.x.のサポートが終了します。 下記のスケジュールで段階的にサポート終了となります。 ※Terraform 1.0.x 以降のバージョンを使用しているスタックに影響はありません。 2025年4月7日以降 • 該当バージョンが新規スタック作成時に利用できなくなります。 2025年9月1日以降 • 該当バージョンを使用するスタックでジョブを作成できなくなります。 • 該当バージョンに関するサポート・リクエストの受付を終了します。 推奨アクション • 引き続きサポートを受けるためには、該当バージョンを使用しているスタックのTerraformバージョンをサポート対象の バージョンにアップグレードする必要があります。 リソース・マネージャのTerraformバージョンのサポート終了 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 28
  23. 詳細は CSS 営業までお問い合わせください Oracle Cloud Success Assurance Service のリリースに伴い、サポート・センターの OCI

    向け CSS サービス (Oracle Cloud Success Service) の表記が更新された。 親テナンシ内の管理者ユーザーの場合に登録ボタンが有効化 サービス内容 https://www.oracle.com/jp/customer-success/run-and-operate/assurance-protection/ [OCI コンソール] OCI 向け CSS サービス登録ページの更新 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 29 ボタンを押すと画面遷移 (まだサービス登録されない) 使用条件を確認 Protection か Assurance を選択 登録には チェックを入れ Enroll
  24. https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/servicechanges.htm#os_management 発表日 : 2024年4月23日 • OS管理サービス(OSMS)は2025年4月23日をもってサービス終了(EOL) • 新規リージョンへのサービス設置は終了 • 新規テナンシでのサービス利用開始は不可

    • 後継はOS管理ハブサービス 2025年4月23日に起こること • OS管理サービスを利用したOracle Linux、Microsoft Windowsインスタンスの管理ができなくなる 推奨アクション • EOL日より前にOS管理サービスからOS管理ハブ・サービスに管理対象インスタンスへの移行を推奨 • Speakerdeck : OS管理ハブ概要 • https://speakerdeck.com/ocise/osguan-li-habu-gai-yao 2025/4/23 - OS管理サービス(OSMS)の終了(EOL) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 31
  25. https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Object/Concepts/dedicatedendpoints.htm 発表日 : 2023年10月10日 • セキュリティ強化を目的として、オブジェクト・ストレージの推奨エンドポイントが、他サービスから独立したドメインの専用 エンドポイント *.oci.customer-oci.com に変更 •

    旧エンドポイントは下位互換のために存続するが、将来廃止される可能性があるため非推奨 • https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/oci-object-storage-dedicated-endpoints 2023/10/10 - Object Storage 旧エンドポイントの非推奨化 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 32 APIタイプ 推奨 – 専用エンドポイント 非推奨 – 旧エンドポイント ネイティブ $namespace.objectstorage.$region.oci.customer-oci.com objectstorage.$region.oci.customer-oci.com ※ objectstorage.$region.oraclecloud.com objectstorage.$region.oci.oraclecloud.com S3互換 $namespace.compat.objectstorage.$region.oci.customer- oci.com $namespace.compat.objectstorage.$region.oraclecloud.com $namespace.compat.objectstorage.$region.oci.oraclecloud .com Swift $namespace.swiftobjectstorage.$region.oci.customer- oci.com swiftobjectstorage.$region.oci.customer-oci.com ※ swiftobjectstorage.$region.oraclecloud.com swiftobjectstorage.$region.oci.oraclecloud.com ※ ネームスペースがわからない場合にのみ使用(GetNamespace、Work Requestの問い合わせなど)
  26. https://oracle-japan.github.io/ocidocs/ 各サービスや機能カットの資料などを掲載 OCI活用資料集:日本語技術資料 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

    34 最近アップデートされた資料 組織管理(Organization Management)概要 February 27, 2025 Oracle Cloud Infrastructure サービス基本情報 February 26, 2025 コンピュート概要 February 7, 2025 外部接続 詳細 - FastConnectの冗長性 February 6, 2025 ロード・バランサー NLB 詳細 January 31, 2025 ロード・バランサー FLB 詳細 January 31, 2025 ロード・バランサー 概要 FLB・NLB共通 January 31, 2025 OS管理ハブ概要 January 29, 2025 ファイル・ストレージ概要 December 25, 2024 ブロックボリューム概要 December 23, 2024
  27. https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/oci-information Oracle Cloud Infrastructure 主要情報一覧 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates 35 1 2 Oracleアーキテクチャ・センター https://docs.oracle.com/ja/solutions/ クラウド環境の検討や実装に役立つように設計されたリファレンス・アーキテクチャとソリューショ ン・プレイブックのカタログを多数掲載。ダウンロード、カスタマイズ、およびデプロイできるコードま たはスクリプトも含む。解説ブログはこちら。 3 OCIサービスアップデート https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/category/o4e-oci-service- update 毎月公開するOCIのサービス・アップデート情報をスライドで分かり易く説明。各サービスの 詳細なアップデート情報は、各サービスのドキュメントや「OCI活用資料集」をご覧ください。 5 OCIお客様活用事例 https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/oci-customer-reference OCIを活用したお客様の事例のご紹介。データベースはもちろんのこと、アナリティックス、セ キュリティ、システム管理、コンテンツ管理、ブロックチェーン、チャットボットなど様々なサービスの お客様事例をご紹介します。 OCI活用資料集 https://oracle-japan.github.io/ocidocs/ OCIを使ってみたい! という方のための技術ドキュメント集。 OCIのサービス別技術資料をはじめ、 PPTスライドを中心とした公開ドキュメントや、セミナーで使用した資料をアップロードしています。 6 OCIセミナー情報 https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/oci-seminar 今後開催予定のウェビナー(含むハンズオントレーニング)についてご案内します。 ほぼ毎週+ハンズオンを様々なテーマで開催中! チュートリアル: OCI を使ってみよう https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/ OCIを使ってみよう! という人のためのチュートリアル集。各項ごとに画面ショットなどを交えなが らステップ・バイ・ステップで、OCIの機能についてひととおり学習することができます。 7 OCIドキュメント https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/home.htm 各サービスの公式マニュアルです。 8 Oracle Code Night https://oracle-code-tokyo-dev.connpass.com/ オラクルのテクノロジーだけに限定しない、Developer(開発者)のDeveloper(開発 者)によるDeveloper(開発者)のための開発者向けコミュニティ Meetup セミナー。 ほぼ毎週 様々なテーマで開催中! 9 Oracle LiveLabs https://apexapps.oracle.com/pls/apex/dbpm/r/livelabs/home お客さまのクラウド環境ですぐに利用できる、ハンズオン・ワークショップを多数掲載。画面 キャプチャおよび実行コマンドを記載、実環境にて順を追って操作方法を学習することが可能 です。ブラウザの翻訳機能でご利用ください。 4 10 • OCIの主要技術情報一覧です。ご興味にあわせた情報を公開しております。 OCI:サービス別資料一覧 https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/column_cloud_material OCIの個別サービス毎の、概要資料、技術資料、チュートリアルへのリンク一覧です。