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NAISTへの道

 NAISTへの道

社内発表用にNAISTに進学することを決めるまでの道のりを書きました。(in 株式会社リブセンス)

Takuro Niitsuma

August 09, 2019
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Transcript

  1. NAISTへの道
    SEO/UX クリエイターT
    新妻 巧朗

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  2. 突然ですが...
    今秋から奈良にあるNAISTに入学します!

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  3. この発表で伝えたいこと
    ● なぜ大学院に入るのか
    ● 大学院でやりたいことはなに?

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  4. もくじ
    1. NAISTってなに?
    2. 大学院に行く目的
    3. 情報検索に興味を持ったキッカケ
    4. なぜNAISTなのか

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  5. NAISTってなに?
    「奈良先端科学技術大学院大学」
    Nara Institute of Science and Technologyの頭文字をとってNAIST

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  6. NAISTってどこ?①

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  7. NAISTってどこ?②
    これだけ見ると割と都会に見えるが...
    「昨年に周辺のローソンやスーパーが潰
    れた」という話があるくらいの立地であ
    る...

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  8. 大学院に行く目的
    情報検索技術を研究したいから

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  9. 情報検索に興味を持ったキッカケ
    SEO/UX Gに配属されたこと

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  10. もっと言えば...
    1. 情報検索に興味を持つキッカケ
    ○ リスト改善PJに携わってた頃に行った勉強会
    2. 研究の動機を持ったキッカケ
    ○ SEO施策に携わるチームに居たこと

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  11. 情報検索に興味を持つキッカケ
    リスト改善PJに携わってた頃に行った勉強会

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  12. そもそも、リスト改善PJとは...
    案件一覧ページ(検索画面)を一新するという、
    2018 夏頃にSEO/UXが進めていたPJ

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  13. このデザインにイメ
    チェンしたPJです

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  14. そのPJをすすめるにあたって...
    検索リストページの画面を再構築するのに
    検索システムをよく知る必要が出てきた

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  15. リスト改善PJを進めていく中で...
    検索システムが複雑であることを知って
    「もっと勉強したいなぁ...」と思った頃...

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  16. 検索システムに興味を持っていた僕は見つける

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  17. SIGIR 2018報告会とは...
    そもそも、SIGIRとは情報検索分野最大の研究学会。
    そして、このSIGIR 2018報告会とは、メルカリが派遣したエ
    ンジニアが学会で見聞きした研究を、メルカリの事例と絡め
    て報告するという勉強会。

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  18. SIGIR 2018報告会に行ったときの僕
    「なにを言ってるのか、全然わからねぇ...」

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  19. SIGIR 2018報告会に行ったときの僕
    「けど、めちゃくちゃ面白そうなことやってること
    はわかる。」

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  20. SIGIR 2018報告会に行ったときの僕
    「よし、勉強してみよう。」

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  21. 情報検索の独学をはじめた...

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  22. 研究の動機を持ったキッカケ
    SEO施策に携わるチームに居たこと

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  23. SEOに携わりはじめた当初は...
    SEO対策って本当に効くんだろうか...
    なんて話を とともにぼやいていた

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  24. SEO/UXに関わっているうちに...
    「検索流入するユーザーが欲しい情報ってなん
    だろうか...。」と考えるようになった。

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  25. そんな事を考えているうちに...
    「そもそも、Googleってユーザが本当に欲しい
    情報が得られる結果を提示できているのか?」
    という疑問が湧いた。

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  26. よく聞く話
    1. 最近のGoogleは見たいページが見つからない
    2. SEO対策に関する不信感(そして、Googleもハックさ
    れちゃうんだな、みたいな失望感)
    3. 知りたい情報はあるけど、調べ方がわからない

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  27. 気がついた現代の検索エンジンの課題
    ● 欲しい情報を得るには、その結果を返しそうな良さげ検
    索キーワードを思いつかなきゃいけない
    ○ 検索エンジンを使う側に負担がかかる...
    ○ 検索テクニックなるものが生まれて、その能力差で情報格差が起こ
    る...

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  28. 気がついた現代の検索エンジンの課題
    ● 欲しい情報を得るには、その結果を返しそうな良さげ検
    索キーワードを思いつかなきゃいけない
    ○ 検索エンジンを使う側に負担がかかる...
    ○ 検索テクニックなるものが生まれて、その能力差で情報格差が起こ
    る...
    探すを無くすには、根本的にはここを
    解決しないといけないのでは...?

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  29. 検索技術を独学で学ぶことの難しさを痛感
    数学
    機械学習
    言語学
    自然言語処理
    情報検索
    情報検索技術の基礎(ざっくり) ● 情報検索の学習にたどり着くのが
    長い道のりすぎる...
    ● 学習の道のりがあまり整備されてい
    ない...
    ● 新しい技術は論文を読む必要があ
    る...

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  30. 独学で検索技術の勉強...、難しかった...
    数学
    機械学習
    言語学
    自然言語処理
    情報検索
    情報検索技術の基礎(ざっくり) ● 情報検索までにたどり着くのが長い
    道のりすぎる...
    ● 新しい技術は論文を読む必要があ
    る...
    とてもじゃないが独学は厳しい...
    アカデミックで体系的に学んで、研究
    したほうが実現に近づけそう

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  31. 独学で検索技術の勉強...、難しかった...
    数学
    機械学習
    言語学
    自然言語処理
    情報検索
    情報検索技術の基礎(ざっくり) ● 情報検索までにたどり着くのが長い
    道のりすぎる...
    ● 新しい技術は論文を読む必要があ
    る...
    とてもじゃないが独学は厳しい...
    アカデミックで体系的に学んで、研究
    したほうが実現に近づけそう
    そうだ、大学院に行こう

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  32. Q. そこでなぜNAISTなのか
    A. 自然言語処理の研究に強いから
    ex. http://murawaki.org/misc/japan-nlp-2019.html

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  33. 自然言語処理とは...
    人間が日常的に使っている自然言語(日本語、英語など)
    をコンピュータに処理させる一連の技術。
    情報検索はこの技術の応用分野の一つ。

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  34. 情報検索は自然言語を扱う技術
    情報検索は、検索対象(Webサイトなど)にどんな言葉が
    含まれているのか、どんな文章なのかを解析して、検索を
    できるようにする分野。
    図書館が本を探せるようにジャンルごとに、本を分類するよ
    うなことをハイテクにやってる。

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  35. 何を研究したいの?
    検索キーワードをいちいち考えなくても欲しい情報が手に
    入りやすい世界を作れるのが理想
    それに近づくための手法を研究していくつもりです!

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  36. 最後に
    マッハバイトの皆さんには本当にお世話になったし、マッハ
    バイトにいた2年間は本当に楽しかったです。
    マッハバイトに出会っていなかったら、大学院進学を考える
    ことはなかったと思います。

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  37. 最後に
    はじめの頃は内山さんやあすかさんにお世話になったり迷
    惑をかけたりすることも多かったので、この場を持って特に
    感謝を述べたいです。

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  38. 皆さん、本当にありがとうございました!

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  39. 大学院でも「探すをなくす」を
    作り上げるために頑張っていきます!

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  40. ご清聴ありがとうございました。

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