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Otonatachi overview (240725)

Otonatachi
December 18, 2023

Otonatachi overview (240725)

Otonatachi

December 18, 2023
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  1. 3 価値観 価値観 Otonatachi は、 高校生・大学生を支援する非営利団体です。 彼女たちの自由と多様性に価値があると信じています。 彼らが自らの心の声を聴くことに価値があると信じています。 こうして、 非営利で無償の1on1ミーティングが生まれました。

    “ 「やりたいことがわからない」 は撲滅できる” 教えない / 評価しない傾聴 と、 家庭 / 学校 / 企業の意向に影響を受けない独立経営 と、 民間からの寄付 です。 私たちが、 学生の自由と多様性を実現する手段は、
  2. 国民文化 6 次元モデル 「不確実性の回避」Hofstede Insights Japan, 2021 ある国で生まれ育った人々の物事の選好が、 国ごとにどう異なるかを表し、 各国の文化の違いを比較するツール

    Q: なぜ現代の日本で 「やりたいことがわからない」 が起きるのか? A: 「正しい答えと失敗回避を求め、 自分自身よりコミュニティの雰囲気や年長者の意見を重視する傾向がある、 歴史的   な日本の文化」 に対して、 「情報化・多様化した現代社会の不確実さ・複雑さ」 の相性が悪く、 現代人がうまく適 応     で きていない。 4 背景について
  3. “次の大人たちを支援する” ある企業の採用担当者が、来る日も来る日も面接に明け暮 れていたときのこと。 最初は「何かに夢中になった」 「寝食 を忘れて没頭した」といった経験をした人があまりに少な いことを実感するだけでしたが、話を聴いていくうちに、 多くの学生・社会人が、興味あることがあったにも関わら ずなぜかそれを追いかけられなかったこと、周囲の意見や 雰囲気に流されたこと、そしてそのことを後悔したり、

    あるいは結果的に選択したことに理由や動機がさほど 2018 年、 アート集団 「チームラボ」 在職時に 1on1 college を創業。 チームラボでは採用を中心とした 管理部門と、アートミュージアム 『teamLab Borderless』 (東京・お台場) 事業開発 / プロジェクトマ ネジメントに従事。 これまでポピンズ社長室 / 経営企画、 衆議院議員秘書、 インテリジェンス (現:パー ソルキャリア) など。 長谷川 亮祐 mentor / founder Otonatachi なかったことを知りました。 そして多くの保護者や教員 も、 やりたいことを見つけることや、 自ら能動的に、 自律的 に生きてほしいと考えていることを知りました。 企業だけ でなく、学生の周りの大人たちの多くが、そして誰より本 人が望んでいるにも関わらず、ほとんどの人が「自分自身 で何かを選択すること」を実現できていない。 なんて不幸 で、なんてもったいないことだと感じました。 これが私た ちと 1on1 college の起源です。 5 はじまりの話/創業者
  4. 団体名 オトナタチ一般社団法人 創業日 2018 年 10 月 1日 (法人設立:2020年 6 月) 代表社 長谷川

    亮祐 所在地 東京都杉並区桃井 4 -13 -18 403 * 当社は法人税法上の要件を満たす、 非営利型法人です 7 団体概要 " オトナタチ" という名前は、当時高校 1 年生だった、1on1 college 参加者がアンケートに記入した「かしこまりすぎず、 先 生というより一番相談しやすい大人という感じ」という一 節に由来しています。
  5. 沿 革 8 沿革  2018 年度 創業 2019 年度 学生利用者有志がクラウドファンディング実施 (支援額:1,070,500 円)

    ɹ2020年度 非営利法人 (一般社団法人) 設立 ɹ2021年度 累計利用者数 100 名突破  民間企業から最初の寄付、 年次報告書制作開始 ɹ2022年度 メンター募集開始、 プロボノチーム誕生 2023 年度 累計利用者 ��� 名突破
  6. 9 ����年度収支 7.4% 2 ¥ 3,634,198 લ೥ൺ+ 59.7% د෇ۚ ຽؒͷݸਓɾ๏ਓ

    ͔Βͷد෇ 100% ʮBlackRock Gives Grantʯ࠾ ୒ ܾ ఆ 2023.12.13 ੈք࠷େͷࢿ࢈ӡ༻ձࣾϒϥοΫϩοΫ ʢBlackRockʣ ࣾʹ͓͚Δɺੈք֤஍ͷैۀһਪનʹΑΔඇӦརஂମ ॿ੒੍౓ʹ࠾୒͞Εɺ2024೥౓ͷ׆ಈࢿۚΛ͝ࢧԉ ͍͖ͨͩ·ͨ͠ɻ TOPIC ! 100% ऩ ೖ ࢧ ग़ ޿ใඅ ֶੜར༻ऀɾࢧԉऀ޲͚ ৘ใൃ৴౳ ࠾༻අ 1on1 ͷ ͨ Ί ͷ ϝ ϯ λ ʔ ืूඅ༻౳ ސ ໰ ྉɾ੫ ۚɾۜ ߦ ख ਺ ྉ౳ Ұൠ؅ཧඅ ௨৴අ 1on1 ͷͨΊͷ೔ఔௐ੔ɾ web ձٞγεςϜ౳ ¥ 1,641,170 લ೥ൺ+ 173.0% 2023 ೥౓ऩࢧ લ೥౓͔Βͷ܁ӽۚ ࣍೥౓΁ͷ܁ӽۚ ¥ 1,993,028 ¥ 2,611,269 ¥ 4,604,297 44.8% 38.9% 8.8% ৄ ࡉ ͸ WebαΠτ ʹͯެ։͍ͯ͠·͢ɻ
  7. 世界最大の資産運用会社ブラックロック (BlackRock) 社における、世界各地の 従業員推薦による非営利団体助成制度に採択され、2024 年度の活動資金をご 支援いただきました。 (写真は2022年 9 月 8

    日に実施されたプレゼンテーションの様子) 。 2023 年 12月 13 日 BlackRock Gives Grant に採択 2024 年 � 月 ���� 年度の年次報告書を発行 1on1 college を利用する学生の紹介や、 活動・財務実績を掲載している アニュアルレポート (年次報告書) の ���� 年度版を発行しました。 (Otonatachi の公式 web サイトにて公開しています) 。 10 ニュース
  8. 高校生・大学生年代 * に月 1 回・1 時間、社会人メンターとのオンライン での 1on1 (1 対

    1 での) ミーティングを無償提供しています。 学生の利用者 は、 進路や日々の過ごし方、 人間関係、 部活やプロジェクト等での自身の課 題発見・解決を継続的に試みています。 * 高等専門学校、 短期大学、 専門学校、 大学院、 浪人生や休学中含む 使い方、 いろいろ 自 分 の 価 値 観 に 基 づ い て も の ご と の 優 先 順 位 を つ け た り、 タ ス ク や ス ケ ジ ュ ー ル を 整 理 したりして、 行動を最適化する セ ル フ マ ネ ジ メ ン ト 自分の価値 観、やりたいこと / やりたくないこと、 今何を感じ考 えているのか、 目標や課題、望ん でいること、重要なこと、興味や 関心の所在、 傾向や心癖を知る 自 己 理 解 取り組むプロジェクトでの 自分 の言動やチームマネジメントに ついて、 その課題発見・解決を 通じてプロセスと成果を最大化 する パ フ ォ ー マ ン ス 向 上 12 1on1 college とは 1 2 3
  9. どんな目的で、 どう利用し、 何を話すかは学生次第。 利用者は 1on1 でたくさんのことを 「言語化」 することで、 自分の価値観、 行動、

    目標や課題、 優先順位を 「整理」 し、 次の自分の 「選択」 を最適化します。 話すこと、 いろいろ 絵画 | 造形 | 写真 | 音楽などのアート、デザイン | プログラミング | ものづくり・学業 | 研究 | 論文・ スポーツ・起業 | ビジネス・部活 | サークル / 学生 団体・運営・インターンシップ | ボランティア | ア ル バ イ ト・進 路 | 受 験 | 留 学 | 就 職 ・友 人 | 家族 | 恋愛  etc 13 1on1 college の 1on1 言 語 化 整 理 選 択   行 動
  10. 14 実績 数 字 で 見 る 1 o n

    1 c o l l e g e ར༻ऀͷࡏ੶ߍ ˔ߴߍɾߴઐ Үจؗάϩʔόϧʛ๺๛ౡʛ٢঵ঁࢠʛΫϥʔΫࠃࡍʛߴ஌ ࠃࡍʛौ୩ڭҭֶԂौ୩ʛஜࢵঁֶԂʛ௽Ԭ޻ۀߴઐʛ౦ژ ֶ ܳ େ ෟ ଐ ࠃ ࡍ த ౳ ڭ ҭ ֶ ߍʛ౦ ژ ؖ ࠃ ֶ ߍʛ౦ ༸ ӳ ࿨ ঁ ֶ Ӄʛ๛ౡԬঁࢠֶԂʛ໊ݹ԰ࠃࡍʛ෱Ԭ޻ۀେֶෟଐ৓౦ ʛࢁ ख ֶ ӃʛMarc Garneau Collegiate InstituteʛNʛUWC ISAK JAPAN ˔େֶɾେֶӃ େࡕʛ۝भσβΠφʔֶӃʛܚጯٛक़ʛߴ஌ʛਆށࢢ֎ࠃޠ ʛࠃࡍڭཆʛࠃࡍجಜڭʛ॔ಙʛত࿨ༀՊʛઁೆʛଟຎඒज़ ʛதԝʛஜ೾ʛ౎ཹจՊʛిؾ௨৴ʛ౦༸ʛ౦ژʛ౦ژҩՊ ࣃՊʛ౦ژܦࡁʛ౦ژ޻ۀʛ౦ژঁࢠʛ౦ژ੒ಙʛ౦ژ೶ۀ ʛᘐ ڠʛ໊ ݹ ԰ʛ໊ ݹ ԰ ֎ ࠃ ޠʛ೔ ຊʛ೔ ຊ ঁ ࢠʛฌ ݿ ݝ ཱ ʛ จ ڭ ʛ ๺ ւ ಓ ৘ ใ ʛ ٶ ৓ ڭ ҭ ʛ෢ ଂ ໺ ඒ ज़ ʛཱ ڭʛཱ ໋ ؗʛཱ ໋ ؗ Ξ δ Ξ ଠ ฏ ༸ʛૣ Ҵ ాʛUniversity of AmsterdamʛUniversity of LondonʛUniversity of British ColumbiaʛMount Holyoke CollegeʛThe University of New South WalesʛSan Francisco State UniversityʛSeoul National UniversityʛUniversity of TorontoʛYale University ୹ظཹֶΛআ͘ ਓͷߴߍੜɾେֶੜ͕ɺ ͜Ε·Ͱશࠃ ֤஍͔Β1on1Λར༻͍ͯ͠·͢ɻ 218 ͷߴߍੜɾେֶੜ͕ ͷ 1on 1Λར༻͠·ͨ͠ɻ ճ ճ ਓ ਓ ਓ ਓ 2023 ೥౓͸ɺ ຊా͞Μ΍Ԟଜ͞ΜΛؚΊͯʜ ΞϯέʔτʹΑΔௐࠪ݁Ռ Ͱ͸ʜ ͷར༻ऀ͕ ʮࣗݾཧղ͕ਂ·ͬͨʯ ͱײ͍ͯ͡·͢ɻ ͕ࣾձਓʹͳΓ·ͨ͠ɻ 75 326 97.5% 30 *2023 ೥ 3 ݄࣮ࢪ 202 3 ೥ ౓ʹଔۀ ͨ͠ 1 2ਓΛՃ͑ɺ ͜Ε·Ͱʹʜ * େֶɾେֶӃ౳ଔۀͷ࠷ޙ·Ͱ 1on1 collegeΛར༻ͨ͠ํ
  11. 15 学生の声 高校 2 年生 2021 年 11 月から利用 さん

    今枝 麻矢子 さん 高専 3 年生 (休学中)   2022 年 3 月から利用 志田 遥飛 ﹁ 美 術 を や り た い っ て わ か っ た ん で す よ ﹂ ﹁ 毎 日 の 行 動 に 価 値 を 感 じ ら れ る よ う に な っ た ﹂ 1on1 はしゃべりながら整理する機会になって いて、 自分がどういうところに価値軸を持って いるかがわかったし、 自分の方針を決めるのに 役立ってるんですよね。 例えば自分は「更新す る」 ことが好きだと気づいた。 何かしら更新でき ていれば自分は幸福を感じるんだなと。 最近も ずっと頭の中にある。 結果的に、 前よりも自分の 毎日の行動に価値を感じられるようになったの は大きいですね。 クラスメイトにも勧めた理由は、昔の自分を 見ているようだったから。 以前の私と同じで 「やりたいことがない」 って。 私は 1on1を通し て「美術をやりたい」ってわかったんですよ。 一般的な考えに流されて除外されてた選択肢 があって、 1on1ではそれを見つけられる。 世間 体とかじゃなくて、自分の気持ちに素直にな れる。 彼はそれをまだ取り払えてないなって 思ったんです。
  12. 16 未来像 “道具として普及する” 高校生・大学生は、 日本だけでも 500 万人、 そして世界の先進国には 5 億人以上います。

    どれくらいの次の大人たちが 「やりたいことがわからない」 を抱えているのでしょうか? 誰もが知っていて、 誰もが困ったときには想起して、 誰もがアクセスできて、 そして、 誰もが課題を解決できる かなづちや自動車や PC のように 1on1 が普及することで、 ひとりひとりが自由な現代社会を 謳歌し、 独自の価値観が共存する多様性豊かな社会になると信じています。
  13.    教 え な い 、 評 価 し な

    い 私たちが共有している唯一の原理原 則が 「教えない」 「評価しない」 です。 学 生は、すべての感じること・考えるこ とが肯定されることで初めて心理的 安全性が確保され、言語化が十分に促 され、思考を整理することができま す。 そもそもあなたと学生は異なる人 間で、異なる背景や価値観を持ってい ます。 学生が答えを求めたとしても、 その答えを私たちは持っていないの です。 “without jud gment”     振 返 り m t g 私たちは、自身と他メンターの 1on1 映像を視聴し、意見交換する振返り ミーティングを月1 回開催しています。 現に 1on1 の基盤である 「教えない、評 価しない」は、ほとんどすべての現役 マネージャーやコーチング等の有資格 者も発展途上であり、この成熟なしに 利用者である学生たちには貢献できま せ ん。 そ し て こ の 能 力 開 発 の た め に は、 一定回数・頻度の実践だけでなく、 質の高い振返りが重要なのです。     資 格 不 問 重要なのは 「教えない、評価しない」 を 実践し、学び続けられることであっ て、資格ではないと私たちは考えてい ます。 18 1on1 college のメンターとは 1 2 3
  14. 19 メンターの声 人材紹介 営業部マネージャー さん 黒澤 周平 人が好き、が大前提にあって。 でも一番は 1on1

    college の自己実現のために自己認識と自己管理がある、 という ところに極めて共感してるんですよね。 かつ、そこが自 分に圧倒的に足りなかったから。 今の会社に入って少し ずつ自己理解できるようになって人生観、 人生の豊かさ が変わったから、他の人にもやってあげたいし、そこを 学ぶことで今後関わるメンバーや家族に還元できるス キルになるのであればここで培いたいと強く思ってる。 人生、 自己理解したもの勝ちとすら思う。 ﹁ 人 生 ︑ 自 己 理 解 し た も の 勝 ち ﹂