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第10回資源プラが切り拓くプラスチックスリサイクルの未来
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June 16, 2025
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第10回資源プラが切り拓くプラスチックスリサイクルの未来
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June 16, 2025
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Transcript
資源プラ基礎講座 プラスチックリサイクルの未来 第10回 資源プラが切り拓く
第1回 「資源プラ」という挑戦! 第2回 「資源プラ」とは? 第3回 「資源プラ」と「廃プラ」の住み分け 第4回 資源プラの成立要件「経済的な合理性」とは? 第5回 資源プラの成立要件「技術的な妥当性」とは?
第6回 「資源プラ」成功のカギ、それは「潔さ」! 第7回 資源プラのトップランナー「J―EPSrecycling」から学ぶ! 第8回 資源プラ物流の“血液”、それは「お金」と「情報」! 第9回 資源プラ製造の担う「ヒト」の在り方 第10回 資源プラが切り拓くプラスチックリサイクルの未来 •本講座のスケジュール
•すべてはココから始まった! 廃プラ(廃プラスチック) という“コトバ”への素朴なギモン 「 な ぜ 、 “ 廃 ”
な の ? 」 (資源を生み出す源なのに・・・)
「廃プラ」というコトバへの”素朴な疑問”が、 「資源プラ」という“新たな可能性”を生み出した!
「資源プラ」とは、適切な前処理、中間処理 を 施 す 事 で 、 全 量 を
“ そ の ま ま ” 再 生 プラスチック原料の基材として利用できる 「品質」を保持する処理物の事である!
資 源 プ ラ ≠ 再 生 プ ラ ス
チ ッ ク 原 料 資源プラ=再生プラスチック原料の「基材」 資源プラは、更なる処理を施す必要が無く、 “そのままの状態”で再生処理に供する事が可能
•様々な“要素”が取り巻く資源プラビジネス プラスチック廃棄物 経済的合理性 技術的妥当性 (潔いリサイクル) 高い市場流通性 処理に関する知識・技能 処理を円滑に進める仕組み 資源プラ製造事業者認定 資源プラ教育制度
資源プラコンサルティング 必要かつ十分な処理技術 安全で衛生的な処理技術 環境に調和した処理技術 資源プラ製造装置認定 処理技術・装置の企画開発 再生プラスチック原料 再生プラスチック製品 「情報」は資源プラ製造で 「血液」の役割を果たす! トレーサビリティ(物流管理) 決済、法務(許認可)、労務、 技術、環境負荷、教育・・・ ヒトの能力 優れた技術 適切な情報管理 「ヒトの和」が「資源プラ循 環の輪」を創り上げる! 志を共にし、それぞれが持 てる「能力」とそれを裏付 ける「経験」(餅は餅屋) ヒトの和(=輪) 情報 お金
•資源プラビジネスに必須な“要素”は? モノ(資源プラ) ヒトの社会を循環する主体(資源) → 高品質という属性(商品価値)を保有 ヒ ト ( 人 )
モノ(資源プラ)を製造する主体 → 品質を創造する主体 技 術 ・ 装 置 モノ(資源プラ)を製造するための手段 → 品質を生み出すための手段(インフラ) 情 報 モノ(資源プラ)の属性(価値)を形成し、担保する → モノ(資源プラ)に付帯して流れていく カ ネ ( お 金 ) モノ(資源プラ)の公正な市場取引における対価 → ヒトの社会の中で流通(循環)する価値の媒体 → モノ(資源プラ)と逆の方向に流れていく
商 流 の 創 造
•リサイクル事業の成立要件 (自律的で自立的な事業) (オーバースペックの回避) 経 済 的 な 合 理 性
技 術 的 な 妥 当 性 持続可能なプラスチックのリサイクルビジネスモデルの確立! プラスチックリサイクルが持続的な事業として成立するためには? 事業の持続性を担保 適切な技術スペックの選択 “潔く”安定性と持続性を判断! プラスチックのリサイクルが、「安定」かつ「持続的」な事業として成 立するためには、「経済的な合理性」と「技術的な妥当性」の双方の 要件を“同時”に満たす必要がある!
•資源プラの根元にある「潔いリサイクル」 (自律的で自立的な事業) (オーバースペックの回避) 経 済 的 な 合 理 性
技 術 的 な 妥 当 性 事業の持続性を担保 適切な技術スペックの選択 “潔く”安定性と持続性を判断!
マテリアルリサイクルに適さないものは、躊躇する事無くサーマルリカバリー (熱回収 )や衛生的な処理 ・処分など の 他の手法を “潔 く”選択すべ き! 「潔さ」の視点で、リサイクル事業の安定性と持続性を合理的かつ客観的に判断
1.経済的な合理性 : 事業の持続性を担保(自律的で自立的な事業の確立) 2.技術的な妥当性 : 適切な技術スペックの選択(オーバースペックの回避) 「潔さという合理的な判断」に基づき、プラスチック廃棄物の性状や由来に応じた「行き先」 を事業の安定性と持続性の視点から決定し、身の丈に合ったビジネスモデルを構築する! •資源プラの底を流れる「潔いリサイクル」という“思想”
•結局、「潔さ」とは・・・ 「経済的な合理性」に基づいて事業の可能性を主体的に判断し、 リサイクルを担う技術要素を自律的かつ自立的に運用する為の 「技術的な妥当性」を確保するために不可欠な判断基準である! プラスチックリサイクル事業の「持続性」を確立するために、 ざっくばらんに言ってしまえば、 無理をせず 、身の丈に合った 、長く続けることが可能な、 「
リ サ イ ク ル の 仕 組 み 」 を 選 択 す る た め の “ 道 し る べ ” という様な感じです。
プ ラ ス チ ッ ク リ サ イ ク
ル の ビ ジ ネ ス の安定性と持続性を“合理的”かつ “客観的”に判断する必要がある! そのヒントは、「潔いリサイクル」という 資源プラの底を流れる“思想”にある!
•「資源プラ」の製造フローとポイント プラスチック廃棄物 前 処 理 中 間 処 理 目的とする素材のみを分別して「素材の単一化」を図り、
同時に品質低下の要因となる異物の混入を極力排除する → 資源プラ協会では、資源プラを“製造する能力”を有する 装置や機器を各分野の専門家による客観的な審査を経て、 「資源プラ製造装置」として認定する事業を運営している 再生原料の原料、つまり「基材」となる資源プラは、単一の素 材から成り、再生処理の妨げとなる異物をほとんど含まない → 品質に優れる資源プラは、公正な市場での取引において 高い評価を得ており、安定で持続的な市場流通をが可能 再 生 処 理 資源プラは前処理、中間処理の段階で品質を向上させてい るため、再生処理の前に更なる異物対策は全く不要である → 再生処理業者は再生処理に伴うコストや手間を削減できる 「資源プラ由来」である事が、再生プラスチック原料の品質 を担保し一つの“リサイクルブランド” を確立している! 再生プラスチック原料
1.中間処理業者にとっては・・・ 2.再生処理業者にとっては・・・ → 高品質な資源プラを製造する事により、市場における 有価取引を有利に進める事ができる! → 異物を含まない良質な資源プラを入手する事により、 再生処理に伴う手間やコストを大幅に削減できる! 両者の目的が“経済的な合理性”の下に合致し、マテリアル リサイクルにおける「モノの流れ」と「モノの対価(評価基準)
であるお金の流れ」の円滑化を“同時”に達成している! •「資源プラ」という挑戦の“本質”は?
「潔さ」の視点で事業(ビジネス)の フレームを俯瞰・検証する事により、 無理や無駄が省かれたリサイクル システムの“正しい形”が見えてくる!
では、資源プラは、どの様な“未来” を切り拓く事ができるだろうか?
1.資源プラという“ブランド”の確立 2.グローバルな資源循環の輪の創造 3.我が国が誇る戦略的な輸出資源 4.「処理」から「製造」への転換と深化
「品質」に基づく戦略的な住み分け 市場における資源プラの存在感
プラスチック廃棄物 再生プラスチック製品 中間処理 中間処理 再生プラスチック原料 成 形 廃プラスチック (再生不可能) 焼却処理
埋立処分 単純焼却 サーマルリカバリー (RPF化を含む) 再生処理 •「資源プラ=基材」という視点のユニークさ 資源プラスチック (再生有利) 廃プラスチック (再生可能) 品質に基づく 公正な市場での評価 再生プラスチック原料の基材
•「資源プラ」の登場による取引市場の変化 価 格 廃プラスチック(再生可能なもの) プラスチック原料(バージン材) 再生プラスチック原料 0 廃プラスチック(再生不可能なもの) 有 償
取 引 が 可 能 → 市 場 が 形 成 さ れ る 処 理 料 金 発 生 資源プラスチック 品質に優れる「資源プラスチッ ク」については、工業原料の基 材としてバージン材市場、再生 原料市場の双方で流通する! → 「資源プラ」という“グレード” が市場やユーザーに浸透する 品質面で劣る廃プラについては、 再生原料市場から駆逐・淘汰さ れ、行き場を失ってしまう・・・ 資源プラと廃プラの取引価格の差は、今後確実に拡大する!
価 格 廃プラスチック(再生可能なもの) プラスチック原料(バージン材) 再生プラスチック原料(資源プラ由来) 0 廃プラスチック(再生不可能なもの) 有 償 取
引 が 可 能 → 市 場 が 形 成 さ れ る 処 理 料 金 資源プラスチック(資源プラ) 再生プラスチック原料(廃プラ由来) (1)高品質(異物、物性) (2)品質の安定性 (3)環境調和性 (4)履歴の健全性 (1)異物や汚れが・・・ (2)品質が不安定で・・・ (3)履歴が不安です・・・ (4)環境に調和してる? プラ原料市場における 「資源プラ」という “グレード”の確立! 公正な市場取引での品質 に基づく戦略的な住み分け” •市場での「廃プラ」と「資源プラ」の戦略的な住み分け 資源プラである事が取引上の大きな価値!
「基材に求められる品質」を基準に、再資源化 の可能性の視点から、「資源プラ」と「廃プラ」 が適切に住み分ける事により、公正な市場取 引を円滑にし、資源循環の輪の安定性と持続 性を確立する事が可能となる
1.資源プラという“ブランド”の確立 2.グローバルな資源循環の輪の創造 3.我が国が誇る戦略的な輸出資源 4.「処理」から「製造」への転換と深化
•“国内のみ”での持続的な資源循環は可能なのか? 1.そもそも再生原料に対する需要自体が少ない 2.人口減少期に入ったため、これ以上、市場の成長は望めない 3.再生処理コスト(エネルギーコスト、環境対策コスト等)が高い 4.人件費の高騰(外国人労働者も日本を忌避している・・・) 5.労働力の高齢化、慢性的な人手不足(出来るヒトがいない!) 6.物流コスト(輸送コスト、保管コスト)の高騰(2024年問題) 7.経済環境が均質であるため、劇的な市場変化に耐えられない 資源ブラにおいては、資源循環の持続性を確立するために、 「グローバルな商流の構築」
という戦略を“潔く”選択した!
日本国内のみで「資源循環の輪」を構築してしまうと・・・ •日本国内のみの商流は危うい・・・ 日本国内のみで築かれた循環の輪は多様性に乏しく均質である(=柔軟性に欠ける) → 劇的な市況の変化や円高などの金融不安、需要の減退などのあおりで一気に資源循 環の輪が断たれてしまい、静脈物流が滞る可能性がある(静脈物流の動脈硬化) → 不適正処理や不法投棄発生のリスクが増大する! → 「国内のみの資源循環の輪」の構築は不安が多すぎるため、リスクの分散が必要!
資源循環の輪が壊滅! 静脈物流が滞る 市況変化 需要減退 不適正処理や不法投棄 発生のリスクが増す! 円高 日本国内の経済環境は均質
「地球規模での資源循環の輪」を構築すれば、リスクの分散が可能となる! 市況の変化 需要の減退 1.世界各地の経済環境は多様である! 2.資源循環の輪も多様性に富んでいる! → どこかの資源循環の輪は必ず生きている! 1.需給 : 「地域」と「時間」でラグが生じる!
2.市況 : 経済や社会動向や政策の影響が大きい → 受ける影響の程度は地域によって異なる! → 「しなやかで有機的な資源循環の輪」 → 世界のどこかに必ず需要は存在する! •だから“潔く”、グローバルな商流の構築に挑むのだ! 「 用 途 の 多 様 性 ( 出 口 戦 略 の 多 様 性 ) 」 と 「 資 源 循 環 の 輪 の 多 様 性 」 のマッチングこそが、J-EPS recyclingにおける最大の成功要因である! 世界のどこかに必ず需要は存在する!
•改正バーゼル条約における廃プラスチックの取り扱い 附属書の改正 (追加) 追加された廃プラスチック 規制の 有無 バーゼル法上 の取扱い 附属書Ⅱ 「特別の考慮が必要な廃プラスチック」
を追加(Y48) → 附属書VIIIとIXに定める廃プラ スチック以外の廃プラスチック → どの様な廃プラスチックが特 別な考慮が必要な廃プラス チックに該当するかは各国の 解釈に委ねられている 有 バーゼル法第2条 附属書Ⅷ 「有害な廃プラスチック」を追加 (A3210) → 保有する物理的・化学的・生物学的 な性質などに由来する有害性を 有する廃プラスチック 有 バーゼル法省令 別表第三 附属書 Ⅸ 「非有害な廃プラスチック」を追加 (B3011) → リサイクルに適した廃プラスチック の範囲を明示 無 バーゼル法省令 別表第四
附属書Ⅱ Y48 プラスチックの廃棄物(当該廃棄物の混合物を含むものとし、次のものを除く。) ―この条約の第一条1(a)に規定する有害廃棄物であるプラスチックの廃棄物(A3210) ―プラスチックの廃棄物であって、環境上適正な方法で再生利用することを目的とし、 かつ、ほとんど汚染されておらず、及び他の種類の廃棄物をほとんど含まないもの(略) (B3011) ―ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)又はポリエチレンテレフタレート(PET)から成る プラスチックの廃棄物の混合物であって、環境上適正な方法で各物質に分別し、再生利 用することを目的とし、かつ、ほとんど汚染されておらず、及び他の種類の廃棄物をほ
とんど含まないもの(B3011) •「特別の考慮が必要な廃プラスチック」とは 1.附属書VIII(A3210)とIX(B3011)に定める廃プラスチック以外の廃プラスチック 2.どの様な廃プラスチックが「特別な考慮が必要な廃プラスチック」に該当する かは各国の解釈に委ねられている
•重層化する法規制の網をクリアするためには? プラスチック 廃棄物 有 害 無 害 有価物 廃棄物 有価物
廃棄物 廃 掃 法 × 〇 × 〇 バーゼル法 〇 〇 × × (特定有害廃棄物等に該当) 外 為 法 〇 〇 〇 〇 関 税 法 〇 〇 〇 〇 表1.プラスチック廃棄物の輸出入における法の適用範囲 コイツが厄介! 資源プラ
•資源プラ化による法令上の戦略的な住み分け バーゼル条約における区分 規制 例 リサイクル の適性 採るべき戦略 有害な廃プラスチック (附属書Ⅷ A3210)
有 含ハロゲン プラスチック (PVC、PVDC等) 低い 素材の単一性を高めても環境 汚染のリスクをヘッジできない → 資源物流の現場から排除し て、適切に管理・処分 → 環境中への逸出を防ぐ事を 第一の目的とする 特別の考慮が必要な 廃プラスチック (附属書Ⅱ Y48) 有 汚れや異物が十 分に管理されてい ないプラスチック 廃棄物の処理物 (破砕・粉砕品、圧 縮品等) 処理の 程度に より可能 「素材の単一性」を高める処理 (=資源プラ化)を施し、越境に 伴う環境負荷の発生を抑止で きる形にして、有価取引可能な 形(商品)で資源物流に乗せる 非有害な廃プラスチック (附属書Ⅸ B3011) 無 (1)PSインゴット (2)単一素材であ る破砕・粉砕 (アロイも含む) (3)成形端材など のプレコンシュー マー品 高い (1)そのまま再生プラスチック 原料の基材として利用可能 (2)越境や再生処理における 環境汚染のリスクが低い →「資源プラ」として積極的に 輸出し、再生資源(工業原料)と して有効活用すべき 結局、「資源プラ化」こそが、最良のバーゼル条約対策である! 「資源プラ化」 という戦略
バーゼル条約の主旨 越境に伴い環境を汚染する可能性のある廃棄物の輸出を規制 → 廃プラスチックの物流過程や、相手国での更なる処理(中間処 理や再生処理)の段階で新たな環境汚染の要因である環境負 荷が生じない形にすればよい (課題1) 商品としての市場流通性 (課題2) 物流における環境調和性
品質管理が徹底された処理物 = 資源プラ (品質 : 汚れの程度、異物混入の程度、物性、機能など) 「商品」としての再生原料の基材 → 成形原料として求められる物性や機能が確保されているか? •資源プラが“一気に”解決する2つの課題 一 気 に 解 決 !
•リスクヘッジとしての資源プラ輸出という選択 (1)改正バーゼル条約により全てのプラスチック廃棄物が条文上管理下に置かれた → 我が国の行政機関(税関、環境省、経産省)、輸出先の行政機関、専門商社、乙仲、 再生処理業者による多角的なチェック体制が構築され、運用されている。 (2)経済的な合理性に基づく公正な市場取引により、不適正な処理に由来する低品質 なプラスチック廃棄物の処理物は市場から“自ずと”弾かれる。 → 逆に高品質の資源プラは市場での取引の幅が広がる(新たなユーザーの獲得)。 無理に国内リサイクルに
拘らなくてもいいじゃないの? 高品質な資源プラは、積極的に輸出した方が排出事業者にとってのリスクは低い → 悪質な業者による不適正処理(野積みなど)や不法投棄が発生 → 委託した排出事業者の責任が厳しく問われるリスクを無視できない! 国内のリサイクルシステムにおける問題点 資源プラの輸出(国際的な資源循環)のメリット
こ の “ 広 い 世 界 ” の ど
こ か に 必 ず 資 源 プ ラ の 需 要 は あ る ! 大切な事は、「潔さ」の視点で安定で 持続的な“商流”を構築する事だ!
1.資源プラという“ブランド”の確立 2.グローバルな資源循環の輪の創造 3.我が国が誇る戦略的な輸出資源 4.「処理」から「製造」への転換と深化
資源プラの“グローバル”な商流構築 のヒントは“先駆的な成功例”である 「J-EPS recycling」の中にある!
異物除去 使用済みEPS製魚箱 ポリスチレン(PS)インゴット 検 品 家電躯体 日用雑貨品 文具・玩具 工業原料 機能性材料
出 荷 梱 包 出荷前のPSインゴット 摩擦熱利用 粗 破 砕 ペレタイズ 単純再生ペレット 複合再生ペレット 成 形 単純再生 PSインゴット粗破砕物 ペレタイズ 複合再生 減容処理 •J-EPS recyclingの基本的なフロー 用途の多様性 カスケード リサイクル
•「J-EPS recycling」の「J」が持つ意味の深さとは・・・ 廃棄発泡ポリスチレン (廃棄物) ポリスチレンインゴット (資源プラ) 再生ポリスチレン原料 (工業製品) 由来、排出量、異物・汚れの程度など 製
造 物 流 品質、荷姿、処理履歴など 物性、機能、性状、用途など 作業者の能力、処理技術、環境負荷など トレーサビリティ、市況、法規制など 資源プラビジネスモデルの先駆的事例である「J-EPS recycling」は、 “ グ ロ ー バ ル な 資 源 循 環 の 輪 ” の 構 築 に 成 功 し て い る の だ !
•世界は「二極化」から「多極化」へ 東アジア 東南アジア ロ シ ア インド 南 米 中
米 西 欧 東 欧 中 東 (アラブ) 南アフリカ 西アフリカ 従来の東西(資本主義陣営vs共産主義・社会主義陣営)という「二極化」の構図から、 地域間の戦略的な繋がり(安全保障)や、文化や宗教に基づく多様な経済圏が 世界各地に形成されつつある!(=グローバリゼーションにおける「多極化」)
東南アジア ロ シ ア インド メキシコ 東 欧 ト ル
コ 再生原料の“消費地(成形加工を行う場所)”はどこか? 再生原料の消費地への”中継地(供給場所)“はどこか? •資源ブラは“何処で”必要とされるのか? 西アフリカ 南 米
•“究極の加工貿易”としてのJ-EPS recycling 化石資源(原油、天然ガス、石炭) ポリスチレン原料(バージン材) 発泡スチロール(国内利用) 廃棄発泡スチロール(使用済み) ポリスチレンインゴット(資源プラ) 海外のユーザー (成形業者) 国内のユーザー
(消費者) スチレン(モノマー) 海外のユーザー (再生業者) 成 形 加 工 原 料 輸 出 原 料 輸 出
•「戦略的な輸出資源」としての資源プラ 我が国は、化石資源をほとんど産出しない貧資源国で、資源を輸入に頼る加工貿易国 → 廃棄物を資源と位置付け、これを出発原料とする第三の化学工業を確立を目指す! → 資源プラ製造は第三の化学工業の先駆的なモデルであり、資源プラは我が国の 誇る「戦略的な輸出資源(工業製品)」である!
こ の “ ひ ろ ~ い 世 界 ”
の ど こ か に 必 ず 資 源 プ ラ の 需 要 は あ る ! 大切な事は、「潔さ」の視点で安定で 持続的な“商流”を構築する事だ!
1.資源プラという“ブランド”の確立 2.グローバルな資源循環の輪の創造 3.我が国が誇る戦略的な輸出資源 4.「処理」から「製造」への転換と深化
廃 棄 物 を 「 処 理 」 す る
資 源 プ ラ を 「 製 造 」 す る
•廃棄物の中間処理における「3原則」とは 廃棄物処理 分 別 保管管理 収集運搬 中間処理 最終処分 安定化 安全化
(無害化) 減量化 資源化 物質、エネルギーの回収利用 処理法に見合った廃棄物の組成に整える(=異物の除去) 中間処理前の廃棄物の性状を「安定」に保つための管理 廃棄物を発生した場所から、早々に隔離して汚染を未然に防ぐ 衛生面でのリスク を低下させる処理 ハンドリング性の向上 物質が自然環境において物理的化学 的な反応が発生しない状態にする事 ①物質が自然環境において物理的化 学的変化が発生しても、汚染、拡散、 災害等が発生しない状態にする事 ②物質が自然環境において生態系 環境に害を与えない状態にする事 (減容化) (前処理) 長い時間を経て自然(資源)に還す
•「中間処理が目指すもの」が変わりつつある! 衛生管理 ①安定化 ②安全化 ③減量化 物質回収 エネルギー回収 ①資源化 ②有効利用 堆肥化
メタン発酵 廃棄物発電 資源生産 マテリアルリサイクル ( 資 源 プ ラ 製 造 ) 「廃棄物を処理」 → 「廃棄物から“製品”を製造」 廃棄物を出発とする “化学工業”の確立! (第三の化学工業) 「 処 理 」か ら 「 製 造 」への転 換 !
•「処理」から「製造」への転換と深化 1.第一の化学工業 : 化石資源を出発原料とする化学産業 2.第ニの化学工業 : バイオマスを出発原料とする化学産業 3.第三の化学工業 : 廃棄物を出発原料とする化学産業
「処理」から「製造」への転換 = 資源プラの工業生産 例 : 原油 → ナフサ → エチレン → ポリエチレン → ポリエチレン原料 例 : サトウキビ(廃密糖) → バイオエタノール → エチレン → バイオポリエチレン → バイオポリエチレン原料 廃棄物 資源プラ 再生原料
•資源ブラの目指す将来像―第三の化学工業― プ ラ ス チ ッ ク 廃 棄 物
と い う 資 源 ( 出 発 原 料 ) 市 場 に お け る 「 資 源 プ ラ 」 と い う “ グ レ ー ド ” の 確 立 資 源 プ ラ の 製 造 と 商 流 の 確 立 ( 資 源 循 環 ) 「戦略的な輸出資源」としての資源プラ 資 源 プ ラ 製 造 の 深 化 と 「 第 三 の 化 学 工 業 」 へ の 進 化 「 品 質 」 と い う 視 点 経 済 的 な 合 理 性 技 術 的 な 妥 当 性 → 「 処 理 」 か ら 「 製 造 」 へ の 転 換 資源プラ製造技術、利用技術の開発 資源プラ製造の”マエストロ”の育成 → 潔 い リ サ イ ク ル 川 下 か ら の 提 案 プラスチック原料市場におけるブランド化 → 「廃プラ」との戦略的な住み分け 「安定で持続的でグローバルな 資源循環の輪」の構築と運用
資源プラは、“処理の結果”として 生じる「単なる処理物」ではなく、 プラスチック廃棄物を出発原料とし て製造される再生原料の基材として 利用可能な“高品質”の「工業製品」
資源プラ、それはプラスチック リ サ イ ク ル の 希 望 で
あ る ! •本講座の内容をまとめますと・・・
プラスチックリサイクルの未来を創る!