Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
JavaScriptアルゴリズム本を 技術書典7で頒布しました
Search
pco2699
September 30, 2019
Programming
1
760
JavaScriptアルゴリズム本を 技術書典7で頒布しました
pco2699
September 30, 2019
Tweet
Share
More Decks by pco2699
See All by pco2699
enebular x Hugging Faceで 自然言語処理の全能の神になる
pco2699
0
330
enebular x AutoML Visionで 爆速で画像判定アプリをつくる
pco2699
0
400
enebularで 爆速で機械学習APIをつくる
pco2699
0
160
tsconfig.jsonを完全に理解する
pco2699
1
1.8k
MIDI × MQTT × Twitterで ハッシュタグ自動作曲シンセを作ろう
pco2699
1
1.2k
enebular × MIDI × MQTT ハンズオンの反省をする
pco2699
1
510
MIDIキーボードとenebularをつなげてみよう
pco2699
0
520
Firebase Cloud Messagingで 通知の配信遅延とたたかってみた
pco2699
4
11k
Other Decks in Programming
See All in Programming
CSC509 Lecture 09
javiergs
PRO
0
140
카카오페이는 어떻게 수천만 결제를 처리할까? 우아한 결제 분산락 노하우
kakao
PRO
0
110
詳細解説! ArrayListの仕組みと実装
yujisoftware
0
560
Identifying User Idenity
moro
6
9.7k
推し活の ハイトラフィックに立ち向かう Railsとアーキテクチャ - Kaigi on Rails 2024
falcon8823
6
2.8k
PHP でアセンブリ言語のように書く技術
memory1994
PRO
1
160
シェーダーで魅せるMapLibreの動的ラスタータイル
satoshi7190
1
470
Webの技術スタックで マルチプラットフォームアプリ開発を可能にするElixirDesktopの紹介
thehaigo
2
1k
ローコードSaaSのUXを向上させるためのTypeScript
taro28
1
350
色々なIaCツールを実際に触って比較してみる
iriikeita
0
320
CSC509 Lecture 12
javiergs
PRO
0
140
Pinia Colada が実現するスマートな非同期処理
naokihaba
4
220
Featured
See All Featured
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
PRO
28
8.2k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
297
20k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
126
18k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.1k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
115
7k
Building Adaptive Systems
keathley
38
2.3k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
665
120k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
Writing Fast Ruby
sferik
627
61k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
6.9k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
654
59k
BBQ
matthewcrist
85
9.3k
Transcript
JavaScriptアルゴリズム本を 技術書典7で頒布しました We Are JavaScripters! vol.36 at SmartHR @pco2699
自己紹介 • 高山 和幸 • @pco2699 • アルゴリズムとTypeScriptがすき
今日 お話しすること/しないこと • 今日 お話しすること ◦ 技術書典7で出した「JavaScriptアルゴリズム本」の内容の話 ◦ 感想・結果などの振り返り •
今日 お話しないこと ◦ JavaScript/TypeScriptなどの技術的に突っ込んだ話
技術書典7に参加しました! • 技術書典とは a. 技術同人誌の即売会! b. たくさんサークルが一斉に本を売ります c. 買いに来る人もたくさん
Nuxt.jsとFirebaseでつくるアルゴリズムミニアプリ • アルゴリズムを知りたい Webエンジニアのための入門書 • アルゴリズムをWebアプリを 作りながら学べる! • 冊子+DLカード ¥1,000
本書を書くきっかけ
本書を書くきっかけ • 本屋に並んでいるアルゴリズムの本 a. 言語がC++, C(たまにPython) b. 作るものが何に役立つのかわからない c. 説明がわかりづらい
本書を書くきっかけ • 本屋に並んでいるアルゴリズムの本 a. 言語がC++, C(たまにPython) b. 作るものが何に役立つのかわからない c. 説明がわかりづらい
これを解決した本がほしかった
a. 言語がC++, C • C++のイメージ: なんだかとっつきづらそう... (注) C++をディスる意図は全くありません。 C++は偉大な言語です。
b. 作るものが何に役立つのかわからない • 実際のアルゴリズムの問題 i番目の配列がi日目の株の値段を表す配列があります。 最大で1回のトランザクション(例: 1個の株を買い、1個の株を売る)が 許されている場合、最大の利益を探すアルゴリズムを設計しなさい。 株を買う前に売ることが出来ない。
b. 作るものが何に役立つのかわからない • 実際のアルゴリズムの問題 i番目の配列がi日目の株の値段を表す配列があります。 最大で1回のトランザクション(例: 1個の株を買い、1個の株を売る)が 許されている場合、最大の利益を探すアルゴリズムを設計しなさい。 株を買う前に売ることが出来ない。 こんなの実際に書くことある!!?
c. 説明がわかりづらい • アルゴリズム独特の用語がたくさんある ビッグオー表記 幅/深さ 優先探索 二分探索 時間計算量 空間計算量
動的計画法 ダイクストラ法 空間計算量
c. 説明がわかりづらい • アルゴリズム独特の用語がたくさんある ビッグオー表記 幅/深さ 優先探索 二分探索 時間計算量 空間計算量
動的計画法 ダイクストラ法 空間計算量 概念を理解すれば実はそんなに難しくない
c. 説明がわかりづらい • 最近は「アルゴリズムをわかりやすく」という コンセプトの本が出てきている
本書はどう解決したか
本書はどう解決したか • 言語がC++, C(たまにPython) • 作るものが何に役立つのかわからない • 説明がわかりづらい
言語はJavaScript Webアプリを作る なにかに例えて説明
言語はJavaScript • (おそらく)初学者が学ぶことが一番多い言語 • ES2015以降であれば、キツくない。 • Jestを使えばテストも簡単
Webアプリを作る • 次を組み合わせれば、Webページを作って公開できる時代! a. フロントエンドフレームワーク(React/Vue/Nuxt) b. 静的ファイルホスティング(Firebase/Netlify)
なにかに例えて説明 • 難しい概念は なにかに例えて説明するとわかりやすい • リスト探索は「数字当てゲーム」に例えて説明
絶対に売れると確信した
技術書典当日...
売上部数 48/100部
割と爆死
振り返り・要因分析 • 技術書典7のユーザ a. 商業誌にないような最新の技術を求めてる人が多い b. 初学者はあまり来ない • 内容・タイトル a.
タイトルから「Nuxt.jsとFirebase」の深堀り本だと思われた b. 今回はリスト探索のみのため、内容が簡単すぎた
振り返り・要因分析 • 実際に聞かれたこと a. 「これって競プロで使えますか?」 => 使えません b. 「Firebaseどのくらい使ってますか?」
=> Hostingのみです。すいません。 c. 「動的計画法とか今後やりますか?」 =>期待しててください
技術書典に参加した感想 • 自分が書いた本をユーザが目の前で読んで買うか判断する ダイナミックで面白い • 本が売れると嬉しいけど、売れないと苦笑いが止まらない • 売れなくて赤字でも、悔しくて次回も出たい...! ってなる
見本誌もってきました よければ見てみてください