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SATySFiを使用したMarkdownからLaTeXへのファイル変換について
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puripuri2100
November 21, 2020
Technology
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1.4k
SATySFiを使用したMarkdownからLaTeXへのファイル変換について
Online.tex 2020で発表したスライドです
puripuri2100
November 21, 2020
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Transcript
SAT YSFIを使用した Markdown から L A TEX へのファイ ル変換について Online.tex
2020 金子尚樹 2020/11/21
自己紹介 所属 開成学園開成高等学校 学年 高校二年 普段やってること SAT YSFIのパッケージ作成 twitter @puripuri2100
e-mail
[email protected]
1
今日話すこと • SAT YSFIの簡単な紹介 • 今回、何をしたのか・動機 • 実装方法 • 使用について
• 今後について 2
SAT YSFIとは エラーがわかりやすく使いやすい組版言語(を目指している)新 しいマークアップ言語とその処理系 3
SAT YSFIとは エラーがわかりやすく使いやすい組版言語(を目指している)新 しいマークアップ言語とその処理系 • 欧文組版に必要なハイフネーション • 日本語組版にも対応 • フォントを簡単に変更可能
• 数式組版可能 • グラフィック処理がある程度できる • 表現力の高いプログラミング層 • エラーがわかりやすい(体感) 3
SAT YSFIとは エラーがわかりやすく使いやすい組版言語(を目指している)新 しいマークアップ言語とその処理系 • 欧文組版に必要なハイフネーション • 日本語組版にも対応 • フォントを簡単に変更可能
• 数式組版可能 • グラフィック処理がある程度できる • 表現力の高いプログラミング層 • エラーがわかりやすい(体感) • 専用の構文を書いた saty ファイルだけでなく、Markdown ファイルを処理することもできる 3
SAT YSFIとは エラーがわかりやすく使いやすい組版言語(を目指している)新 しいマークアップ言語とその処理系 • 欧文組版に必要なハイフネーション • 日本語組版にも対応 • フォントを簡単に変更可能
• 数式組版可能 • グラフィック処理がある程度できる • 表現力の高いプログラミング層 • エラーがわかりやすい(体感) • 専用の構文を書いた saty ファイルだけでなく、Markdown ファイルを処理することもできる • PDF だけではなくテキストファイルを出力することもできる 3
今回したこと Markdwon ファイルを与えたらそれに対応する L A TEX ファイルを出 力する SAT YSFIのライブラリを作りました
https://github.com/puripuri2100/SATySFi-md2latex にあります 4
作った動機 既にテキストモードを使って saty ファイルから L A TEX ファイルを生 成するライブラリを作っていたので、Markdown 入力と悪魔合体
させてみたかったから 5
何が嬉しいのか • Markdwon ファイルの中身を評価して型検査器から通常の SAT YSFIの処理に合流するので、ある程度安全性とエラーのわ かりやすさが担保されている • SAT YSFIのわかりやすい(個人の感想です)文法でパッケージ
を書くことさえできれば、同じ Markdwon ファイルからどの ようなファイル形式でも出力することができる • 将来多種多様な形式のファイルを受け付けられるようになっ た時に資産を生かせる 6
何が嬉しいのか • Markdwon ファイルの中身を評価して型検査器から通常の SAT YSFIの処理に合流するので、ある程度安全性とエラーのわ かりやすさが担保されている • SAT YSFIのわかりやすい(個人の感想です)文法でパッケージ
を書くことさえできれば、同じ Markdwon ファイルからどの ようなファイル形式でも出力することができる • 将来多種多様な形式のファイルを受け付けられるようになっ た時に資産を生かせる • SAT YSFIの文字列操作プリミティブを用いてある程度安全に黒 魔術を使うことができる 6
実装方法 md ファイルのタグに対応する SAT YSFIコマンドを記録した md2latex.satysfi-mdというファイルと、実際に出力する L A TEX ファ
イルを作るためのクラスファイルである md2latex.satyh-latexファ イルを作成しました。 7
実装方法 md ファイルのタグに対応する SAT YSFIコマンドを記録した md2latex.satysfi-mdというファイルと、実際に出力する L A TEX ファ
イルを作るためのクラスファイルである md2latex.satyh-latexファ イルを作成しました。 code 系やリンク参照系は既存の code.satyh-latexや url.satyh-latexに投げ、他のものは頑張ってクラスファイル内で 実装しました 7
起動方法 commonmark に則って書いて satysfi --markdown "md2latex/md2latex" --text-mode "tex,latex" < file
name>.md -o <file name>.tex するだけ! 8
デモ 9
今後について • スライド用クラスファイルを作ってみたい • 現状対応できている markdown 記法が pandoc 等と比べて少 ない点を改善できるなら改善したい
10