Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
横断部門としての取り組み紹介(研究開発、共通基盤開発) / rakus-meetup-202206
Search
Rakus_Dev
June 02, 2022
Technology
0
1.8k
横断部門としての取り組み紹介(研究開発、共通基盤開発) / rakus-meetup-202206
Rakus_Dev
June 02, 2022
Tweet
Share
More Decks by Rakus_Dev
See All by Rakus_Dev
ラクスCTOが語る顧客視点を重視したプロダクト開発 / RAKUSTechCon2024_Kude
rakus_dev
0
2.5k
マルチプロダクトでのプロダクトマネージャーのリアル / RAKUSTechCon2024_Inagaki
rakus_dev
4
4.3k
拡大するマルチプロダクトSaaSの顧客理解にデザイン組織はどう取り組んでいるか / RAKUSTechCon2024_Design
rakus_dev
0
2.3k
急成長する大規模プロダクト開発のマネジメント課題とアプローチ / RAKUSTechCon2024_Seisan
rakus_dev
0
2.3k
パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチ / RAKUSTechCon2024_RLC
rakus_dev
0
2.1k
急成長するサービスを支えるためのインフラ戦略 / RAKUSTechCon2024_Fujii
rakus_dev
0
2.2k
楽楽精算のQA改革 / RAKUSTechCon2024_Kaneko
rakus_dev
1
2.2k
新たな顧客課題に挑む17年目の進化とモダナイゼーション / RAKUSTechCon2024_Haihaimail
rakus_dev
1
2.2k
クロージングトーク / RAKUSTechCon2024_Closingtalk
rakus_dev
0
2.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
CloudWatch Container Insightsを使ったAmazon ECSのリソース監視
umekou
1
120
EDRからERM: PFN-SIRTが関わるセキュリティとリスクへの取り組み
pfn
PRO
0
110
Platform EngineeringがあればSREはいらない!? 新時代のSREに求められる役割とは
mshibuya
2
4k
バクラクの組織とアーキテクチャ(要約)2025/01版
shkomine
13
3k
panicを深ぼってみる
kworkdev
PRO
2
150
Grid表示のレイアウトで Flow layoutsを使う
cffyoha
1
150
Server Side Swift 実践レポート: 2024年に案件で採用して見えた課題と可能性
yusuga
1
420
パフォーマンスとコスト改善のために法人データ分析基盤をBigQueryに移行した話
seiya303
1
100
“自分”を大切に、フラットに。キャリアチェンジしてからの一年 三ヶ月で見えたもの。
maimyyym
0
300
Tokyo RubyKaigi 12 - Scaling Ruby at GitHub
jhawthorn
2
210
Windows Server 2025 へのアップグレードではまった話
tamaiyutaro
2
260
カスタムインストラクションでGitHub Copilotをカスタマイズ!
07jp27
6
480
Featured
See All Featured
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
113
50k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
KATA
mclloyd
29
14k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.4k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
343
39k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.2k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
3k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
40
2.5k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
3k
How GitHub (no longer) Works
holman
312
140k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
75
5.4k
Transcript
©2022 RAKUS Co., Ltd. 横断部門としての取り組み 株式会社ラクス 技術推進課 堀内
自己紹介 開発本部 第一開発部 技術推進課マネージャー <経歴> 2013年 ラクスに入社。 北米向けサービスのマネージャーとして開発に従事 楽楽精算でラクス初となるスマホアプリ開発、AI機能開発 新サービスの開発チーム立ち上げ〜ローンチ
2020年 技術推進課の立ち上げ、現在に至る 堀内 泰秀
ラクス「技術推進課」とは 技術で 横断的に チャレンジする組織 と覚えて帰ってください
4 技術推進課は東京3名、大阪2名の体制。 東京・大阪にメンバーを配置し、横断的に活動。 Rak us Viet nam 大阪拠点 東京拠点 インフラ開発部
東京開発統括部 第二開発部 第一開発部 第三開発部 東京インフラ開発課1,2,3課 大阪インフラ開発課 技術推進課 プロダクトデザイン開発課 クリエイティブ1,2課 開発本部 楽楽精算開発部 楽楽勤怠開発部 楽楽明細開発部 楽楽販売開発課1,2課 楽楽労務開発課 メールディーラー開発課 配配メール開発課 SRE課 開発管理課 チャットディーラー開発課 組織体制 フロントエンド開発課
我々の役割 1. 複雑に入り組んだ技術課題に鋭いメスを入れ、さまざまな新しい技術を徹底的に研 究する『技術推進プロジェクト』を推進すること 2. 1つのことを追求し続ける各サービスを連携させることでシナジーを生み出す『共通 基盤』を開発すること
技術推進プロジェクト
ラクスのサービス開発のかねてからの課題 • 新しい技術を使おうとしても時間的に余裕がない • 技術刷新行っていかないとエンジニア採用滞りそう • 古い技術だらけになったら社内のエンジニアもやめていきそう • 個人で使った経験があってもプロダクションレベルでの利用がないとリスキーと判 断されがち
• 実サービスでは問題が出ない限りコストメリットの見えない技術刷新の優先度低い
ラクスのサービス開発のかねてからの課題 • 新しい技術を使おうとしても時間的に余裕がない • 技術刷新行っていかないとエンジニア採用滞りそう • 古い技術だらけになったら社内のエンジニアもやめていきそう • 個人で使った経験があってもプロダクションレベルでの利用がないとリスキーと判 断されがち
• 実サービスでは問題が出ない限りコストメリットの見えない技 術刷新の優先度低い
似たような話 「あとでクリーンにすればいいよ。先に市場に出さなければ!」 開発者たちはそうやっていつもごまかす。 だが、あとでクリーンにすることはない。 市場からのプレッシャーは止まらないからだ。 「先に市場に出さなければ」ということは、後ろに競合他社が大勢いるということである。 競合他社に追い抜かれないためには、 これからも走り続けるしかない。 Clean Architectureより引用
似たような話 「あとでクリーンにすればいいよ。先に市場に出さなければ!」 開発者たちはそうやっていつもごまかす。 だが、あとでクリーンにすることはない。 市場からのプレッシャーは止まらないからだ。 「先に市場に出さなければ」ということは、後ろに競合他社が大勢いるということである。 競合他社に追い抜かれないためには、 これからも走り続けるしかない。 Clean Architectureより引用
コストメリットの見えない技術刷新の 優先度低い
これからも走り続けるしかない
優先度上がってこないよね・・・
じゃぁどうするのか?
普段から少しずつ検証しておくしかない
なんやかんやあってw(※) ※取り組みは2017年から開始
2020年「技術推進プロジェクト」爆誕!
技術推進プロジェクトとは? 開発本部で決めた技術テーマを 調査・研究するためのプロジェクト。 1テーマ半年〜1年の有期的なとりくみ。 最近では年間7〜8テーマに取り組んでいる。
どうやって進めるのか?
自分たちだけ知ってても意味がない
開発本部全体で取り組むべし
None
技術推進プロジェクトの基本方針 1. 各開発チームから有志を募る 2. 1テーマ2〜3名のプロジェクトチームを編成 3. 各チームにリーダー役を任命 4. 週に5時間の稼働を確保 5.
チームごとに決まった曜日、決まった時間に集まることを決定 6. 半年間取り組み、開発本部全体に成果発表会で成果を報告 7. サービスの技術刷新に繋ぐ!!
技術推進プロジェクトの課題 • 調査・研究した技術を活用するのは、それはそれで大変 • インフラに関する知識不足、何とかしたい • 人も増えてきており、取り組んだ技術テーマを知らない人もいる
共通基盤開発
新たな挑戦「共通基盤開発」
27 ラクスのサービス体制 お客様のビジネス課題 経費精算を 楽にしたい 勤怠管理を 楽にしたい Excel仕事を
楽にしたい 請求事務を 楽にしたい 業務内容ごとに 分解すると… お客様のビジネスが抱える課題をドメインごとに分解。それぞれの課題に対して最適なプロダクトを ご提供することで、業務効率化、付加価値アップを支援しています。
共通基盤開発の目的 ベスト・オブ・ブリード型でスピード感のある開発ができていますが、 複数プロダクト利用時の利便性を一層高めるため、共通基盤開発プロジェクトがスタートしました。 現状 プロダクトごとにユーザー管理 経費精算を 楽にしたい
勤怠管理を 楽にしたい Excel仕事を 楽にしたい 請求事務を 楽にしたい プロダクトの数だけ作業が増える…
共通基盤開発の目的 ベスト・オブ・ブリード型でスピード感のある開発ができていますが、 複数プロダクト利用時の利便性を一層高めるため、共通基盤開発プロジェクトがスタートしました。 目指す状態 共通基盤 経費精算を 楽にしたい 勤怠管理を
楽にしたい Excel仕事を 楽にしたい 請求事務を 楽にしたい
これから作るチーム体制 ビジネス部門・PdM・開発チームが協力してプロダクト開発を推進します。 30 PdM ビジネス部門 開発ロードマップ 要求仕様策定 開発遂行支援 ドメインエキスパート 製品ロードマップ
要求仕様 エンジニア エンジニアリング マネージャー 全体PJ管理 生産性 評価・採用 共通基盤開発チーム
技術推進PJの研究成果を共通基盤に応用
技術推進PJの活用 ユーザー ラクス サービス CTAP WebAuthn (認証成否のみを通信) 非FIDO認証 ID/PW、OTP、パターンロックなど FIDO認証器が存在しない認証方式。
FIDO認証器を登録する場合に必要 認証サーバー ID/PW ユーザー入力 (Credential情報) そのものを通信 指紋認証 顔認証 独自規格OTP
まとめ 技術で 横断的に チャレンジする組織 =ラクス 「技術推進課」と覚えて帰ってください