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リクルートのデータマネジメント組織に 求められてきたコト
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Recruit
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August 28, 2024
Technology
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リクルートのデータマネジメント組織に 求められてきたコト
2024/08/29に、TECH PLAYで発表した、林田の資料です。
Recruit
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August 28, 2024
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Transcript
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved 1 株式会社リクルート データ推進室
SaaSデータマネジメントグループ 林田 祐輝 2024/08/29 リクルートのデータマネジメント組織に 求められてきたコト
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 2 林田 祐輝
2017年にリクルートマーケティングパートナーズ(現リ クルート)へ入社。 「スタディサプリ」にて、データ分析、モニタリング構築、 データマネジメント業務を経験。 2022年よりSaaS領域も担当に加え、まなび・SaaS領域 のアナリティクスエンジニアのマネジメントを行ってい る。 趣味はゴルフ。 スコアデータを可視化するツールを開発中。 (BigQuery/dbt/cube.dev/streamlit)
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved 1. リクルートのデータ組織について 2.
データ利活用促進に向けた仕組みの導入・装着 3. まとめ 3 アジェンダ
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートのデータ組織について 4
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートのデータ組織について 5
1. リクルートの事業領域について 2. リクルートのデータ組織(データ推進室)について 3. データマネジメントG(DMG)のスコープとミッション
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートの事業領域 6
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートが目指すエコシステム 7
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートの組織構成とデータ推進室の関係 8
※ 2024年度体制 データ 推進室 Division 統括本部 営 業 組 織 プロダクト 統括本部 プ ロ ダ ク ト 組 織 プロダクトマネジメント統括室 事業戦略立案・投資計画策定など プロダクトデザイン・マーケティング統 括室 事業/プロダクト成長のためのデザイン・マーケ施策など プロダクト開発統括室 プロダクト開発など データ利活用に関す る要望、課題 データを使った ソリューションや環 境の提供
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata データ推進室の組織構成 9
販促 DS2U (MF/自動車/ 旅行) 販促 DS3U (飲食・美 容) データテクノロジー ユニット HR DSU データプロダクト マネジメント部 販促 DS1U (住まい) 販促 DS4U (まなび) SaaS DSU データサイエンス・機械学習エンジニアリング部 アジリティテクノロジー部 データプテクノロジー ラボ部 データエンジニアリング部 ※ 2024年度体制 データマネジメント部 MF/自動 車/旅行 DMG 飲食美容 DMG HR DMG 住まい DMG まなび DMG SaaS DMG データマネジメント部 MF/自動 車/旅行 DMG 飲食美容 DMG HR DMG 住まい DMG まなび DMG SaaS DMG
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata データ利活用のサプライチェーン 10
DWH 事業 DB / ASP 由来 アクセスログ データマート データカタログ データポータル BI レポート SQL ビジネス パートナー プロダクト ディベロップメント 意思決定者 / データ利用者 データ環境整備ロードマップ策定 ・事業目線での戦略筋を考える 要件定義・UI/UX 設計 KPI / ビジネスロジック整理 ダッシュボード整備 データ抽出・レポーティング メタデータ管理 ドキュメント整備 データマート設計・開発・運用 ワークフロー + DataOps ・テスト、バリデーション ・異常値検知、利用状況モニタリング ログ設計 ログ埋め込み 開発ディレクション 運用フローの整備 DMGが期待されるスコープ
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata DMGが期待されているミッション 11
• データマネジメント、Analytics Readyな環境作り • データ利活用促進に向けた仕組みの導入・装着 • データ利活用のサプライチェーンの生産性向上 • データマネジメント、Analytics Readyな環境作り • データ利活用促進に向けた仕組みの導入・装着 • データ利活用のサプライチェーンの生産性向上
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata データ利活用促進に向けた 仕組みの導入・装着
12
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata データ分析環境を ただ使える状態にするだけでなく
継続的に正しく使えている状態を 目指すことが必要 データ分析環境を ただ使える状態にするだけでなく 継続的に正しく使えている状態を 目指すことが必要 データ文化の醸成 13
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートにおけるデータ活用の特徴 14
• 経営陣も含めて、データニーズが高い。 (自らSQLを実行する役員もいる) • 事業ドメインごとにデータ活用のステージが異なる。 (それを担当するデータ組織を含む)
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata データ活用のステージ 15
守る 意思決定の信頼性を高める 現場の意思決定が混乱 ↓ ガバナンスの強化 (データ品質、曖昧な定義、重複資産) 「データマネジメント、Analytics Readyな環境作り」が求められる クオリティとスピードの両立 ガバナンスされた環境 × 誰でも容易に利用可能な環境 「データ利活用促進に向けた仕組み の導入・装着」が求められてくる 広げる 使える 事業ニーズを満たす データ環境の提供 意思決定を止めないためにも デリバリー重視の対応 事業貢献を果たすが、 積もっていく技術負債と 信頼性の低いデータの横行
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata データ利活用促進を進める上での課題 16
1. 利用できる状態を作る 2. 利用の不明点、負担を取り除く 3. 効率的な管理・属人化した運用をしない
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートが行っているデータ文化の醸成 17
利用組織 データ推進室 ①利用できる状態を作る ②利用の不明点、負担を取り除く ③効率的な管理
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 適切なアクセスコントロール •
データ基盤(DWH)へのアクセス権限管理 ◦ 各事業領域ごとに必要なアクセス権の付与を実施。 ◦ 扱うデータと事業の特性を考慮して、アクセス範囲やコントロールのルールを決めている。 • 申請業務の標準化 ◦ DWH(BigQuery)だけでなく、分析に使う各種ツール(AdobeAnalytics、Tableau)な ども含めて、申請を標準化。 チュートリアル教育 • 教育支援 ◦ 勉強会の開催。 ◦ 持続的な学習機会を作るため、ドキュメント、動画、トレーニング教材などを用意。 利用できるような状態を作る 18
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 情報提供 •
データポータル・データカタログ ◦ データマートの情報、指標定義、よく使われるクエリなどを掲載。 • 問い合わせ ◦ ポータルで解決しないものはSlackを中心に問い合わせ場所を用意。 ◦ 問い合わせ内容は定期的に集計・分析し、データポータルに掲載する内容の参考に。 業務プロセスの省力化 • SQLの共有 ◦ ファクトのエビデンスとして、SQLのソースを共有する。 ◦ BigQueryのリンク生成が面倒。 利用の不明点、負担を取り除く 19
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata メタデータ活用 •
テーブル定義だけでなく、Lookerの定義情報やBIの利用履歴をBQに保存して、使いや すくする。 • LLMを使って、必要なテーブルや参考情報のサジェスト。 SQL保存 • dataformを使い、ユーザーが作ったクエリをgit管理。 • データマネジメントGによるレビューを行い、品質維持も支援。 効率的な管理・属人化した運用をしない 20
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 事業領域によっての違い 21
データマネジメント部 MF/自動 車/旅行 DMG 飲食美容 DMG HR DMG 住まい DMG まなび DMG SaaS DMG • 取り組みの差分 ◦ 教育支援、ポータル、問い合わせはどの領域も対応 ◦ SQL保存や共有などは、特定領域で先行して実施 • 情報連携 ◦ データマネジメント部内、DMG間で事例の共有や情報連携を行っている。
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata まとめ 22
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートが行っているデータ文化の醸成 23
• リクルート内の各組織はデータを使った意思決定を必要としている • DMGは継続的にデータが活用できる環境を提供している • データ活用促進の3つの課題
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata リクルートが行っているデータ文化の醸成 24
利用組織 データ推進室 ①利用できる状態を作る ②利用の不明点、負担を取り除く ③効率的な管理 教育支援 データポータル データカタログ アクセスコントロール 問い合わせ SQL共有 メタデータ活用 申請業務の標準化 SQL保存・レビュー
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 25 最後に...
データ活用のフェーズによって、 リクルートのアナリティクスエンジニアに求められるミッションは変わる。 根幹にあるのは、リクルートの事業成長をデータ活用で支える。 そのための仕組みや環境を構築、提供していく。
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved We Are Hiring!!
まずはカジュアルな意見交換からでも 26
© Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved 27 9/19にデータエンジニア向けのイベントを開催します! しくじり話を中心に学びになるLTを予定しておりますので
是非エントリーください! https://recruit-event.connpass.com/event/326331/