吉祥寺.pm #15の資料です
社内勉強会と組織の成長を考える2018/07/27 Kichijoji.pm #15 @mizuki_r
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@mizuki_r• フロントエンドエンジニア2最近はNuxt.js書いたり、Docker触ったり、1on1したりしてます。(株)モバイルファクトリーブロックチェイン関連事業に従事about meこんな人です
吉祥寺.pm #10で「LTはいいぞ」って話をした者ですhttps://speakerdeck.com/rymizuki/kofalseshao-simizikaishi-jian-niltwo
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背景
専門職勉強会制度• 業務時間中に勉強に使える時間がある• レビュー• トーク• ディスカッション• ハンズオン• etc
勉強会について考える機会が多いその考えの一端をアウトプット
今日のお題
ひとりで戦うとしんどいからみんなでやんない?
やってきた勉強会
やってきた勉強会• 技術、アーキテクチャ提案• 仕事で培ったノウハウ系• NodeJSのハンズオン• AngularJSのハンズオン• チームテックトーク
多いときは毎週やってた
but…• 長くは続かない• 自身の負荷が高い• 3-4回くらい継続して挫折する
しんどみ
しんどみ1.トーク
トーク• 発表者と聴衆• 指定時間内で発表• 聴衆から質問• 一般的なスタイルの勉強会
気持ち• 瞬発力次第でいくらでも• 2時間ぐらいで資料つくって15分くらい話せる• 議論が広がれば1時間くらい行ける• ☓喋りたいことだけしゃべる• ◯ 聴衆のニーズに答える
参加者の反応の違い• Aさん「なるほどすごい」• Bさん「知ってる話だった」• Cさん「すべて無知」• Dさん「それ〇〇じゃ?(鋭いツッコミ」
ニーズの把握とコントロールが難しい
対策• 事前アンケート• どういう知見を求められているか?• こういう者だが、どんな話聞きたい?• 事後アンケート• 知りたいこと知れた?• 仕事に役立つ?• 個人の差のキャッチアップ
対策• 繰り返すことで、トークの精度や要点がつかめる様になる• ポジティブな感触からモチベが持続する
しんどみ2.ハンズオン
ハンズオン• 講師と受講者• 講師が指導しながら、受講者が実際に手を動かして体験する
ハンズオンの特性• 短期間で「動く」という体験を得る• 次につなげやすい• 参加者のモチベーションが高い• 「聞く」だけよりもその技術の価値が活かす土壌になる
課題(講師)• 準備、準備、準備• 難易度設計• フレームワーク• ユーザビリティテスト• エッジケースの確認
課題(受講者)• ニーズが無いと、「やらされている」感• 知ってる人は「はい動いたおしまい」• ハンズオンのその先をイメージさせる必要がある
ハンズオンは双方向お互いに「やりたい」「やるぞ」「助けてくれ」の打ち合いができると強い。
具体的に起きた問題• OSが違うと動かない• 依存がなくてモジュールが入らない• エディタの使い方がわからない
対策• まっさらな環境でテストする• 非同期に進められるようにする• 作業中の雑談ネタは用意しとく• サポートできるスタッフを用意しとく
個人戦のしんどみ
しんどい• 準備の手間• ある程度効率化できるとはいえ• 業務中の突発事態に影響を受ける• フィードバックを受け止める心• 鋭いツッコミ• 反応が無い• 「わかんね」「それ勉強会で話したよな?」
しんどいものはしんどい
なんで勉強会って必要なんだっけ?
勉強会の意義
自身の領域外に存在するナレッジの獲得• 問題解決手段の選択肢の増加• 社内コミュニティ→社外コミュニティ• 選択肢の獲得• 選択肢の検討、判断
知らないことで、機会を失う知らないことで、課題を抱える→知ることで本質に注力できる
発信するメリット• 検討・検証 → 言語化• 個人・個性の発露 → 体外な存在感の演出• フィードバックの獲得自身に対する直接的な成長機会
社外に発信するメリット• 組織に依存しない主体の構築• 情報の鮮度の維持• 組織としての個性の獲得個人組織 コミュニティ
社内と社外• 知ってほしい• もっといい方法はない?• みんな困ってない?社内• こういう方法がある• これは失敗するらしい• ならこうしてみよう社外情報の交換サイクルに乗っかる
勉強会活動は個人の成長を通じて組織の成長を助ける
目指すべきは「発表がうまいひと」ではなく、「発表が上手くなれる環境」ではないか
チーム内テックトークの開催
概要• 「業務として」「全員参加で」「毎週」• (10+5)分、4人• 5分は短い• 20分は長い• 都度チューニングしながら回す
狙い• メンバーの関心・得意領域を露出させる• 話すことで知見の強化• 説明する能力の強化• 社外のトレンド・ツールを業務と紐付ける能力の獲得
進捗• 訳あって今は別のチームへ• 開催はチーム主導• 私が主催してたときより固く運用されてる印象• 現在も活動中• 今後の展開に期待
まとめ
まとめ• いろいろな勉強会にチャレンジ• 勉強会を通じて組織成長を促せないか• 組織やチームのフェーズに応じて必要な形は変わる• 組織に依存しない自律的な形を作ることを目指した
余談
勉強会のテーマってめちゃくちゃ大事ですね
ご清聴ありがとうございました