Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
社内勉強会と組織の成長を考える
Search
mizuki_r
July 27, 2018
Technology
1
2.6k
社内勉強会と組織の成長を考える
吉祥寺.pm #15の資料です
mizuki_r
July 27, 2018
Tweet
Share
More Decks by mizuki_r
See All by mizuki_r
FrontendUp_新規事業で_Remixを採用した理由と対策.pdf
rymizuki
0
120
税理士ドットコムの 技術的挑戦 #tapioca_lt
rymizuki
0
260
PHPを始めて1年、レガシーシステムにどう向き合っているか #phpstudy
rymizuki
1
680
モダンとレガシー #gotandaem
rymizuki
0
540
Vuexに型を付けるパターンを調べた #gotandajs
rymizuki
0
120
DockerでNodeの開発は厳しいのか? #gotandajs
rymizuki
3
370
マネージャー!きみは何者だ! #gotandaem
rymizuki
0
1.7k
物語を楽しむための物語論
rymizuki
0
500
失敗と向き合う
rymizuki
0
1.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
30代からでも遅くない! 内製開発の世界に飛び込み、最前線で戦うLLMアプリ開発エンジニアになろう
minorun365
PRO
15
4.6k
PostgreSQL Log File Mastery: Optimizing Database Performance Through Advanced Log Analysis
shiviyer007
PRO
1
140
Cursor AgentによるパーソナルAIアシスタント育成入門―業務のプロンプト化・MCPの活用
os1ma
15
5.9k
読んで学ぶ Amplify Gen2 / Amplify と CDK の関係を紐解く #jawsug_tokyo
tacck
PRO
1
260
Winning at PHP in Production in 2025
beberlei
1
210
ドキュメント管理の理想と現実
kazuhe
1
240
JPOUG Tech Talk #12 UNDO Tablespace Reintroduction
nori_shinoda
2
160
Porting PicoRuby to Another Microcontroller: ESP32
yuuu
4
480
OPENLOGI Company Profile for engineer
hr01
1
24k
より良い開発者体験を実現するために~開発初心者が感じた生成AIの可能性~
masakiokuda
0
220
持続可能なドキュメント運用のリアル: 1年間の成果とこれから
akitok_
1
230
Databricksで完全履修!オールインワンレイクハウスは実在した!
akuwano
0
110
Featured
See All Featured
Producing Creativity
orderedlist
PRO
344
40k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
430
65k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
357
30k
The Invisible Side of Design
smashingmag
299
50k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
523
40k
A better future with KSS
kneath
239
17k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
329
39k
Building Applications with DynamoDB
mza
94
6.3k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
31
8.5k
The Language of Interfaces
destraynor
157
25k
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
158
23k
Transcript
社内勉強会と 組織の成長を考える 2018/07/27 Kichijoji.pm #15 @mizuki_r
@mizuki_r • フロントエンドエンジニア 2 最近はNuxt.js書いたり、Docker触っ たり、1on1したりしてます。 (株)モバイルファクトリー ブロックチェイン関連事業に従事 about me
こんな人です
吉祥寺.pm #10で 「LTはいいぞ」って話をした者です https://speakerdeck.com/rymizuki/kofalseshao-simizikaishi-jian-niltwo
宣伝 https://uniqys.net/
背景
専門職勉強会制度 • 業務時間中に勉強に使える時間がある • レビュー • トーク • ディスカッション •
ハンズオン • etc
勉強会について考える機会が多い その考えの一端をアウトプット
今日のお題
ひとりで戦うとしんどいから みんなでやんない?
やってきた勉強会
やってきた勉強会 • 技術、アーキテクチャ提案 • 仕事で培ったノウハウ系 • NodeJSのハンズオン • AngularJSのハンズオン •
チームテックトーク
多いときは毎週やってた
but… • 長くは続かない • 自身の負荷が高い • 3-4回くらい継続して挫折する
しんどみ
しんどみ1. トーク
トーク • 発表者と聴衆 • 指定時間内で発表 • 聴衆から質問 • 一般的なスタイルの勉強会
気持ち • 瞬発力次第でいくらでも • 2時間ぐらいで資料つくって15分くらい話せる • 議論が広がれば1時間くらい行ける • ☓喋りたいことだけしゃべる •
◯ 聴衆のニーズに答える
参加者の反応の違い • Aさん「なるほどすごい」 • Bさん「知ってる話だった」 • Cさん「すべて無知」 • Dさん「それ〇〇じゃ?(鋭いツッコミ」
ニーズの把握と コントロールが難しい
対策 • 事前アンケート • どういう知見を求められているか? • こういう者だが、どんな話聞きたい? • 事後アンケート •
知りたいこと知れた? • 仕事に役立つ? • 個人の差のキャッチアップ
対策 • 繰り返すことで、トークの精度や要点がつ かめる様になる • ポジティブな感触からモチベが持続する
しんどみ2. ハンズオン
ハンズオン • 講師と受講者 • 講師が指導しながら、受講者が実際に手を 動かして体験する
ハンズオンの特性 • 短期間で「動く」という体験を得る • 次につなげやすい • 参加者のモチベーションが高い • 「聞く」だけよりもその技術の価値が活か す土壌になる
課題(講師) • 準備、準備、準備 • 難易度設計 • フレームワーク • ユーザビリティテスト •
エッジケースの確認
課題(受講者) • ニーズが無いと、「やらされている」感 • 知ってる人は「はい動いたおしまい」 • ハンズオンのその先をイメージさせる必要 がある
ハンズオンは双方向 お互いに 「やりたい」「やるぞ」「助けてくれ」 の打ち合いができると強い。
具体的に起きた問題 • OSが違うと動かない • 依存がなくてモジュールが入らない • エディタの使い方がわからない
対策 • まっさらな環境でテストする • 非同期に進められるようにする • 作業中の雑談ネタは用意しとく • サポートできるスタッフを用意しとく
個人戦のしんどみ
しんどい • 準備の手間 • ある程度効率化できるとはいえ • 業務中の突発事態に影響を受ける • フィードバックを受け止める心 •
鋭いツッコミ • 反応が無い • 「わかんね」「それ勉強会で話したよな?」
しんどいものはしんどい
なんで勉強会って必要なんだっけ?
勉強会の意義
自身の領域外に存在するナレッジの獲得 • 問題解決手段の選択肢の増加 • 社内コミュニティ→社外コミュニティ • 選択肢の獲得 • 選択肢の検討、判断
知らないことで、機会を失う 知らないことで、課題を抱える →知ることで本質に注力できる
発信するメリット • 検討・検証 → 言語化 • 個人・個性の発露 → 体外な存在感の演出 •
フィードバックの獲得 自身に対する直接的な成長機会
社外に発信するメリット • 組織に依存しない主体の構築 • 情報の鮮度の維持 • 組織としての個性の獲得 個人 組織 コミュニティ
社内と社外 • 知ってほしい • もっといい方法はない? • みんな困ってない? 社内 • こういう方法がある
• これは失敗するらしい • ならこうしてみよう 社外 情報の交換サイクルに乗っかる
勉強会活動は 個人の成長を通じて 組織の成長を助ける
目指すべきは 「発表がうまいひと」ではなく、 「発表が上手くなれる環境」ではないか
チーム内テックトークの開催
概要 • 「業務として」「全員参加で」「毎週」 • (10+5)分、4人 • 5分は短い • 20分は長い •
都度チューニングしながら回す
狙い • メンバーの関心・得意領域を露出させる • 話すことで知見の強化 • 説明する能力の強化 • 社外のトレンド・ツールを業務と紐付ける 能力の獲得
進捗 • 訳あって今は別のチームへ • 開催はチーム主導 • 私が主催してたときより固く運用されてる印象 • 現在も活動中 •
今後の展開に期待
まとめ
まとめ • いろいろな勉強会にチャレンジ • 勉強会を通じて組織成長を促せないか • 組織やチームのフェーズに応じて必要な形は変 わる • 組織に依存しない自律的な形を作ることを目指
した
余談
勉強会のテーマって めちゃくちゃ大事ですね
ご清聴 ありがとうございました