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エンジニアの育成を支える爆速フィードバック文化

SansanTech
February 17, 2025

 エンジニアの育成を支える爆速フィードバック文化

■ イベント
エンジニア成長を加速させる目標管理とは? 〜Sansan/ラクス/freeeのリアルを語る〜
https://freee.connpass.com/event/342741/

■ 発表者
技術本部 Bill One Engineering Unit Core Business UMグループ
松原 悠斗

■ Bill One 開発エンジニア 採用情報
https://media.sansan-engineering.com/billone-engineer

SansanTech

February 17, 2025
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Transcript

  1. 松原 悠⽃ (Yuto Matsubara) Sansan株式会社 技術本部 Bill One Engineering Unit

    @EthicalTx @yutonano 2019年 エンジニアとしてのキャリアをスタート。受託開発やブ ロックチェーン開発、VPoE業務を経てSansan へ中途⼊社。⼊ 社以来、エンジニアリングマネージャー候補として Bill One の開 発に従事。 現在はグループ全体の組織醸成や技術負債解消に加えて、ピープ ルマネジメントも担っている。
  2. 会社概要 2 本社 神⼭ラボ Sansan Innovation Lab 社 名 Sansan株式会社

    所在地 本社 東京都渋⾕区桜丘町1-1 渋⾕サクラステージ 28F グループ 会社 Sansan Global Pte. Ltd.(シンガポール) Sansan Global Development Center, Inc.(フィリピン) Sansan Global (Thailand) Co., Ltd.(タイ) ログミー株式会社 株式会社ダイヤモンド企業情報編集社 クリエイティブサーベイ株式会社 株式会社⾔語理解研究所 従業員数 1789名(2024年11⽉30⽇時点) 2007年6⽉11⽇ 設 ⽴ ⽀店:関⻄⽀店、福岡⽀店、中部⽀店 サテライトオフィス:Sansan神⼭ラボ、Sansan Innovation Lab、 Sansan⻑岡ラボ 拠 点 寺⽥ 親弘 代表者
  3. 働き⽅を変えるDXサービス 請求 ⼈や企業との出会いをビジネスチャンスにつなげる「働き⽅を変えるDXサービス」を提供 ビジネスフローにおけるさまざまな分野でサービスを展開 名刺管理 名刺DX 営業 営業DX 契約 契約DX

    経理DX 個⼈向けDX 法⼈向けDX 必要な情報を すぐに⾒つけられる 情報の管理がしやすく すぐに共有できる 情報を分析・活⽤しやすく データに基づいた判断ができる SansanのDXサービスの活⽤で変わる働き⽅
  4. 今⽇お話したいこと - Sansanのミッショングレード制について - Bill One Engineering Unitの職能定義について - Bill

    One Engineering Unitで実践する360度評価について - 360度評価以外にも存在する爆速フィードバック - Bill One Engineering Unitでの取り組みを経て - まとめ
  5. - Sansanのミッショングレード制を噛み砕き、Bill One Engineering Unit 独⾃の職能を定義している - Bill Oneの⾮連続な成⻑を実現する為の役割が明記されている -

    定期的にメンテナンスしながら運⽤している - 開発能⼒だけでなく、⽂化の体現やビジネスサイドとの連携⾯も 定義されている Bill One Engineering Unitの職能定義について
  6. - 相談を重ねて、⾃らが最終判断する - エッセンシャル思考 - 早期フィードバック - 学習思考 - 情報はオープンに共有

    - 信頼マネジメント Bill One Engineering Unitの⽂化について Bill Oneのエンジニア⽂化の⽬指す⽂化について : https://buildersbox.corp-sansan.com/entry/2021/04/19/110000
  7. - 四半期に⼀度、職能定義を元にした360度評価が⾏われる - 評価者は上司、同僚、ステークホルダー、依頼を受けたメンバーなど 多岐にわたる - 成果、チャレンジ、今後の期待の3つの観点と⽂化の体現を評価する - 主な⽬的 -

    組織全体の透明性向上 - 期待値を明確にする事で⽇々の業務で視野を広く保つ - 個⼈のWillやキャリアパスに応じた成⻑機会を最⼤化する Bill One Engineering Unitで実践する360度評価
  8. - 成⻑⽀援や併⾛⽀援を⽬的に、⾼頻度で1 on 1を実施 - 「爆速フィードバック」を実現するため、1 on 1はいつでも⾃由に 設定可能 -

    1 on 1は上司や同僚だけでなく、ステークホルダーとも⾏われる - Mission Vision Valueや⽂化に基づいたコミュニケーションが⾏われる ため、⼼理的安全性が確保されている 1 on 1を⽤いたフィードバックの機会
  9. - 評価への納得感の向上 - 360度評価や1 on 1による多⾓的なフィードバックで、⾃分の強み・弱みが明確に - 職能定義に基づいた客観的な評価基準が共有され、「評価が不透明」という不満が 減少 -

    評価が組織間連携の活性化の⼀助に - 他部⾨も含め、⽇常的にフィードバックを⾏うため、情報共有のスピードが向上 - エンジニアの成⻑スピードの爆速化 - その場でのフィードバックにより、課題を早期に認識して修正できる - 個々のキャリアパスに合わせた学習・チャレンジの機会を設計できる - 離職率の低下と組織の安定化 - お互いのチャレンジを⽀援し合う⽂化が根付き、チーム全体のエンゲージメントが 向上 - 互いの強み・弱みを把握し合うことで、チームの結束⼒が向上 Bill One Engineering Unitでの取り組みを経て
  10. - 個⼈のWillと⽬先の業務とのギャップ - 四半期に⼀度360度評価とフィードバックがあるため、エンジニア各⾃の中⻑期の キャリア志向(Will)と短期的に優先されるプロジェクトや業務が噛み合わない場 合がある - ⻑期的な成⻑⽬標と、当⾯の事業・プロダクト上の課題のバランスを四半期ごとに ⾒直す必要があり、調整に時間と労⼒がかかる -

    マネジメントコスト - 四半期ごとに360度評価とフィードバックを⾏うため、開発メンバーやマネージャ ーの負担が多い - Bill One Engineering Unitでは個⼈ごとにキャリアや成⻑フェーズを考慮したサポー トを⾏うので、細かいサポートが必要 今後の課題