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AWS CodeCommitの次として考えた場合のAmazon CodeCatalyst
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Satoshi Kaneyasu
August 16, 2024
Programming
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AWS CodeCommitの次として考えた 場合のAmazon CodeCatalyst
Satoshi Kaneyasu
August 16, 2024
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Transcript
AWS CodeCommitの次として考えた 場合のAmazon CodeCatalyst 2024.08.16 SATOSHI KANEYASU
2 自己紹介 氏名:兼安 聡 所属:株式会社サーバーワークス アプリケーションサービス部 在住:広島(フルリモート) 担当:DevOps、PM、SM 2024 Japan
AWS Top Engineers (Database) 2024 Japan AWS All Certifications Engineers 認定スクラムマスター X:@satoshi256kbyte
3 本発表について ⚫ 本発表はAWS CodeCommitの新規顧客受入を停止したと いう案内を受けて、代替策を模索してみたと言う内容です。 ⚫ 参考:2024年7月末頃より新規顧客の受け入れを停止した AWS サービスに
関して ⚫ 以下のキーワードが出てきます ⚫ AWS CodeCommit:AWSのGitサービス ⚫ AWS CodePipeline:AWSのCI/CDサービス ⚫ AWS CodeCatalyst:AWSの統合開発環境サービス ⚫ AWS CodeStar:AWSの開発サービス ⚫ AWS IAM Identity Center:AWSのSSOサービス
4 本件について感じたこと ⚫ 将来に備え代替機能の検討だけはしておくべきだろう ⚫ 2024年でもGitHubの導入にハードルがある現場は多い ⚫ AWS内で閉じたGitとして、CodeCommitの需要は健在 ⚫ 有力候補はAmazon
CodeCatalystか
5 Amazon CodeCatalyst ⚫ Git、プルリク、Issue、CI/CD機能を備えた統合開発環境 ⚫ 統合開発サービス — Amazon CodeCatalyst-AWS
⚫ 似たようなコンセプトのAWS CodeStarは、 2024 年 7 月 31 日にプロジェクトの作成と表示のサポー トを終了しました。 ⚫ 引用:AWS CodeStar とは?
6 Amazon CodeCatalystの注意点 ⚫ AWS マネジメントコンソールとは入り口が別 ⚫ アカウント管理がIAMユーザーとは別(次頁) ⚫ 料金はAWSアカウント側で請求される
ここから アクセス AWSアカウントID入力 入力したAWSアカウントに請求発生
7 Amazon CodeCatalystはIAMユーザーでログイン不可 ⚫ Amazon CodeCatalystはIAMユーザーでログイン不可 ⚫ AWSビルダーIDを各自で取るか、 認証用にAWS Organizations+IAM
Identity Center が必要 ⚫ AWS Organizations+IAM Identity Centerは、 本格導入した場合設計・構築にかなりの時間を要する ⚫ シンプルに構築するだけならそこまで手間ではない
8 IAM Identity Centerのイメージ IAM Identity Center AWSアカウント AWSアカウント AWSアカウント
SSOプロバイダ ユーザー
9 IAM Identity CenterとCodeCatalystのイメージ IAM Identity Center AWSアカウント ユーザー CodeCatalyst
10 IAM Identity Centerとの接続 CodeCatalystのスペースの設定から AWSマネジメントコンソール側の、 Amazon CodeCatalystの設定画面へ移動 IAM Identity
Centerをクリック 接続設定画面へ
11 IAM Identity Centerとの接続 前頁の設定により、 Use Single Sign-On(SSO)が利用可能になる AWSマネジメントコンソール側の、 Amazon
CodeCatalystの設定画面で、 IAM Identity Centerとの接続解除が可能 解除はスペースが消えるわけではないので、 再度接続すればスペースは見える
12 全体的な感想(良い点) ⚫ CodeCommitになかったメンションによる通知機能があるのがうれしい ⚫ プルリクで行に対してコメントしてその後修正してもコメントがずれない ⚫ IDEは固定ではない、実機上のVSCodeで開発可能 ⚫ CodeCatalyst上に仮装マシンを作ってRemoteSSH開発が可能
⚫ CI/CDでAWSの各サービスとの連携が容易 ⚫ Slackへの通知機能がデフォルトで備わっている
13 全体的な感想(気になる点) ⚫ CI/CDの設定方法がCodePipelineと異なる ⚫ デフォルトのBlueprints(サンプルプロジェクト)に、 EC2を用いたアプリがない ⚫ サーバレス・コンテナ・Amplifyあたりが前面に出ている ⚫
当面はCodePipelineと棲み分けするのかも ⚫ GitHub・GitLabにある要素は概ねあるが少しずつ機能が足らないように感じる ⚫ Issueテンプレートが見当たらないなど ⚫ Amazon CodeGuruによるプルリクエストの自動レビューは、 今のところフォローされてない?
14 CI/CDの設定方法がCodePipelineと異なるについて 書式がGitHub Actionsに 似ている
15 まとめ ⚫ 新規開発ならCodeCommitよりもCodeCatalystの方を優先 的に検討すべきと思う ⚫ 既存のシステム、特にデプロイ先をEC2としているものは 移行に十分な検討が必要 ⚫ 企業での利用においてはIAM
Identity Centerは 必須と思われる ⚫ しっかり整備して導入するか、解除が可能なのを利用して 始めることを優先するかは慎重に
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