Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

【20260409 AI×DevOpsStudy #11】Claude Codeを利用してAW...

Sponsored · Your Podcast. Everywhere. Effortlessly. Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.

【20260409 AI×DevOpsStudy #11】Claude Codeを利用してAWS環境構築の省力化に挑戦する記録

■AI×DevOps Study #11 の概要
2026年4月9日に開催した「AI×DevOps Study」第11回のアーカイブ動画です。

「AI×DevOps Study」は、AI駆動開発やそこに関係するマイクロサービスについて理解を深める場になります。
株式会社ScalarではAIを使ったチーム開発を進めており、参画しているメンバーや協力会社の方から、具体的なAI駆動開発を実施する方法、その中で生まれたマイクロサービスアーキテクチャを使用したAI駆動開発の事例や実際に使えるエージェントについてお話頂き、参加者の皆様と知識の共有や交換を目的としています。
(弊社製品であるScalarDBも絡んだお話も一部出てきますが、汎用的な内容となっておりますのでフラットにお楽しみいいただけます)

■今回のテーマ
「Claude Codeを利用してAWS環境構築の省力化に挑戦する記録」

ローカルで開発したアプリをAWS上のDemo環境へ移行するにあたり、インフラの構成管理にTerraformを採用しました。しかし、設計と膨大なTerraformコードの実装を人力でやるのは工数がかかるため、「スピード感」「効率化」を求めTerraformコードの実装部分をAIで行いました。

本セッションでは、AI駆動開発を活用してAWS上にDevelop環境を構築した方法と、EKS・DynamoDBの構築、ArgoCDによるアプリケーションのDeliveryまでを、チームで役割分担しながらTerraformとAIを組み合わせて実現した取り組みについてお話しします。

■登壇者情報(敬称略)
mini-worker
株式会社Scalar所属のソフトウェアエンジニア。2018年からメールマガジン開発・運用(Kotlin / SpringBoot / PHP / JavaScript)、スタートアップ企業の情報や、ビジネスアイデアを共有するためのシステム「STARTUP DB」の立ち上げなどを経験。2022年-2025年には某ECサイトの社内管理システムの開発を担当し、マイクロサービスアーキテクチャを現場レベルで叩き込まれました。最近はAIをどう現場で使いこなすかにハマっていて、Skills・Rulesを自作しながら、毎日アプリ作ってはレビューしてを繰り返してます。

AI×DevOps Study は毎週開催予定です
本勉強会「AI×DevOps Study」は、週1回ペースでの開催を予定しています。
AI駆動開発やチーム開発におけるAI活用にご興味のある方は、ぜひイベントページや過去回の動画もご覧ください。

■関連コンテンツ
・Youtube
www.youtube.com/@scalar-labs

・Zenn ブログ
https://zenn.dev/p/scalar_sol_blog

・イベントページ
https://scalar.connpass.com/event/389...

Avatar for Scalar, Inc.

Scalar, Inc.

April 10, 2026

More Decks by Scalar, Inc.

Other Decks in Technology

Transcript

  1. ⾃⼰紹介 名前:mini-worker 所属:株式会社Scalar ビジネスソリューション本部 最近の興味 • AI駆動開発、AIがどう世の中を変えていくのか 4 これまでの経歴 •

    2018.04 ◦ 新卒からエンジニアのキャリアをStart ◦ メールマガジンの開発、スタートアップ 企業の情報を共有するためのシステム 「STARTUP DB」の⽴ち上げなどに従事 • 2020.09 ◦ ECサイトの管理画⾯/ユーザ画⾯/加盟店 管理画⾯の開発〜運⽤まで経験 • 2022.05 ◦ フードデリバリーシステムの基幹システ ムを開発〜運⽤まで経験 • 2026.02 ◦ ScalarにJoin!
  2. 補⾜:ScalarDBの説明 • 弊社Scalarで開発している異種 DB をまたいで ACID トランザクションを実現す る DB ミドルウェア。ローカル環境とクラウド環境のデータベースの差異を吸

    収し、AIが開発する環境と実⾏する環境の同⼀性を担保できます。 • 今回開発した⼈事管理アプリではこのミドルウェアを利⽤して開発 https://scalardb.scalar-labs.com/ja-jp/docs/latest/overview 7
  3. 5つの道具 • Claudeを使って開発する際に必要な道具 1. CLAUDE.md 2. Rules 3. SKILLS 4.

    MCP 5. Compound Engineering 12 次スライドから各ツールの詳細を記載します
  4. 道具1:CLAUDE.md • プロジェクト全体の方針書で、Claude Codeを起動したときに常に読み込まれ るファイル • 何を記載するのか?※一部抜粋 ◦ 何を作っているか ◦

    使っている技術スタック ◦ 参照してほしいドキュメントの場所 13 💡CLAUDE.md作成時のポイント: 文章を短く保つ 長くなりすぎるとAIが全部読み込めない、重要なルールが埋もれるため 詳細はRulesに切り出す
  5. CLAUDE.mdに実際に書いている内容 ※一部抜粋 • 技術スタック • プロジェクト構造 ◦ tree 形式で記載 •

    仕様書 ◦ `../HRM_data_model.md` など仕様書のリンクを記載 • コーディング規約 ◦ `.claude/rules/`のリンクを記載 • モデル選択ガイドライン ◦ タスクに応じてモデルを使い分け 14
  6. Rulesに実際に書いている内容 ※一部抜粋 • `paths: "src/**/repository/**/*.java"` で Repositoryの実装でのみ呼び出されるように記載 • 基本的なRepositoryの実装⽅法/Entity定義 ◦

    具体的なコードを記載 • 禁⽌事項 • チェックリスト 具体的なコードを記載することで⽣成されるコードを統⼀ 16
  7. 道具4:MCP MCP(Model Context Protocol)とは…Claude Codeを外部ツールと連携させる仕組み • Context7 ◦ ドキュメントをリアルタイムで参照できるツール。これがないと Claudeが自律的に調査するときに古い

    ドキュメントを参照してしまう。 • Serena ◦ コードの構造を解析してくれるツール。大きなリポジトリで『このメソッドどこで使われてる?』みたいな ことを調べるのが得意。 • Playwright ◦ ブラウザの自動操作ができるツール。 18
  8. 何をどの順番で建てるのか? 🔔 ⼿戻りを防ぐために⼟台から順に構築することが重要🔔 1. VPC、サブネット、DB、ALB構築 2. EKSクラスターの作成 3. EKS Namespace作成

    4. Kong, Keycloakなどミドルウェア構築 5. ScalarDB SchemaLoaderでのテーブル作成 6. アプリをPodにデプロイ 💡上記順序を守って作成するためにPlan.md‧SKILLsを作成する 22 ただし...突然実装に⼊ると作業を⾒失い、順に構築することができなくなる.....
  9. Plan.mdについて ➢ Plan.mdとは 1. Claude Codeの機能ではなく⾃分で 作ったmdファイル 2. SKILLごとにどの順番で実⾏するの か計画書

    3. CLAUDE.mdに「Plan.mdを参照せ よ」と記載することでSessionごと に⾃動読み込み ➢ Plan.mdを作成する理由 1. Claudeが新しいSessionを開くたび にPlan.mdを読み込む 2. どのPhaseまで終わっていて次に何 をやるかわかる状態を作れる 💡Plan.mdがClaudeとの作業の”しおり”になる 💡
  10. SKILLを使⽤して構築する際の留意点 SKILLを使って進める際の基本サイクルとAIと⼈間の棲み分けを抑える 1. SKILL実⾏ a. /{skill-name} でコマンド呼び出し 2. tfファイル⽣成 3.

    CloudShell or AWS Console で実⾏ 4. 動作確認 a. AWS Console or curlコマンドなどで確認 5. /ce:review を実⾏してtfファイルのレビュー 25
  11. 構築STEPの概要 • STEP1:AWS基盤構築 • STEP2:EKS基盤構築 • STEP3:認証構築 • STEP4:DB構築 •

    STEP5:アプリデプロイ 27 ➢ 補⾜ ◦ システムによって作成するリソースは異なるため必ずしもこの⼿順になるとは限らない ◦ 次スライド以降上記フローに沿って各リソースの作成⼿順の説明を⾏います
  12. STEP2:EKS基盤構築 • ゴール ◦ コンテナを動かすためのKubernetesクラスター、ミドルウェア環境の整備 29 ➢ AI ◦ Namespace

    Yaml、 ArgoCD設定、 Helm Values⽣成 ➢ ⼈間 ◦ CloudShellで eksctl コマンド 実⾏、kubectl apply と helm install ⼈間とAIの棲み分け
  13. STEP3:認証構築 • ゴール ◦ ユーザー認証(ログイン‧ロール管理)の仕組みを作る 30 ➢ AI ◦ Keycloak

    Helm Value, Terraform(Realm/ Client/ Role)⽣成 ➢ ⼈間 ◦ CloudShellで helm install, terraform apply コマンド実 ⾏ ◦ Keycloak管理画⾯でユーザー 作成 ⼈間とAIの棲み分け
  14. STEP4:DB構築 • ゴール ◦ データの読み書きができる状態に構築 31 ➢ AI ◦ ScalarDB

    Properties設定ファ イルを⽣成 ➢ ⼈間 ◦ CloudShellでScalarDB Schema Loaderを実⾏ ◦ AWS Consoleでテーブルの存 在を確認 ⼈間とAIの棲み分け
  15. STEP5:アプリデプロイ • ゴール ◦ アプリをEKS上にデプロイし、ブラウザからアクセスできる状態にする 32 ➢ AI ◦ Deployment

    Yamlを⽣成 ◦ .gitlab-ci.yamlの⽣成 ➢ ⼈間 ◦ CloudShellで kubectl apply 実⾏ ◦ GitlabのJob実⾏後、アプリ が反映されていることを確認 ⼈間とAIの棲み分け
  16. 改善点 • CloudShellの作業ログを残せなかった ◦ CloudShellはセッションが切れると履歴が消えるため、 悪戦苦闘した記録が残らない ◦ 次回以降、作業ログをその都度 ファイルなどに書き出す運⽤に変更 •

    EC2 Spot Instanceにして⾼額な請求が来ないよう再設計をする ◦ Fargateを採⽤したことで⾼額な請求(1⽇60ドル) ◦ Dev環境のためSpot Instanceに置き換えてインフラコストの削減を⾏う 35
  17. 宣伝 • ScalarのメンバーでZennブログを更新中!3⽉は毎⽇投稿頑張りました ◦ https://zenn.dev/p/scalar_sol_blog • 4/23 18:00- オフラインのイベントを⾏います!ぜひお越しください ◦

    ⾃社の業務におけるClaude CodeなどのAI活⽤事例紹介(ハイブリッド開催) • 今回の勉強会の内容はYoutubeに載せています。⾒逃した⽅いたらぜひご覧く ださい。 ◦ https://www.youtube.com/@scalar-labs/videos 38