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大阪AIハッカソン フォローアップ勉強会 : Vibe Coding勉強会 Day 1

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October 24, 2025

大阪AIハッカソン フォローアップ勉強会 : Vibe Coding勉強会 Day 1

【オンライン開催】大阪AIハッカソン フォローアップ勉強会(全2回)— アプリ開発 入門→実践

初めてハッカソンで開発に取り組む方向けに、大阪AIハッカソンのファシリテーターが入門から公開までを並走サポートします。 アイデアの言語化 → 試作品(MVP)実装 → 機能追加 → 公開の流れを、実装デモと各自の作業時間で着実に進めます。 また、ハッカソンのテーマである io.intelligence API を、あなたのアプリに安全に組み込む方法も解説します。

※受講時は ChatGPT/Claude/Cursor/GitHub Copilot などの有料プラン利用を推奨します(効率が上がります)。 ※ハッカソン応募者以外にも一般参加枠があります。どなたでも歓迎です。

Day 1|入門:アイデアをMVPまで形にする
「だれの・どんな課題を・どう解決するか」をユーザー視点で整理(AIとの壁打ち含む)
簡易仕様(ミニPRD)を作成(必要な画面・動き、エラー時の振る舞いまで)
基本フローのデモ実装(フォーム → サーバ経由で処理 → 画面表示)
io.intelligence APIの組み込み方(まずはモック→差し替え可能な構成)
各自の実装タイム:最小構成のプロトタイプ(MVP)を完成へ

Day 2|実践:機能追加・設計図作成・安全に公開
MVPに価値ある一手(例:履歴保存・認証・UI改善・外部API連携)を追加
システム構成図/データフロー図で、仕組みとデータの通り道を見える化
公開手順(ホスティング/CORSの考え方/簡易監視の入れ方)
APIキーの安全管理(環境変数・Secretsの使い方、漏えい時の対応)
各自の実装タイム:機能追加と公開URLの用意まで仕上げ

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October 24, 2025
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Transcript

  1. 分散型GPUクラウド io.net、IO Intelligenceとは? • io.netとは? ◦ 分散型GPUクラウドを提供する Web3 プロジェクト(NY拠点、DePINカテゴリ)。 ◦

    DePINとは、ブロックチェーン技術を活用し、現実世界の物理インフラ( e.g. ストレージネットワー ク、ワイヤレスネットワーク)を分散的に管理・運用するアプローチ。 • IO Intelligenceとは? ◦ オープンソース系 LLM を扱える推論基盤 (OpenAI GPT-OSS-120BやDeepSeek, Qwen3の利用にも対応)。 ◦ チャット100万トークン/API 50万トークンを無料開放中。 ◦ VS Code 拡張「Roo Code」と IO Intelligence API の連携で、 無料のAIエージェント構築が可能。
  2. ルール説明 • 個人またはチーム で参加(Day 1 にチームビルディング可)。 • 社会課題は、各自の提案または提示リスト(後述)から選定。 • 最終ピッチで、成果物(Webアプリ,

    モバイルアプリ , チャットボット , IoT, ハードウェア連携 など, 何でもOK)を発表。 • 【スケジュール】 ◦ エントリー(6〜10チーム): 10/18 [Day 1 (10/18)] ◦ 開発期間: 10/18〜11/1 (2週間) ◦ 最終ピッチイベント: 11/1 [Day 2 (11/1)]
  3. Day 1|入門:アイデアをMVPまで形にする 1. 「だれの・どんな課題を・どう解決するか」をユーザー視点で整理(AI との壁打ち含む) 2. 簡易仕様(ミニPRD)を作成(必要な画面・動き、エラー時の振る舞 いまで) 3. 基本フローのデモ実装(フォーム

    → サーバ経由で処理 → 画面表 示) 4. io.intelligence APIの組み込み方(まずはモック→差し替え可能な 構成) 5. 各自の実装タイム:最小構成のプロトタイプ(MVP)を完成
  4. フォローアップ勉強会 : Day 1 の内容 • 細かいTipsよりも、開発の大枠の話をします。 ◦ AI駆動開発の一連の流れ :

    発想→プロンプト →実装→評価 • AI が得意なこと、出来ることをやりましょう。 ◦ e.g. AIで生成しやすいコード、AIが知っているシステム • AI駆動開発に初めて取り組む人は、ゼロベースで実装しないこ と。事前準備が非常に大切!! ◦ ユーザーに価値を提供できる最小限のプロトタイプ(MVP)を 定義すること。 ◦ 3〜5文程度で、MVPの内容を言語化する。
  5. フォローアップ勉強会 : Day 1 の内容 • 3〜5文でMVPの定義 ◦ 【目的】何に使うか?何に役立つか? ◦

    【機能①】 何ができる?何の機能があるか? ◦ 【機能②】何ができる?何の機能があるか? ◦ 【実装方法】 どう実装するか?Webアプリ?スマホ?言語? (HTML&Javascriptが基本) ◦ 【AI要素】 今回は、IO Intelligence APIの利用が必須 ◦ (opt. 1) 対象ユーザー前提、データの入出力 ◦ (opt. 2) “何が必須か?・何はやらないか(スコープ外)”
  6. フォローアップ勉強会 : Day 1 の内容 • 穴埋め例 ◦ 【目的】 初学者の「AI×開発」の初体験コストを最小化し、短時間で“で

    きた”を作って自信と継続を生む。 ◦ 【機能①】 学習者用:課題テンプレ/プロンプト補助(例・良い/悪い例) /コード実行/自動採点&簡易解説。 ◦ 【機能②】 講師用:受講者の進捗・エラー箇所サマリ/一斉メッセージ /課題テンプレ配布。 ◦ 【実装方法】 Webアプリ(PC/スマホ対応)。フロント: Next.js or SvelteKit、バック: Cloudflare Workers or Vercel Functions、 コード実行はサンドボックス(Pyodide or 服务器側コンテナの限定 API)。ストレージ:Supabase/Firestore。最初はGitHub/OAuthログイ ン無しの匿名IDでOK。
  7. IO Intelligence APIの組み込みに関して • どのLLMモデルを使用するか? ◦ モデルごとの動作感を試す ◦ https://nurumayudatalab.com/webtool-multiLLM/index.html •

    IO Intelligence API keyの取得 ◦ https://io.net/intelligence • APIのエンドポイント ◦ Model Json: https://api.intelligence.io.solutions/api/v1/models ◦ LLM: https://api.intelligence.io.solutions/api/v1/chat/completions
  8. curl https://api.intelligence.io.solutions/api/v1/chat/completions \ -H 'Content-Type: application/json' \ -H "Authorization: Bearer

    $IOINTELLIGENCE_API_KEY" \ -d '{ "model": "openai/gpt-oss-120b", "messages": [{"role":"user","content":"Say this is a test"}], "temperature": 0.7 }' curl https://api.intelligence.io.solutions/api/v1/models モデル情報(JSON)の取得 openai/gpt-oss-120bの実行例(IOINTELLIGENCE_API_KEYを環境 にすることをお忘れなく!!)
  9. Day 1 の ハンズオンタイム AI駆動開発用 プロンプト作成 を参考に、手書き推奨! 要件整理 → プロンプト設計

    (“何を作るか”を言語化する工程名に)。 まずは手書き→箇条書き→AIに投げるを繰り返す AI出力はそのまま使わないことがポイント
  10. ベストプラクティス • AIが得意なこと、出来ることをやることが最も効率がいい • 大前提、AIで生成しやすいコードやAIが知っているシステムを作る ◦ 同会の目的 : AIが得意なこと、できることを実践で理解する •

    初心者はゼロから実装を組まない ◦ ドラフト(要件定義書、仕様書、リサーチ結果、資料など)を配置し、AIに熟読さ せる(/init ultrathink を実行する)。 要件定義書 (What): 何をどうシステム化するのか、ドキュメント形式で可視化したもの 仕様書 (How): 要件定義書を元にシステムの詳細な作り方を記述したもの • MCP (Model Context Protocol) は必ず覚えましょう ◦ MCP経由じゃ無いと、AIモデルが不完全燃焼する。