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アカウント発行システムをDDDでリファクタリングしたら 幸せになりそうな予感がした
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sorch
December 23, 2020
Technology
1
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アカウント発行システムをDDDでリファクタリングしたら 幸せになりそうな予感がした
sorch
December 23, 2020
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Transcript
アカウント発行システムをDDDで リファクタリングしたら 幸せになりそうな予感がした @soachr (そーく) 設計・モデリング LT会 2020/12/23
@soachr(そーく)
今日話すこと
DDDのよさ is 仕様変更が圧倒的楽
社内の読書会で ドメイン駆動設計(DDD) と出会う https://booth.pm/ja/items/1835632
DDDやりたい
立ちはだかる壁
1. 10年以上ご愛顧いただいているサービスだからこそ発生する a. 追加仕様によるプログラムの肥大化&複雑化 b. 複雑すぎて誰も手が出せないプログラム 2. トランザクショナルなプログラム a. ビジネスロジックとデータ永続化が混在
b. 多い分岐・点在するコピペ処理
None
None
サービスに対してDDDは難しい けど...
サブシステムの アカウント発行システムなら 規模も小さい
アカウント発行システムを DDDでRe:モデリングしてみた
前提:アカウント発行システム • BtoB向けクラウドサービスのアカウント発行システムを想定 • アカウント発行時に契約したプラン・オプションを選択する 機能/プラン Premium Standard 機能A ◦
◦ 機能B ◦ ◦ 機能C ◦ - 機能D ※オプション ※オプション
アプリケーション層 =なにをするか(What)
ドメイン層 =どうやって実現するか (How) 機能/プラン Premium Standard 機能A ◦ ◦ 機能B
◦ ◦ 機能C ◦ - 機能D ※オプション ※オプション
DDDのよさ is 仕様変更が圧倒的楽
例:新しいプランを増設することになった 機能/プラン Premium Standard Lite 機能A ◦ ◦ ◦ 機能B
◦ ◦ - 機能C ◦ - - 機能D ※オプション ※オプション ※オプション
DDDじゃなかったら (トランザクショナルなら) • 設計・実装 ◦ 既存仕様理解&影響調査が大変 ▪ 大量にあるif分岐 ▪ 同じ変数による条件分岐が色々な場所に点在している
... ▪ ifとelseの処理がほぼ一緒でちょっとだけ違う ... • テスト ◦ 既存機能のデグレが怖い
None
DDDだったら • (ほぼ)1クラス追加するだけ
アプリケーション層は変更なし! 具体的にどうやってアカウントを発行するか はドメイン層に移譲しているため 変更点はなし 具体的にどうやってアカウントを発行するか の処理はドメイン層に移譲しているため 変更点はなし
None
おわりに • DDDでもっと楽できるはず! ◦ ”やること”を決めて”やり方”をビジネスの変化に伴って変えられる 設計 • サービスへのDDD適用は難しいかもしれないけれど、アカウント発行シ ステムなら手が出せそうかも!
ご清聴ありがとうございました