Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Solidfdn|【基本資料】CCoEという考え方

Avatar for Okaya Okaya
June 11, 2026

 Solidfdn|【基本資料】CCoEという考え方

AI活用を一過性の試行で終わらせず、全社の成果につなげるために必要となるCCoE(Cloud Center of Excellence)の基本的な考え方、役割、継続運用の要点を整理した資料です。

Avatar for Okaya

Okaya

June 11, 2026

More Decks by Okaya

Other Decks in Business

Transcript

  1. CCoEは「部署」ではなく「機能」 組織を作る話ではなく、AI・クラウド活用に必要な接続機能を持つということ クラウドやAIを 全社で安全に、 継続的に、 成果へつなげるための 中核機能。 必ずしも専門部署を作る必要はない。 部門や技術、ルール、成果が「接続する状態を作る」ことが目的。 ▱

    CCoEの基本機能 3つ 01 方向をそろえる 戦略、ロードマップ、優先順位を関係者と共有・連絡。 02 安全に広げる 利用ルール、権限、リスク確認の基準の整備。 03 成果に変える ユースケースの評価、再利用、横展開の進行。 01 CCoE MARKET NOTE CCoEは、AI活用の“ブレーキ”ではなく、安心して進めるための共通の足場。 © 2026 Solid Foundation LLC
  2. なぜ今、CCoEが必要になるのか AI活用は、始めることより、広げることが難しい。 AIやクラウドの利用は、 現場単位では すでに 始まっている。 しかし、利用が広がるほど、 ルール・責任・データ・成果測定などのばらつきが見え始める。 CCoEは、事後の管理はもとより「前提を整える」機能。 01

    個別利用 部門ごとにAI活用 が始まる 02 ばらつき ルールやデータ、 責任や定義が分か れる 03 手戻り 確認や修正が後追 いになる 04 行方不明 効果が説明しづら くなる 05 失速 横展開されず、 担当者依存になる ▱ CCoE領域の問い ・誰が決めるのか ・何を標準とするのか ・どのリスクを許容するのか ・どのように測り、再利用するのか © 2026 Solid Foundation LLC 02 CCoE MARKET NOTE
  3. CCoEがないと、見えないコストが積み上がる CCoEはコストではなく、無秩序なAI・クラウド利用で生じる放置コストを抑える仕組み 起きること 現場で見える症状 蓄積するコスト 部門別のAI利用 似たPoCやツールが乱立する 重複投資/標準化の遅れ ルールの未整備 データ判断に、都度の確認を必要とする

    手戻り/確認負荷の増加 責任分界の不明確さ 承認者や判断基準が曖昧になる リスクの後追い対応 成果測定の不在 成功・失敗を説明しづらい 継続投資の判断不能 属人化運用 担当者変更で取り組みが止まる 知見が組織に残らない CCoEが担うのは、管理を増やすことではなく、判断・ルール・成果を組織に残すこと。 © 2026 Solid Foundation LLC 03 CCoE MARKET NOTE
  4. CCoEが担う主な役割 重要なのは、役割を並べることではなく、分断されがちな要素を接続し、更新すること 01 戦略とロードマップ 何を優先し、どこまで広げるかを決める。 02 ガバナンスとルール 利用基準、承認、責任分界を整える。 03 データ・業務定義

    AIが誤読しない前提を整える。 04 共通基盤と標準化 再利用できる部品と手順を持つ。 05 ユースケース選定 価値・実現性・リスクで優先順位をつける。 06 人材とスキル 教育、実践知、ナレッジの共有を進める。 07 成果測定 KPI、学習、レポートを継続する。 08 横展開 成功事例を他部門へ広げる。 方針 判断 リスク ルール 成果 N/A 更新し続ける対象 © 2026 Solid Foundation LLC 04 CCoE MARKET NOTE
  5. CCoEという考え方|AI活用を止めずに広げるために 01 現在地を正本化する 部門・領域別の成熟度、未確認、未整備を一つの状態として保持する。 02 判断待ちを分離する 誰が何を決める必要があるかを、課題ではなく判断事項として扱う。 03 リスクを条件で検知する セキュリティ、責任、運用の注意点を後追いにしない。

    04 共有用に切り出す 経営・現場・ITが同じ現在地を見られる説明に変換する。 05 次のアクションへ戻す 方針、ルール、ユースケース、体制を更新し続ける。 06 CCoE MARKET NOTE 機能し続けるための仕組み 一度の診断ではなく、現在地を正本化し、判断・リスク・次のアクションを更新し続ける 見る 決める 更新する CCoEを機能させるには、 状態を見るだけでなく、 次に動ける形まで 整理する必要がある。 重要なのは、診断結果を資料として残すことではなく、 現在地・未整備・未決定・残リスク・次のアクションを、 継続的に更新できる運用にすること。 要点は、体制図ではなく「現在地が更新され続ける仕組み」を持つこと。 © 2026 Solid Foundation LLC