Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

ファインディ株式会社におけるMCP活用とサービス開発

Sponsored · Ship Features Fearlessly Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
Avatar for starfish719 starfish719
September 07, 2025

 ファインディ株式会社におけるMCP活用とサービス開発

Avatar for starfish719

starfish719

September 07, 2025
Tweet

More Decks by starfish719

Other Decks in Programming

Transcript

  1. © Findy Inc. 2025.09.08 Findy AI Meetup in Fukuoka #2

    ファインディ株式会社における MCP活⽤とサービス開発 1 ファインディ株式会社 テックリード ⼾⽥ 千隼 @starfish0206
  2. © Findy Inc. 2 今⽇話すこと • MCPとは • MCP活⽤事例 ◦

    MCPサーバーを内製 ◦ Pull request⾃動作成 ◦ 不具合を⾃動修正 ◦ リポジトリを跨いで参照 ◦ プロダクト ✕ MCP • まとめ
  3. © Findy Inc. 4 MCPとは • Model Context Protocolの略 •

    LLM にコンテキストを提供する⽅法を標準化するプロトコル • ⽣成AI⽤のUSB-Cポートのようなもの ◦ USB-Cは様々な周辺機器やアクセサリに接続するための標準規格 ◦ httpは様々なブラウザがWebに接続するための標準規格 ◦ MCPはAIモデルを様々なデータソースやツールに接続するための標準規格
  4. © Findy Inc. 5 設定⽅法 { "inputs": [ { "type":

    "promptString", "id": "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN", "password": true } ], "servers": { "github": { "command": "docker", "args": [ "run", "-i", "--rm", "-e", "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN", "ghcr.io/github/github-mcp-server" ], "env": { "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "${input:GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN}" } } } } 設定ファイルに追記してMCPサーバーを起動するだけ
  5. © Findy Inc. 9 MCPサーバーを内製 • MCP公式のTypeScript SDKを利⽤ • Nxを使って、簡単にMCPサーバーを⾃作出来る環境を整備

    ◦ generatorコマンドで、ワンコマンドでMCPサーバーの雛形を作成 ◦ monorepo化により、社内MCPサーバーのエコシステム化 • 3⽇間で10個のMCPサーバー、30個のtoolを実装して、社内のエンジニアに配布できた
  6. © Findy Inc. 10 Figmaのデータを取得して分析する FigmaデータのLint • Figma MCPを使ってデザインデータを取得する •

    守るべきデザインルールのプロンプトを動的に作成してMCPサーバーから返す • デザインデータと、デザインルールのプロンプトをLLMに⾷わせて、分析する Figmaデータと共通Componentの差分チェック • Figma MCPを使ってデザインデータを取得する • デザインデータと⽐較して判定させるプロンプトを動的に作成してMCPサーバーから返す • デザインデータと、判定プロンプトをLLMに⾷わせて、分析する ◦ デザインデータが共通Componentに存在しないデザインを使っているかどうか判定させる MCPとLLMの責務を分けて運⽤することがコツ
  7. © Findy Inc. 11 エンジニア教育 メンティーが受け取ったレビューの傾向を分析する • GitHubのAPIを実⾏して、次の情報を取得する ◦ ⼀定期間内でメンティーが作ったPull

    requestの⼀覧 ◦ そのPull requestで受け取った全てのレビュー内容 • レビューの内容と、評価基準をまとめたプロンプトを⼀緒にLLMに⾷わせて、⾃動で評価 GitHub Copilotの利⽤統計をグラフで出⼒する • GitHubのAPIを実⾏して、⼀定期間内のGitHub Copilotの利⽤状況を取得 • 取得したデータを加⼯して、mermaid記法のmarkdown形式のテキストで返す • クライアント側がmermaid記法のmarkdown形式のテキストをグラフで出⼒する MCPサーバーとクライアント側の責務を分けて運⽤することがコツ
  8. © Findy Inc. 13 GitHub MCP • GitHubのIssueにタスクを洗い出す • GitHub

    MCPを利⽤して、Issueの内容を取得する • 取得したIssueの内容をLLMに渡してコード修正を⾏う • lint/typecheck/testが全て通ったら、GitHub MCPを使ってPull requestを⾃動作成 ◦ Pull requestの概要⽂もLLMが⾃動⽣成
  9. © Findy Inc. 15 Sentry MCP • SentryのMCPを使って、Issue情報を取得 • 不具合の原因探しと実装、テストコードを修正

    • Pull requestまで⾃動作成 • この⼀連の流れを⾃動で実⾏するClaude Codeのカスタムスラッシュコマンドも⽤意
  10. © Findy Inc. 18 Filesystem MCP • Filesystem MCPを使って、別のリポジトリへ参照を追加する •

    公式のMCPサーバーなので安⼼して使うことができる ◦ 権限を与えるフォルダを指定することができる • 想定されるユースケース ◦ 開発⽤リポジトリとドキュメント⽤リポジトリが別れている場合 ◦ バックエンドとフロントエンドのリポジトリが別れている場合
  11. © Findy Inc. 22 Findy AI+とは? GitHub連携‧プロンプト指⽰ で ⽣成AIアクティビティを可視化 し

    ⽣成AIの利活⽤向上を⽀援 するサービスです ⼈と⽣成AIの協働を後押しして、 開発組織の変⾰をサポートします
  12. © Findy Inc. 23 サービス概要 • ⽣成AIの活⽤度を可視化するサービス ◦ GitHub Copilot

    ◦ Claude Code ◦ Devin ◦ Codex • ⽣成AIアクティビティを可視化し、⽣成AI利活⽤のボトルネック発⾒‧利活⽤推進をサポート • ユーザーがプロンプトで指⽰して、Findy AI+のMCPサーバー経由で⽣成AIの利活⽤状況を定量‧定性 両⾯から⾃動取得
  13. © Findy Inc. 25 MCPを選定した理由 • MVP(Minimum Viable Product)で開発したい ◦

    サービスそのものが受け⼊れられるか、売れるかどうかの⾒極めをしたい ◦ リモートMCPで提供することで、画⾯が不要となる • データ取得、加⼯に専念できる ◦ 分析結果のバラつきを防ぐために、promptまではMCPサーバーが⽤意 ◦ 分析はクライアント側のLLMに任せる • 初期の開発、運⽤コストを最⼩限としたかった
  14. © Findy Inc. 26 管理画⾯もMCP • 運営管理側の管理画⾯を作るコストをカットしたい ◦ 画⾯のデザインやフロントエンドの実装は不要 •

    運営メンバーのPCにgit cloneしてきて、Local MCPサーバーとして運⽤ ◦ 機能追加したら、git pullからのbuild、Local MCPサーバー再起動 • ⽣成AIを使って、⾃然⾔語ベースで管理機能を利⽤することが可能 ◦ 操作、⼊⼒ミスによる誤動作にはMCPサーバーのElicitationが有効
  15. © Findy Inc. 28 MCPでプロダクトを作った所感 • 世間⼀般にMCPという概念がまだ浸透していない ◦ MCPの設定をするところからサポートが必要 ◦

    想定以上に利⽤までのハードルが⾼かった • 画⾯無しでデータのCRUDを提供することが可能になった ◦ プロダクトの作り⽅が変わる • LLMとMCPの責務分けが重要 ◦ MCPはデータを取得して加⼯するところまでが役割 ◦ 分析、解析はLLMの役割
  16. © Findy Inc. まとめ 30 • MCPの可能性は無限⼤ ◦ 開発効率を上げる ◦

    プロダクトに埋め込む ◦ プロダクトの作り⽅が変わる • LLMや⽣成AIツールが変わっても、MCPは変わらない ◦ プロトコルなので、どのLLMや⽣成AIツールとも接続が出来る ◦ ⻑く使える知識、技術 • ファインディはMCPの有⽤性にいち早く気づき、検証を続けてきた ファインディに興味がある⽅は、ぜひカジュアル⾯談しましょう