2019/08/26(月) 19:30〜のpmjp.slack.comオフ会#17 にて登壇した発表スライドです。
2015年にローンチした「bellFace」がプロダクト開発において今までに行ってきた数々の意思決定の中から特に重要なことを5つに絞り、まとめています。概念的なことではなく、実際のプロダクトにおける具体的な課題・解決案について書いていますのでプロダクトマネージャー(特にスタートアップ)の皆さんの参考になれば幸いです。
5つの意思決定から見るbellFaceのプロダクトマネジメントベルフェイス株式会社プロダクトマネージャー吉本 猛@ t_yoshimoto0107
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フィールドセールス33%インサイドセールス17%カスタマーサクセス17%テクニカルサポート8%プロダクトマネージャー25%こんなキャリアの人間です。
https://note.mu/take4yo4/n/nd955b7e7866aPO祭り 2019 Summer - 未来を創るチームのためのプロダクトオーナーシップにて登壇得意領域:Managing up, PMH
こんなプロダクトをつくっています。おかげさまで!
な、わけですが、、、当然色々ありました。
本日はその中でも
特に重要な5つの意思決定から
bellFaceのプロダクトマネジメントについて
本日初公開(多分?)
・カスタマーインパクト・収益性インパクト・戦略的重要性(ミッションクリティカル度)× ・かかる工数・着手可能タイミング・リリースタイミングbellFaceの優先順位決め指標
<初期ミッション>訪問を超えるインサイドセールスシステムを開発し、あらゆるビジネスの可能性を無限大にする<現ミッション>Technology for Sales勘と根性の営業を、テクノロジーで進化させる
5つの意思決定・Web会議特有の課題・複雑さ故の課題・ビジネスモデル上の課題・ユーザーの心理的課題・定着率向上のための課題
顧客の課題 自社の課題・無駄な移動を減らしたい・でもWeb会議は手間が…・でもWeb会議は音声が…・会議室確保が大変・だから結局訪問だよね・商談相手の手間をいかに無くすか・音声が安定しないという問題をどう解消するか→これが既存サービスが定着していない大きな理由の1つ
リリース時:「開発しない」を選択・新規アウトバウンドでも活用可・商談相手の準備は不要・音声が途切れることは無い・自席で実施可能→顧客がよりスムーズに商談を実施できるようになった
サイト回遊初期のbellFace
顧客の課題 自社の課題・タグを埋め込む依頼が手間…・HPリニューアルの度に作業・HP依存の不具合が発生し、安定性に欠ける・HPの更新がそもそも苦手・導入ハードルが高い・不具合発生時の原因特定が困難・HPリニューアル時の動作検証・やれることが多くユーザーの商談フローが複雑になることで迷わせる状態に
サイト回遊 プレゼン特化
・タグの埋め込みは1ページのみ・HPに依存しない安定性を実現→「つながったら資料で商談する」ユーザーは迷わず「商談」可能に→支援の仕方もシンプルにプレゼン特化:サイト回遊を捨てる
ポップアップを各社に03−0000−0000お問い合わせはこちら初期のbellFace Part2
顧客の課題 自社の課題・営業責任者は1日でも早く使いたい!・Web担当の承認を得るために複数の確認・承認フローが・契約までのリードタイム・営業責任者のOKをもらってもそこからひっくり返るケースも・もっと契約数を増やしたい・もっと認知されたい
ポップアップを各社に 共通商談ルーム化03−0000−0000お問い合わせはこちら
共通商談ルーム化・タグの埋め込みは無し!→申し込み日から利用可能・「ベルフェイス」と検索→バイラルモデルのスタート→カスタマーサクセスに振り切ることが可能に
顧客の課題 自社の課題・つい訪問に戻ってしまう・ユーザーが避けてしまう・推進者がプッシュする理由が必要・移動時間の削減、という点以外に訪問を超える圧倒的な要素が必要・ユーザー個人が使いたいと思う仕掛けが必要
<「訪問を超える」を実現>・名刺プロフィール機能 → 自動でアイスブレイク・ビューティーモード → 実物よりキレイ・イケメンに・商談中のメモ、資料DL、ファイル送信、画面共有→ カバンに重たい資料は不要、その場で展開・お客様アンケート機能 → bellFaceだからもらえるFB(喜びの声)
顧客の課題 自社の課題・メンバーをどうマネジメントしていったら良いのか…・商談品質の均一化をしたい・他ツールとの明確な違いをもっと打ち出していく必要がある・ベルフェイスだからできるプロダクト設計があるはず
<組織で使うための機能>・トークスクリプト機能+社内共有機能 → 誰でも同じ商談を・レコーディング機能 → ありのままの商談を確認可能・セールスログ機能 → 商談中の操作手順が全て可視化・Salesforce連携 → 業務フローに溶け込みSF上にデータを蓄積データドリブンな営業組織プロダクトへ
まとめ・意思決定の判断基準は顧客の課題だけではなく、自分たちがどういう世界を作っていきたいのか、というミッションが必要不可欠(と信じなければならない)・事業が頓挫することが最も顧客のためにならない・顧客の課題と自社の課題の双方を叶える策を常に考える
データドリブンな営業組織プロダクトへそれはまた次のお話※一緒にやってくれる方も募集中