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ビデオ会議ツールの使い方と特徴

 ビデオ会議ツールの使い方と特徴

2020/05/23 ビデオ会議ツール勉強会で発表した資料です。

高見知英
PRO

May 23, 2020
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Transcript

  1. ビデオ会議ツールの使い方と特徴
    NPO法人 まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY. 高見知英

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  2. 自己紹介
    2020/5/23
    • フリーランスプログ
    ラマ
    • まちづくりエージェ
    ント SIDE BEACH
    CITY. 理事
    高見知英
    • ITによる地域課題解
    決中間支援
    • 地域活動・コミュニ
    ティ活動を紹介する
    ポッドキャスト
    SBCast.
    NPO法人 まちづく
    りエージェント
    SIDE BEACH CITY.
    • 主に受託開発
    • Python
    • JavaScript
    • 講師・書籍・動画教
    室なども展開(予定)
    プログラマ
    オンライン勉強会の補助ツール 2

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  3. ビデオ会議ツール
     ビデオを使って他者と会話が出来るソフトウェア・サービス
     ブラウザか専用ソフトを使って通話に参加する
     IT勉強会・地域コミュニティイベントにも最近使われている
     勉強会ツールとして見ると…
     ミーティング向け:主催者も発表者も自由に話せる
     ウェビナー向け:主催・発表者は数人、視聴者は質問やコメントを投稿可能
    2020/5/23

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  4. いろいろなビデオ会議ツール
    ミーティング向け
    映像中心
    Zoom Meetings
    Webex
    Teams会議
    Skype
    tandem
    音声中心
    Discord
    Mixlr
    etc…
    ウェビナー向け
    YouTube/Facebook
    Live
    Zoom配信 StreamYard配

    Teams
    ライブイベント
    Zoom
    ウェビナー
    2020/5/23

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  5. その他のツール(紹介の時間がないので今回は名前だけ)
    懇親会・展示会向け
    Spatial.chat
    Remo Conference
    Airmeet
    その他(ウェビナー向け?)
    cluster
    2020/5/23

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  6. ミーティング向けツール
    ビデオ会議ツールの使い方と特徴
    2020/5/23

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  7. ミーティング向けツール
    •ブラウザだけで参加できるサービスも
    •ブラウザ版は機能が限定されるものもある
    専用ソフトで参加
    •話者が強調表示される
    •仮想背景が設定できるものがある
    複数人の映像表示
    •スマートフォンも可能かはサービスごとに異なる
    •画面に書き込み・リモート操作が可能なものも
    端末の画面を共有可
    2020/5/23

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  8. Zoom Meetings
     比較的定番のツール
     Pro PlanならYouTubeなどにストリーミングも
     ブラウザで参加も可能(ホスト設定:デフォルトオフ)
     仮想背景も設定可能
     ブレイクアウトルーム
     参加者を数人で分割した小部屋に移動
     制限時間を設定可能
     ホスト(及び共同ホスト)のみ自由に移動可能
     画面共有は複数台が可能
     スマートフォンも共有可能
     画面にコメント・文字入れも可能
     無償版だと、3人以上の場合40分まで
     たまにキャンペーンをやるようですが原則40分まで
    2020/5/23

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  9. Teams会議
     Microsoft Teamsの機能の一つ
     会議に入る方法が複数あり、使い方によってできることが若干違う
     あらかじめ予定した会議では、ゲスト参加用URLが払い出される
     ※ 無料版Teamsでは予定表が使えないためゲスト参加不可
     デスクトップ共有が可能
     デスクトップの操作要求時、操作者カーソルと被操作者カーソルの二つが表示される
    2020/5/23

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  10. Discord
     今回歓談ルームに使ってるツール
     複数チャネルを作成可能。別chの音声は聞こえない
     録音BOTあり
     24時間繋ぎっぱなし運用が可能
     アカウント作成が必須
     Slackなどと違い、一度アカウントを作れば複数のサーバーに接続可能
     複数端末の画面共有はできるが、注釈や操作はできない
    2020/5/23

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  11. WhereBy
     ブラウザのみで参加できる会議ツール
     たくのむというサービスのバックグラウンドでも利用されている様子
     手軽で良いが、無料版だと四人までしか参加できない
     画面共有もできるが操作や注釈はできない
    2020/5/23

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  12. ミーティング向けツールの一覧
    Zoom
    Meetings
    Webex Teams
    会議
    WhereBy Google
    Meet
    Discord Facebook
    Messenger
    Line通話
    専用ソフト ○ Win/Mac ○ × × ○ Win/Mac Win/Mac
    ブラウザ参加 △ △ ○ ○ ○ ○ ○ ×
    ゲスト参加 ○ ○ 有償のみ ○ ○ × △ ×
    画面共有 複数台 1台 1台 複数台 複数台 複数台 複数台 複数台?
    画面書込み ○ ○ × × × × × ×?
    画面操作 ○ ○ ○ × × × × ×?
    マイク切替 ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ×?
    仮想背景 ○ × ○ × × × × △
    無償制限 ~40分 Web録画 前述 4人まで なし 画質 なし なし
    2020/5/23

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  13. 個人的な印象
    ほぼすべてのミーティング・ハンズオンはZoomでいいかも
    • さすがにユーザーが急増しているので、平日昼間の利用は避けた方が無難
    • 全員が喋るようなイベントだと、Zoomのブレイクアウトルームを使わないと難しい?
    (マイクの取り合いになる)
    社内・取引先との会議はZoomかTeams
    • 参加者全員にPCスキルがある場合はZoomもよい(画面に書き込み可能)
    • PCスキルレベルが大きく離れている場合はTeams(リモート操作が便利)
    • Zoom, Google meet, discord, Facebookメッセンジャーはスマートフォンの共有も可能
    2020/5/23

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  14. ウェビナー向けツール
    ビデオ会議ツールの使い方と特徴
    2020/5/23

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  15. ウェビナー向けツール
     ウェビナー=Webセミナー
     基本的にはYouTubeやFacebookのライブに流すのが終点
     Zoomのライブストリーミング接続やStreamYard。
     ZoomウェビナーやTeamsライブイベントのように、独自のチャネルで配信するものも
     QA受付機能が別途用意されているものもある
     個人的にはsli.doとかを使えばいいような気も…
    2020/5/23

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  16. 3つのウェビナー向けツール
    Zoom ウェビナー / ZoomのYouTube配信機能
    •Zoomウェビナーは独自のプラン(Pro以上のプラン+5,400円)
    •YouTube配信はPro以上のプラン(設定>ミーティングのライブストリーミングを許可)
    StreamYard
    •今回使っているツール
    •無料だと1つのチャネルに20時間/月、ロゴ表示
    Teamsライブイベント
    •Microsoft 365 E1(Office 365 Nonprofit E1)以降の機能
    2020/5/23

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  17. 各ツールの違い
    登壇者人数
    •StreamYardは同時に登壇できるのが6人まで
    •Teamsライブイベントは同時に顔出しできるのが1人まで:天の声とし
    て参加は可
    管理し易さ
    •TeamsライブイベントはあくまでMicrosoft 365機能の一つ:安定動作
    が難しい
    •StreamYardは複数PCを容易に管理端末として参加可能
    2020/5/23

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  18. ストリームチャネル側の制限
     Zoomウェビナー:24時間まで(?)
     YouTube Live:20時間まで
     Facebook Live:8時間まで
     Teamsライブイベント:4時間まで
     別URLでのイベント開始は可能
    2020/5/23

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  19. 個人的な印象…
    YouTubeに流せばいいだけであればStreamYard
    •見た目がカッコいい。ロゴが気にならなければフリープランも
    •Zoomも2,000円/月で比較的安価。他で使っている場合はこちらも
    ウェビナーは割とツールは問わない
    •そのぶんスピーカーのスピーチスキル、司会の司会進行力が問われる
    sli.doなどとの使い分けも選択肢の一つ
    2020/5/23

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  20. 参考動画
     Zoomウェビナー
     OSCオンライン開催で分かった、オンラインイベントの勘所
     StreamYard
     PeatixのPeapod生配信
     078Kobe Online
     StreamYardで7人以上が登壇したい場合の例:日本下戸サミットの動画が参考になります(21:50あたり)
     おたがいハマ 紹介放送
    2020/5/23

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  21. おまけ – 仮想背景について
     背景を仮想の風景にしたり、オフィスっぽくしたり、独自のロゴを表示したり
     ZoomとTeamsは標準で対応。Teamsに独自背景を設定する機能はまだ公式サポートではない(?)
     仮想背景非対応のアプリで仮想背景を使いたい場合SnapCameraを使おう
     グリーンバック(クロマキーカーテン)
     なくてもいいが、あるとくっきり背景が抜ける
     何かを見せたいときはほぼ必須(ないと腕が消えたり持ってるものが消えたり…)
     StreamYardの場合も必須
     仮想背景を使うと通信量が増えるらしい(StreamYardの仮想背景機能は特に癖が強いので…)
    2020/5/23

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  22. まとめ
    ビデオ会議ツールの使い方と特徴
    2020/5/23

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  23. 使用するサービスについて
    • Teamsは機能として良いが、あくまでチーム作業ツールの一機能
    • ビデオに関係ないUIが邪魔
    • 社内・取引先ミーティングは端末や参加者のスキルで決めると良い
    ZoomのProプラン以上があれば、比較的間違いはない
    • 参加者環境にあるモニタの枚数は不明。好みの画面構成も不明
    • スピーカーは2モニタ以上が欲しい。なければSpacedeskなどを使用
    ウェビナーの場合、参加者に選択肢を!
    2020/5/23

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  24. ツールの使い分け
    •やりたいイベントは何か?
    •イベントで実現したいことは何か?
    •最低限2, 3種類のツールを使える用意を
    •複数ツールを連携させることも視野に入れる
    一つのツールにこだわらず使い分けを
    2020/5/23

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  25. なにより経験がものを言う!
    •こんなトラブルには気をつけなくちゃ
    •こういうしゃべり方をすれば良いんだ
    参加経験・開催経験がものを言います
    •地域イベント・ミーティング・ハッカソン・カンファレンス
    ジャンルを横断してイベントに参加してみよう
    2020/5/23

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  26. おわり
    ご清聴ありがとうございました
    2020/5/23

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