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広島工業大トーク資料 20180228

広島工業大トーク資料 20180228

TAKASU Masakazu

February 28, 2018
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Transcript

  1. お金を出してくれるのもメイカー ロバート T モリス 世界で最初にインターネット上で増殖するウィルス(ワーム)を作り、アメリカでサイバー犯 罪を取り締まる法律ができたときの、最初逮捕者になる。 その後グレアムと一緒にViawebを設立 ポール グレアム 伝説的なプログラマ

    作家としても有名で、著書に「ハッカーと画家」 世界で最初のサーバサイドサービスであるViawebを設立 (後にYahooに売却しYahoo Shoppingとなる) 成功したメイカーが、若いメイカーにお金を出資(ビジ ネスの手助け)する仕組み 「わかる人」に「わかる人」がお金を渡す
  2. 20世紀的なprofessional 科学技術イノベーション的 21世紀的なMAKERS 社会実装イノベーション的 Idea/R&D/ Prototype 大学や大企業の研究所 インターネットやコミュニティで 学び、作る Produce

    会社の企画部が企画し、 技術部門が作る ホビイスト達がコミュニティで作 り、評価しあう Promotion 広告代理店を使って宣伝、 プロのセールスマンが売る クラウドファンディングなどで、 愛好家が発明を大きくする ソフトウェアと同じく、 ・大学の研究室で細々とやってた ・ガレージでやってた趣味が嵩じた 人たちが、スタートアップを起こしてハードウェア企業になる ガレージからのハードウェア
  3. ソフトウェア開発 ハードウェア開発 課題 開発環境 ・オープンソースのソフト ・パーソナルコンピュータ ・オープンソースのハード ウェア ・デジタル工作機械 プロトタイピングに関するハードウェア

    はオープンソース化されているが、量 産品の情報はオープン化されていない スケーリング (大規模化) ・クラウドコンピューティング ・EMS(製造請負企業) 発注できるようにはなったが、まだ「誰 でも手軽に」とは言えない スタート時の 資金調達 ・アクセラレータ ・アクセラレータ ハードウェアのほうがスケール時に資 金が必要 マーケティング ・SNS ・コミュニティ ・SNS ・コミュニティ ハードウェアのほうは、大規模になる ほど実店舗とのつきあいがある ハードウェアスタートアップは大規模化に課題がある ハードウェアのスタートアップは、ソフトウェア(Web)に比べて大規模化が難しい。 Dropboxは2017年にクラウドサービスから独自のサーバー群に移行したが、つまりそれぐらい 巨大化するまでクラウドコンピューティングの利用が可能だった。 比べてハードウェアは、数千個単位の量産から、手探りでEMS工場達とつきあわなければなら ず、大規模になるとオンライン販売以外も必要になる。 その要素を埋めるために深圳が登場してきた。 深圳が必要とされている部分
  4. 中国IPシステムの光と影 $20 $19 $2 $0.6 いわゆる「アイデア一発製品」と中国コピーとの相性はと ても悪く、「クラウドファンディングに出されたアイデア 製品が、クラウドファンディングが終わる前に90%引きの 値段で中国で売られている」ことはよくある。 中国のIPシステムでは、見ただけでコピーされるようなも

    のはコピーされてしまう。 一方で、以下のようなハードウェアも深圳で製造されている ・オンラインに価値があり、ハードはそこまで差別化してな い (Amazon KindleやiPhoneとiTunesなど) ・ビジネスに価値がありハードは差別化してない (BtoBのハードウェア、前述日本交通のドライブレコーダ、 学校とパスがないと売れない教育用ハードウェア等) ・製造難易度が高く、少量をコピーするのはコストパフォー マンスに合わない(DJIのドローンなど) コピーされるのは、深圳の外で作った製品でも変わらない
  5. 代表的なプレイヤー 「深圳発→世界のイノベーション」Seeed 2008年~深圳で創業。創業者はEric Pan、社員もだいたい中国人 世界(主に欧米。近年まで中国語のサイトはなかった) ・オープンソースの開発ツールの販売 ・個人が自分のコンピュータで設計した基板データをオンラインで受注し、現物をおくる 「クラウド基板製造サービス」を展開 ・個人の発明家のアイデアを自社で請けおい、製造販売する 「世界から深圳へ」HAX

    2012年~シリコンバレーで創業。アメリカのVC SOSVの傘下。社員は世界中から集まってい るが欧米人が多い。深圳に開発ラボをもつ、世界最初のハードウェア専門アクセラレータ。 ・世界中からハードウェアの企画を持ち込むチームを集め、2000件の応募から半年ごとに 15組の起業家を選考 ・中国深圳のラボで111日間の開発を行う。
  6. 2冊の著書 世界ハッカースペースガイド(2018年) 好きなものづくりをする人たちが集まる「ハッカースペース」を、世界14カ 所、イベントのついでに訪ねて書いた アメリカ ニューヨーク、サンフランシスコ ヨーロッパ パリ2カ所、コペンハーゲン(デンマーク) アジア バンコク2カ所、チェンマイ(タイ)

    台北、台南(台湾) シンガポール 中国 深圳 メイカーズのエコシステム (2016年) 今日のプレゼンの内容、好きなものづくりをする人が、どうやってはじめ、 どうやって仲間を増やし、お金を集め、世界をメイカー達がより便利で楽 しいものにしていくかの様子が書かれたもの。 今日プレゼンした藤岡淳一社長の章、山形浩生さんの解説もある。