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Rails on AWSでの非同期

Rails on AWSでの非同期

Amazon SQS / SWF / Data Pipeline / AWS Lambdaの紹介
Amazon SQSを使う上でしっておくべき特徴と対策(軽く)

Yuichi Takeuchi

May 25, 2016
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Transcript

  1. ⽵内雄⼀ @takeyuweb フリーランスWeb開発者 • 1984年限界集落⽣まれ、⾼専育ち • 2008年独⽴開業 • 上流、下流、運⽤ •

    Rails 1.1〜4.2受託(ほぼ業務委託) • 地域コミュニティサイト • SNS • ペライチ的なの • 業務管理システム • 動画配信・販売サイト などなど… • 特定の取引先に依存しない働き⽅! • 2016年6⽉ 法⼈成り予定 • タケユー・ウェブ(株) ロケ地:蒜⼭⾼原
  2. ぼくが使ったことある⾮同期っぽいもの • SQS (Simple Queue Service) • SWF (Simple Work

    Flow) • Data Pipeline(バッチ処理も⾮同期の範疇?) • Lambda(イベント駆動も?)
  3. Amazon SQS 知っておくべき特徴③ • 可視性タイムアウト • 配信されたジョブがほかのワーカーに配信されない期間 • 繰り返すが at-least-once

    なので2つ以上のワーカーに同時に配信されることは ある • 「可視性タイムアウト」を経過したら、ほかのワーカーから⾒えるよ うに(再配信) • 「可視性タイムアウト」後はメッセージを削除できず、繰り返し実⾏ されることになる
  4. 「可視性タイムアウト」対策 • ⻑時間かかるジョブ実⾏中は時々「 ChangeMessageVisibility アクション」で延⻑ • キューのタイムアウト設定が 30秒 • 処理開始20秒時点で終わらなかったら+60秒

    とか • 最⼤で処理開始から12時間まで • 別のThreadなりで随時延⻑し続けるのが確実 • 上記がうまく機能せず、繰り返し実⾏される場合の対策 • デッドレターキュー(後述)
  5. 「メッセージ保持期間」対策 • デッドレターキュー Dead Letter Queue • n回受信して成功しなかったら、メッセージを「デッドレターキュー」に移動 • デッドレターキュー⾃体はふつうのSQSキュー

    • うまくいかなかったメッセージを⼊れるキューとして使うよってこと • デッドレターキュー処理⽤のワーカーを作る • 管理者に通知 • ⼀時的なものと判断して再実⾏を試す • などお好きなように
  6. 監視 • 正常に処理されなかったジョブ • デッドレターキュー • おやワーカーの様⼦が・・・(死んでる、⾜りてない) • CloudWatchで監視 •

    処理中のメッセージ数が0・・・動いてないぽい • 取得可能なメッセージ数が減らない・・・動いてないぽい • 取得可能なメッセージ数増えすぎ・・・増えすぎならワーカー⾜りてなくない?
  7. Ruby/Railsでの利⽤ • AWS SDK for Ruby V2 gem • 公式

    • 実⾏基盤も⾃分で書く必要あり • ワーカー⽤のdaemon • ActiveJobアダプタ など • Shoryuken gem • 割と活発に開発されている • ActiveJobアダプタあり • プラガブルなサーバーミドルウェア • 可視性タイムアウトの⾃動延⻑ • メッセージの⾃動削除 など